糸巻鬼日記


リール整備は全ての音を失う深夜の時間帯をメインにします
ちっちゃなログ・ファクトリーの中で
洗浄溶剤対策の排気ダクトを正面に、衝撃吸収材が一面に敷かれた作業デスクと
手元の陰を打ち消す2本のロングアームライトの下では
20数本のPBやスナップオンの先端が面取り済みのドライバー達と
ネプロスを中心とした5本のプライヤー
粘度と特性の異なる5種類のグリスと4種類のオイル
国内外のリールに対応可能なおびただしいIOSベアリングの数々
そして3本のコードレス・ルーターを総動員してアタリを見ながら
面取り、鏡面仕上げ、クリアランス調整と何度も何度も組み付けてはバラしての繰り返し
時には窓の外が白々と明るくなることも珍しくありません
足下のフットスイッチで換気扇や冷蔵庫など全ての動力を止め
音の確認をする・・・地味で厳しい仕事と見られがちですが
好きでこの世界に入ったので今はとても幸せです
仏心鬼手・・・糸巻鬼とはそんな「リール馬鹿」の日々感じた事をブログスタイルで残してみました
ユーザーの皆様にとって有益な情報も隠れてるかもしれませんし
単なる一人ぼやきで終わってることもあるかもしれませんが
少しでも皆様が何かを感じて頂けたら光栄に思います    IOS  岡村




11月 17日 「フルーツが起こす奇跡」

ヴィラ・マリアージュ軽井沢、仕事で疲れたあーと思った時、チョコが食べたくなる
川で釣りしていて偶然立ち寄って以来数年に渡りお気に入りの店になった
高純度カカオチョコとフルーツのコラボレーション
ここのチーフパテシェ モーリス・ジャン・カールトン
かの有名なパリ「フォション」のスーシェフ
(副料理長)の経験もある凄腕ながら
彼の作るクリスマスケーキはこの店でも大人気
!私も毎年欠かさずオーダーするほどの溺愛ぶりだ
先日ちようど彼がパリから帰国してこちらに来て話をする機会があった
日本とフランスの二重生活でも疲れた顔も見せずひとなっこい笑顔で
今度出すマロンケーキをぜひ試食してくれと会計が終わったにも関わらず
彼自身多忙なお昼時を厨房から抜け出してきてくれた。
彼とは釣りを一緒にいく計画も立てて彼も大乗り気でケーキ持参で行くからと
気合い十分ながらお互い超多忙の為に一向に実現してないのが辛い所だが
いつか実現する日がくると思ってる






11月 12日 BC-420

五十鈴リール
BC-420は私が長年に渡り林社長へ提案し続けたリールで
その形がいよいよ具現化してきた。今回もできたてホヤホヤのリールが
送らされてきた瞬間、仕事中とはいえ即座にパッケージを開けて
リールをいじくりまわした
()簡単なIOS-01塗布だけで3gのミノーが弾丸のように飛んでいく
新作リールが出来る度にまた高級車が買えず金型代へ消えてしまったといつもぼやいてはいるが
これでまた高級車が一台吹っ飛んだんだろうなあーと複雑な心境ながらも

本当にリール作りが好きな彼らしく
リールはちょこんとブリキの箱に収まっていてとても洒落っ気たっぷりだ
まあーリールなんぞ大人のオモチャといえばそうだろうけど
どうしてここまでリールをアングラーは好きなのか
ロッドも大切な道具なのにロッドを振り振りしてる人もそう居ないが
リールは毎日クルクル回してるユーザーも多くいるそうで
それだけリールというものは愛着がわくものなのかもしれない
BC-420の詳しいインプレはこちらへ



11月 7日 「しらこばとのイベント」

先日は
RapaLaのお手伝いで埼玉のしらこばと水上公園へ花井モニターと共に出かけてきた
昨年は軽く1万人を突破した集客パワーは今年も健在で、魚より人のほうが多いのではないかと思うほどだった
構成は家族連れが多く、未来のアングラーを見つけるや否やついついキャスティングレクチャーに熱が入ってしまった
カテゴリーに限らず釣りはまずは楽しむことが第一
!
未来のアングラーは誰もが目を輝かせて楽しそうにタックルと触れあっていたのが印象的だ




