糸巻鬼日記


リール整備は全ての音を失う深夜の時間帯をメインにします
ちっちゃなログ・ファクトリーの中で
洗浄溶剤対策の排気ダクトを正面に、衝撃吸収材が一面に敷かれた作業デスクと
手元の陰を打ち消す2本のロングアームライトの下では
20数本のPBやスナップオンの先端が面取り済みのドライバー達と
ネプロスを中心とした5本のプライヤー
粘度と特性の異なる5種類のグリスと4種類のオイル
国内外のリールに対応可能なおびただしいIOSベアリングの数々
そして3本のコードレス・ルーターを総動員してアタリを見ながら
面取り、鏡面仕上げ、クリアランス調整と何度も何度も組み付けてはバラしての繰り返し
時には窓の外が白々と明るくなることも珍しくありません
足下のフットスイッチで換気扇や冷蔵庫など全ての動力を止め
音の確認をする・・・地味で厳しい仕事と見られがちですが
好きでこの世界に入ったので今はとても幸せです
仏心鬼手・・・糸巻鬼とはそんな「リール馬鹿」の日々感じた事をブログスタイルで残してみました
ユーザーの皆様にとって有益な情報も隠れてるかもしれませんし
単なる一人ぼやきで終わってることもあるかもしれませんが
少しでも皆様が何かを感じて頂けたら光栄に思います    IOS  岡村



                 




5月 17日 「進化?それとも退化?」

息子が泣いて帰ってきた
なんでも将来何になりたいかと先生に聞かれて
仮面ライダーフォーゼになりたいと言ったそうで
友達がプロゴルファーとかサラリーマンとか
公務員とか現実的な友達とのギヤップに困惑して泣いていたのかと思ったら
なんのことはない、ゴーカイジャーにすれば良かったと言っていた(笑)
この頃からの子供達は、将来に向けて現実的な視野でものを見るようになっていくようで
釣りという夢を売る商売にかかわるものにとっても
現実を追いかけるか、夢を追いかけるかでメーカー色も大きく変わってくる
年々、新製品は高性能ですばらしい、とメーカーはアピールし
企業の宿命か、より現実的にコストを削減した合理的な製品を作りに行く
安くて性能が良くてデザイン性もいいという、ユーザー本意でやっていたら経営も成り立たないのはよくわかるが
生産を中国などの外国にシフトし、コスト削減を図る国内メーカーのなんとも多いことか
そして不必要なまでの機能と付加価値をとってつけたようなデザインの中に放り込み
メディアをも巻き込んで、さも買わないと時代に取り残されると錯覚するかのような広告の数々
実際に使えば中身の無いコンセプトで、使えない製品に早々にユーザーは落胆して、購入した事を後悔していく
釣り業界はもとより、近頃の国内の製品、はたまた食品まで、ニセモノの氾濫に
うんざりしているのは私だけではないだろう・・・
気がつけば企業の生産拠点を海外に移したことにより
国内では大量のリストラが日常のニュースを賑わしている
そろそろ日本人として、一人の大人として本物を見据える目を持って
買うものや食べるものについて、確かな目を持っていかないと
やがて国内の食品や製品は全て外国からの輸入になり、雇用が無くなるようで怖い
昔の製品はしっかりして良かったなあーと思うのは私だけではないだろう
だからこそIOSは現場の声を何よりの宝として、Made in Japanにこれからもこだわり続けていく




5月 10日 「ロバート・キャパ」

戦争写真家としてあまりにも有名なロバート・キャパの影響を受けて
若い頃には一眼のコンタックス片手に撮影旅行に出かけていた
個人的にはノルマンディーの戦士の写真より、社交性豊な彼らしい
ヘミングウェイやピカソ、そしてゲーリー・クーパーが登場する
数少ないブライベートの休日の写真がお気に入りである
下記の画像はゲーリークーパーがおぼつかない足取りで
丸木橋を渡り歩いてる所、真昼の決闘のように鮮やかにいかないのが
また人間臭くて、そしてなぜかカッコいい。そして
きっとこの時代は穏やかな時がゆったりと流れていたのだろうと思わせる
対岸にはキャパとヘミングウェイがテーブルセットに居座って
ポータブルラジオからはゆったりとしたオールド・ジャズ
ゲーリーそろそろ珈琲でもどうだい?と言わんばかりの雰囲気
とかく釣りに没頭すると視野が狭くなってしまうが
これからは新緑の季節。時には顔を上げて、一息つく余裕を持ちたい
それはキャストにもただすまいにも現れるし、知的な所作にも現れる
本物を使ってしっかりとしたコンセプトの製品を使い込み
さらに一緒に歳をとれる道具って素敵だと思う
それはIOSの製品のオイルからリリーサーそしてノブにも全て反映されている
「本物の男には偽物やチャラいものは似合わないよ
せっかく男に生まれてきたのだから、こういうカッコいい歳の取り方も悪くないだろう」
と天国のゲーリーが話しかけてくるようだ。

    




5月 9日 「GWを終えて」

今年のGWは4/28日のあかさか釣り具のイベントを皮切りに
個人的に色々やってみたり行きたい所があって
バス釣りやエリアや野池など各方面へ出かけてきた
幸いファクトリーはフィールドにも比較的近く、恵まれた距離にあるので
まさしく毎日が安近短の連続であった
しかし、あいにくの雨の日が続き、ユーザーからはリールのトラブルの相談が毎日来ている
たとえ耐久性をウリにしている純正リールでも
豪雨の中、釣りをしていれば滝に打たれているようなもの
潤滑不足で使用を続けることにより
水没と同等のダメージがリールには加わる
雨後に巻きが重くなるというケースはよくあるが
ベアリングの摩耗は勿論のこと、意外にもギアの腐食が多い
ほとんどのリールのギアはアルミで、腐食すると白い粉を吹く
その粉がきな粉のようにギア同士の回転抵抗を増してしまう
さらに怖いのは、リール内部は見えないところで腐食が進んでいるケースがある
内部まで水に濡れたと思われたら、まずはしっかり乾燥し、オイルやグリスを塗布する
そして気になる症状が出たら早めに相談してほしい

    
   ユーザーの確かな満足がウリのIOSイベント!

   
バスが手頃に釣れる地元「榛名湖」には事務所から30分の距離
25年以上の付き合いになるボート屋は榛名観光がおすすめ。
http://homepage2.nifty.com/harunako/

   
終日豪雨の中、マンハッタンとアクリスタはトラブル知らずで
吸い付くようなグリップ力を持続していた

   
ヒットルアーはRapala  クランキン・ラップ
派手めなウォブリングと、遠投しても潜り込まない特性をもつ
ユニークなバイブレーションでシャローエリアを広範囲にトレース
ブレーキセッティングを0にしてド遠投の連続!
ワームに釣果はゆずるもののスカッ!と気分は壮快だ
ラインコートを最も抵抗のかかるレベルワインド内側に多めに塗布するのはシークレットである(笑)



4月 24日 「醒ケ井のイベントを終えて」

満開の桜も真っ青な横殴りの暴風雨
まともに立っていられない風の中、木々の枝がガシっ!と折れた音がした
春の嵐とはこんな日を言うのだろう
当日のイベント場所 滋賀県にある「醒ケ井養鱒場」には、釣りをためらう悪天候にも関わらず
総勢20名以上の来客があり、嬉しいことにそのほとんどの方がIOSブースにお越し頂いた
中には暴風雨の為にタックルBOXを吹っ飛ばして水没してしまった方も居て
それでもめげずに釣りまくっていた。
こういう時はIOSラインコートの本領発揮、早速全員に無料コートを実施
PEライン特有のブランクスのべたつきを軽減
飛距離が落ちるのが当たり前の豪雨の中でも
リールのチューンの成果も手伝って快適に釣りをしていた
近頃の醒ケ井はサイズこそ小振りではあるが
釣れ方が凄まじく、連日100匹オーバーの人が続出している
当日もキャストするたびに魚のアタリが連発して
近頃釣れないエリアが多くなっている、特に子供や初心者には難しいエリアが多くなっているが
さすが養魚場直営、釣れる魚の育て方を知っているだけに
イベントを忘れて楽しいひとときが過ごせた
場長曰く「今後もGWを前に桁違いの放流をする」そうだ
全国には有望な元気のある管理釣り場が多々あるが、
間違いなくその中の一つと言えるおすすめのエリアだと思う

醒ケ井養鱒場 http://samegai.siga.jp


暴風雨の中、何事もなかったように釣りを続けるアングラー
トラブルを最低限にするのにもラインコートやチューニングは有効である


お気に入りのステーィズにガンメタのマンハッタンノブを装着してご満喫のお客様達
雨の中、皆さん時には1キャスト1ヒットを連発していた
よって皆さんニコニコ顔


醒ケ井も新緑が目立ってきた、いよいよ新緑の季節到来である


IOSフィールドテスター山崎がコンクエストにチョイスしたのは
ゴールドマンハッタンにIOSダブルハンドルノブ75mmの組み合わせ




4月 19日 「白樺湖フイッシングセンター」

レガシーのエンジンがセンチメンタルに峠を駆け上がると
下界は桜も満開というのに、春まだ遠い冬枯れの景色がそこには広がっていた
人影もまばらなウィークデーも手伝って、長野県のリゾートのメッカ「白樺湖」
そこに隣接されている管理釣り場を訪れた
隣が白樺湖という池には無数のレインボーが放されており
なんと上流の川で産卵もしているという、恵まれた水質と1416mという高原に相応しいロケーションである。
水質はクリア、魚のコンデションはオーナーのこだわりで良く
実際にファィトしてもなかなか手元によって来ないパワフルな魚体が多かった
当日はGWの本格シーズン前ということで、準備中らしく
熱い男!プロデューサー「トチギ」さんも大忙しのようだった
まだまだ荒削りの感は否めないが、今後はリゾート地のど真ん中という立地の良さで
4/20のリニューアルオープンに向けて、どこまで発展していくかが楽しみである。
勿論、白樺湖はバスのメッカでもあるので、釣りボートレンタルもしている「白樺湖フイッシングセンター」は
今後目を離せない白樺湖のアングラーズスポットになるだろう
GWは白樺湖もルートに入れ、こっそりタックルも忍び込ませて行くのもリゾート地ならではの楽しみ
「彼女とドライブに出かけるから釣りに行けない」と、ストレスが溜まっているアングラーにはぜひおすすめのスポットだ



データ 白樺湖フイッシングセンター http://shirakabako.tsuri.boy.jp/

シングルフック&バーブレス、シーズン券も有り


■所在地/連絡先
住所:長野県茅野市北山白樺湖3419
電話:080-4338-1091 (イレグイ)
(受付は白樺湖フィッシングセンターです)
IOS FACTORYのHPを見たと御連絡すると受付もスムースです


レインボーが産卵で川を上るインレット
無数のナイスレインボーが泳いでいた


足下は芝生なので比較的足場はいい
車山を眺めるロケーション。新緑や夏にまた訪れてみたい


管理釣り場らしくペレット系のカラーによく反応していた


ヒレが長く黒点が多いのが特徴
低水温にも関わらず、すこぶるファィトした




4月 14日 「チューニング・ハイ」

整備地獄というか、リールがうまく組めないと食事も取らず水も飲まずで時間も忘れ、気がついたら朝だったという経験をしたことがある人もいるだろう
しかし苦しいけど、ここから学んだことは大きいし自分のスキル向上のチャンスである
だから苦しい時はどんどん苦しむべきだ
しかし整備に集中して苦しむのは良くない
以外にも苦しんでる時には休むことをしたくない心境だし
逃げたくないと思うから無理をして、身体がやはり疲れるし重大なミスをする
さらに思考の視野も狭くなり、本質を見逃して怪我を大きくし
本来の原因から道をはずしてさらに事をこじらせてしまった経験をした人もいるだろう
私の場合、辛かったら一目散にその場から逃げることにしている
実のところなかなかこれが冷静に出来ない人が多く
深夜のメール相談は整備関連がダントツに多い。
そんな時は、一度離れて明日にするか釣りに行ってくるかして、あらためてリールと向き合ってみる
きっと今まで判らなかった方策が見えてくると思う
そうやってリールチューナーは自分の引き出しを一つ一つ増やして行く

IOSのメンバーでも、2日間寝ずに飲まず食わずでぶっ通しでそれでも組めずに
目の下にクマ作って、群馬のファクトリーに泣きついて来た結城広報のような熱い男もいるが
整備を続けていると、今日はノッテルなあーという感覚を覚えるときがある

ランニングなどで長時間走り続け疲労を感じてくると
痛みを和らげる脳内麻薬とも言われるものが分泌されるそうだ
これらは一時的な快感を生じ、ある種の陶酔に陥る人間の保護回路みたいなものだが
面白いことにこれと似た経験をリール整備でもしている
おそらく体内がハイになっている時だと思われ
深夜は勿論朝までその調子の良さをキープ出来る
しかし脳内麻薬が切れたら最後、今までの激務がたたって激しい疲労と睡魔に襲われる
何事もほどほどが肝心なのである



4月 2日 「マンハッタンノブ」

イベントを終えて帰り支度をしている最中
「さっきのノブあと2つ欲しいんですけどありますか?」 先ほどのお客様である

前日電車を止めるほどの春の嵐からは想像出来ない快晴の元、翌日王禅寺でイベントを開催した
イベントスタート9時時点のウエイティングリストは既に20名!
そして今回は、目玉はなんといっても超軽量丸ノブ・マンハッタン(5g)の先行販売
本来はベイトリールのノブとして開発してものだが
スピニングのフィンンガーリトリーブにも最適な形状を意識して企画の段階から開発した
特にエンドカーブの形状は人差し指を斜めに差し込んでリトリーブしやすいように、斜め45度に設定し、フィンガーでありながらも指の腹で感度を取るという新しい発想である
既存のストレート丸ノブとは違って、指がノブから外れずにすっぽ抜けることもなく
ひたすら巻きの意識に集中できると共に、フッキングではしっかり握れる形状
さらに雨や汗でも滑ることを知らないローレット加工を表面に施した
人指し指1本でノブに絡めて探るようにリトリーブをするフィンガー派には強くお勧めの一本である
勿論ミノーイングのトィッチングように、激しくリールを振りながらリトリーブするリトリーブとしては、特異なスタイルはリールシートとハンドルノブの位置が常に一定ではなく本来は大変難しいリトリーブであるが
どのような位置からも握りやすいと好評のノブである
当日はシングルハンドルは勿論、流行のダブルハンドルやカウンターウエイトタイプの丸ノブからの交換組も多く、中には一度フィールドで使って、前述のお客様のように再度イベントに飛び込んできて、あと2つくれと言わる方も居て
リールチューンして何も変わらなかったり、ノブは使えなかったから突っ返してやるからな、と言っていただけに心底嬉しかった。
特にゴールドカラーの輝きは、リーマンショックで地獄を見てきた鬼の開発小林自身がこだわり抜いた、結城スーパーバイザーも絶句の24金メッキ仕様! 
暖かみのある落ち着いた風合も感じられるのも24金メッキならではと思っているが
仕入れだけで車何台分か・・・・そんなこんなで現在IOSの台所事情は大変なことになっている
釣り人的な目線過ぎて、まさしく経営者としては失格・・・・・さらにイベントでは日夜変態呼ばわり
しかしそれでもイベントで、ユーザーが現場で嬉しそうにご報告に来てくれることは何よりの励み
そしてこれからも懲りずに体制にも媚びずにユーザーがウキウキワクワクするような仕事や
製品作りをして行きたいと心に誓うのである。




3月 31日 「エリアトーナメントチューンの気構え」

IOSの代表的、かつ象徴的な整備プランに「エリアトーナメントチューン」がある
このなんともプロっぽい響きで、いかにも魚が釣れそう??と思われるかもしれないが
このチューニングリールを使いこなすにはそれ相応の覚悟が居る
どちらかというと、質感より感度を重視するあまり、初期はゴロ感が目立ち一般受けは悪いが
本物のエキスパートアングラーは、例外なくこういったチューンを好む
彼らは使い続けていくうちにギアが馴染む感覚を鋭く覚えていて
ギアの馴染む過程を楽しむかのように、実際数ヶ月のうちにギアを綺麗に仕上げてくる
また巻き感度を出す為にインフィニットもギリギリまで調整してあるので
その調整頻度は高いが性能を第一とすれば当然のことだ
当然彼らは、大切な大会前にはリールの調整やメンテにも余念がないので、不具合は事前に対応している。
大会時にリールが逆転してしまうというケースも、事前の確認と調整で、極めて少ない

整備直後に数回の釣行でギアがゴロが残ると言う一般の人からみれば
釣る魚の量も違えば実釣時間も桁違いに違うし
タックルの点検やメンテにも、人一倍気を使うのがエキスパートではないかと思う




3月 29日 「裏国際Fショー2012」

国際Fショーは日頃会えないIOSのメンバー達と顔を会わせる絶好の機会でもある
今年も東北からのテスターを交えて極秘開発で盛り上がる

   

ラインコート鮎の開発のチーフとして、福田は各方面の豊富な人脈を生かして熟成&テストを重ねた
間もなく発売の「ラインコート鮎」とは福田正人のこだわりが作り上げた逸品である
当日は村田満氏のリールもチューンして、ラインコートを試して頂いた
「こりゃどえらいこっちゃー!」とは村田満氏から出た嬉しい言葉である
彼はその後グレ釣りに使用し、圧倒的な飛距離と感度で一人グレの入れがかりをし
翌日、嬉しそうに私と1時間半にも渡りオイルの話で盛り上がった
頼もしい真のエキスパートがまた一人増えて大変光栄に思う
福田さんといい、村田さんといい彼らを引き合わせてくれた結城スーパーバイザーには感謝!感激!