11月 3日 「花の種撒き作戦」

個人的に毎年実施してたのだが今回は日本フイッシングガイド協会の協力の元に
軽井沢の川に花の種撒きを実施した。花は菜の花やわすれな草そしてかすみ草など環境を考慮し
現地の既存種を中心にセレクトし、景観も考慮しながら撒いた。メンバーも静岡など遠くから集まって頂き
この水彩画のような小川のせせらぎに来年自分達の撒いた花の種が咲き乱れるのを楽しみに想像しながら
時にランチタイムやティーブレイクを挟んで楽しそうに過ごしていった
魚の放流も必要ではあるがこのような川のゴミを掃除したり川辺の環境をよくする活動は
早急に結果はでないかもしれないが継続することが大切だと思ってるので
今後も続けていこうと思ってる。わすれな草は紫色の可憐な花で条件が整えば
どんどん増えていくので手軽に蒔けるお勧めの花だ
釣りの際に自分が蒔いた種が次回にどうなっているか見にいくのも
釣り人だからこそ出来る素敵な趣味だと思う



10月 31日 「今軽井沢は紅葉が綺麗です」

イベント目白押しの今日この頃で糸巻きもしばらく更新されてなかった
近頃爆
chのご投稿も異常なほど多く3回に分けてやっと返信したほどに
ご質問の内容も日々マニアックになっていく
()
そんな中でも我がIOS FACTORYには吉やの清水さんを初めとするみなさんや
遠くは静岡の清水さんそして甲州管釣塾の柴田夫妻もご来訪されて
軽井沢で楽しいひとときを過ごして頂きました
彼らは一日の中で釣りの割合がかなり高いのですが
久しぶりにリゾート気分を味わっていかれたようで
たまにはこんな休日も良いかなと彼らも満足そうだった
今は紅葉も見頃
!嬬恋フィッシングセンターで釣りしたあとに
アウトレットモールでお買い物、合間にはランチを絡めて
奥さん孝行や彼女孝行をされてみては
!?



10月 14日 「初期ロットには手をだせ!?

初期ロットは買うな! が常識の機械ものにとって
俺は初期ロットが大好き
!! これほど学べてリール整備の勉強になるものはないからだ
もちろんメーカーにクレームなんぞ今まで一度も出したことない
状態の良いリールでフルチューンしなめらかな回転のリールは
テスターやモニター連中が持ってユーザーへ説明したらそれでいいと思ってる
俺が状態の良いリールを持っていても意味がない
ゴロゴロ、シャー感なんぞ当たり前、センターが狂ってるリールは愛おしくもある
問題が山積みのリールこそリール整備の本質があるのだ
このような不具合リールは調整し軽減もしくは解消したときの喜びもひとしお
そしてこの貴重な経験は後々後のリールチューニングのヒントにもつながる
近頃は千島テスターもそのへんが判ってきたようで
お店ではあえてゴロがひどいリールを選んできて
日夜修行をしている。ダメリールほど可愛いもので
実はそんなリールほど将来大化けするあたりは人間に似ていて
そんなリールを使い続けてることが無性に楽しい。



10月 10日 「IOS FACTORY のコンセプト」

IOSノブがイベントでデビューしてからというものの売れ行きも好調で生産が追いつかない()
このぶんだとHP掲載はもう少しあとになりそうだ
ノブは見た目もさることながら一度指で握ってしまうとその心地よいフイット感がたまらないようで
リールに取り付けていつまでもブースでクルクルと回してる光景は
近頃のイベントでは日常茶飯事だ
思えばヌルヌル
IOSオイルから始まり、テロテロIOSグリスといい
うちの商品はヌルヌル、テロテロ、なめらかという共通したキーワードがある
実はそれこそが
IOSの共通テーマでありコンセプトでもある
いわば脳からα波が出るような製品は理屈でなくユーザーの心をリラックスへ導き
使っての心地よさは釣りというとかくストレスが溜まりやすいスポーツに
ほっとしたやすらぎをもたらすものと考えている
硬直した心を解き放ち自然体でリラックスすることにより個々の能力も最大限に発揮できるはずだ
それはトーナメント目的だけでなく一般ユーザーにとっても
一日をいかに充実した日に出来るか・・・・
IOSは目立たない存在ながらそんなユーザーを影ながら常にサポートしていきたいと思ってる




10月 5日 「海水で使用したリールの水洗い」

個人的に海釣は趣味、中でもキスの遠投は大好きなので巻き軽仕様にして楽しんでいるが
エリアの巻き軽仕様同様にギアにはしっかりとグリスを塗布する
使用後の水洗いは良く聞かれる質問であるが、多くのユーザーはリールを洗いすぎることが多い
中には水の中へ沈めて洗う方もいるが、水没したリールは完全に塩水が抜けないで
かえってトラブルの元になるので控えたい
そもそも塩水がリール内部に侵入するほどの心当たりがあればオーバーホールするべきだが
一般的に塩水がかかるのはラインローラーやレベルワインドそしてスプールだから
そのへんを重点的に洗えばあとは軽く本体をかけ流しで十分だ
ただしベールアームやラインローラー、ハンドルノブなどの可動部は実際に動かしながらかけ流しする
きちんとメンテしてあげればラインローラーも通常品でも軽く1年は持つし
ギアもグリスアップだけで
OKだと思ってる
海水の重要なメンテは使用後は直ぐに水洗い。そして十分な乾燥に尽きる。
完全に乾燥したらオイル塗布。
淡水以上にソルトはメンテのやり方でリールの寿命が大きく変わってくるものだ




9月 30日 「クリアランス調整という悪魔」

少しリール整備が詳しい方からよく質問を受けるのが
リール整備でもっとも差が出る技術とも言える「クリアランス調整」
いったいどうやってクリアランス調整を実施するのかというご質問だ

ほとんどのユーザーは接触のクリアランス調整という1次元的(メインギアとピニオンギア同士の動き)
で解消すると思い、シム調整で解決すると思っているが

それとともにピニオンギアのクリアランスが大きく関わってくるので
こちらを考慮すると縦と横の動きとも言え2次元的な調整が必要になってくる
しかしこれではリール整備としては少し詳しい方なら整備可能で私もお金が取れないので
IOS
では斜め左、斜め右の奥とかと言ったギアの歯を3次元的な位置決めを考慮して
噛み合わせるとかといった全方位的なクリアランスでの調整が必須だと思ってる

なぜならギアは歯同士が複雑に絡み合い力のベクトルも絶妙に関係してくるし
ねっとり斜めに絞り出すように回転するシマノとあっさり系のダイワでは当然その調整も変わってくる

なんだかややこしくて抽象的な話になってしまうが
単なるシム調整という小手先ならメーカーでもとっくに実施してるし
ボディのビス一つの締め加減でも変わってしまうほどシビアだ

一次元での話では限界があると思うので一般ユーザーに説明もしづらい
そしてそのマニュアルはどこにもなく頭にある経験値を頼りに
リール毎の特性を考慮した整備を日夜実施している

複雑なベクトルが絶妙に絡みあいながらリールは回転している
こういう話になるとなにやら宇宙空間をも連想してくるが

リール内部はまさに宇宙の縮図とも言えるほど神秘的だからこの仕事に惹かれてしまうのかもしれない




9月 27日 「雨の日のリール使用」

私もストリームでのリールは使いも荒いほうなので
撮影時や渡河時など気がつけばリールが水に触れてることもしばしばだ
厳密にいえばリールでは一部を除いて防水構造なんてものはないから水が原因でのトラブルはつきものだ
雨の日にどれだけ降ればリールに良くないとかの目安と言えば
すばり釣り人がレインウェアを着込むほどの雨だったらリールにもかなり水が長期間掛かってるわけで好ましくはないと思う
これは市販のリールにも言えることで雨の日に使用したあとギアがゴロゴロするのは誰でも経験していることだ
もちろんシトシト雨程度ならまったく問題なくいける
リールの水分はキャストするたびに飛ばされるので、使用しているリールはあまり神経質にならなくてもいいと思う
ただし雨や水がかかった状態でそのまま放置しておくのはかなり問題だ
出来るだけカバー等を外しスプールも外しドライヤーは避けて水に濡れたらできるだけ早く乾燥してあげよう
ギアがゴロゴロしているリールも完全に乾させると元に戻ることがあるが
これはグリスやオイルと水が混じった状態
(エマルジョン状態とも言う)だと
潤滑油膜不足に陥り白く乳化した状態になり金属同士が激しく擦れてしまう
しかし乾燥とともに水分が抜けて元のオイルや油膜特性が戻っていく
ただし乳化した状態で長時間動かすと金属が摩耗してしまうから
ゴロゴロ感やシャー感がいつまでたっても消えない
そして一度乳化したものはかなり乾燥してあげないと水分が油中に混ざってるから
抜けづらいのでこちらも十分な乾燥期間が必要だ