   メンバー一同ホテルにチエックイン。いよいよ第二部の始まりである

  
高柳のハイリフトのデリカがインターコンチの地下駐車場に入らないトラブルに
その後山中湖からワカサギの平田テスターも駆けつけてくれた
左は雷魚の高柳テスター、中央はIOS開発の小林
繊細なワカサギと豪快な雷魚、どちらも釣りという本質には変わりがない
今回のダブルハンドルの開発には、高柳と花輪の存在が無ければ実現出来なかった
平田は彼なりに、ワカサギ電動リールでのまもなく発売の「ラインコートワカサギ」のテストを
毎日ドーム船のキャプテンと平行しながら、連日適正な粘度セッティングをしてくれた
今回ワカサギの電動リール用の叩き台について、凄いアイデアを出して来た
開発の小林は、IOSに心中覚悟でついて行くという
その言葉は、リーマンショックで地獄の底からはいあがってきた彼らしい

  
バーラウンジでの一コマ
相変わらず話題は開発、開発・・・どこまでも開発話なのである
結城スーパーバイザーと福田組長の熱いトークショーが続く




3月 28日 「Time To Say Goodbye?」

先日から開催された、国際フイッシングショー2012
黄昏時のインターコンチの窓から外をぼんやり眺めていると
聴き覚えのあるTime To Say Goodbyeが愛機Macから流れて来た
「オペラ座の怪人」や「キャッツ」などで活躍した
サラ=ブライトマンの歌うTime To Say Goodbyeは、大好きな曲で
優雅で華麗で心躍らされる。
タイトルからして、別れの歌とかネガティブなイメージの題名と思われがちだけど、
実は、過去に別れを告げてあなたと一緒に旅立とう、という意味のとても前向きの歌である

さて国際フイッシングショーである
新製品のリリースは確かに新鮮ではあったが
近頃思うに、メーカーはメーカーの為にモノ作りをしているなと感じた
進化か退化かと言われれば、ユーザーにとっては必ずしも進化しているとは言えない製品も目についた
経営者としては、コスト削減や見えない所は手を抜いてでも、原価を下げたい気持ちは痛いほど判る
そして製品としての性能は微妙なのに、派手なパッケージデザインや広告に多大な経費を掛ける
反面、ユーザーは当然安くて、しかもデザイン性にも優れて性能的にも優れたものが欲しい
今年もメーカーは、私たちにとって優れた製品を作ってくれると期待をしていると共に
またかよと・・・落胆を覚える製品も、しかもフラッグシップモデルに目についた
メーカーはある程度の格好をつけてあれば、ユーザーには売れるだろうと思ってるようだが
ユーザーも年々賢くなり、メディアのねつ造を見抜く確かな価値観を持った、本物志向の、技術も意識も高くて上質なユーザーがIOSには多い。
それを私も誇りに思うと共に、それに恥じない仕事をしなきゃなと心に誓うのである
Time To Say Goodbye。そして、本物が判る確かな目を持つユーザーとこれからも共に歩んで行こうと思う。




3月 20日 「開発そして整備の話・・・」

新しいリールが発売されると、研究材料としてリールを購入し、徹底的に分析の上にチューニングの研究をする
そして必要な作成パーツがあれば作成の試作をして、実践配備を迅速にする
この間、1週間という短い場合もあれば数ヶ月に及ぶこともある
勿論、その後気がついたことがあれば分析と試行を繰り返す
少し前の10ステラの時には、ボディを3個ほど壊したし、ギアは数えきれないくらいに交換した
そうやってトライ&エラーのローテクの末に、個々のリールのチューニングのパターンが確立していく
いくら自分のリールだからと言っても、少しやりすぎかなと思ったりもするが
近道は無いので遠回りしても探り当てるしかない
今回はそのNEWイグジストの分析の真っ最中
毎日の日課は、深夜眠りについて目を閉じ、今日整備したリールを脳裏の中で一から再度組み直す
先ほどまで整備していたリールの内部が鮮明に蘇る
毎日この繰り返し・・・
さらに、間もなく新製品を4アイテムリリースすることになった
こちらも同時進行、現在最終調整中である

  
分析中のNEWイグジスト純正とチューニングリールの2台
毎年新製品が出れば同じ事の繰り返し 近道は無い

  
群馬 Fショーでもお披露目した、ダブルハンドルとノブ。超軽量でありながら強靭さを併せ持つ
ラインコートもワカサギと鮎をリリース
ラインさばきと操作性が飛躍的に向上する
極細ラインを使用するので高性能なコート剤は必須アイテム
4アイテムともユーザーの熱い要望に答える
かゆい所に手が届く商品になった






3月 10日 「ダイワ鮎マスターズ 2連覇男」

   

「ラインコートすごいっすねえー!!」
最初に彼と電話で話した時、彼から出た言葉だ
名だたる競合がひしめく鮎の最高峰
ダイワ鮎マスターズ全国大会で2連覇を成し遂げた男、福田正人氏である
その彼が、竿とラインにIOSラインコートを塗布して実釣のテストをした時の言葉だ
とにかく操作性がすこぶる向上するそうだ
噂では、使えないものは使えないとはっきり言う厳しい性格らしく
内心ウチのラインコート大丈夫かなあーと心配していたが
電話口から彼の弾んだ声をきいて、その心配も吹っ飛んだ

その後 彼とはひょんなことがきっかけで
ご存知山中湖のIOSワカサギテスター平田さんの船に同船する機会があった
現在彼はワカサギにもハマっていると言う。
ワカサギ電動リールを器用に操る彼の最初の印象は
口数も少なめの強面だけに「うっ!怖そっ・・・・」てな感じだったが
頂点を極めた人間の余裕というか、懐が深いというか、釣り天狗のかけらもなく
終止謙虚で穏やかな性格だった
そんな人柄から、実際彼を慕っている鮎師も多く
現在第一線級で活動している鮎師で、知らない人は居ないくらいに人望も厚い
そして近頃知ったことだが、IOS最大の電話魔、結城スーパーバイザーから「福田さんの電話長くて仕事できないっすー」と、言わしめたほどで、福田さんから聞くと、結城さん電話長いから仕事にならないと言っていた
私に言わせれば結局の所、二人とも熱い男なのである(笑)

今や新素材と高弾性カーボンロッドで、竿も糸もかなり進化している
反面究極の極細糸と超軽量竿は、性能は高くても取り扱いにも大変気をつかう
竿絡みは釣りを中断せざるを得ないし、最悪竿の破損も招く
ラインのキンクやパーマはラインブレイクにも繋がる
こういった、鮎師にとって集中力が途切れるトラブルが少しでも軽減したら・・・・

現在は、さらなる進化したラインコート鮎の開発にIOS初の鮎フィールドテスターとして協力して頂いている
今後は彼の監修の元、まもなくラインコート鮎のデビューそして
流体力学を応用したニューコンセプトのオトリ缶の開発など・・・・
いったいIOSは何屋なんだろうと思い始めて来た(笑)
最後に、彼と私は同級生ということを付け加えておきたい
まさしく不思議な縁である



3月 6日 「リトリーブインフォメーションの向上」

バンキッシュというリールが今年出た
ローターをマグナムローターという従来のCI4よりさらに軽量にし
本体はX-SIP搭載のマグネシュームボディという、究極とも言える組み合わせ
特に注目していたのがハイギアシリーズ
早速2012年ストリームでもテストを実施し、その優れたレスポンスとラインスラックの処理の早さがとても重宝した
さらにバスにもHGSはおすすめだ
従来のハイギアは初動が重すぎ!? でリトリーブのリズムがつかみづらいことがあるが
軽量ローターとX-SIPを搭載することにより、かなりレスポンスが良くなった
またハイギアほどチューンの効果が実感できるリールもないと思う
バスでストリームで・・・・リトリーブインフォメーションの向上
チューンド・バンキッシュには隙がないのである
今までのシマノと言えば、精密機械やってますよーというムードで
釣り具としてより、どこか精密機械という生臭さが感じられなかったが
今回のバンキッシュにはその生臭さがヒシヒシと感じられて
これ使えば魚も釣れるんじゃないのーと思わせるテイストが、掛け値無しにムンムンなのである

   



2月 26日 「群馬Fショー」

今年も2012年群馬Fショーが開催された
IOSブースも待ちかねたユーザーで多いに盛り上がる
どちらかというとコアなユーザーが多いIOSのブースらしく
IOSオイルはほとんどのユーザーが使用していた
今回はオイルやグリス塗布の再確認やアクリスタや花梨ノブを直接手でふれる良い機会
多くのユーザーが手の感触を確かめながらじっと説明に聞き入っていた
今年の目玉は近日中に発売予定のベイトリール用のダブルハンドルである
実はこのハンドルは高強度アルミ合金にプレートだけで5g台という軽さを併せ持つ素材を軸に
折れずに曲がらず、ノブもぐらつかないというコンセプトの元に
ハンドルノブは軽量さを重視したアルミ
プレートは強度と粘りを持たせたアルミ
ノブシャフトは回転の精度を高めるため精密切削に向いてるアルミと
3種類のアルミ素材にこだわり約1年の歳月をかけてのお披露目となった
適合ノブもウッドは勿論、新開発の丸ノブからアクリスタまで全てカバー
特にこだわったのはハンドルノブシャフトエンドの処理で、従来のネジ込みや
カシメタイプはぐらつきやすいとの指摘を雷魚テスターより受けて
ノブシャフトを貫通させてさらに裏側からプレートとナットで締め込むという
コスト度外視のIOSらしい手のこんだ作りである
新開発のハンドル丸ノブも指1.5本のホールド性に拘りつつも
ノブはリールの先端にあり、キャストやバランスに大きな影響を与えるだけに
これ以上肉抜きができないほどの軽量化を3ピース構造で図ってユーザーの度肝を抜いた
会場のデモでは実際の雷魚タックルでのフルロック状態での極限リトリーブ性能の体感など
新作の丸ノブでのリトリーブパワーも多くのユーザーが体験した
キャスト性能も軽量ハンドルの恩恵からキャストもブレずに安定したキャストが可能になった
ブレートも至ってシンプルな作りで装飾やデザインの華さこそ少ないが
作りの良さがひしひしと感じてくるデザインにした
ハンドルはあくまでリールの引き立て役、主役はリールという基本理念にのっとったコンセプト
地味ながらトータル性能が向上した玄人向けのハンドルは間もなくデビューする

     



2月 21日 「山中湖 つちやボートキャプテン平田」

昔山中湖ではバス釣りによく出かけて、ママの森ワンドやらその先の岬で、クランクのリップが削れるくらいやり込んだことがある
どちらかと言うと、地元の榛名湖のような、湖岸に沿ってウィードが生えており
そんな場所では、釣れても釣れなくてもバイブをド遠投しながらバスを釣るのが好きだった
そんな私が、冬にわかさぎ釣りに初めて訪れたきっかけが
つちやボートのキャプテン平田氏だ。
ここのボート屋ではIOSの結城広報もお世話になっており
ワカサギ初心者の結城の、どっぱまりの釣行回数と、竿頭連発の陰には彼の存在が大きい
多くのボート屋が、夏はバスにシフトするに対し
つちやボートはわかさぎをメインに追求している、ねっからのわかさぎボート屋なのである
さらに来場のお客様には、物腰の柔らかい彼独特のトークで、動きの悪い電動リールにIOSオイルを塗布したり、ラインコートを塗布し、とんでもないスムースな回転にお客様達も仰天
近年のPE使用がメインの電動リールは、多本数ガイド抵抗もかなりのものであり
ブランクとラインの接触抵抗やべたつきも軽減するし
さらに水中の感度が向上するとあっては、もはや必須アイテムと言ってもいいだろう
温厚な性格の彼を慕って訪れる、様々なジャンルのエキスパートアングラーも数多い
そんな山中湖でのわかさぎ釣りにおいて、彼をチーフとしたわかさぎラインコートの開発ブロジェクトを進めている
製品化は例によっていつになるか判らないが
毎日がフィールドテストの連続という、この上ないフィールド環境において
きっと素晴らしいラインコートが登場すると思う
さらに、ワカサギラインコートが登場した暁にはワカサギは勿論だが
夏場の得意のバナナボートに塗り塗りして、乗れるものなら乗ってみろという光景も見てみたい(笑)



2月 20日 「上州屋 川越店でのイベント」

ユーザーや店舗から、イベントをする選定はどうしてるんですかと聞かれるが
これは製品の取り扱い量やユーザーのリクエストによるところが多い
今回も昨年よりオファーがあった店舗でのイベントがようやく実現した
いつものように早めに着いて、近くのカフェでのんびりお茶していると
なんとなく胸騒ぎを覚えて、早々にイベントの準備を始めた
今回は受付を除けば整備の実働は私一人・・・
なんとかなるかなといつもの調子でイベントに望む
スタートから一時間でウェイティングリストが2ページに突入
ついに3時間待ちとなり、10名ほどのお客さまからキャンセルもあったのは心が痛むほど辛かった
実働一人ということもあるが
結局休み無しでラストまでぶっ通しの、文字通り大盛況となった
さすがに後半は、半ば意識を失いかけたくらいぐったりしたが
お客様の感動と幸せそうな笑顔を見れば疲れも吹っ飛ぶ
今後もイベントは、各メンバーの家庭の事情とやらが多く、参加出来ない様相で
今期メンバー選定の見直しも図っているものの
一人でもユーザーが待っていてくれれば、プロ根性で倒れるまでやるつもりでいる。



2月 18日 「さりげない所もしっかり主張・・・そんなトートバック作りました」

釣りには財布や携帯そしてタバコなど案外小物が多く、持ち歩きが大変
そんな時こそ、ペットボトルもすっきりと収納出来る小粋なミニトートがあれば、必要なものをコンパクトに収納
ルアーも行きつけのフィールドなら小さなケースがあれば十分
そんなお気軽アングラーの為にミニトートバックの登場です
さらに温泉バックにお買い物バックに予備のラインバック
そしてルアーBOXを数枚すっぽり入れられる十分な横幅があるので
ルアーBOXの収納バックとしてもOKです。
もちろん他にも使い方は自由。お車にお一ついかがですか?
興味のある方、IOS FACTORYのイベント情報をお見逃し無く!!

    

そしてこのたびIOS FACTORY ステッカーも一新しました
今後はこの統一ロゴで行きますのでよろしくお願い致します

   




2月 16日 「2012年犀川 後編」

結論から言うとやってしまったのである・・・
そう・・、ボ。。なのである・・・
16日早朝は雪まじりの曇り空
気温は-5度、水温はまちまちで山川合流付近の水温は川床からの湧水で
まさしく温泉のように暖かいと思えば
肌寒い谷間を流れる下流域の水温は、そうとうにキンキンと冷えていた
当日は人が少ない早朝に川幅の狭い上流域を攻略して
水温が上昇する日中は、下流域を攻略するというものであったが
何分にも表層からボトムまで、何をキャストしても生命反応といえるものがまったく感じられず
反面ダウンストリームのライン送り出し量は100m以上と
釣れなくなるとラインを送り出すという、いつもの悪い癖!?がでてしまった
単純に100m出すと言っても、10回出せば1キロであり、100回で10キロ以上のポイントをリトリーブした計算になる
さらに要所要所のポイントは気が済むまで攻略し、さらに早朝、日中、そして夕方と入り直しまでした
ここまで徹底的にすれば、むしろ後悔も少ない
勿論先行者も大勢いて、確かにポイントの攻略はままならなかったと言うのは言い訳になる
リール達はトラブルなく最高のポテンシャルを発揮していたし
ルアーだって悪くないと思う
カメラマン役の友人も、凍てつく指をかえりみず終止撮影を続行して、運転手もしてくれた
足りないのは私の基本的技量と釣りのセンスである
唯一陸郷で、テールダンサーのボトムノックに魚が掛かったが
残念なことにファイト中にバレてしまった
辛い思いがあるからこそ感動も大きい、そのためには日々鍛錬が必要だ
そう自分に納得させて次回のリベンジを誓い犀川を後にするのだった

   
犀川の有名ポイント木戸橋下は大勢のアングラーが入れ替わり立ち代わり
川の両側から攻め立てていた


    
釣れなくてもポジティブに・・次は次はと・・・
持てる引き出しがからっぽになるまで総動員した


    
たった一度だけ・・生命感を味わった
バラしてしまったものの、それだけでも途方も無く嬉しかった。
1匹の価値でここまで一喜一憂するのもストリームならでは


   
ラス1(ラスト1投の意味)が終わった・・・言葉にならない閉塞感
辛いことがあるから楽しみも一際大きいと、自分に言い聞かせた




2月 15日 「2012犀川 前編」

明日2/16日はいよいよ信州の犀川が解禁になる
昨年も解禁から、新しい犀川攻略のベイトロッドを用意して予定をしていたのにも関わらず
震災や足の怪我をしてしまい、釣行もままならない状態が続いていた
だからよけいに今年こそは、と期待と気合いが入ってしまう
タックルはラパラのルアーを中心にベイトタックルを主体に
渇水対策にはスピニングをサブで使用する予定でいる
自然の川だけにクリアウォーターで
フローティングミノー使用のダウンストリームで、定石通りの釣りが出来る年もあれば
増水で水量が増し、濁りがきついところでのロングビルミノーのパワーダウンストリームの釣りも経験した
特に増水している水圧の釣りは、まさしくベイトタックルの為にあるようなもので
激しい激流でも安定したリトリーブでダウンストリームの釣りが出来る
特に下流に流し込む釣りでは、下流に流し込み中にルアーにアクションをつけたり
時にはフッキングを瞬時にしたりと、スピニングには到底できないリニアな操作が可能になる
規模の大きい川ほどダウンストリームの割合が多くなるシチュエーションでは
ベイトタックルはなくてはならないアイテムとなっている
時に3g台の軽量ルアーのキャストは日常的だし
都市部近郊の河川らしく、流下するゴミと魚のアタリを見極める高感度リトリーブも必要になるので
当然チューニングの必要性も増してくる


勿論スピニングタックルの汎用性も捨てがたい
特に渇水したプレツシャーのかかっている水域においては
ライトラインを駆使しての攻略にはとても重宝する
特にダウンにポジショニングが出来ない足下が多い川では
必然的にクロスキャストの頻度が多くなる
いずれにしろ明日は久しぶりの川に再会するのが楽しみであり
当日は結果はどうあれ、どっぷり犀川の流れと戯れたいと思っている

  

ルアーはラパラのF7&F9、フラットラップ6cm、テールダンサー5cmをメインに使用する
ロッドはアングロ&カンパニー、リールはステラC3000HGSとアンバサダー2500C
2500Cは川の規模からすると小さいリールだが今回は6:1のハイギアの耐久テストもかねている





2月 13日 「日だまり」

今日はある人に会いに、赤城の南面の管理釣り場「アングラーズエリア・フック」に来た
その人出島氏は、過去トラキンの初代チャンピオンである
彼を慕って多くのユーザーがフックで楽しそうに釣りをしていた
彼との付き合いは古く、愛機カーディナル33のチューンも手がけたことがある
今回は2台のメンテ及びIOSラインローラーの装着をし
高揚しながら嬉しいご報告も頂いた。
彼ら仲間に混ぜて頂いて、私もひととき暖かい日だまりで過ごした
まさに和気あいあいといった感じである
とかく近頃のエリアは、数釣り至上主義で無意識にギスギスしたイメージもあるが
彼の独特なキャラで池は笑いが絶えない
さらに相変わらずキレのあるバックハンドキャストは健在で
マイクロスプーンを恐ろしいほど飛ばしていた
アタリが相当数あり、こちらもそれは見えるのに
なんと意図的にあわせを外していた・・・
もちろん本気モードになれば華のあるストロークの長いフッキングをバシバシ決め
力を抜く時は抜く・・・・華のある男だ
本当はかなりの実力があるのに、それを表に出さずにお客や仲間をたてる姿勢は
私も多いに見習うべきものである
澄んだ青みがかった水面は、時折強く吹く風でかき乱されてキラキラと輝いていた
麓は立っていられないほどの強風だったのにも関わらず、ここだけは
心からの暖かい日だまりが続いていたのが嬉しかった

  
フックで土日スタッフとして働く出島氏が繰り出す
華麗なバックハンドキャスト

  
今日も常に冗談を飛ばしていたが、優しい目の奥には苦労人らしい寡黙な彼の本質が垣間見え隠れした

  

IOSチューンのカーディナル33
独特の理論はリールにも反映、テーピングはキャスト時の手の中でのブレを押さえ
フィンガーリトリーブでのフィッティング性を向上している
近頃こういった色濃いオリジナルティのあるアングラーが少なくなって来たのが寂しい





2月 10日 「なんだIOSって?」

ある店の会話

「リールの巻きが重いんだけどもうちょっとなんとかならないの?」
「メーカーにオーバーホール出してみますか? ただ軽くなるチューンはしませんが」
「よわったなあー管釣りで使うのにこのままでは使いにくいよー」
「IOSさんご存知ですか?」
「ん・・ISOってなんだい?アングリングでも他の釣り雑誌でも見かけた事無いぞ」
「IOS FACTORY っていうメーカーがあるんです。リールチューニングしたり」
「このオイルもIOSのオイルですよ、高いけど人気なんです」
「こんな少しで3,000円もするのかー ぼったくりだろー」
「リールは新しいからそれ以上なにをしろと言うんだ」
「そんな事言わずにちょっとリールに付けてみますか?」
「・・・・あ軽くなった気がする・・・」
「リールチューニングって効果あるのか?」
「今後当店でもイベントを開催しますからぜひお越し下さい」
「お金かかるのか?高いんだろう?」
「いや、無料メンテも実施していますよ」
「新品のリールでもチューンして効果あるのか?」
「それはIOSのHPご覧下さいユーザーからの声で本音が記載されて居ますよ」
「どうして新品なのにこれ以上チューンするのか?」
「メーカーは耐久性を重視した製品を作ります、無論IOSチューンでも極端に耐久性は悪くなりませんが」
「より性能よりに振るということか・・」
「ノブもぜひアクリスタやウッドノブのラインナップがありますからご検討下さい」
「いらないね。新品だし、リールにはついてるじゃない」
「もちろん純正でも十分お使い頂けますが、ちよっとこのノブを回してみてくださいよ」
「んんん・・・・あーーいいのはわかるけどさーこれ高すぎない?」
「IOSノブは全てデザインと企画にじっくり時間をかけています」
「理屈でなくユーザーの感性に訴えるモノ作りをしていくメーカーなんですよ」
「良いデザインのモノは生活必需品と違い生活には無くても困る事はありませんが
 買わずにはいられないゾクゾク感があるんですよね」
「ずいぶんと詳しいなあー、店員さんてIOSの回し者みたいだな!」(笑)