9月 25日 「高精度ベアリングの罠」

名前からして良い響きであるが実は超やっかいものだ
高精度とは一般的にベアリングのがたつきが極端に少ないということで
当然
IOSでも使用されているものだけれど
組み付けいかんによってはベアリングをダメにする場合が多い
イベントなどでも、ノブのベアリングの交換等はお客によってはそんな簡単なことなら自分で出来ますヨーと
言われるお客様もいるので
そこまで言われるならとご自分でして頂くことがあるが
ほとんどの場合失敗する
!と言っていいほど失敗する
ノブのガタを調整する為通常シムをいれるのだが大抵はノブも回らないほどシムを入れることがあり
そのままビスを締めるのでベアリングのフレームをやってしまう
個人的には締める時はノブをまわしながら締めるほど最新の注意を払うほどだ
またスピニングやベイトリールの軸受けのベアリング交換も要注意
ベアリングがしっかり収まらないで無理矢理スプール軸をいれるとベアリングの偏摩耗につながる
意外にもベアリングの精度ほどフレーム精度は良くないからだ
実はスプールを傾けただけでベアリングのフレーム精度は簡単に狂うほどだ
だからスプールを組み入れる時は極力縦にしていれるようにしたい
横にして入れるならそれなりの配慮が必要だ
高精度ベアリングは組み入れる場所のひずみがあると直ぐにゴロゴロ始まるから怖い




9月 17日 「平谷湖のみなさんお疲れ様でした」

今月は12日より17日まで外出していたのでリールも帰宅してみたら大変恐ろしいことになっていた
()
今回は名古屋でリバーシーバスを堪能したり、平谷湖でドットコムの大会とコラボさせて頂いたりと
なかなか有意義な日々を過ごすことが出来た
当日のイベントは木下さんそして愛知のテスター達と再会したり、新しいトーナメンターとお知り合いになる機会もあり
ラインコートのテストもして頂き、大変貴重な出会いも多かった
一般のお客さんのほうはと言うとハンドルノブが大盛況で
製造現場から当日直送しても間に合わない騒ぎで
いかにこのノブがユーザーに支持されているかと思うと頑張った甲斐があったとつくづく思う
相変わらず怖くて
HPには画像さえも出せてないが()
ラインコートもハンドルノブも当日エリアで初めて使用した方の反応はどこでもお決まりのように
再度ブースに飛び込んできて熱くその効果を語って行くというパターンで
多くのユーザー様から早く本格発売をと熱望されてしまうのであった
()




9月 10日 「ノブ限定販売」

先日の尾瀬のイベントを皮切りに花梨ハンドルノブをリリースした
告知なしのイベント限定ながら販売初日で異常なほどのユーザーの盛り上がりに手応えを感じ大変嬉しかった
まだネーミングが決まらないので本格販売はまだ先になってしまうが、工芸の巨匠が一つづつ削り出す一刀入魂の花梨ノブはアートとも言える神秘的で引き込まれるような木目が美しい
合わせるエンドビスはニッケルシルバーやブラスというどちらかというとノスタルジーな上品な組み合わせで否が応でも所有欲をそそられる
対象はカーディナル専用とシマノとダイワ共用の2種類
どちらも指に吸い付くようなリトリーブでテスターやエキスパートを唸らせる出来映えとなった
当初エンドキヤップも検討したがノブ全長が長くなるのと重量増加になるので断念
おかげで単品ではコルクノブに匹敵する軽さを実現しつつも
花梨特有の硬性感で金属に迫る高感度を持ちつつ
パワフルに握り込めるという相反する要求を高バランスで実現できたと思っている
またウッドノブ特有の表面が滑る感じを無くす為あえて表面コーティングはせず
真空樹脂含有処理を施し素材を強化しつつも木目を生かした出来映えだ
このノブの手触りは木特有の暖かみを持ちながらも
水気や人間の汗でさらに滑りづらくなるという機能性をも持ち合わせている
いつかこういうノブが欲しかった
()