2月 4日 「シンプルに研ぎすまされた美しさ」

彼は気に入らないと鉄のオノを持ち出して、出来たばかりのフェラーリーを叩き潰した
フェラーリーのデザインメーカー、ピニンファニーナーの創業者バチスタ・ピニンファニーナである
そして常に現場に足を運び、「もっとシンプルにしろ」と言い続けていたそうである
デザイナーはこれ以上シンプルにしたら何もなくなっちゃうと頭を抱えたそうであるが
私も駄作ができたら同じことをしていただろう
フェラーリーのモダンで洗練された、研ぎすまされたデザインの秘密が
究極のシンプル&モダン思考にあると知らされた時には衝撃を受けると共に
その潔い痛快さには共感を覚えた。
さっそくIOSのリリーサーにも反映し、安易にクネクネと曲げれば済むシャフトさえ
いかにシンプルな先端デザインにするかに執念を燃やした
その後、水滴をイメージしたティアドロップカーブの美しさにヒントを得てアクリスタをリリースした
そして現在、ベイトリールハンドルの大幅な性能UPが見込まれる画期的とも言えるユニークなハンドルデザインを試作しているのも
リリースが遅れているのも奇をてらうことないシンプルなデザインにするべく
今ひとつ納得がいかないからである

思えば日本のデザインも古来より侘び寂びの伝統から
徹底的に無駄を省いた切り捨てのデザイン文化が存在した
それは建築しかり、陶芸しかり、日本刀もしかりである
それらはまさしくシンプルイズ・ベストで、モダンで、世界に誇れるデザイン性でさえあったのに
最近の日本の工業製品はどうだろうか?
どれも多機能よろしく、とても全ての機能を使いこなせないほどの機能を持ち合わせて
かえって使い心地やデザイン性に破綻をきたしているものまである

デザインの統合性をテーマにしているのだろうけど
出来上がったものはいかにもとってつけました状態である
それは近年の国産工業品を例にとると一番判りやすい
日本人特有の、人と同じものを使っていれば安心という意識から
メディアで勧めるものを盲目的に買っては見たものの
結局は飽きたり、しっくりこないという経験を誰しもしたことだろう
景気悪化の時代だからこそ、ユーザーは確かな価値観を持ちたい
たとえ安くともいいし、逆に高くとも(こちらのケースのほうが多いが)ブランドや価格に左右されずに
末永く使い込むほどに味わいのある本物の道具を使う事が
多様な付加価値による所有する喜びを見いだして、結局はお買い得であると思う
本物をしっかり見極めることが出来る人が選ぶ道具は
本物の人間が使ってこそふさわしいと思う。

       


2月 2日 「スプーン屋でもやりますか?」

会社勤めで色々な辛いことがあるとついつい会社辞めて、趣味の釣りメーカーでもしようかなと思っている人もいるだろう
サラリーマンはとかく不公平な扱いや理不尽な事の連続かもしれないが
実際の個人起業家の倒産率は起業1年で40%とかなり高いそうだ
でも俺も実は考えているんですという方に参考までにお話を・・・



リサーチ ユーザーが求めてるものやこれからユーザーが欲しがりそうなものを、現状を交えて
     徹底調査、趣味が釣りなら実釣で自分自身が体験していることを主観を入れず
     客感的に見ながらリサーチをしていく
     また将来メーカーを手伝ってくれる人物もこの時期から選定して
     協力を願う、実はこの人選が悩ましい
     出来ればある程度出来上がった商品を販売してくれる店舗も目星をつけておくといい
     必要とされて待たされて登場したものは確かに安定して売れるかもしれないが
     ユーザーはあれもこれも作ってほしいと要望を訴えるもので
     どれだけの市場があるかも重要



企画   試作してトライ&エラーを繰り返し最終プロトを作る
     時間はある程度かかってもいいものを作ったほうが結局は商品力が長続きするが
     あまりかけすぎても商機を逃したり時代のニーズから外れるのでほどぼどに
     また企画の出来不出来は会社の社運にも大きな影響を及ぼすので
     満足の行く結果にならなければこれ以上先にいくべきではないと思う
     ブランドイメージもここでしっかりと押さえる
     メーカーの力量やカラーが一番出る所であり、辛いけど楽しいひとときだと思う
     この段階でも特定のユーザーとの検討に時間をかけるより
     技量と価値観が違う多くのユーザーに意見を謙虚に聞くことも大切
        汎用性でいくか一撃集中で行くかはきちんとしたリサーチがものを言う



製造   しっかりしたメーカーを数社廻って見極めて製造をお願いする
     特にロット数が多いと利益が出るまでに時間もかかるから注意
     メーカー側担当の人間性や相性そして価値観も重要
     個人メーカーがあまり大きなメーカーと取引することは金銭面や
     契約上そしてロット数的に厳しいかもしれない
     図面作成や試作等で金銭が発生するので事前に見積もりをしっかりとる
     出来ればある程度の最終まで自分でプロトでもっていくと経費が少なくてすむ
     製品単体の他パッケージやら広告費など目に見えないところも考慮した
     原価意識をしっかり持ち価格を設定する。
     原価を下げる工夫は常に怠らない、特に製造プロセスの省略化は有効
     薄利多売方式はリスクが高いし、かといって適正価格より高額になると
     よほどの性能やデザインそして高付加価値をつけないと見向きもされない
     



パッケージング  商品の見た目からの購買意欲はパッケージの影響にもよる
         凝りすぎると経費がかさむ、シンプルすぎてもアピールにかける
         小ロットならプリンター出力の手作り感もいいが、手間もかかりかなり割高であり
         結局は業者に任せたほうが安かったり見栄えもいいと思う

     

販促   イベントやブログでアピールする、特にネットは無料の広告媒体なので有効活用したい
     場合によりその土地でのキーマンにも使用してもらったり、店舗や
     エリアの関係者にも協力をしてもらう(日頃の信頼関係がものを言う)
     雑誌広告は費用対効果をよく見極める
     売れるかどうかとても不安な時かもしれないが誰でも通ってきた道である
     イベントや店舗では商品力を信じて一人でも多くのユーザーや関係者に知ってもらうため
     前向きに明るく振る舞うことも大切。そして
     なんども断られたり無視されても揺るがない前向きな心をしっかり持つ
     その為にある程度の有名なキーマンに助けてもらったり推薦してもらうことは追い風になる
     大切なのは性能やデザインが全てではないということである
     時には本人も思いもしない隠れた魅力でユーザーをひきつけることもある



会計   いざという時慌てないよう、きっちり税理士も入れた透明性のある筋肉質な経営をする
     今や個人ネットビジネスは無申告の巣であり、税務署の標的。
     最初は利益も少しかもしれないが一つのアイテムを継続的に辛抱強くやっていくことも必要
     先へ先へと新商品を次々に出していったら資金が回らなくなることもあり注意



その他全般に言えること

     メーカーをやるとなると様々な専門知識が必要になり、苦手なものや判らないものも数多いと思う
     通常は自分で出来る範囲のことはしておきたいが、一人ですることには限界もある、また
     人を動かせばそれだけお金も必要になるが、専門家はプロらしく効率のいい仕事をしてくれる
     有望な人脈形成が成功の精度を上げると言っても過言でないほど、商売に人脈は大切だと思う
     困っている時に助けてくれるのも人である
     快くボランティアで手伝ってくれる人が周囲に居たらそれは有り難いが
     最大の落とし穴は依頼する人の思惑とボランティアの人の意識のずれにある
     さらに情報のリークの懸念とボランティアだけに強力な統率力に欠け指示伝達が伝えづらいことなど
     場合によってはプロ集団としての活動や機能がしずらしいというデメリットもある
     どちらが最適かを常に考えて意思決定を行い、単純な作業や事務は専門家や外注に任せて
     人には任せられない自分自身しか出来ないクリエイティブなことに集中するよう私は心がけている
     もしこのブログを読んで俺もやってみたいんですという方がいましたらお気軽にメール下さい
     私のおびただしい失敗談ならいくらでも話せます(笑)



1月 31日 「フィッシングショー大阪2012」

もうすぐ大阪でフィッシングショーが開催される
今年はRapalaのお手伝いで2/3日のみ参加し、今年の業界を覗いて来ようと思っている
リール整備を通じて近頃思うことは、近年のスタイルの変革
例えば、雷魚は耐久性重視からぶっとび性能を重視してきているし
エリアは前アタリを積極的にかけていく固めロッドがもてはやされている
イメージ的には、今までのULクラスからLに近い張りとコシを持ったロッドが多くなってきた
だからより、リールの性能ウエイトが増して、積極的に高感度リールに仕事をさせるコンセプトも増えつつある
さらに一個人でありながら特定のジャンルでの数種の価値観の多様性、使い分けをしているユーザーが多くなった
エリアでは、プライベートではのんびりオールドタックルやベイトでまったり釣りをしたかと思えば
大会などではバリバリのトーナメントタックルで挑むというスタイルも珍しくない
これだけ価値観も多様性を帯びてくると、タックルもより専門的そして性能的にも充実したものが必要不可欠になる
さて、メーカーはそれらのトレンドに答えているか?
メーカー主導の流行路線が通じない昨今、さらなる現場の声を反映したモノ作りをして行かないと
いつまでたっても、十年前のリールがオークションで活発に取引されるようになってしまう
勿論業界も先行き不安になって行くだろう。
楽しみである反面またか・・・と思うのが毎年のFショーなのである




1月 25日 「上質なプロフエッショナルの香り漂うメガネ屋さん」

長野県佐久市にある「めがねタイム」さんとの付き合いは古い
最初は田んぼの中に突如現れるギラギラした店舗に少々ビビるが
馴れればどうってことは無い。
私は主に偏光グラスを作っているが、アングラーにとって偏光グラスは必須アイテムと考えている
そして多彩な戦術を駆使するエキスパートになるほどこだわって欲しいアイテムだと思う
単に水中のストラクチャーや魚を見るのは勿論
時には川を渡る時の石や足場の確認や、不意のアクシデントから大切な目を守る役目までする
特に川などでの転倒は大変危険でもあり、足場の確認等の意味からもぜひ携行したい
この便利な偏光グラスは、こだわり始めると結構奥が深く
天候や水色そして夜や悪天候のドライビング用にと、最初は1つあれば十分と思っていても
まるでいつのまにか増えているリールのようである
実はその偏光レンズにも性能というものがあって、率直に価格にストレートに反映するものと考えている
よって、かけていて疲れない、確かな偏光率から「タレックス」を長年愛用している
それまでは国内外のレンズも色々試してみたが、偏光率がおかしく水面での見え方がムラが酷かったり
レンズの劣化か1年を待たずして曇ってきたりと、散々な思いをした
また、個人的にカーブの強いレンズが好きなので
6カーブとか8カーブとかのレンズで作ってみたはいいけど
こちらも合わず、疲れたりめまいがするものもあった
カーブの強いレンズには一般的に非球面レンズがいいとされるが
私は通常の球面レンズとの相性がいいということがあとから判明した
そうこうしていろんなめがね屋を点々としながら、ようやく流れついて現在のめがねタイムに落ち着いている
ここの主人はまるで大阪の商人のようにおだて上手というか
腰低というか、実にお客をいい気持ちにさせてくれる
口ばかりで肝心な腕のほうはどうなんだという声も聞こえて来そうだが
じっくり視力の検査に時間をかけて、手を惜しまずに見え方の確認を時間をかけてしてくれる
ずっと長いことつき合って行くものだから、納得の行くまでやらせて頂きますというが
これだけ測定機器と戯れていると、なぜか特した気分になるから不思議だ
だからチェーン店でよく見かける、若くて馴れない店員がオドオドしながら
ろくに視力検査もせずに手持ちの眼鏡で視力を合わせているのとは大違いだ
眼鏡を作るということは店員に丸投げするのではなく
依頼者自らも作るという意識を持って、お互いなっとくするまでセッティングする
手間暇かかる面倒な検査を、これでもかとやっているにもかかわらず、その作業自身をニコニコ楽しんでいる店員に、プロフエッショナルとしての意識の高さを垣間みた
タレックス県下唯一の認定シヨップも伊達ではない
店内には眼鏡の他時計もあって機械式時計のオーバーホールも実施している
私の愛機Sinnもここでお世話になった。ブロフエッショナルマインドムンムンなのである

めがねタイム http://www7.ocn.ne.jp/~mt-sato/

   

今回は6カーブの挑戦、勿論全てのカーブでお試しで確認出来るので
カーブの強いレンズを入れて作ってから目が回るよーということがない
個人的には非球面レンズより一般球面レンズがあっていた





1月 16日 「ココ・シャネルと西澤社長」

「ウチでもリリーサーを出すんですけどIOSさんと先端の形状が良く似てるんですよー」と、
いつもの、とてもすまなそうな声で彼から電話があった。
IOSリリーサーがデビューし、固定式リリーサーが様々なメーカーから後を追うように出始めた頃である。
私は「わざわざご報告ありがとうごさいます。いいんですよー気にしないでくださいね」と話した
その頃は私もどこか天狗というか尖っていた頃でもあり
パクったら訴えてやる!くらいの勢いも正直あったが
彼に素直に言われてしまうと、その気も薄れたほど純な性格の持ち主であった
彼は報告したら強く責められるのではないかと思っていたはずだ
それを押しのけて電話した彼の男気を私は買った
しばらくしてココ・シャネルの言葉に出会った
「私は自分のつくりだしたアイデアが、他人に実現された時の方がうれしくさえある」
彼女自身のデザイナーとしての自信と風格を感じた。
そうだ、もう少しどっしり構えていれば良いんだ、と思うようになったきっかけにさせてくれたのも彼だ

彼のオレンジ色のロッドを初めてみた時には、なんと派手な竿だなあーと思った
ブランクに塗装は出来ればかけないほうが振り抜きもいいし、本来のプランクの素性の良さが生きるのに
オレンジなら下地は白を吹かないと鮮やかなオレンジにはならない
この厚塗りのリスクをしてまで、オレンジになぜ拘るのか私はよく理解出来ないでいた
他にも彼の好みなのか、アイテムには所々オレンジが採用してあり
さらに蛇柄の派手なズボンとジャケット、髪は茶髪だし
なんて派手なメーカーなんだろうと思っていた
初めて話しをさせて頂いた時、外面とは裏腹に温厚でとても腰が低く
むしろ控えめな印象さえ持ったのが最初の彼との出会いだった
その後イベントでもお会いする機会が度々あり
実際彼の何台かのリールも私が手がけたこともあって、親しくさせて頂いた
京都という立地のハンデを乗り越えて、関東方面にも度々遠征にもきていた
しんどい・・しんどいが口癖のようになっていたが
釣りを現場でしている姿は、いつも実に楽しそうに印象に残っている
42歳という私より6歳も年下の西澤さん。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。



2012年
1月 6日
「Anglo&COMPANY」

世田谷という街にはどこか惹かれる
男心をひかれるホビーショップがあったかと思えば、ちょっとした一角にマニアックなインテリア屋があったり
所さんの世田谷ベースの舞台にもなった土地柄か、車からバイク、そして美味しい食べ物など
こだわり抜いた小洒落た店が突然現れたりする
そんな道沿いに一件の釣り具店がある
しかしそこにはシマノやダイワの看板も無ければ、マルキューの餌ありますの看板も無く(笑)
あるのはAnglo&COMPANYというロゴだけ
店内には最近の流行のルアーもなく、知る人ぞ知るといったラパラや
フラットフィッシュそしてレーベルのバッタなどという、一世を風靡して今も尚伝説を作り続けているルアーの中でも王道の品揃え
釣り具屋なのにリールも売ってないし既成のロッドも無い
あるのはバラのロッドブランクとリールシートだけ
気さくな店長と助手がいつもにこやかに快く美味しい珈琲をいれてくれる
私はこの不思議な空間が実に心地よい
通称アングロの竿はネイティブテイストムンムンで
こだわり抜いたリールシートとブラクンスはミノーイングをするに最適で、わずか30cm足らずの渓流のキャンバスで、精度の高い多彩な演出を可能にする。
さらに狡猾なイワナやヤマメをロングレンジから射抜くアキュラシーや
肉厚ブランクスによる必要にして十分すぎるフッキングは、肉薄のただ軽いだけの既成ロッドとは違う
そして今日、新年早々4本目のアングロロッドを作りに世田谷を訪れた
今回はストリームでの寒冷地仕様というテーマに
6.6フィートとラインナップにはない6.0フィートの2本のオーダー
どちらもバットガイドは薮こぎと高巻き性を考慮して一回り小径にし
逆にトップガイド以下は1サイズ大きくして凍結対策とクモの巣対策とした
また持参のカーディナルにあわせてウェイトセッティングも実施
飛距離は出ないし感度も悪いこのセッティングは一般受けは到底しないだろうが
極限の環境下での野戦用としてのポテンシャルはだしたはずだ
日本刀で言うならば実装より実践向きな、ずんどうで重い子連れオオカミ御用達の「同田貫」と言ったところだろうか
ラッピングはどうだとかガイドの仕様はどうするとか・・そんな面倒なセッテングを楽しむかのような店主と私
イメージは高巻きした末に訪れた難攻不落の超一級のポイントで、尺超のイワナをゲットしているかのようだ
店内でニタニタ顔の二人。はたから見れば、二人ともきっと怪しいオヤジにみえていただろう
でもこのプロセスがカスタムオーダーの醍醐味だからたまらない

そして、今年いよいよアングロ×IOSのドリームプロジェクトが発足する
エリアマイスタークラスが複数在籍しているIOS FACTORYならではの
本音トーク&フィードバックを数多く取り入れたチューニングリール使用を前提とした
純競技向け国産エリアロッドの開発は、まるでサーキットを走るレーシングカーのようで心躍らされる
感度とは?飛距離とは?フッキングとは?ロッドとはそもそも何か?
究極のテーマで過去のエリアロッドを一から見つめ見直しブラッシュアップする
安定したブランクスの品質という理由でメイドインジャパンにこだわる
名付けてarea By Starlight 計画。今から楽しみでもある。

     




12月 31日 「チューニングとは?」

チューニングという語句を関連する資料から手っ取り早く調べてみると
調整、調律、同調などの意味を持つ英単語。
システムの構成や設定を最大限に性能を発揮するよう調整すること(パフォーマンスチューニング)という定義だそうだ。
リールチューニングの場合、ベアリングやらパーツを交換してチューニングと言われてることが一般的で
メディアでもメーカーでも、個人ユーザーが扱いやすいものを売りたいが為に、手っ取り早く音の響きもいいので使われているようだ
因にIOSの場合、無料オイルメンテも、巻きの軽さ等性能向上が実感出来る立派なチューニングと捉えている


先日あるユーザーからお問い合わせがあり
IOSはフルチューンではどことどこをチューニングするのですか、と言われてハッとした(笑)
そもそもどこをどうチューニングするという、具体的な定義ほほとんど持ち合わせていないからだ
リールは各機械の集合体であるから、一部分をたとえばベアリング交換したところで
トータル的に見なければ、その効果を最大限には発揮しないと考えている
ラインローラーやドラグのチューニングは勿論したとしても
もっと根っこの部分、例えばオシレートの動きやギアの噛み合わせなども
立派なチューニングではあるし、リールそれぞれに精度的な個体差があり全てが同じ調整は出来ないし、やったとしたら失敗する。
リールの機種により特徴もある
カーディナルは巻き感度とラインローラを徹底的に回すことに時間をかけるし
リアルフォー系はスロー回転で影響を及ぼすオシレートだろう
クロスギア系はギアの噛み合い調整で別物の感度になるし
ステラは初動の巻きの重さをいかにレスポンスよく立ち上げるかに執念を燃やしたい
いずれにしろラインローラーは、どのリールでも最重要課題で、巻き感度は勿論ライントラブル軽減、ドラグ性能向上、飛距離も向上する最重要ポイントである