9月 6日 「シマノのオシレートギア」

     

画像だけみるとダイワのリアルフォーのギアによく似てるが
このシマノのギアを初めてみる人はえっ
!と思うかもしれない
丸いはずのオシレートギアがなんと四角だ
当然このまま組み込んだら普通回らないはずだが、メインギアのオシレート歯もそれに合わせるように四角なので問題ない
組込の際は↓を参考にしながら組み込まないと回ってくれない
実は機械の世界では楕円や四角いギアは珍しいことでなく
ギアポンプや機械式の流量計などにはいまだに使用されている
このロータリーカム方式ともいうべきものはダイワのリアルフォーならずとも昔から多くのリールで
似たような構造のものが作られてきた
ステラに代表されるクロスギア方式がほとんどのシマノでも、このような構造のリールもちゃっかり作られてるから面白い



9月 3日 「豆巻き船初搭乗」

管理釣り場では魚も体力維持の為に餌を与えないとやせ細ってしまうので
定期的にペレットをまいてあげないといけない
ベテランアングラーの中にはパターンが崩れることを懸念して眉をひそめる方もいるが
当然魚の活性もあがるので時間内のペレット巻きは初心者は大歓迎
私がお世話になってる「尾瀬フィッシングライブ」ではアルミボートで定期的に豆まき
!?を実施している。
私も一度でいいからボートに乗ってみたくなり、オーナーにお願いした所 快く乗せて頂いた。
さっそく千島テスターと俺とオーナーの3人は広いエリアをくまなく豆まきを開始
千島テスターは魚に餌付けをするべく水中でペレットを蒔いていたら
多数のニジマスに指を噛まれたらしく痛い痛いと絶叫していた
一袋20キロのペレットを全て蒔いた。
それは想像以上に体力を使い、陸に上がる頃には手がパンパンになってしまうほどだった
魚の放流ともなればそれ以上に過酷なはずで
関係者の方々には改めて頭の下がる思いだ




8月 29日 「凍結防止剤」

気が早いと思われるかもしれないがそろそろ考えないといけない
釣りは1年中のスポーツであるので極寒期でもガイドが凍ることなく快適に釣りがしたい
現在の所ロシアの鉄道のポイントに塗布するオイルや北海沿岸での船舶甲板オイル、
そしてロシアのツンドラ地帯
(永久凍土)でのパイプライン建設に使用するオイルなど
あらゆるコネクションを使って調べたりサンプルを手配している所だ
個人的にも-10度以下での釣りは軽井沢では普通にあるのでなんとしても開発していきたい。




8月 26日 「ハンドルノブ」

ようやくというかノブのプロトサンプルが出来上がってきた
メインバリエーションは3パターン
カーデナルのノブのような平たいタイプに細身のノブタイプ
そしてエンドウ豆タイプの3種となりそうだ
特にエンドウ豆タイプは大阪の日本料理屋で箸置きとして使われたものに一目惚れし、その指に完璧な迄にフイットした
イメージが忘れられずにどうしても作りたかった
ノブの素材は花梨を使用し2
BBベアリング仕様、ウッドノブ特有のウレタン塗装は表面がツルツル滑るので辞めて、
樹脂を真空で染みこませる事2回
手間はかかるが木の木目が浮き出してその感触は暖かみさえ感じる
戦闘力的にもかなりの高感度ノブに仕上がった
また軽量化をはかるべくノブにはキヤップレス仕様としたが
一見そうとは見えない工夫が随所に凝らされている
指の表面に吸い付くような感触をテーマにして企画しただけあって
使用感も上々だ、今月25日はうちの広報の小菅がアングリングの取材を受けることになった
早ければそこの紙面で紹介できるだろう




8月 21日 「エリアでの飛距離について」

時にルアーの飛距離は釣果を左右する
飛距離を左右する要素は当然ロッドのデザインも影響大だが
うちはリール整備屋なのでそこの所を話してみたい
先日平谷湖で滞在しながらラインコートの最終テストを実施した
その時に比較したのは07ステラ
C2000SSC-Z
どちらもエリアでは知る人ぞ知る名器である
ユーザーの中でも飛距離はとても興味があるらしくよく質問を受ける
結論からいうとエリアでの使用機種でいうならば07ステラが密巻き気味形状の為かもっとも飛距離がでると思う
SC-Zはクロス状の巻きが逆にデメリットになり飛距離的には不利だ
そして2番目はイグジスト1003だと経験上思っている
もちろんどちらも究極のラインローラーチューンを実施してのお話になるが
それにしても07ステラの
ARCスプールはよく出来たスプールだと思う
ARCスプールの飛距離を出すコツはラインキャパは少なめにすること
具体的には2
g程度のルアーをフルキャストしたらスプールの芯がみえる程度で十分だ
とかく飛ばそうと思うとスプールエッジギリギリに巻いてしまいがちだがラインの放出がスムースでなくなり返って飛距離がダウンすることがある
スピニングはコイル状にラインが放出されてガイドで絞られていく
そこの一連の流れをスムースにすることがとても重要にになってくる
因みにラインは山豊テグスのデザイアを使用している
独特の樹脂加工によりラインの放出性は素晴らしいものがある
因みにキャスティング世界選手権のトップ選手が使用しているほどの実績があるのはあまり知られていない




8月 17日 「ジリオンとスティーズ」

季節柄バス向けのリールの整備のウェイトも非常に多い
中でもダイワのベイトリール、アンダー200
gのスティーズは
リールの存在を忘れさせるくらいの軽さで
個人的にはロッドの操作で操るスタイルに向いていると思う
反面ジリオンは200
gは超えてしまうが
その硬性感が素晴らしい、例えるならマシンカットボディの
ミリオネアを巻いてるイメージがする。しっかりしたフレームがあってこそ
ギアがスムースに回ると個人的にいつも思ってるので
すばり巻物系にはお勧めの一台だろう、中でもクレイジークランカーという
モデルがあるがまさにど真ん中のど真ん中と言えるだろう
どちらもオプションスプールでハイパーロングキャストスプールなるものがリリースされているが
ダイワの伝家の宝刀マグフォース
Vをさらにハードスペックにし
ブレーキカラーの飛び出しをよりタイトにしたセッティングだ
その為オールラウンドとは言えないがつぼにはまったキャストが決まると
とめどなく飛んでいく、一般受けはしないだろうが通好みのスプールだ





8月 12日 「8/14,15は平谷湖へ」

おかげさまで朝霞ガーデンのイベントも大盛況のうちに終了した
無料塗布会ではたった1滴のオイルでリトリーブフィールの質感や軽さが向上するのを多くのお客様に実感していただけたようで
現場サイドの活動を重視しているものにとって大変嬉しく思った
雑誌「アングリングファン」の反響もあってか、ラインローラーチューンやドラグチューンご依頼のお客様も多くお越し頂き
現場で実感していただけるのはエリアのイベントならではだ。
さて大役も終わりその後はお付き合いの深い吉祥寺の吉やさんへお邪魔し
そのまま前の居酒屋で打ち上げをして帰路へ
お盆休みはIOSとしてもお休みとさせて頂いたので、14日15日は涼しい平谷湖でゆったり過ごそうと思う
コテージを予約し石原テスターと秘密のテスト・セッティングをしに行く予定だ
木下さんともしばらくあってないし今回はゆっくりできるかな
!?



7月 31日 「福島からのお坊さん」

熱烈な山北ルアーの愛用者でもある彼はIOS FACTORYに泊まり込みしながら
リール整備の修行をする強者だ。
彼は今回地元阿武隈川で釣りをするべくウェーダーを新調したいと連絡を受け
それならば種類のあるお店で買いに行こうということで地元のサンビームへ
個人的にストリームでのウェーディングシューズはソールが柔らかい派だ
どうしても外国製のブーツだとソールが堅すぎで釣り上がりで川の中を歩くのは
滑りやすく危険を伴うことがあると思っている
今回選んだウェーディングシューズはまるで地下足袋のように石に食いつきながらも
そのままコンビニにもよれるほどフアッショナブルなのがいい
早速初おろしをしようということで彼を半ば強制的にストリームへ
平野は暑いから軽井沢でもいくべえ!ということで日本を代表する避暑地軽井沢へ
さすがにここは避暑地、連休ともあって渋滞もかなりのものだけど
風がエアコンのように涼しいし川の状態もなかなかいいようだ
ストリーム初の彼はやれここのラインを通せだの、ここでトイッチ入れろだの
ここは左サイドだの、ラインの放物線も考慮したキャストをして木にひっかけるなーだの
気の毒なほどにプレッシャーをかけられながらも後半にはなかなか様になってきた
相手はヤマメだけに良型が目の前で追ってきてUターンするのを数多く経験し
私といえばレクチャー中に不覚にもボコっと尺クラスのイワナを引き抜いてしまい
彼曰く「ストリームは修行ですね・・」とボソッ!と言われてしまったが
まさしく修行だから今度はお寺の境内で毎日ピッチングの練習をしてねと(笑)
そうこうしているうちに手元がかろうじて見えるくらいのイブニングへ突入した
川の規模からは想像できない山奥の大堰堤でラストチャンス
沖では多数の魚がライズしていた
祈るように数投した彼のルアーに良型が食らいついてきた
そこからはまさに念仏のようなバレルナーコールを悶々と唱えていた