12月 30日 「テーマはエロと癒し」

ここの所のイベントと言えばアカサカ釣り具とブリーズ
どちらも熱い常連さん達を多数引きつける独特の魅力がある
そんな所でアクリスタ・スリムをリリースして今後の展開を占う
結果は即完売。店舗用にと当日納品したアクリスタおよそ10個は数時間のウチに完売した
またハーブの里でもにわか大会を開催、13名もの当日居たお客様にも人気の商品となった
勿論ウッドノブも負けていない、どんなに時代が変わろうともウッドの質感は天然木ならではのもの
今後も安定した人気アイテムとなるだろう。それにしてもアクリスタ・スリムの人気は
私自身が驚いている。個人的には一人でも多くのユーザーに付けてほしいけど
原価は付属品も入れると相当高く定価はごらんの通りに誰でも手軽とは言えない価格となってしまった
今回限定でラインナップしたあめ玉のような真っ赤なレッドとオレンジは
幼少の頃駄菓子屋で10円を握りしめて買っていたのを思い出すノスタルジーカラー
駄菓子屋世代のおっさんがググッとくるのも理由がある
IOSが創立よりデザインテーマとしているのがエロと癒し
造形がエロっぽいだけでなくオイルやリールのヌメヌメした官能的なフィーリング
それを見たり使ったりするユーザーは心より癒されると確信している
時代の流れか近年はデザインも音楽もギンギラギンのとんがった派手さが目につくが
薄っぺらいメディア戦略にのせられ続けてユーザーも疲れてきているのではないか
さらにこの不景気と高稼働労働に置かれていればおのずと人々は心よりの癒しを欲する
エロと癒しテーマは来年も引き続き継続、今後も人間の生殖本能と感性にググっとくるものを世に送り出して行きたい

    




12月 29日 「アクリスタ染め作戦」

あるお客さんからアクリスタを染めてみたいが可能か、と問い合わせがあった
勿論保証はしませんが、可能だとは思いますということで
お客さんは早速染料を取り寄せたあげく、苦労の末に綺麗なレッドにアクリスタが染まった
クリアのアクリスタなら染料次第では様々なカラーに染められるかもしれない
イエローとかブラックとか、今まで想像出来なかったカラーがあると、リールもがらっと雰囲気が変わる
染めるという楽しみを覚えた彼は、今後クランクベイトへと応用をしていくようだ

     

※ 染めることは個人の楽しみであり理解出来ますが、染色したことによるアクリスタの不具合等は
  一切責任を追いませんので個人の責任の範囲でお願いします



12月 19日 「泣く子も黙る大阪業務センター」

アクリスタ・スリムとカーディナルラインローラーは当初の予定を遥かに超えたペースで
早速こちらの発送準備が間に合わない無い状態が続いている
IOSでもっとも恐れられてる大阪業務センターからも
「土日休みも返上して深夜まで発送準備して寝る暇もないよー」
「すっ・・すいません・・・おつかれさまです!!」
「パッケージも作るのややこしいよねえー」
「部品も小さいしさー肩は凝るし・・」
「アンタさー外注手数料値上げしてもらわないとこの仕事に合わないよねー」
「はっ・・はいそうします」
「ところでこのアクリスタ・スリムのレッドはピンクに見えるよねえー」
「いやーどこからみてもレッドに見えますが・・・」
「アンタの目がオカしいのよーこれはピンクよ」
「うっそ」(心の中でつぶやく)
「この色私は気に入らないわ!!」
「えーっいまさら・・・メンバー及びお客の反応をみてこの赤がいいかと思って」
「そんなんみんなアンタには逆らえないだけよ!!洗脳されてるだけじゃん!私ははっきり言わせてもらうわ!!」
「ゲーっそんなー」

と・・・さすがはショツキング・ピンク発祥の地ならではのそんなやりとりは日常的なのである
大阪業務センターは確かに製品業務全般を委託しており
高級住宅街の一角にある自宅兼事務所には毎日宅急便のトラックが横付け
きっと近隣の住民はどんなあやしい商売をしているのかなと思っているだろう
IOSが妥協の無い製品作りをすると言われてるところがあるが
実は禁断の領域があり、それを許してもらえない雰囲気があるからかもしれない(笑)
わかさぎロッド「はねっこ」の命名も何を隠そう大阪からである




12月 17日 「プロショップとは?」

近頃イベントは大型量販店での開催が多く、コアなユーザーからは
なんでプロショップでやらないのか?というご意見も多くある
昔プロショップと言えば、怪しげな店員が居て難しいうんちくを言って
どちらかと言えば常連ヒイキで感じ悪いお店が多かったが
親しくなると確かな有益な情報を共有したりとそれは使えるお店だった
今でもそういったお店はあることはあるのだが
私の知る限りはほんの数えるくらいしかない
実店舗の来客が少なければ当然通販の発送にいそしむ光景が目について
勢いお客への対応はおろそかになりがちで悪循環になる
実際IOSでもこういうお店とは取引関係がほとんどない
高付加価値商材が多いゆえに説明して販売することが多いので
知識が乏しいと販促そのものが難しいのだと思う

反面ここの所の大手量販店の勢いは凄まじい
店員みずから毎週現場で釣りは当たり前、情報もライブで
リールも多数ありその中からベストなリールも選択できる
こうなると本格的なプロショップより
確かな店員の居る大手量販店へユーザーが移行し
IOSの単独イベントも盛況するのは当然のなりゆきだ
勿論全ての大手量販がそうであるというわけではないが
プロショップだからとあぐらをかいている時代はもう終焉をむかえつつある




12月 15日 「開発麻薬」

もうーアイテムは増やさない! これからは縮小して行こうと心に何度誓ったことか・・・
なのに毎年新しいアイテムをリリースしている
開発はやってみた人間でなければ判らない魅力がある
なにしろ自分の考えが具現化出来ることが素晴らしい
時に自分のパフォーマンスが足りずに苦労することもしばしばだけど
それでもチームを組んで、メーカーの人とワイワイやるのは開発冥利に尽きるだろう
おかげで利益というものをほとんど開発につぎ込んでしまい
相変わらずの辛い生活を余儀なくされてはいるが
「開発」とは、やればやるほどハマる麻薬のようなものだと思う。



12月 10日 「ベアリングが全てではない」

初めてカーディナルを手にした時、なんてラインローラーが回らないんだと愕然とした
でもこれがオールドの味かなと思いそのまま使うも、ライントラブルが多発!
毎回の釣行毎に、ラインを巻きかえは当たり前
飛距離も出ずに当然巻き抵抗があるから、リトリーブが重かった。
ある程度内部はチューニングして
ハンドルの重みでローターが回るくらいに軽くはなっても、実釣のラインローラーの回転の悪さゆえに
味をとるか性能をとるかで、結局実践では現行リールを使用するアングラーも少なくなかった
その間私も様々なチューニングラインローラーを試した
ベアリングが入っているタイプの中には、回転バランスが悪化するものや
ベールのアライメントが狂ってリターンしないのがあり
結局はノーマルのラインローラーに落ち着いた
3Eのラインローラーも、ライントラブルは従来のタイプより軽減する気がしたが
根本的にもっと回したいと思った
ボールベアリングレスでメンテフリー、さらに軽量で回転バランスを損なわず、せっかくなのでカッコいいものを作りたい
だけれどもカーディナルの雰囲気を大切にする大人のラインローラー
そんな都合のいいことをテーマにして、プロジェクトは約半年前から始まった
ある程度のイメージはチューニングの現場からフィードバックはしていたので
回転性のいいものは早期に試作が出来上がったものの
外国製品ならではの製品の個体差の寸法ブレが大きすぎて
寸法をどこに合わせていいか判らない
どんなに性能が良くても、これでは満足の行く性能が発揮出来ない。
結局はライナーを4種類で対応することにした
近年はベアリングで容易に回転を求める風潮があるし、手っ取り早くそれは効果的であるが
あえてそこをベアリングレス仕様で、指で弾いてシャーと回るラインローラーで
回転というものがベアリング全てでないということを証明してみたかった
IOS カーディナル・ラインローラーは
いうならば、きっちりとセンターバランスとクリアランスを重視するという
地味ながらも今までコツコツやってきたチューニングメーカーならではのこだわりだと思ってる




12月 4日 「丸ノブか?平ノブか?感度を決めるもの」

リールノブほど個人の好みが強く出るものは無いだろう
それだけに開発には何を優先するかで結果に大きな影響を及ぼす
丸ノブ(ここでは円筒形パイプ状のものをさす)と比べると
感度で言うなら平ノブの感度は絶大なものがあり
その理由はひときわ高い感度の指先を点でなく面でとらえる所が大きいと思う

例としてある興味深い実験をしてみると現実を思い知らされる
少しゴリ感のあるリールに、まずはアクリスタなどの平ノブを装着してスローリーリングしてみる
ギアとギアの噛み合わさりは勿論、部分的なギアの接触によるゴロ感もつぶさにわかる
IOSで採用している硬質素材の花梨や黒檀そしてアクリスタは、感度の伝達がスムースでダイレクト感がある
お次は純正の軟質樹脂系やゴム系ノブを装着して同じようにリトリーブ
そして、丸ノブ・・同じようにリトリーブしてみると、先ほどまでのゴロ感が明らかに少なくなっていることがわかる
勿論これはノブを替えただけでリールは同じものであるから
いかにノブからの情報量が重要かお判り頂けるかと思う
そして改めて人間の感覚というものが、いかに優れてるかが思い知らされる
前述の感度低下をカバーする為に、パイプ系を大口径にするメーカーもあり
これらもより指の腹広い面積で接触して感度を向上させようという意図もあるようだ
一時各メーカも丸パイプノブが多かったが、平ノブもちらほら見受けられるようになったのも当然の流れと言えるだろう
確かに製造的には旋盤を使えるので、丸ノブの作成はしやすいし、コストも平ノブの成形より安いだろう
IOSの花梨平ノブはゴルフボールくらいの花梨の固まりを旋盤で両軸センターを出し
すべて手削りであそこまで薄く仕上げるから、一つ作成するにも大変時間がかかる
アクリスタもインナーを切削加工したあとに樹脂成形なので、ロットが膨大な量になる。
とにかくメーカー泣かせの平ノブではあるが性能を考えると外せない

勿論丸ノブは全てに劣っているというわけではない
フィンガー巻き(ハンドルのアームに人差指を絡めて巻くこと)には最適だと思うし
力強いフッキングから素早く握ることが出来るので、ベイトリールには多く採用されている
もちろんホールドの仕方で丸ノブが良ければそれでもいいと思う。ようは使い分けだと思う
ただし、より高感度と繊細な釣りを強いられるエリアトーナメントにおいて
薄型の平ノブが好まれるのもそういった理由からだと思う。
IOSでは平ノブにも3タイプある。
高感度と高グリップ性を持たせた厚みのあるオールラウンドな東京タイプと
繊細な釣りでの高感度を重視した薄型の名古屋タイプがある
さらにグリップ感を無視しても高感度が欲しいというユーザーには、究極の極薄タイプもラインナップとしてある
それらは美しいトータルデザイン性と高性能効果も考慮して、全て純正のマシンカットハンドルでセッティングしている
ノブ一つとしてリールの重要な戦力になりうるからここは手が抜けないところである




11月 28日 「冬支度」

華やかだった今年の紅葉は今はもう終わり、浅間山は白く雪化粧していた
暖冬と言われながらも、今年も北軽井沢は日中でも氷点下
パチパチとぬくもりのある暖炉からは、木のはじける音がしていた
好みはあるだろうけど、私はこの冬枯れのキーンと静まりかえった静寂が好きで
軽井沢オフィスのある近くをドライブしたり、散策しながら趣味の写真を撮るのが、冬の楽しみの一つでもある
空は澄んでいるから、夜の星空はそれはそれは綺麗な星が見られる
モノトーンの林を抜けた先に小さな池を発見した
冬枯れの林と青い空が水面に映り印象的な光景に出会う
ぜひ春にもう一度訪れてみたいと思った
軽井沢・・・シーズン中の喧騒とは別世界のゆったりとした時間が流れている
釣り人はもっとも自然と触れ合っているのに関わらず、魚に気をとられがちだ
私も含めてもう少しゆったりと自然に目を向ける余裕から
新しい世界がみえてくるような気がした。

   

11月 25日 「NEW  カルディア 2004」

何を隠そう隠れカルディアファンなのである
初代からカルディアを使っていた
カルディアというイメージからエントリーモデルとしては軽量の部類に入り
カルディアの特徴であるシルキーなフィーリングは亜鉛ギア特有のもので
例えるならアルミ鍛造ギアやハイパーデジギアがデジタル音源だとすると
どこか懐かしいアナログレコードの趣きがある
耐久性は確かにアルミ鍛造と比べると弱くても
繊細な巻きをさせたらこの亜鉛ギアが一番優れていると思う
確かにギア重量が重いからと、エントリーモデルに採用されて不本意な扱いをされてるのが惜しい
そのカルディアが新しくなった。
少し大柄のローターで、個人的にはフリクションモーメントが大きいのが気になるが
サイボーグのようなフォルムは近未来をイメージさせる
さすがに私位の歳にもなると、少し抵抗があるデザインであるが
今後カルディアという、軽くてしっとりしたフィーリングの巻きが特徴のエントリーモデルが
どのような変貌を遂げていくのか楽しみである。
    
    
当時のカルディア。リールフットから流れるようなデザインは今でも新鮮さを失わない




11月 19日 「リール整備の日常」

先日はミレニアム・ステラが持ち込まれた
01ステラ同様に、超スローオシレートを実現するに専用のギアが2つもついてる、チューナー泣かせのリールで
それぞれに調整シムがついているから、各部の調整はやりやすいが、それなりに時間のかかるリールである。
リールの不調をきたす要因の一つに、繊維や毛の侵入が上げられる
整備する時には汚れが付着しやすいステンレスのバットの中でなく
ペーパータオルをしいてその上で整備をするようにし、汚れたら交換するようにしているが
それでも気をつけていないと、繊維のクズがギアや可動部に挟まり、回転の不具合を起こすことがある
イベントでも調子が悪いリールの内部を分解してみると、毛(人毛も含む)が挟まっていることがよくあり
短い10mm程度の毛なら床屋さん関係が多く、やたら長い毛は猫が多い
意外と人毛がギアボックスの中に侵入しているケースも多くあり、まったくリールが固着して動かないことも多々ある
侵入経路はさだかでないが、毛一つで0.05mmあれば
ギアの一番薄い調整シムと同様の厚みがあるので、毛ひとつとて侮れない。
昔ダイワのTD-Zのマグネシュームボディを作っていた知人に聞いた所
相当な精度管理がされており、仕上がり検査の計測では
手で持つだけで、その体温で熱膨張起こして精度が狂ってしまうと聞いた
計測や検査ではその湿度と室温が測定結果に影響を及ぼすことがある
ファクトリーのエアコンは人の為というより、リールの為に365日稼働しているのだ

    

ミレニアムステラの心臓部、クロスギア用ギアは、歴代ステラのようにピニオンギアと直接は接してないで、2個のギアを介してオシレートをしている
密巻きは賛否両論意見が分かれるが、内部は精密機械そのものである。

  

山梨のお得意様からリールが届いた。
季節的な動向はあるものの、1月〜2月は特に大会がらみのエリアが多く、
3月は解禁がらみでエリアとストリーム、4〜9月はバスとソルト、10月はストリーム、11〜12月はエリアと
ほぼ一年中来るのはエリアとオールド系、近頃はジワジワとオールド系が増えてきている
今後はカーディナルの「くるくるラインローラー」をリリースするので
こちらを起爆剤にして、もう少しオールドも流行らせたいと思う。

リールはほぼ毎日ファクトリーに届いているにも関わらず、本人は週の半分はイベントや
打ち合わせやテストで作業が出来ないので、必然的にリールの箱は所狭し状態となる。
ただし、その合間で整備するタイミングがあえば、納期より早く返送も可能。
個人的に思うに、大切なリールをみんな早く使いたいと思ってるから
なんとか週末には間に合わせるようにしていきたいです(汗)




11月 16日 「醒ケ井養鱒場」

コケ蒸した京都の庭園も思わせる敷地に無数のモミジ達
今年は紅葉に恵まれないようで、色づきが少し寂しいものの
夜になると多数のシカも出没するという、野性味あふれた日本最古の養鱒場は、相変わらずのたたずまいを残していた
今回も日曜日と月曜日と2dayイベントを実施
月曜を設定した理由が、奈良組と言われる奈良方面の理容師の方々を意識したものであるが
実の所、私自身が釣りをしたいからに他ならない(笑)
肝心のイベントは、無料メンテを主体に多数のお客様が遠方より多数来場して頂き、いつもながら感謝感激
醒ケ井養鱒場は滋賀県近郊の観光名所として当時は年間相当の集客があったとのことだが
近年のレジャーの多様化、価値観の多様化が進み当時の勢いはさすがに衰えているものの
管釣り釣り場でのルアーフイッシングという新しい試みにより、新たなユーザーが流入してきていることは喜ばしい限りである
私はそんなユーザーにぐぐっとくる製品を提供したり、整備の仕事をして感動を共有したい。
IOSのイベントは新規は勿論そんなリピータ達のおかげで成り立っているのだから・・・
さて、池に一面広がるモミジはそんな時代の変貌をどんな気持ちで見ているのだろう
時にキャストに邪魔だと言われながらも、水面一面に張り出している美しいモミジ
モミジに敬意をはらって何事もなかったようにサイドやフリップ・キャストをするのが好きだ
この美しいモミジ達をぜひ残してほしいと思うのは私だけではないだろう

   




11月 9日 「リールチューニングで飯は食えるのか?」

メールでリールチューニングを仕事にしたいんですという相談のメールが多数くる
またアクリスタは何処のメーカーで作っているのかとか?卸している商社はどこですか?とか
ベアリングは何処のメーカーで何処で購入しているのですか?とかよくもまあーと思えるメールも多数くる
不景気なのでサラリーマンを辞めてまで大きな賭けにでるのもどうかと思うが
やる気があるならやってみたらいいと思いますよとお話をしている
おそらくは少しリール整備をしてみて、これはいけそうだなと感じてのことだと思うが
技術は勿論、リールメーカーを含んだ多数の各分野の確かな人脈と謙虚な姿勢や
太々しいくらいの精神力、そして一番大切なのはオリジナリティだと思う
だから人の真似をしても将来性は低いし
リールメーカーとは敵対することなく共存共栄の気持ちで信用を得ることも必要だ
そうでなければ身も心もボロボロになることは覚悟したほうがいい
ベイトは出来るがスピニングはお断りとか、現行リールは出来るがオールドは出来ないとか
勿論イベントをしたとしても、特定のリールしか整備出来なかったり
肝心な整備に手間取っていたら、ユーザーに不安を植え付けるだけで感動を与えることは出来ないだろう
だからリールチューナーは、不具合がどこでどうしたら解決出来るかの沢山の引き出しを持っていないと
この業界から淘汰されていく。
されないでもユーザーからのプレッシャーや
精神的にかなり落ちてしまって、私の知っている業者も去ってしまった人がいる
他の業種と決定的に違うところは、整備のマニュアルというものがほとんどなく
そして個人の技量の差が極端に大きいところだと思う
面白いことにベアリング一つでも交換することの奥深さ、難しさはビギナーほど軽んじており
エキスパートは怖さを痛感しているものである。
整備して上手くいかない時も勿論ある、そんな時は上手くいくまでやるしかない
辛い時に会得したことは大きい。神様が与えてくれたチャンスだと思ったら良い
だから私はそんな時、好きな音楽でも聞いて楽しむ気持ちでやっている。



11月 7日 「巻きの軽さに効くチューニング 2」

回転抵抗で言うなら、オシレートもやっかいだ
スピニングリールには、ラインを均一に巻く為にオシレート機構が付いている
しかしそのメカニカルロスがバカにならないほど大きい
重いスプールがのっかるメインシャフトの往復運動
そして、それを駆動させる各種のギア類の調整いかんで、実釣の軽巻き度が大きくかわってしまう
特にリアルフォー系のオシレートは、コンパクトなプラットフォームにS字カムのオシレート機構が入っているので
調整には熟練を要する
よくある例として、ハンドルがスムースに回っているようだけど
リトリーブの時に何カ所か決まったところで巻きが微妙に重くなるリールがあるが
どうしても小さいプラットフォームでやろうとすると、こういう症状もでるようだ
特に上支点と下支点のトップ付近は、急角度リターンなので悪い癖が出やすいのかと思う
当然オシレートがひっかかると、ギア同士はけんかしてギアがひっかかればゴリ感の原因にもなる。
こちらはステラなどのクロスギア方式でもスムースに回らないと、同様の結果になる
これは一見巻きが軽そうだけど、スムースなリトリーブにはほど遠く、高感度リールどころの次元ではなくなってしまう
何事も無理矢理は禁物、入るべき所にベアリングは入り
回るべくして各部をスムースに調整して回れば、スムースなリトリーブになる
それをエスコートしてあげるのが、リールチューナーの腕の見せ所でもあり仕事だと思う。