7月 29日 「ラインは綱引き」

個人的見解だがラインはリトリーブ中に出たり入ったりするものと思っているし
それを意識してチューニングはしているつもりだ
通常のリトリーブではラインはリールに巻かれるので入っていくという表現をする
この場合効くチューンはラインローラーチューンで音量の低下と雑音のある音楽をクリアな立体感のある音量にしたり
軽巻きチューンでルアーの動きやラインの抵抗を感じ取るようにする
反面リトリーブ中に出るラインとは主にリトリーブを止めてラインを操作する時だろう
代表的なのはスプーンなどのフォーリング。これはラインがボトムへ引きずり込まれるし
フローティングクランクのリトリーブを止めればラインはやはり水面に引っぱられる動きをする
エキスパートになるとこの現象を意図的に作りだしながらさらにラインを送り込んだり
テンションをわざと抜いて人為的な殺気を殺して生命感をも引き出したりする
こういった微妙なラインテンションを保ちながらの釣りで絶大な威力を発揮するのが
ローターのストップをほんのわずかルーズにしたキックバックチューンと呼ばれるものだ
なかなか好みもあるし使用用途により適さないくせ者チューンだが
ツボにはまると外せないチューニングだ



7月 27日 「レンジキープがやりやすいリールとは」

エリアでのスプーニングでは魚の好むタナ
(魚の居るタナではない)にルアーを
通すことが大変重要で効果のほどはいまさら話すまでもないが
リップである程度タナをキープできるクランクならいざしらず
スプーンでそのタナをキープするのはエキスパートでもなかなか難しいと思う
何しろレンジを狂わせるのはルアーのウェイトはもちろんのこと
風の影響や水流の変化などみえない所でレンジは微妙に変化してしまうのが普通だ
レンジキープという魅力的なテクニックを駆使する時に多くのお客さん達のコメントをまとめさせて頂くと
表層を巻くとリトリーブ抵抗が軽減してボトム付近を巻くと重みが今まで以上に顕著に判るので
今まで以上にレンジキープがやりやすい
またラインの抵抗を感じることがより出来るので、水中で起こってる事がより鮮明にわかるようになった・・・
感じ方は当然人それぞれだと思うが
概ねリールチューンが役立っているのは確かなようだ



7月 24日 「ジェロ 2」

仕事をする上ではかどる音楽というものが存在するならば今の俺には演歌のジェロだ
()
演歌というのは意外だけど、工具を使用して力を入れるリズムがぴったりだと判明した
本来ならアコーステック系が好きなのだがこっちだと少し気分が落ち着き過ぎてしまう気がするので
休憩にはいいが作業性には向かないかもしれない

「さらば恋人」はいかにも身につまされる思いの曲で、悪いのは僕のほうさー君ーじゃーなーい♪というフレーズは
大変に心当たりがあるだけに 0.02
mmレベルのクリアランス調整してる時など毎回ドキッ!とさせられるし
「氷雨」の刻んだリズムは部品点数の多い04ステラのパーツを外すときリズムよく外せるし
「釜山港へ帰れ」という脅しめいた題名は不思議とカーディナルの整備と相性がよく
椿咲く春なのにーい♪貴方はー帰らないー♪というフレーズは、カーディナルの極太ダメベールアームのパワー修正を連想させ
揺れるようなリズムが偏心ぎみに回るローターを想像させる
そして大好きな曲が「夜空」こいつはベイトリールのセンターを出してセッティングがばっちり決まった時には勢いのある歌詞と
勢いのあるスプール回転が同期するが・・音楽にノリノリになっていると
ついついピーキーリールになってしまうことがあるので注意が必要だ
最後のサビのあーああー夜はーいつもひとりぼっちー♪というのも深夜の俺の心境が出てて染みるねえー
()
よく聞かれる質問に頭の中がどうなってるか見てみたいというご意見が多数あるのだが
実際の所こんな中身ですわ
()



7月 21日 「生活習慣」

実の所寝ても覚めても新しいリールチューンのことばかり考えてるかもしれない
日頃夜中3時頃まで仕事して風呂入って寝て近頃は歳のせいか6時に起床してしまう
日中昼寝をすることもあるが毎日ではないので睡眠時間といえばおおよそ3〜4時間位
昼間は携帯のバッテリィが無くなるほどに電話もくるので整備はままならない
不規則といえば不規則かもしれないけれど早寝早起きは体調崩すほど違和感があるので
今の所はこのリズムがベストなようだ



7月 19日 「リアルフォー/スーパーウェーブ・シャフトチューン」

日頃リール整備で気がついたことは即実行し、運転中にひらめいたらボイスレコーダー
あとはメモ魔なので徹底的にメモしてあとでピックアップ
出先から帰ったら最優先に即実行して効果を確認する
図面が必要ならば
IOSの設計担当へ指示
ベアリングで思いつけば各メーカーの営業へ即電話
オイルで思いつけば商事会社へサンプル即手配
ノンレム睡眠でも思い浮かべば深夜であろうと即起床して
パジャマのままドライバーを握るというありさまであるが
そんな鬼リール整備屋の思いつきは数多けれど
実現化するのはほんの一握り・・
そんな中リアルフォーのスプールシャフトの3次元解析がようやく終わり
滑らかな作動で定評のあるリアルフォーがより滑らかになるチューニングを一般の方向けに7月初めよりリリースすることとなった
リアル系のスプールシャフトのオシレートはオシレートギアを駆動することによりスプールを上下する機構だが
問題はその支持される4カ所のポイントの精度がきちんと出てないと当然センターも出なくスムースとはいいがたいオシレートになってしまう
ひっかかりがあるオシレートはギアのスムースなかみ合わせの障害になったり
必要以上にスプールシャフトを傷つけてザラザラリトリーブの原因を作る
前述の4ポイントとはセンターカラー,ピニオンカラー,オシレートピン,オシレーティングポスト
この4点でオシレート機構が支えられているから一筋縄ではいかない
各所の調整は必須で相関関係などをミスるとリールを壊すほどの難易度だし
一部のパーツは一般の方では入手不可となっているほどシビアだがここを気をつけるだけで
よりスムースでヌルっとしたフィーリングとなる
ラインローラーチューンやドラグチューンほど画期的でない地味なチューンではあるが
リトリーブフィール向上には一役かっている。リールチューンは日々進化している
昨日のチューンはもはや過去のものという心意気で常に望んでいる





7月 17日 「07ルビアスのドラグ」

07ルビアスはスプールシャフトとスプールセンタにベアリングの変わりに
真鍮のカラーが入っている、ドラグを使い続けているとどうなるかというと
画像のように真鍮が回転時摩耗してグリスと混ざりドロドロになっていく
これらスプールシャフトとスプールセンターへカラーの変わりに
ベアリングを組込むが純正のドラググリスだとかえって滑るだけの
フッキングに難があるドラグになってしまうので専用のドラググリスを塗布し
ライトラインでもスムースなドラグを可能にしたのがドラグチューンだ
実はこのチューン今月発売のアングリングファンに解説してあるので
興味のある方はご覧下さい





7月 16日 超お得な宮城AV大会」

今月27日は宮城
AVIOSのイベントなのだが同時にサンビームカップも開催される
噂によれば協賛メーカー60社以上の豪華景品大会との話だ
当然
IOSも協賛品を提供させて頂くのだが
美味しいのは現在参加者が極端に少ないという裏情報を入手した
今月の初めの情報によれば参加者は20名程度とのこと
そうなると景品の参加者に回る濃さは半端じゃない
!!
これはもうー出るっきゃないでしょ!()




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