11月 5日 「巻きの軽さに効くチューニング」

リールの巻き感度向上はリールチューナーにとって腕の見せ所であり
永遠のテーマの一つだと思う。
てっとり早く巻きの感度を上げるには
軽巻きチューニングに代表されるリールのリトリーブ感を極力軽く仕上げる方法が一般的であり
一般の方もプロの方も、ベアリング各種の精度を高めたり
ベアリングのオイルを入れ替えて少しでも回転トルク軽減を図ろうとしている
「リール整備で高精度のベアリングを交換し、オイルインにしたら必ずしもスムースに軽くなるのか?」
というご質問をとても多く受けている。
残念ながらその答えはNoと言わざるをえない
リールは個々のパーツの集合体であって、どれかを一つ特化させても
トータル的には、一番弱い所のレベルに落ち着いてしまうのは
車のチューニングと同様に、エンジンが良くなっても足がダメなら早く走れないのと同じことだ
リールを整備したことがある人ならば、高性能のベアリングをようやく入れたのに
以前とあまり回転が変わらない、という経験をしたことがあると思う
それはインフィニットのアライメントだったり、オシレートに原因があったり
もちろんベアリングやフレームに原因があることも多い。
勿論軽い巻き心地なのに、ハンドルやノブが重ければ、ハンドルの自重が感度を悪化させてしまうし
極端に短いハンドルは初動の重さがあり、巻き始めると惰性という
もっともリトリーブスピードコントロールに大敵なものが顔を出すからやっかいだ

リールの巻きを軽くするポイントの一つに、ギアのクリアランスがある
言い換えればギア同士がケンカしながら回っているうちは
回転抵抗この上なく大きく、スムースとは言いがたい
実はギア同士は擦れ合いながら回っているから、回転抵抗の大きな要因の一つになっている
因に整備直後のゴロは、今までのギアのアタリ面と違う所が接触することによる原因も大きい
あまり酷い場合を除いてそのまま使用していくとゴロ感は次第に軽減していき、チューニングリールの本領発揮となる
IOSで整備して、仕上がりはがんばっても70%くらいしか出来ない
まして新品のギアは、巻きも乾いた感じで生ぽくて、一皮剥けた感がないので違和感があるものの
ユーザーが実際の現場でルアーを引いて、ゴロゴロしたギアを馴染ませることにより
ようやくフルチューンの完成となるのだ。
いわばIOSチューンはIOSとユーザーとの共同作業で、何ヶ月もかけて作り上げる
ここの所、店舗関連でのイベントが多く、来場者もスタートからラストまで絶えること無く来場して頂いて、大変有り難く思う中、そういった仕上がりをしたリールがユーザーから大切そうに手渡せられると
沢山魚を釣ったのか、リーリングすると角が丸くなってツルツルしてスムースな巻き心地である
時には苦労して組み付けて朝になったり、かなり手こずるリールもあるが
手のかかる子ほど可愛いもので、私はそういったリールと再会することを密かな楽しみとしている。



10月 30日 「はねっこ恐るべし!!企画会議の全容」

はねっこというチャラいネーミングとは裏腹にこの手バネ竿の開発陣は超豪華!
私の前職のメーカーから開発と素材担当


      

そしてIOSがようやく探し出した確かな技術力と感性を大切にする製造メーカーは
興味深いことにパリコレにも頻繁に登場するアパレルメーカーである
それだけに次期はねっこのサンプルのカラフルなこと()
実はこのわかさぎ竿を作ろうと思ったきっかけは、趣味のわかさぎ釣りから始まる
冬になると穂先を削っては何々スペシャルだの

削りすぎて折れたり、油断すると息子にポキポキと折られていたりと
穂先ではいつも悩み泣いていたにも関わらず
繊細な穂先であってもカーボンやグラス特有の高反発がどうしてもネックになり
魚からの振動の収束が早すぎて、もっと魚の補食と同期する周波の穂先にならないか、ずっと悩み続けていた
きっかけはそんなアパレルメーカーから頂いたシリコン素材であった
偶然にもワカサギ釣りに使用した所、その振動は長年追い求めていた周波に近い生身のイメージがあった
しかしやはりゴムは柔らかくコシがない・・もうすこし硬質な素材がほしいと思った矢先
前職のメーカーのシリコンゴムを思い出した
世界最高純度
100%シリコン、そして最高硬度のものが入手出来た
テーパーを何種類かデザインし、フィールドテストを昨年の冬より、毎週気温氷点下の穴釣りからドーム船で実施してきた
さらに県内では激しぶりで難しいと言われるフィールドにも積極的に足を運んだ
結果は良好、低弾性素材特有の絡み付くような微妙な震えるアタリの出方が大きく
時には仕掛けの周囲のワカサギの動きで、穂先のトップがわずかに回るのもわかるほどだ
結果効率優先の電動リールさえ食いしぶりの時に、はねっこに軍配があがった
余談であるが、はねっこのボティの黒い秘密はデザインもさることながら
冬期乾燥期特有の静電気除去目的に、導電性カーボンを封入し
ラインやグリップに不用意な静電気を貯めないで魚に警戒心を与えない工夫がされている





10月 12日
「それぞれのリールチューン」

先日はお世話になっているメーカーの村田基氏プロデュース、新作スプーン「カウントダウン・ディーパー」のフィールドテストをしにいつもの地元の管理釣り場「釣りキチけん太」へと向かう
このスプーンは肉厚&コンパクトフォルムで、4gの管釣りではヘビーウェイトでありながら意外と良く泳ぐ
ボトム付近の攻略や遠投で威力を発揮する、初心者からエキスパートまで幅広くつかえるスプーンだ
先日降った雨の影響か水色はいつものクリアとは違いなんとモスグリーン・・・・
同行のIOSメンバーはこの状況を知ってたかのように2台のTD-Xを持参
かく言う私もSC-Zと10ステラC2000HGSの組み合わせ
近頃ずっとクリアウォーターの釣りをしていたので
サイトが効かない状況ならではのチューンドリールの持ち味を2人で楽しんでいると
対岸に家族連れの姿が目に止まった。

先ほどからかなりの時間釣りしているが、キャストしても飛距離がでずに一行に釣れている気配がなかった。
ちょうど手持ちの4gのカウントダウンディーパーを差し出し
色々話しをしてみると、今日が初めてのルアー釣りだと言う
軽くレクチャーをさせて頂き、リールにもオイルメンテを施すと、巻きが軽くなったと喜んでいた。
さらに飛距離も伸びて待望の初ヒットとなった。その後は微妙な前アタリも感じるのが判るといい
釣れるコツをつかんだようで、ラストまで5匹の魚をつり上げて大喜びで帰って行った
その喜びの様子は動画でもわかるように
http://www.youtube.com/watch?v=L5W1YyXLHas
ちよっとしたタックルのセッティングで初心者は釣れない状態から釣れるようになる
リールチューンというと高価なリールにベアリングやらハンドルやら交換して
気がつけば購入したリールより高いものになってしまったりすることも珍しくないが
簡単なオイルメンテも、立派なリールチューニングでその効果は高い

今回のお子さんは今日初めての釣りで
表層は沈黙で、ボトムの水域で釣れる厳しい状況なのにもかかわらず、ラストまでカウントダウンディーパーで釣りまくっていた
初心者やお子さん達はタックルをみても太いラインだし、リールの状態もけしてよくないことが多い
多くの初心者がエリアに来場して釣れないで悩んで、この楽しい趣味から去っているという現実があり
私もインストラクターをしていて、このような道具を使わなければいけない環境で悩むことがある
既存の釣れるといわれてるマイクロスプーンなどを使用してもキャストもままならないし
ポイントにさえ届かないだろう、釣れる棚まで到達していないことが多いからで
釣るのに厳しい道具や初心者やお子様でも容易に扱い易く釣りやすいルアーは何かを、村田さんは日頃より考えていたのだろう
ヘビーウェイトのカウントダウンディーパーとはそんな彼の考えを具現化した。
さらに言えば彼のフイッシング哲学を象徴する
初心者には最適な素晴らしいスプーンだと思っている
またエキスパートの多彩な攻略にも極厚のスプーンの出番は多いはず
現に私もこのようなスプーンは以前から愛用しており、ボトムトレースやリフト&フォール、そして沖での超遠投時にはなくてはならないスプーンである
確かにこの日活躍したのはカウントダウンディーパーやオイルメンテを施したリールなのは言うまでもないが
それ以上に大活躍したのは、これから未来のエキスパートアングラーに育つであろう一人の少年だった

  



10月 3日 「オイルとベアリングの黄金の組み合わせ」

先日ベイトリールの調子が悪いというお問い合わせがあり
よくよく調べてみるとメーカー純正ベアリングが淡水でありながら
何ヶ月も経たずに全て錆びてゴロゴロになり、その上固着してしまったという
また、現場のイベントでもオールドアンバサダーのベアリングのグリスが硬化して
全く回転をしていない状態というケースがあった
興味深いことはそんな深刻なリールでもある程度は飛距離が出るということである
前述の2つのケースでもオイルだけはきちんとIOSオイルを塗布しつづけており
調べるとスプールシャフトとベアリングの内輪のオイルの皮膜で、かろうじて回転をしている状態だった
ここでも高性能オイルの真価を発揮するというか、もし粗悪な普通のオイルだとしたらぞっとする
おそらくスプールシャフトを著しく摩耗させて、最悪はフレームとスプールエッジが接触して醜い傷を作っていたことだろう
IOS-01は一般のスプレーオイルなどと比べてオイル100%なので、さらりとしているスプレーオイルとは違い
トロリとしている。一般にはオイルの皮膜を薄くして、金属同士の摩擦抵抗を下げて回転性向上を狙うものが多いが
IOSオイルは分厚い皮膜でまずはベアリングや他のパーツを摩擦から守り
その間に挟まれたオイルでパーツ同士を浮き上がらせて回転させる性質を持ち合わす
よくIOSオイルを塗布したリールの感想を、しっとり軽い巻きごこちと形容されることがあるが
まさしく金属同士が浮いて回転するからに他ならない。
近いところで言うならば
オイルや空気を回転軸の軸受けに利用する流体軸受けの原理である
実際ベイトリールの軸受けにIOSオイルを塗布するとベアリングがまともなのにも関わらず
高回転になるとスプールシャフトとベアリングの内輪の間で回転しており
ベアリングボールが回っておらず、負荷がスプールにかかるとようやくベアリングが回転しているということもある
確認方法はキャスコンのツマミを外した状態で、スプールを回転させるとその様子がみられることがある
それは高精度なIOSベアリングと高性能オイルの黄金の組み合わせならではであるが
とにかくオイルはリールにとって大変重要なのである
車でもオイルは大変重要なのは言うまでもないし、私自身過去にも流木の多い銀山湖で
船外機の冷却ユニットにゴミを詰まらせてそのまま走行してしまい焼き付け寸前なのにも関わらず
無事に帰れたことは、2ストのオイルが競技用のレーシングオイルだったからに他ならない
ベイトリールのスプールの回転数はゆうに50,000rpmを超えることがあるから
回転軸のオイルのクオリティは飛距離は勿論のことリールを摩耗から守る為にも大切だ
近年はオプションパーツも多数出て中には??という粗悪なベアリングやオイルも見受けられるが
高性能リールを支えているのが高精度ベアリング、そして高性能オイルの組み合わせはこれからも変わらないだろう



9月 28日 「旅のお伴」

音一つもしない静かな夜だった
こういう仕事をしていると月に2週間ほどは家を空ける
今日も一人ホテルのデスクで久しぶりのブログを考えていた
思えば出先での旅のお伴はMacとZEROハリのアタッシュケース
この組み合わせはIOSを起業した当時から変わらない
Macはパフォーマーの時代からの愛用で、以前の会社ではWinを業務で使用していたから
その使いよさは歴然。マニュアルも読まずに直感的に操作できるのは
デザイナーならずとも勉強嫌いのモノグサな私向きPCでもある

さてゼロハリである
キャリーバックでなくなぜアタッシュというと、元来あまり荷物を持たない主義なのと混雑した人ごみをすり抜けたり
電車やバスの移動にも荷物の置き場に気をつかわないのがありがたい
グアムの1週間程度ならこれ一つでいける
また、もしもの場合もハードケースは鋭利な凶器や暴力からも護身にもなりうる強度があるので心強い
時にホームレスのおしっこや、突然の雨からも大切な書類を濡らす事無く守ってくれたし
手荒い空港の荷物の扱いからも大切な中身を損傷することなく守ってくれた
月の石でなくとも大切なものを守ってくれるっかりとしたシェルはありがたい
さすがにアルミなので重いといえば重いが、男のバックは女性と違って意外とコーディネートが難しい
スーツにもビジネスにも時にはカジュアルにもいけてしまう
そしてホテルのチエックイン・カウンターで実によく似合う

脇役はSinnとGotti。
ドイツのパイロット機械式時計で有名なSinnは
IOS FACTORY 5周年祝賀パーティの記念に自分へのご褒美で購入したもので
モデル6060の購入の模様は時計屋のサイトでも紹介された
http://tencho.air-nifty.com/blog/2009/03/sinn-6060-c7e3.html

リールと並んで機械式時計は共通した味がある
メーカーもそのへんは心得ていて時計とは言わず計測機器と言っている
シースルーバックの機械歯車を眺めていると、不思議の国のアリスのように中に吸い込まれるようだ
携帯を日常的に持ち歩いていると時計と触れ合う機械が少ないし
ソーラーや電波時計ならほとんど手をかけることはないが
自動巻はそのままほっておくと2日で時計が止まるわ
クオーツとは比べ物にならないほど狂うわで
なかなか手がかかる子だがそれだけ触れ合う機会があるというもの
どことなくオールドリールに似ていて機械好きにはたまらないのである

Gottiというメーカの眼鏡はSWITZERLANDのもの
個人的に視力は裸眼で0.2以下なのでれっきとしたメガネ男である
チタンフレームのかけ心地は一度かけたらやみつき
実は偏向グラス仕様で知る人ぞ知るタレックス
私の行きつけは長野県での唯一タレックス認定ショップ。
めがねタイムhttp://www.talex.co.jp/shop/tenpo/618/index.html
Gottiをはじめとして話題のメガネも豊富にある
最大のウリはタレックスの豊富な知識の他、8カーブクラスのハイカーブのカーブがキツいレンズも
きっちり度数をあわせて検眼の実体験できるのが嬉しい
購入して目が回るなんて不幸なことも少ない
店主の大阪のあきんど並の饒舌には恐れ入るが肝心の腕はしっかりしてるので
色々相談や悩みをぶつけてみるのもいいだろう
因に機械式時計の修理も自前でしている職人気質だ


     
   久しぶりにザクロのジュースを飲んだ
   更年期障害に良いらしい(笑)

   
   愛機 Mac Air  フルサイズのキーボードは心地よい
   軽量コンパクトなモバイルパソコンも魅力で
   試行的に使ってみたがどうしても馴染めなかった

   
  脇役だけどビジネスシーンにはなくてはならない
  SinnとGotti。IOSのリリーサーやアクリスタのアイディアンティはここからもヒントを得た
  そして現在開発中のロッドスタンドも・・・



9月 20日 「ギアをダメにするシリコングリス」

リール整備は元々これと言ったマニュアルもないから
自己流がほとんどで、私自身もかなりの自己流である
しかし、工具の使い方は勿論、油脂類やギアなどの基本的なことはしっかり理解していないと
時として不幸な結果を招くことが多い
近年様々な業者や個人がリール整備をしている中で
これはいかんぜよ!?と思うのが金属ギアにシリコングリスという組み合わせ
これはリールを巻いてると判るのだが
塗布した直後はスムースなのに、一日も立たずにリトリーブがかさつく感じがする
しっとりしたIOSギアグリスとは対照的に、乾いたパサパサ感さえある
丁度ギア同士が腐食して銀色の粉を吹いた中でリトリーブをしているようで
リトリーブの巻き出しが、極端に重くなるからすぐにわかる
ついにはハンドルが極端に重くなり、とても釣りどころではなくなってしまう
分解するとこれがびっくり、ギア同士が異常な金属摩耗を起こして
醜いドロドロ状のグリスと金属粉が混ざり合った光景を良く見かける
たまにならいいのに近年は結構な頻度で見受けられるので
心当たりの人はイベントで相談してほしい
以前ギアグリスと称して誰かにグリスを塗布されたことがあるか?
もしくは自分でシリコングリスと知りながらグリスをギアに塗布したことがあれば
即刻オーバーホールをしないと前述の症状が出て、ギアが異常摩耗してしまうだろう
こうなるとギアだけにとどまらず、周辺のベアリングにまでドロドロの金属粉が混入する
シリコングリスはプラステックなど樹脂類のギアとの相性はいいのだが
対金属同士の使用は潤滑性がないので厳禁なのは油脂工業界の常識である
それなのに一般的にはほとんど知られていないから怖い。
特に車用やラジコン用や家庭用などでギアグリスを代用する際は成分が怪しいものがある
たった1滴のグリスでリールをダメにすることもあることを肝に念じてほしい




9月 12日 「どう使う レボMGX 」

ハイギアベイトリールは、巻き取り感度が向上したり手返しが良いということで
業界はハイギアを相当意識した戦略にシフトしつつあるようだが
反面巻き取りが重いという最大のウィークポイントを、どう軽減していくかが鍵になるだろう
そんなハイギアベイトの中でも最大のギア比7.9を持つMGXも大変興味深いリールの一つである
スペックはギア比7.1と7.9があり、ともに154g、12lbラインはこちらもT3同様に130m巻ける
この軽さでフレームはマグネシュームボディなので剛性感はかなり高いと感じた
T3がマグブレーキに対してこちらは遠心ブレーキ、しかも外部調整可能なIVCB-4ブレーキだ
まずはフルチューンした後キャストしてみる。こちらもT3同様に安定志向というかバックラッシュはしないけど
飛距離もそれなりという感じ。今まで使ってたアンタレスやメタMgと比べると
すかっと抜けるようなカッ飛びというイメージは全然なく安定志向のエリートだ
もちろんそれが悪いとは思わないけど・・・なんか物足りない
16lbのラインはスプールが小さいせいもあり、すぐに芯付近が出て飛距離がダウンしてしまうようで
12lbを入れてるとこちらのほうが飛距離向上が実感できた
当然といえば当然だが、飛距離を出したいユーザーには要チエックだろう
また軽量スプールならではの恩恵として3gまでならストレスなくキャストできるが
16lbラインをたるんだまま偏った巻きをするとスプールのバランスが崩れるのか
キャスト時にブーンと異音がすることがあった。
もしそのようなスプールのブレ音がした場合は、ラインはしっかりたるませずに巻くなどの対応をしたほうがいい
軽量スプールは巷でもてはやされてるが、軽量だけにわずかなバランスの影響を拾いやすい
さらに飛距離を出すなら個人的にはさらにIVCB-4のブレーキシュー4個を2個に減らして
ダイヤルはminの位置から5ノッチ、IOSベアリングにIOS-01か00仕様というのがベストセッティングだった。
おすすめのチューニングは、リールの本体が良ければ軸受けのベアリングを交換
それとハンドルノブのベアリングもぜひ交換をおすすめしたい


さて実際の所、7.9のハイギアは実践では果たして大丈夫なの??と思い
先日宮城アングラーズビレッジで50cm前後の獰猛なストライパーやナマズと格闘してみたが
結論から言ってポンピングと併用したら問題なく巻けたのが印象的だった
特にナマズは相当なトルクのある引きがあるが
IOSチューンの7.9のギアはハンドルが固まることもなくシルキーなタッチで、なまず相手に良い仕事をしてくれた。
勿論ハイギアならではの巻き高感度が、センシェーショナルなほどでストラクチャーにコンタクトしたのも
魚のアタリもより明確に伝わったのは感動的でさえあった
ネイティブフィールドのバスには強力なウェポンになるだろう
想定されるシチュエーションはストラクチャー周りの近距離が主体で12lbクラスのラインでの軽量ルアーや
空気抵抗のあるルアーのキャスト(LTXよりは重めのルアーが対象)
特にバズやスピナーベイト、ミノーやトップウォーター系には最適だと思う
もしくは軽量リールの感度や遠心ブレーキのフリーフォール性を生かした、ジグやワームなどのピッチングがおすすめである
ストリームでも7.9のハイギアはアップストリームでも重宝する
ぜひトラウトテイストのリールでの搭載を強く望みたい

    

  




9月 11日 「どう使うT3」

最近巷では話題の2機種。ユーザーからも問い合わせも多く
私の周りの関係者の間でも話題として賑やかだ
まずはT3。リコール回収騒ぎにもなってさらに話題のリールである
対策はマグダイヤルの不具合の対応らしい
スペックはギア比6.3と7.1があり各180g12lbなら135m
特徴的なのが2つあり、一つはTウイングシステムと呼ばれるユニークなレベルワインドで
キャスト時は、通常は狭いレベルワインドの穴からラインが放出することによる飛距離低下の対策として、完全にキャスト時はレベルワインドの制約を受けない構造になっている
ダイワの報告によると、飛距離も約5%伸びるという
もちろんリトリーブポジションに移行すれば、従来のレベルワインドの動きになる機構がついている
もう一つはマグフオース3Dといわれる、ダイワのブレーキシステム・マグフォースVの最終進化系とも言える
究極のブレーキシステムである・・・・とまあここまでは一般的なスペックとしての話
リールはキャストしてみなければ判らないだろうということでまずはキャスト
重めのクラッチを押すとレベルワインドのウイングカバーが開き
おじさん世代は懐かしのサンダーバードを思い出してしまった
キャストすれば、なるほどレベルワインドの干渉はほとんどなく
スプールから素直にラインが放出していくのは素晴らしい
感動的なのはハンドルを回してクラッチを入れるとカバーが閉じる
クラッチの作動とカバーの開閉がリンクしてるので当然クラッチが重い
勿論手でカバーを閉じて巻きにも入れるのだが
手返しの良さからするとオートにしたほうがいいと思う
思えば25年前に榛名湖や神流湖で、バリバリ使用していたファントムというリールも
レベルワインドがキャスト時は両端に格納して、巻き始めると両端から寄って
通常の巻きモードに入るリールがあった(ダイワもHPでその記述がある)
飛距離もそこそこ出て使いやすかったのだが、当時流行のハスティ4やDB3などのビックベイトを
一日中引き回していたせいか、リールフットが平行四辺形になってしまった
今思っても面白いリールなので殿堂入りのリールの一つである
さてT3はどうだろうか・・・・飛距離は確かにそこそこは出るし
ピーキーさもあまり感じられない・・
ただTウィングの効果はどうかと聞かれたら
いやーよく判りませんと答えるほど、それほど劇的な飛距離は期待していたほどはなかった
だから飛距離が飛ぶーというより、いつでもどこでも安定してキャストできますよという良い子リールだ
ただし前述のクラッチの重さは、カバー連動ゆえにいたしかたないのか重いのが気になる
またサイドプレート下にあるマグフォースのスライドダイヤルが、パーミングが悪いのか指に当たり痛いので
個人的にはどのみちロングキャストモードしか使わないから
モードは固定してレバーは削ってあたらないように加工をした(ただし穴は空くが・・・)
まとめると。T3はライン放出抵抗の出やすいフロロなどの16lb程度のラインにはTウィングの効果が出やすいと思う
使用するルアーもレギュラーサイズのウェイトを巻物主体で安定してキャストするには
緻密なブレーキ制御システムも手伝って最適なリールだと思った




8月 29日 「イベントを終えて」

ここの所エリアシーズン直前ということでリールのご相談も多くなってきた
また、先日は上州屋川越店にてイベントを実施、スタートからラストまでお客が絶えることなく多数来場して頂き大変ありがたかった。
場所柄かベイトリールのメンテが多く
多くのユーザーが無料メンテで変わったリールに感動して、大切にいつまでも巻いてる姿が印象的だった
イベントでは、義務としてライトチューンやノブの販売を提案はするが、けして押し売りはせずに
基本趣旨は無料でのオイルメンテなので、ぜひお気軽にその効果を実感してほしいと思う。
リール整備はとかくうさん臭いとか、整備で高額な請求をされるのではないかとか思われがちではあるが
効果の違いが無いものに投資はしたくないし、私もそう思っている。
よく無料メンテだけでは頼みづらいんじゃないかと思われる人も居るが
遠慮なく無料メンテだけでもお気軽に声をかけてほしい。
ユーザーの喜ぶ顔をみていると、イベントの疲れも吹っ飛ぶほどここちよいからイベントはやめられない
無論最初は懐疑的なスタンスで多いに結構だし、それも自然な感情かもしれない
IOSは一人でも多くのユーザーにオイルやグリスの効果を実感してほしくて
現場での対面による、ガチで地道なイベントを実施している。
そして大切なリールについて、じっくりプランについての話し合いを大切にしていきたいと思ってる



8月 27日 「無題」

リール整備はとかく矛盾が多くて
耐久性を向上させると性能面ではダウンしてしまうことが多い
だからいくら性能を重視すると言っても、IOSでは極力よほどの要望が無い限りは、市販より少し劣るくらいの整備にしている
実際の所、耐久性を重視するあまりに、ライントラブルや飛距離ダウンや感度が大幅に下がってしまうケースも多く
ユーザーのし好はもちろんあるが、なにを優先するかで結果は大きく変わってくる。
一日を快適に、一匹でも多く魚が釣れるようなリール
そんな考えを常に持ちながら日頃整備をしていると
わずかなゴロ感が気になって釣りをしていられないという相談も来る
そんなユーザーへ高感度チューニングを施してインプレを後日お聞きすると
わずかなゴロは確かにありますが、それ以上に飛距離が出たり、ルアーの動きがよくわかったりするので
魚が前より釣れるようになりました。ゴロ感は気にならなくなりましたという報告も多い。
ようするに価値観が変わったのだ。
そして魚を釣り続けることにより、リールの質感も次第に向上していく・・・
だからとにかくノーマルリールで使い続けているユーザーはもったいないなあーとイベントの時にもいつも思う。
IOSのイベントでは全てのリールを対象に、オイル無料メンテナンスを実施可能であるので
イベントを見かけたらぜひ気軽に声をかけて、未知の世界の扉を叩いてほしい
リールはルアーフィッシングになくてはならないもので
アングラーが竿と同じく唯一コントロール出来るものだから、その性能で釣果が変わるといっても過言ではないだろう
リールチューニングとはそれほど奥深く、そしてある意味露骨に釣果を左右してしまう
釣りの・・・いやおおげさに言えば人生感まで変わってしまう。



8月 3日 「使えないものはいらないという考え」

過去に1大バスブームとチューニングオイルをきっかけに、大きなリールチューニングブームが沸き起こったことがあった
しかし当時のオイルは溶剤入りが多くて揮発しやすく、ベアリングを痛めることが多く
酷い時は、キャストして数投で飛距離が極端に低下していくリールもあったようで
その後リールチューニング=維持管理も大変で、やっても性能が安定せずリールがダメになる・・・
というイメージが定着したようで、その後のリールの高性能化に伴い、純正至上主義がしばらく続いた感がある
今在籍しているIOSのメンバー達も当初IOSに入る前は、なにを隠そう一般の人以上に懐疑的なクレーマーとも言える連中だった(笑)
また所詮趣味、オカネを払ってでもリール整備にお金をかけて何が変わるんだという風潮も多かった
それほどリールチューニングは冬の時代が続いていたから、これで飯を食おうとは私も考えても見なかった
だから当時としては、高額なIOSー01はそのあおりをうけた格好で当初はほとんど売れなかった
その既成概念を覆す唯一の手段が、当時から続けてきた無料オイルメンテを主体としたイベントである
今は管理釣り場のブームを背景として、リールチューニングが再燃
巷ではオプションハンドルや、個人レベルでも手軽にチューン出来るアイテムも店舗ではみかけるようになった
選択肢が多くなった分、本当に使えるものかと思えるものも出回り
個人レベルのリールチューニングの裏には恐ろしいリスクも多数隠れているのは
整備をしてきた人間ほどその怖さを実感している
知り合いのリールを安易に整備し、失敗して、友人関係も壊れるケースもあると聞く
整備をしていても、チューンアップどころかデチューンしているのではないかと思えるものもある
また、ファクトリーには毎日多数のリールが届いてチューニングをしているが
せっかくのフルチューンをして超高感度にしても、ノブやハンドルが重ければ
リールのホールドのバランスが悪くなるし、魚の重みなのかハンドルの重みなのかも判りづらい
特にノブが重くホールドしずらいものは、リールの重心がずれるし
ホールドが悪いということは、しっかりと握らなければならず、それこそエキスパートは極端に嫌い
指という最高感度の伝達を阻害しかねない
また極端に短いハンドル長で、元々巻き出しが重い機種をセッティングしても、その効果は半減するだろう
オプションのスプールの中には、純正より遥かに重量があり、巻き感度を低下させるだけでなく
最悪メインシャフトやギアにも負担をかけるものもある。
チューニングとはバランスがとても重要だ。
努力しても大会の結果がかんばしくないのも、技術だけでなくリールのバランスが悪いことも多々ある
しかし性能が優先されないのも、趣味の世界、ここは個々のユーザーの価値観にゆだねるとしても
毎年様々な新製品のアイテムが登場し、メディアや店舗の、少ない情報をもとに
本来望むべく方向とはかけ離れたことに多額の投資をしてしまうユーザーも現実には多くいる
ヒントは、メディアでなく実際に大会に出てる本物のエキスパートのタックルにある
彼らはそっけないほどに飾りけのないセッティングで通しているが、しっかり要所要所は押さえている。
誰でも快適に、一匹でも多く魚を釣りたいと思っているはず
IOSではメールやイベントを通して相談を受け付けている。
新旧様々なアイテムの情報も多数持っているので気軽に相談してほしい。
ユーザーの使用用途は様々である
バランスの悪いタックルで釣りをしたばかりに、貴重な釣りの時間や、重要な大会の短い時間をダメにしてしまうほど不幸なことはない
一切の華美な装飾は省き、本当に必要なものは何かを常に考え、使えないものはもらってもいらないは
IOS FACTORY創立からの私の信念である



7月 31日 「イベントはしご作戦」

先日30日は池袋のスキマルさんでIOSのイベントを実施
狭いとは聞いていたが店側の周到な準備により、十分なスペースを確保して頂き快適なイベントが出来た
そしていつものように!?イベント開始時間を前倒しでスタート
狭い店内とは対照的に想像を絶する多くのお客様でごった返して
結局ラストまで、おかげさまでお客が絶えることなく
その熱気は17度のエアコン設定をしても、店内が汗だくとなるほどになったが
無事に終了し、お客様もみな喜んでいたのがとても嬉しかった
近頃得に肩こりが酷く途中休憩時にはしっかり指圧班によるメンテをうけながらのイベントは
さすがに歳を実感してしまうが、おそらく死ぬまで定年はさせてもらえそうにないだろう(笑)
さて翌日はフイッシュオン鹿留での東日本大震災復興支援チャリティーフィッシングフェスティバルがあり
Rapalaブースでお手伝いをした。
あいにくの雨になって客足は今ひとつであったが
今年はFショーが中止になったこともあり
日頃なかなかお話が出来ない人達とも話が出来て個人的には有意義だったと思う
特に今回は村田さんとも今まで以上にリールやオイルの事で、つっこんだお話が出来て、それは収穫だったと思う
Fショーで同じRapalaにお世話になってるのが縁で、村田さんと初めて挨拶をかわしたのがもう数年前
その派手派手なイメージ像とは裏腹に、とてもいい人ですよと声を大にして言わせて頂く
とにかく性格的にはまじめでダンディ!!サービス精神が旺盛で今までいろんな業界の人に会ってきた中で
彼ほど気さくに接してくれて腰が低い人も珍しい、そしてなにより魅せることを常に考えている
キャストの上手さは誰もが認める所だし、時間が許す限りこころよくツーシヨットにも応じてくれる
まさしくエンターティナーに相応しいから、今後彼を超える人は今後もそう出ないだろうと思う
だからちよっとエリアで成績が良かったり、バスのトーナメントですこしばかり成績を残して名が売れただけの
品格がまるでなく、鼻っ柱が強い、勘違いしてるアンチャンとは格が違う
村田さんほど常に業界全体のことを考えて実践している人も居ないだろう
なにしろ管理釣り場の業界をここまでひっぱってきたのも彼なのだから。

  
  池袋スキマルのイベント待ち風景。お客様待たせてゴメンナサイ!!




7月 19日 「準備」

ギリギリまで仕事していれば
おのずと19日の午前0時を過ぎてようやく遠征の準備が始まるというもの
さてさて、あのポイントでは何を使おうとか、リールは?ラインは?という感じでタックルがどんどん増殖してきた。
一度車に詰め込んでみたものの、とても車に入りきらないことが判明
ギリギリまでそぎ落とした結果がこれ・・・・
初日早々先が思いやられるのであった

    



7月 17日 「北海道遠征始まる」

もうすぐ北海道の遠征がスタートする
今回のもくろみは色々あって
ラインコートのスプーレータイプのテストやら
薄型アクリスタのテスト
そして新作リリーサーのテストなど盛りだくさんであり
中でも最大の目玉はIOS-00の最終インプレッションである
初日から北上し阿寒に入りそのまま羅臼や西別の川をやり
南下して尻別川や北海道の管理釣り場ビックファイト松本でのエリアテスト
そして支笏湖ではトローリングもやってしまおうという欲張りなテストを考えている
ジャンルが様々なのでタックルもソルト用から淡水そしてトローリングと目まぐるしく
その報告を毎日リアルタイムでお届けしてしまおうというおまけ付きだ
何分にも自然相手なので場合によっては日帰り温泉にどっぷり一日足止めということもあるかもしれないし
もしかしたら動画を撮れたりビックフイッシュを手にウハウハということもある(多分無い!)
もし現地でIOS FACTORYロゴのレガシーアウトバックを見かけたら
気軽に声をかけて下さい。きっとおんぶに抱っこで教えてーと泣きつくと思います(笑)


毎日レポートはインプレッションへ



7月 13日 「醒ケ井再び・・・」

先日は滋賀県の醒ケ井養鱒場での初イベントを実施した
今年三度目の新幹線米原駅に降りた頃はさすがに暑く感じた気温も、醒ケ井渓谷を上っていくと心地よい涼風にかわり
池の水温は16度、素足を水につけておくと足が痛くなるほど冷たかった
夏にこれほどの水温をキープできるエリアも貴重である
湧水地帯らしく、バイカモの白くかれんな花が咲いていた
醒ケ井養鱒場の敷地は緑鮮やかなコケの絨毯が敷き詰められ
青が色濃いモミジの隙間から時折日差しが差し込むと、それは印象的な光景に変わる
そしてまるで、京都か軽井沢の庭園を思わせるその森にちょうど囲まれるようにエリアがあり
幼少からいたずらが過ぎて問題児扱いの私からしても
ほんとにここの池で、釣りしてもいいの?と思わせる、もったいないほどのロケーションなのである
ここの歴史は大変古く、多い時は年間40万人あまりの人々が鱒料理や釣りに来場していたようで
さすがに今は廃墟化したそんな施設も、どことなく自然と調和して趣がある
いつもだと、こういう廃墟は気味悪いとか怖いとかいうイメージがあるのだが
野生のシカも多数出るというここの森は、直感的にとても陽な森だと思う
まるで神々らしささえある
おおげさに言うならば、木々の間から妖精が出てきてもおかしくないほどに
ここに初めて訪れた人は、その景色と雰囲気に言葉を失うようだ
それは古い杉木立がそうさせているのか
それとも前述の明るい森がそうさせているのか、今でもわからない
ただ言えるのはここの人達の人柄がとてもいいのだ
養鱒場の場長さんをはじめ受付の方々、そしてお茶屋(なんと抹茶もメニューにある)のおかみさん
みんな飾らない人柄で、気さくでピュアな方々なのである
そして、それはないだろーという衝撃的な信じられない事実があって
醒ケ井養鱒場の敷地内の川には異常なほど魚が群れている
そのサイズときたら40cmクラスはほとんど見当たらず
どれもが50cmをゆうに超えている潜水艦のようなニジマスが悠々と泳いでいる
話を聞くと、どうやら池から逃げたものらしいが・・
そしてさらに心配なのが、下流の民家まで川の仕切り網などなく、完全に琵琶湖までスルーなのだ
だから大水が出ると、近くの民家の人は特別放流状態となり、一斉に川で釣りをするというのだ
初めてこの話を聞いた時はうっそー!! と、一人興奮してしまった (笑)
色々な意味でもここはゆったりした時間が流れて、はっとさせられることも多い
もし人間関係で疲れてるとか、魚が釣れなくてスランプになっている人が居たら
是非とも醒ケ井養鱒場をおすすめする
きっとそこにいる人々や魚達が、傷ついた心にプラスの刺激を与えて癒してくれるに違いない

肝心のイベント当日は高活性とファイトで、真夏でありながらお客は誰もニコニコ顔で釣りをしていた
今回は特に日月と変則的なイベントを実施
個人的には月曜は釣りが出来るな、という甘いもくろみも見事に打ち砕かれて
連日想像を超える来場者で、初の醒ケ井養鱒場でのイベントをしめくくった
今回のイベントの目玉は、ずばりIOSー00オイル
希望者には無料オイルメンテでは積極的に使用し効果を実感して頂いた
なにしろここは現場。
活性のある魚を相手に、チューンの効果はすぐに実感出来るのが現場の強み。
まずはイベントで無料オイルメンテだけでも体験してほしい
ノブだの色々なチューンもあることはあるけど、それは二の次
心地よい巻き心地が戻れば、リールにも愛着がわくというもの。
だからIOSはリールの不具合と対処は当然責任をもって提案をしていくが、しつこく色々有料の押し売りをすることは無い。
まずはその効果を 一人でも多くのユーザーに実感して頂きたい
時に商売気がないねえーと、ご指摘を受けることもあるが、次につながっていけばいいし
暑いとか寒いとか虫が来るとかいうけれども、これだから現場イベントは面白い。




7月 7日 「私はパンドラの箱を永久に封印したかった」

IOS-01オイルが誕生してから15年の歳月が経ちながらも
今も一切の処方変更をせずに現在も究極のリールオイルとして、耐久性と回転性の究極の高バランを両立したIOS-01
さすがにIOS-01を超えられるオイルは今後も作れないが
IOS FACTORY創業当時から追い求めていた、低トルクで超がつくほどの高回転性を最優先したオイルの開発も悲願であった

それは現在考えうる100%化学合成のノウハウの粋を集めて誕生した
実際問題としてオイルのベースとも言えるベースオイルの粘度を下げるには、既存のノウハウや技術では限界があり
それをクリアする方策はその化学合成の分子レベルまで及び
合成の段階からリールオイル専用に特化させた、超がつくほどの低粘度と回転性能を目指して、大手メーカーと共同開発を進めてきた
実際今でもメーカーからは、このオイルをリールに使うには、コストの面からもったいないよとまで言われてはいる
また実際の用途が研究所や宇宙開発、そして軍需用としての第一線で使われてるだけに
発売するにあたり、私自身の身辺調査も行われたようで、私の過去の企業に在籍していた経歴から現在の資産まで調べられたようだった。
もちろん今まで大手企業を相手にしてきたメーカーも、今回のようなケースは初めてだという。
フィールドテストは当初極秘で実施され、国内のIOSメンバーは勿論
ジャンル毎に著名なアングラーにも積極的にテストをお願いして、その効果を確認する時期が必要だった。
壊れるまでのハードなテストなのに、みんな快く00オイルのテストを承諾してくれた
勿論冬期の北海道から、真夏の雷魚リールでもストレステストを実施
全国から寄せられる熱い報告は、彼らに取ってそれがいかに衝撃的なものかを物語っていた
問題はコストだった。
IOS-00は原料が大変高価で、当初の購入からなんと3割も値上げされていた
これをもし販売するとなると、リールオイル史上最も高価なオイルになることは明白であったので
たかが趣味の世界でこの価格はないだろうと思った私は、IOS-00を封印することにした。
しかし空白の時間はそれほど長くは続かなかった
私自身初めて使った時の衝撃的な感動を同じように知ってしまった
良いものはいいという本物志向の熱いエキスパートアングラーからは
ぜひ本販売をと熱望の声も多く寄せられることとなった
そして熱意に押される形となり、今回リリースをすることになった
繰り返すが、今でもトータルバランスでIOS-01を超えられるオイルは存在しない
IOS-00は超の付く回転性を持ち合わせるが、けしてトータルバランス的には優れていないし
色々な意味でこのオイルを使いこなすには相当の覚悟が必要になるだろう
失うものも多くなるかもしれないし、もしかしたら辛い事だらけかもしれない
泥沼にハマり抜け出せなくなるかもしれない
そう・・・まぎれもなく琥珀色の瓶に眠るIOS-00はパンドラの箱なのだ

        



6月 30日 「ベイトリールの軸受けベアリングが回ってないという真実」

先日トップウォータープラグメーカー「PHASE」http://blog.goo.ne.jp/phase_08 さん達数名のルアービルダーがファクトリーへ
早速彼らのアンバサダーをイジイジして前の道路で試投大会
過去のほとんどのユーザーが経験したように
目を白黒させながらそのルアーウェイトと飛距離とのあり得ない関係に驚いていた

ベイトリールのキャストフィールを左右する大きな要因は軸受けであり
その素材と言えば、ブロンズブッシングやボールベアリングである
個人的には脱ベアリングリールを試作してるほどにプロンズ好きで
リールチューナーの腕もプッシングだと表現の差も試せて面白い
こいつは悪天候にめっぽう強く、豪雨や水没したとしても、また台風なみの大風でも最後まで穏やかな安定したキャストフィールはブロンズブッシングならではだし、独特のキャストフィールでファンも多い
なにしろベイターにとって一番困るのは飛んだり飛ばなかったりが、同一のリールで発生することだけど、それもおだやかだ
勿論ボールベアリングの激飛びも捨てがたく、おかっぱりなどでは重宝するし
トーナメントでも飛ばないよりは飛んで困ることはないだろう
ピッチングシーンでも回転のいいベアリングとダメベアリングは遠投より実感として判りやすい
ベアリングに求められる要素は、何かと実釣を通して痛感することは
低速から超高回転までスムースに穏やかに立ち上がることにつきる
スローから急速にふけ上がる回転は一般受けはいいらしいが
どうしても初期制動を強くしなければならず
それはマグネットを強くしたり、遠心のブレーキを強くしたり
メカニカルブレーキをどうしても強めに効かせるしかなくなってしまうから
中盤から後半の一番美味しいルアーの伸びを妨げてしまう
もちろんメカニカルを締めればリトリーブフィールは最悪になるし
ルアーの動きの感度どころではなくなってしまう
また困ったことにこういうふけ上がりのいいベアリングは、クリアランスのガタが多く
スプールをはじいて確認すると、すこぶるよく回る見せかけの回転の良さがある
しかしある回転域からは、ベアリングボールがばたつき、共振作用が激しくなり、回転が極端に低下してしまう
結果バックラッシュはするけど、飛距離が出ないというのが、こういったベアリングの悲しい特徴でもある
おまけにリトリーブフィールが悪いから、感度が悪くポテンシャルがダウンしてしまう
反面高精度ベアリングは、初期回転はさほど期待するほど良くないが
それは回転が悪いということではなく、穏やかな回転の立ち上がりによるものだと考える
だからいたずらにブレーキを多用しないのでピッチングも良く伸びるし
遠投もトラブルなく安定してキャストできる

前置きが長くなってしまったが本題ヘ移ろう・・・・
IOSチューンのベイトリールはなぜ飛距離が出るのか??
実はIOSチューンドベイトリールの軸受けベアリングは
高速回転になると回ってないという事実をご存知か?
正確に言うと、ある程度の負荷がスプールにかかると確かにベアリングボールは回転している
特に低速やピツチング時にはそうだ、だけど高回転になるほどベアリングの回転が追いつかず
なんとスプールシャフトとベアリングの内輪の間で回転している
丁度スプールシャフトがコマのようにオイルの海に浮きながら、フワッと無抵抗で回転しているようで感動的でさえある。これはキャスコンのツマミを外して、ベアリングの動きをみると判別がつく
前述のブロンズブッシングとの相性がずばぬけていいのも、これらの理由によるところが大きい
勿論これはIOSオイルの使用は前提、さらにきっちりと回転の芯が出ていることが条件で
IOSオイルがミクロのベアリング効果となり、高精度ベアリングのメカニカルロスより
非ニュートン系添加剤の低摩擦性能が勝っているからこその証明である
飛距離を出すにはベアリングとオイルの関係はとても重要であり
これらの相乗効果により結果飛距離が出るのだと思っている

これからはバスのシーズン、ベイトリールはキャストしてるだけでも楽しいリールだ
気難しいリールと思われるが人差し指で絶妙にラインをとらえて
キャスト時にリリースするスピニングと比べれても
遥かにオートマチックで、6歳の息子もキャストできるほどに実はエントリーは優しい。
残念なことに、ベイトは難しいと意識を植え付けられて、頭をガチガチにさせているメディアやアングラーが居るが
全国各地のIOSのイベントでそういった既成概念を無くし
さらなるディープな世界を覗いてほしいと願う




6月 25日 「新潟渓流どしゃぶり耐久テスト」

先日新潟では貴重なIOS認定店舗の大工S氏から今ボコボコに釣れてるから早くきてーと電話があった
そりゃー行くしかないしょ!とストリーム修行中のバンちゃんとアウトバックでいざ新潟へ!!
着いた早々午前はいい天気だったのに午後には土砂降り!!
さすが日頃の行いが悪いバン!急遽リールの耐久テストに切り替えることに・・・・

 

このままいい天気が続くと思われていた最初に入渓した川
このみち20年のストリーム歴大工S氏からレクチャーを受けるバン
俺はというと朝早々早弁タイム!俺のことはいいからよく聞いてろよ!

ついにバンがやってくれた!奇麗なイワナ
彼の愛機レアニウムC2000S
ステラ並みの175g、ストリーム用のショートロッドとのキャストバランスもいい


次々にヒットをかさねるバン!

悪条件にこそ燃える。増水も次第に増して川一面に流れてきた
釣りが出来るギリギリの条件
半日夕立のような豪雨が降り続いてもカーディナル(中身ハイギア)は
リールやライントラブルもなく、しっかり仕事をしてくれた。
ちなみに雨の日はキヤップでなくレインハットのようなものが
視界が広くて見やすい。視界が狭くなると不思議と肩が凝る!?

      
豪雨で膝下の水深が次第に膝上になってきた
クモの巣と豪雨、そして風
ラインコートでクモの巣を回避し、雨でのブランクのべたつきをスムースにする
雨の日も精度の高いキャストにIOSラインコートは必須アイテムだ
こういう悪条件でもいかに集中力を維持するかどうかが良い釣りが出来るかどうかの分かれ目だ
それにはIOSオイルやチューンドリール、そしてIOSラインコートを活用し
悪条件でも少しでも快適な釣りができるように心がけたい
そして常にリラックスして心をぶらさずに、平常心で正常な判断が出来るかが鍵になるだろう
今回献身的なガイドを終日してくれた大工S氏は釣りは修行だと
IOSチューンを施された愛機ステラC2000HGSを片手に語っていた。
そう、まさしく今回はリールというより、本人達の精神力も試されたテストなのかもしれない




6月 20日 「リール整備悪徳業者!?」

近頃お客様やメンバーから、リールをタダでみてやるからと預かっておき
後日多額な料金を請求してくる業者が居るということを聞く
本人の承諾もなくベアリングを全て交換させられて、その結果も本人の期待を下回っていたとすれば
見積もりもなく後からン万もする請求をされたら、たまったものではないだろう
それはリール整備をまじめにやっている連中からすれば、業界イメージ低下はもとより、とても迷惑な話だと思う
こちらに寄せられるお客様情報から、明らかに、ある特定の業者や店舗であることが判明してきた
地域によっては被害者の会も作ろうという話にまで発展しているらしい
中にはそのようなリールを分解すると・・・・
純正にはない調整シムがとんでもないところにあったり
パーツが削られて不具合を起こしていたり(オールドリールに多い)
使用するグリスの選定がトンでもなかったりする
本来金属潤滑には絶対使用してはいけないシリコングリスを金属ギア関連に使用したものだから
クロスギアからドライブギアまで灰色のドロドロになっておりアルミの摩耗が著しい
先日もそのようなSC-Zに出くわして一見状態もよく軽い巻き心地なんだけど
ギアの全てが粉が挟まったようにひっかかりながら周り
通常のリトリーブではよくてもデットスローで人差し指でハンドルを軽くつんを押しながら回すと
ハンドルが下に落ちない・・・・
またインフィニット周りを調整して、軽くしたつもりのリールもある
実際はインフィニットをいくら軽くしてもトータルで軽巻きチューンは考えないとなにもならない
木を見て森を見なかったら実践では使えない。
家のソファにもたれながらシルクのガウンを着て膝にシャム猫、ブランデーを片手に
グルグルとリールを回した軽さなど無意味である
ルアーを結んでガイドを通しラインローラーにラインを通して
ルアーの動きを探るような不規則なリトリーブによるスピードコントロールこそ真価が実感できる。
それは巻き出しの感度でもあり、止めた状態からの巻き出しの軽さこそ感度のポイントであると思う
IOSでは本人の納得がいくまで見積もりを説明して本人の承諾をとった上で整備をする
被害に会わない為にはリールを預けた時点で金額が発生するか? 納期はどうか? 仕上がったリールの予想される状態はどのようになるか?をキチンと相手に確認してほしい
こちらとしても整備業界のイメージ回復の為、ぜひ協力できることはしたいと思うので
心当たりの人や実際に被害にあわれた方はぜひ相談してほしい。
「誰でも簡単リールチューン」は、メディアや雑誌のうたい文句だけれど
リール整備が誰にでも簡単に出来てたらIOSはとっくの昔に廃業だろう(笑)



6月 17日 「軽井沢・珈琲・そしてレガーロ」

またか・・・今日の軽井沢の湯川は3度目の激しい夕立に見舞われて、電気の伝導体であるカーボンロッドからはビリビリと電気が伝わり釣りどころではなかった
川から上がりずぶ濡れになりながら新緑の小道を川沿いにトボトボと歩るいていると
日当りの良い南向きに大きなガラスを構えた一件の別荘のようなカフェが目にとまった
内部からは暖かい暖色系のライティングが内部の白い壁に反射して、室内が居心地は良さそうな空間を演出していた
ちょうど地元のカフェがクローズしてしまい私は行きつけのプライベートカフェを失いかけ
私もこんなカフェが欲しいなあと思っていた矢先だった

店の前で立ち止まっていると、重厚なウッドの階段から上品な老夫婦が降りてきた
オーナーらしき女性に見送られて車に乗り込む所だった
老紳士はよそ者の私の前できちんと一礼をし「前を失礼します」と丁寧な言葉を釣り人にかけてくれた
そしてオーナーの女性が上品な微笑みで見送りをしていた
彼女達にとっては日常な事かもしれないが、イメージや利益優先の昨今の殺伐としたせせこましいカフェと比べると、いかに上質な空間であるかが伺いしれた
そしてこの時がレガーロとの最初の出会いだった

手入れの行き届いた南向きの大きなガラスには新緑の木立が鮮やかに反射していた
店内はまだ先客が居るようだった
しかし何をきっかけにここに入ればいいのかわからない・・・
重い足を思い切ってトイレを借りるのを理由に高いアプローチの階段へ向けた
早速オーナーと先客に挨拶をかわし、トイレを借りたいと申し出た
でも本当はここの雰囲気を確かめたかった
快く女性オーナーが手のこんだ珈琲を煎れてくれた
香りはドリップしている時から香るほど高く、味は薄めで色は輝くほど透き通っていた
口当たりは軽井沢の名水らしく、まろやかそのもので、薄いけれどもしっかりとした手応えがあり
それは会話を楽しむことを前提とした珈琲とも思われ、まさしく期待以上の本物だった。
1杯の珈琲を飲み終える頃にはオーナーとも先客ともすっかり打ち解けていた
レガーロの店内は想像した通りで、暖かみのあるライティング
吹き抜けの天井には控えめなジャズが流れて時間がゆっくりと流れていた
重厚なフロアにはセンターテーブルが一つ
だからお客同士は一つのテーブルを囲むように着座する
大人の社交場にふさわしく、先客への挨拶、そして季節の話題など、日頃の自分自身が試される気がした
実際レガーロは一種独特な雰囲気があって、世界的な権威の方も過去に何度もお会いしたり
軽井沢という土地柄か、都内からの長期滞在別荘族も運転手付きで来店したりと
正直適度な緊張感が常にあるが、なじむとこれほど心地よい空間もないだろう。
一期一会の言葉通りで当日にお会いした方と今度いつお会い出来るかはわからない
だからこそ、お互いが新鮮な気持ちで話題に共感出来るのではないかと思う
現在も本業のリール整備の合間に珈琲が飲みたくなるとお客さんを連れて軽井沢へ飛んで行くほどに
今も変わらぬ楽しいおつきあいをさせて頂いている。
軽井沢ショッピングモールの雑踏に疲れてしまった時や
道を挟んだ湯川での釣果がたとえ芳しくなかったとしても、心から癒されるカフェ「レガーロ」
本当は私だけの隠れ家にしておきたかった。



6月 15日 「シマノ・レアニウムはレッサーパンダか!?」

新製品のリールを見るたびに、どうしてもう少し人気が出ないのか不思議なリールがある
そう、スペックはもとよりコストパフォーマンスが高いレアニウムこそがその代表格で
シマノ新素材CI4ボディ&ローターは剛性感と言うより、ローターもボディも柔軟度が高く
釣り味はステラのマグボディのように高剛性感の機械の固まりというより、生々しい生物体という感じで
釣り味はとても柔らかく感じて、新鮮な感動も覚えた
スペックはガンメタのボディにマシンカットハンドル。そしてアルミスプール付き
特筆すべきはその軽さで1000Sで170gとステラと同等、しかもギアは超ジュラルミンで耐久性も十分
肝心のドラグはさすがに2lb以下とフルロック付近ではツインパワーやステラには比べ物にならないものの
IOSチューンを施し、しろくまドラググリス塗布とスプールの回転センターをしっかりと出すことにより
ドラグの滑り出しは2lbラインでの通常の使用ではさほど気にならない
それより優れてるのは、10ステラより軽量なスプールとローターとの相乗効果は、巻き始めの高レスポンスを生み出し
エントリー層からエキスパートの雨の日リールとしても十分に使えるポテンシャル
特に軽量ローターは今でも10ステラに装着したい葛藤を抑えきれないでいる
例えるなら実買2万円前後で手に入るレアニウムは、まるで上野動物園のジャイアントパンダ人気をよそに
俺もパンダなんだけど・・・・というレッサーパンダのようでなんとか応援してあげたい
レアニウムのチューンのキモは
ベアリングやカラーを高精度ベアリングへ交換は必須事項
ラインローラーをビンビンに回して飛距離&高感度リールへ
少し癖のあるピニオンギアとオシレートの相関をしっかり見直して
オシレートを極力意識しないスムースなハンドリング
04ステラまで採用された黒ギアならではのしっとりしたフィーリングを残しつつ
さらにはレアニウムならではの独特なギアクリアランスを配慮して軽巻きチューンを施していきたい。




6月 12日 「平谷湖のイベントを終えて」

川は泥濁りで増水していた
濁流はいつもの水量の倍はあるだろうか・・・・
平谷湖フイッシングスポットも例外でなく
いつもの管理釣り場も透明度がほとんどなく
サイトフイッシングとは無縁の世界が広がる
明日は大きな大会があリ、この水況がどうなるか気になるところであった
翌早朝いつものコテージから現場に来てみると
なんと池を横断している橋が水没していた
そして岸はいまやシャローエリア!?
急遽関係者の方が排水を確認し30分後には通常水位へ
幸い横の川への流出はなかったようだが
初めての景色に唖然としてしまった
肝心のイベントはというと、リゾートらしいゆったりモード
最初は懐疑的なお客様も無料メンテ後はお客様の笑顔が戻ってきた
これぞイベント冥利!これだからイベントはやめられないのだ。



6月 5日 「渓流ベイトリールに思う」

ストリームの釣りにおいてスピニングタックルの優位性は計り知れない
軽量ルアーを遠くまでトラブルなくキャストすることにかけてはベイトリールの比ではないけども、釣り人は時に気まぐれで、同じタックルの釣りばかりだと物足りない。
だから時には渓流でベイトリールを使ってみたくなる時がある
その動機は、開高さんの動画や文に刺激されてアンバサダーを使って絵になるような美しい川で魚と向き合ってみるとか、ハイテク武装された最新鋭のベイトリールとカーボンロッドで気難しいヤマメを攻略するなんてのもありだと思う
ストリームでベイトリールが活躍するシチュエーションは、押しの強いダウンストリームが最適だと思う
アップでピンポイントキャストは軽量ルアーには荷が重い
理由は、どうしても山なりの弾道になりがちで
それをライナー弾道でキャストするには、ヘビーシンキングか重めのスプーンに限られる
また、たとえ3g以下がキャスト出来たとしても、そのギア比がリトリーブに追いつかなかったりする
そんなわけで私自身アップストリームでのベイトは極力控えて来たが
ちょっと面白そうだなという軽はずみな動機で先日釣行してきた
タックルはABU 1601C(センタークラッチ使用)+アングロ&カンパニー/5.3フィートグラスという組み合わせ
アンバサダーは前日より再度オーバーホール。ベアリングもプロト、オイルもプロト
スプールはあえてノーマル、ハンドルはアクリスタ・クリアを装着
整備のキモはスプールとレベルワインドのきちんとしたセンター出し
そしてメインギアとピニオンギアのクリアランスをしっかり見直すことにより
ハンドルは異常に軽くなり、スプールのレスポンス性も向上する
高性能オイルやベアリングは既に前提としてあるので
何に手をかけるとすると、前述の整備に多大なる時間をかけている
勿論現行国産ベイトリールに比べると遥かに重いけれども
アングロのグラスプランクスとのマッチングはちょうどいい

結論から言うと、当日は大雨後で増水ぎみだったこともあり
アップストリームは相当苦戦するはめになった。後悔先に立たず・・・・
一応3gのミノーはノーマルスプールとは言えIOSチューンで、キャストは問題なく可能なのだが
やはりギア比が追いつかない・・・・
苦戦してようやくしとめた小さなヤマメは、いつもの魚と比べて何ものにも代え難い価値を覚えた
確かに困難でやせ我慢そのものかもしれないけども
ゴルフ場には池やバンカーなどがわざわざ配置されてるように
困難を克服した先に見えるものは新鮮な感動であった
そして、これで超ハイギアが出来たらと思うと新たな未来も見えて来た。


  

いつもの愛機ABUカーディナル33。
アップは6フィート+ハイギア+メインライン2Lb+4Lbリーダー
ダウンは7フィート+ノーマルギア+メインライン3LB+4Lbリーダーの組み合わせがホームでの釣りのマイブーム。
今回はABU 1601C+4LBの組み合わせ
素早い着水と同時のリトリーブを重視 

    




とても気難しかったヤマメ。
アングロ&カンパニーはベイト&スピニング共
大人のトラウトテイストがムンムンする





6月 2日 「様々なリールノブ」

先日某ソルト系雑誌にハンドルノブの特集が組まれ、IOSも取り扱いは小さいながらも登場させて頂いた
驚くのはこの数年の間にノブやハンドルをリリースしているメーカーの実に多いこと
純正を除けば、それは金属の丸ノブがほとんどで平ノブは極少数
丸ノブそのものの現場でのメリットももちろん理解できるが
メーカー側の製造事情からすれば切削のしやすさを考えれば丸ノブが作りやすいだろう
なにしろ平ノブは手間がかかる。ましてやIOSのようにライナーを成型した後
アクリル樹脂を型に流し込み、パーテーションラインと言われる成型時のつなぎ目を研磨する
実際これが見え見えだと安っぽく見えるのでここでひと手間かけるからコストも高くなる
裏情報によると今後メーカーはジワジワと平ノブをリリースするようであるが
古来より今日まで各メーカーの純正ノブは平ノブ形状が多いのでうなずける
製造では丸ノブが容易なのにわざわざ平ノブを採用する大手メーカーの思惑とは・・
指の中での座りのよさ、指全体で包み込む感度の良さ等
平ノブのメリットを認識してみると新たな展開も見えてくる。
アクリスタはそんな平ノブのメリットを最大限に発揮した新形状ノブである
そんな優れたノブも、がたつきがあったり、ハンドルへの装着が正しくされないと効果は発揮されない
ここにアクリスタに心底惚れ込んだ一人の人物が居る
フィッシュオン王禅寺のマネージャー 結城という人物だ
アクリスタの装着や取り付けに不安を感じたら、ぜひ釣りに王禅寺を訪れたら
自店は勿論、他店で購入したアクリスタについても結城氏に遠慮なく相談してほしい
親身になって対応して、現場でベストなセッティングをしてくれる
もちろんIOSでも無料で装着しているので気軽に相談してほしい。



5月 31日 「醒ケ井養鱒場で至福の釣り」

場所は深い森の山上湖といった所だろうか
池を囲むようにもみじの新緑が美しい
先日からの大雨で川が泥濁りになっており、滋賀県の醒ケ井養鱒場も例外でなく
いつもは底まで丸見えのエリアを薄らと白く濁らせていた
5月末ということもあるが、シャツ1枚の薄着の私も少し肌寒かった
秋ともなれば紅葉の名所にもなるほどの見事なもみじと、静かな深い森に囲まれて魚影もかなり濃い印象を受けた
水面まで葉を広げ、心地よいシェードを作るモミジを、キャスティングの邪魔だからと切ったほうがいいという意見もあるようだが、ここはぜひそのままの景観で残せたらなと思う
水面までオーバーハングしたシェードはキャストの楽しみをもたらし、一匹の魚との感動を大きくする。
ぜひ切らずにそのままにしてほしいと願う。
当日は水面には魚影はほとんど見当たらず魚はほとんど中層から底にかけて居るようだった
Rapalaのハスキージャークを、オーバーハングしたもみじの隙間を縫ってキャストする
トイッチで誘い、ただ引きでデットスローリトリーブで食わせの間を作ると
ダイレクトなハイギア特有の刺激的で病み付きになりそうなアタリ。
いざヒットすれば、水温が低めのせいか大げさに言えば平野の倍くらい引きが強かった
そしてさらに深いところをRapalaテールダンサー5cmでゆっくりボトムトレースをする
このパターンは強くテールダンサーをひったくるように魚が獰猛に襲ってきた
足下から急深の為か、ピックアップ寸前の追いが尋常でないことに気がつき
テールダンサーを一気にニーリングで潜らせた後ゆっくりロッドを高くあげて
ボトムからゆっくり急角度に巻き上げる・・・・
このパターンもラストまで続き、様々なパターンが試せたのも嬉しかった
同行の2人も交互にロッドを絞り込むシーンも度々あり
ここの魚影の濃さと高活性をまざまざと見せつけているようだった


醒ケ井養鱒場 HP     http://samegai.siga.jp/
動画はここ  http://www.youtube.com/user/okabass9416?feature=mhsn


イワナのお刺身!! 醒ケ井にきたら一度はお試しあれ 

駐車場から池へのアプローチ。チラチラと池が見え隠れするたびに
ワクワク度が増してくる


ご当地技術木彫りのシカ達。シカの前を横切ると目が動いたと錯覚
するほど
シカ達には生命感があった・・・


川は増水、紅葉の頃にまた訪れたい・・・

魚影はかなり濃いようでダブルヒットも度々

伝家の宝刀テールダンサー。足下の石垣から垂直浮上パターンにヒット

ここの魚は頭がとんがってスタイル抜群!!

紅葉の名所醒ケ井養鱒場。名神高速米原インターからも30分
もかからず
ドライブの休憩にファミリーでも立ち寄りたいところである



5月 23日 「一匹の価値とは」

倒木を超えようと彼は川に転落した
アリ地獄の砂の崖を一本のロープにしがみつき汗だくで登った
そして何度も高巻きそして数えきれない薮こぎをした
利根川本流では足下もおぼつかないまま怖々ウェーディングもした
ストリームはエリアと違い著しい運動量の釣りとなる
当然それなりの装備や技術も必要になる
都内のプロショップのアドバイスでストリーム用のロッドやルアーをそろえたものの
川という現実が彼のタックルのポテンシャルの低さを著しく露呈していた
そう、ここはまさしく現場なのである。
要らないものは何か? そして本当に必要な機能はなにかが明確に
そして痛いほど衝撃的に体感してしまう
もちろんリールの選択もハイエンド機種ならいいというものでもない
メディアでストリーム用と称して鳴りもの入りで売られてる高価なハンドメイドミノーがここではほとんど使えない。
選ばれし実績のあるルアーだけが生き残る
エリアではかなりの技量がありエキスパートという人物でさえ
キャストやリトリーブコース勝負のストリームでは、勝手が違うのか戸惑う人もすくなくない。
そして魚はそんなキャストやリトリーブコースでは釣れないよと言わんばかりにとても手厳しい
そんな彼のことだから一投一魂のキャストを一日繰り返すが未だ結果が出ていなかった。
しかしこのプレシャーが実に楽しい。達成感も大きいから辞められないと語っていた
先日、そんな彼に幸福の女神が微笑んだ
彼の安堵した表情から一匹の価値の大きさとは何にかを、彼は川から感じ取ったようだった。

   



5月 7日 「エキスパートに思う」

今回の平谷でのイベントは多数のトップエキスパートアングラーが集結していた
彼らは過去にもメジャーな大会で多数入賞は勿論優勝も経験し、今期もトップシングルにランクインしている
彼らの目的は結果を残すこと
そんな彼らに共通して言えることは自分で考えて行動しているということで
さらに大切なのは、誰もみんな謙虚で思いやりがあり男として見ても一流の紳士だ
メディアや雑誌のメーカーテスターの言動や内容を、そのままうのみにすることもなく
流行だからと、見かけだけのバランスの悪いハンドルや意味もないリールパーツは一切拒否する
彼らの選択眼は釣りだけでもなく、タックルセレクトに対してもかなりストイック。
かと言って保守的かといえば常に新しいものもどん欲に試したいらしく
使えるものと使えないものを明確に見極めが出来るのも真のエキスパートの特徴だろう
そして今まで自分の追い求めたものに出会うと堰を切ったようにどん欲に求めるのもエキスパートならではだ
おかげさまでそんな本物のエキスパート達が
今回のIOSのイベントに多数来場してくれたことが心より嬉しい。
IOSの開発コンセプトは「使えないものはいらない」というものだから
使いたくないものはもらってもいらないという究極の厳しい選択眼を持つエキスパートの貴重な意見は、今後も心して反映していきたい
実際商品開発はコストとの戦いでもあり
ここはこのへんで良いんじゃないのと甘い考えで
隙だらけの製品をリリースしても結局は売れないし、彼らには絶対支持されない
それはリールのハンドルにしかり、リリーサーもしかり
また思考やコンセプトが柔軟でなく硬直してしまうと
煮詰めが甘かったり、結局長続きしないでやがて消えて行く
シンプルモダン。何を付加するより何を減らしていくかを常に考え
贅肉をそぎ落とした先の究極の作品を目指し作っていきたい。




5月 6日 「新緑の平谷湖」

冬枯れの木立から今年も緑まぶしい芽が生え始めていた
緑鮮やかな新緑まであと一息
緑鮮やかな新緑をみれば毎年繰り返される自然の逞しい摂理には心から感動を覚える
平谷村の澄んだキラキラした空気を胸いっぱいに吸い込むと、また今年も帰ってきたという実感が湧いてくる
ちょうどGW中ということもあり、気さくな木下さんのはからいもあり
エリアは大にぎわいで、イベントも時には7人待ちという状況
いつもの企みリゾート気分はいともたやすく打ち砕かれ
常連の方や新規のお客さんと尽きないリール談義の2日間
遠くは山口からわざわざIOSのイベントの為にお越し頂いた方もおりいつもながら大変有り難く思う
夕方は例によって近くの日帰り温泉でゆっくりまったり
その後疲労が限界の身体に整体をしっかり30分
食事をさっさと澄ませて、せせらぎのほとりのログコテージで眠りについた
平谷湖に釣りに来る方は、他の常連さん達がするように
ぜひコテージの利用をし数泊の滞在することをお勧めする
澄み切った空気と森の香りで心も身体もリラックス
釣りたい時に釣りをし、お腹がすいたらランチをしたり
その後お昼ねをしたりと・・・究極の癒しとはこういうことだと思う

  



4月 19日 「夕食のディナーをコンビニのおむすびに変える意義」

リールチューンっていうとなんとなくアヤシイ、ウサンクサイ
さらにはボラれるのではないかと思われがちなカテゴリーではある
例えるなら店内の様子が見えない厚いドアを開けると
怪しげなおっさんが座っており、はいイグジストは2万だね、ドラグとラインローラーは必須だよとか
ステラは2万だけどハンドルノブはアクリスタへ交換したほうがいいね
こちらは7,000円だよとか、もう底知れないほど怪しい(笑)
なにしろ2万円なんぞ安いリールが2つも買えるのに
新品の、しかも一度も使用したこともないリールをなんで全バラして整備しないとならないのか
店で売ってるリールはみんな完成品じゃないのかとか
ノブやハンドルは付いているものではなんでダメなのとか
どうしてノブが1個7,000円もしなければならないのかとか
さらには既に発売していないリールが中古でさえハイエンド機種に負けないくらいの額で取引されており
それをさらにチューニングする、そして一台をフルでチューニングすると
他のリールもしてみたくなるという不思議な思い・・・・・
冷静かつ客感的に見られる奥方や彼女からみたら相当に疑問だろうと思う
さらにはイベントでも様々なチューニングプランを勧められ
気がつけば帰りの高速代も無くなってしまったという笑えない話まで聞く
しかし帰りに高速に乗らなくても下道で帰るだけの価値のある仕事や製品だと私は信じている
当然IOS製品やリール整備が高いなと感じる方も多く居ることだろう
そんな時こそイベント等で無料整備を体験してほしい
そしてIOSのアイテムをぜひ体験してほしい
そうすると今まで見え無かった何かが言葉でなく感性に響いてくる
そして今までの迷いがウソのようなすっきり晴れる爽快感
効果が判るか判らないかの小さな違いは本物とは言えないし
私自身そこに投資する価値はないと思う
真に実感できることに私自身投資したい
実践からなる確かなる裏付けと妥協を許さない高品質がもたらす有形無形の極み
ブランド力と誇り、そしてIOS FACTORYは常に進化していき
帰りのディナーをコンビニのおむすびにしても後悔しないほどの魅力を秘めているのである




4月 12日 「メデイア」

先日メンバーから、とある携帯サイトからのコラムが無くなってますよと連絡があった
この携帯サイトは国内でも有数のアングラーが多数コラムニストに名を連ねて
私もその中の一人として先日まで活動をしてきた
ユーザーが質問をして、それにお答えするというとってもシンプルな形式のコラムで
メーカーにとっても販促や新製品のアピールを宣伝するに格好の媒体であった
私は基本的に質問メールがきたら数日のうちに返事をメールするようにしていた
それは質問をしたユーザーがレスを楽しみに待っているからに他ならない
残念ながらそれは現実のものにならないことが多かった
酷い時は1ヶ月近くも間が開いてしまうこともあり
当然ユーザーのIOSに対する感情は悪化してしまう
特にイベント告知やシーズナブルなタイミングが命の時に機能しなければ意味がない・・・
携帯サイトのアクセス数を稼ぐ商業的な狙いも判らないではないけど
ユーザーあってのIOSFACTORYとしてはユーザーの気持ちを裏切るわけにはいかない
当然担当者には再三に渡り抗議をして改善策を求めたが
一行に改善されなく、全くといってもいいほど誠意が見られなかった
そして突然私のコラムが消えた。私にはなんの連絡も無しに・・・
この番組の誠意というものを象徴しているように思えた



4月 7日 「独立電源」

計画停電は今後も続くという
そうでなくても忙しい所に電気が停電ともなれば作業効率は大幅にダウンしてしまう
さらには電気不足が懸念される夏場や今後の冬場を見越して自作で独立電源システムを導入した

    

ファクトリーの屋根には80wのソーラーパネル3枚設置
夏場と冬場で太陽の角度に合わせ調整式とした

     

ソーラーパネルからは+とーのコードのみ、意外とシンプルだ

    

ソーラーコントローラーはバッテリィからの逆流電気を防止し、充電器の役目も果たす必需品
ソーラーからのコードはコントロールユニットに入力接続、出力はバッテリィーヘ

    

ディープサイクルバッテリィーの定番「ボイジャー」
日中のファクトリーでの作業電力を差し引いても、休み無くソーラーモジュールからの電気を充電

    

バッテリィーのDC12Vから家庭用のAC100Vへ変換するインバーター接続はバッテリィーケーブルとコンセントのみなので意外と簡単だ

    

奥のコンセントが独立電源、部屋はパソコン1台、プリンター1台、オーディオ1台、デスクライト1カ所、部屋の照明6カ所、そして無線LANユニットを同時に使用可
場合によりアクオスの45インチテレビも普通に見られた
理論的には連続で最低12時間以上は駆動する
日照時間を考慮しても週の半分天気が良ければ、実質的に8時間程度の使用は問題ない

IOS FACTORY  独立電源データ 

ソーラーパネル  80W /1枚/28,000円〜
ソーラーコントローラー(充電器) 7,000円〜
インバーター 500W    10,000円〜
バッテリィ 105A        16,000円〜

尚お手軽に家庭で計画停電の3時間程度をしのげるシステムだと
軽自動車のバッテリィと簡単なインバーター、そして充電器と投光器かクリップ式のライトにLED電球が数個あれば
1〜2万円の投資である程度快適に安全に過ごせると思う
こういうシステムが組めるのも、LEDライトなどの省エネ製品が手軽に入手できるようになったからに他ならない
ただし低価格のインバーターや充電器の中には連続使用や安全性に問題のあるものもあり
さらには高価な電化製品を壊すこともある
購入には口コミなどを参考に実店舗での購入をお勧めする
通販は何度かキャンセルさせられたのでこの時期はためらってしまう


現在計画停電の影響かインバータと特にバッテリィが品薄である
日頃IOSでお世話になっているOPA!ではボイジャーバッテリィがお買い得だった
http://www.opa-fishon.com/




4月 4日 「エネルギーの転換期」

危険な原発はいかなる理由があろうと廃止(廃炉)にするべきだ
原発がないと今の世の中回って行かないよとか
エネルギーコストが高くなつて大変なことになるよという人もいるが
人間だからケアレスミスは必ず発生するし、それは設計においても例外でない
原発には絶対事故は起きてはならないはずなのに
過去に多くの愚かな事故を引き起こしている
放射能はややもすると地球全体を滅ぼすということを改めて認識するべきだと思う
原発は愚かで無知な私利私欲の人間達が作り出した地球上最悪な設備で平和利用など絶対あり得ない
ある人はそんなに安全なら東京に作ったらどうだと提案したそうだ
これが実施できないのも安全と断言している連中も心の隅で危険だと思っているからだろう
企業は過去の産物大量生産、大量消費の呪縛からはやく気がついてエネルギーの無駄使いを辞めてほしい
これからは間違いなくクリーンエネルギー関連の時代がくる
そしてより精神性の豊かさをお互い尊重しあえる時代の到来を望む
私の生まれた下町には魚屋、八百屋、そして肉やなどそれぞれが共存共栄して生きていた
全て専門店なので美味しいし新鮮で安全だった
魚屋は八百屋で野菜を買って、電気屋は肉やで買い物をする
お互い自分の所に無いものを買い物して下町の経済は回っていた
やがて出来た大型スーパーの影響で冷凍の古くて不味い加工食品ばかりになった
それを支持したのは味覚が麻痺し10円でも安いものをという消費者自身だ
食育という言葉があるけど、子供の頃から本物の美味しさを知らないと
将来美味しいお店を失い冷凍がお得意のスーパーやファミレスばかりになるだろう
当然専門店や美味しいレストランに携わる人間は職を失う・・・
ワークシェアリング(みんなで仕事を分け合うこと)を拡大し
そしてお金に余裕がある人は少しでも多く様々な買い物をすることで
循環景気が活発になる。これが出来ないと国としての心の豊かさはないと思う

   



4月 3日 「メーカーとしてできること」

中身のない近頃のテレビには歳のせいなのかさらに興味が湧いてこない
震災からまださほど経ってもないというのに
番組はお笑いや安い素人芸人を使った馬鹿げた電波の無駄使いをしている
子供の頃と言えば勉強はさっぱりな割に毎朝と夕はNHKのニュースが大好きで
さらに質の高いドキュメンタリーや質の高い芸人が多数登場して
子供ながらに多くの刺激を受けた
メディアの影響は良くも悪くも大きい
このテレビというメディアを利用してもう少し今の被災地の方の為に
なにかすることは出来ないのかといつも思う
そしてIOSとしても・・・・・
関東を中心として今釣り店舗は息消失ムードだという
ユーザーも今遊びに行くのはフトドキモノ扱いになりそうな気配であるが
ここで経済活動が低下していったら日本の財力も低下してしまうだろう
こんな時こそ盛り上げて国をあげて被災地に一つでも多くの支援を送ることだと思う
そして一人一人自分は何がしてあげられるか考えてみる
お金は無いけど時間があるという人は人力を提供してあげてもいいだろうし
お金は多少あるけど時間は無いよという人は義援金という形でサポートしてみる
さらにはお金も金も無いよという人はせめて無駄なエネルギーや資源を使わず
被災地に少しでも回してあげることで支援はできると思う
一人でも多くそういう考えの人が集まる所
それは釣り業界にとってイベント会場だろう
IOSとしてもイベントの売り上げの一部を先日のイベントから義援金として送ることにした
計画停電時にも、非常電源持参でイベントは継続する
一人でも多くの方がイベントに訪れて何らかの形で被災者の手助けに繋がればと思っている。



3月 29日 「IOSラインコート・シークレット」

ナイロンラインやPEラインなどの表面をオイルでコートして、スベスベにして飛距離を出したり、ライントラブルを軽減しようとラインコートなる製品が以前より発売されている
現在出回ってる多くのコートはシリコンオイルを揮発性の高い溶剤に混ぜて
それをスプレーでラインへ吹き付けてしまえという、そんなコート剤がほとんどで
その上を行くコート剤ともなるとフッ素の粉末?やオイル? を溶剤に混ぜて
やはりスプレーで吹き付けるという手段が多い
ここで問題になるのがその溶剤というやつで、ラインは本来ある程度のオイル分を含んでいる
PEラインも繊維処理剤を含んでいるし、あらかじめプレコーティングしてあるのがほとんどである
そういったコートをラインコートの溶剤が落とすことがある
当然そのあとは有効成分が効いて、ある程度は滑り性とかが持続するのだが
問題はそのライフだろう・・・
オイルが抜けたPEラインは木綿糸のようにコシがなくなり、ふやふやになってしまうことがある
IOSのラインコートを開発するにあたりこの持続性というのも重大なテーマになった
従来のコートの方法はオイルやフッ素の粉末等をラインの表面に塗布するだけの機能のものが多く
IOSでも初期のプロトでは高粘度のオイルをジギングのテストに実施し、あっけないくらいにライフが短いことを痛感した
なにしろ塗布した直後はベトベトするほどに多く塗布しても
その効果は数時間しか持たなく、著しく汚れを寄せ付けた
結局表面コートの限界を感じた・・・・・
ラインには強烈な皮膜を作りそれを持続するという難題をクリアしなければ売れないと思った
逆転の発送でラインコートの最大の敵は耐久力を低下させる水であり
それを逆手にとって水と化学反応で滑り性を持たせて見たらどうだろうかという発想をしてみた
その低摩擦力は例えるなら氷の上に水をまいた滑り性と言えるくらいに優れてる
汚れ防止効果もガイドやプランクに塗布すると実感出来るレベルだ
実はこの特殊オイルは船舶の特殊塗料にも配合されている成分であり
海洋工作物や船底のフジツボや貝類の付着を軽減してライフや燃費向上対策に貢献したり
○○カップのヨットレースに使用されてるとか、してないとかという
釣り人ならおわかりの通り魚は表面がヌルヌルしている
そのヌルヌル効果は耐久力やスベスベ性においてかなりの実績のあるオイルである




3月 26日 「偽物になるか、本物として生きて行くか」

人は誰でも効果のないもの実感のわかないものに投資したくない
日本人はとかくメディアやメーカーの人間の言動に左右されやすいのか
流行というものを盲目的に追いかける癖がある
それが確かなものならいざしらず
あの有名な人が使用しているとか
誰々さんか使って具合がいいと言ってたからとかという理由で
他の連中に乗り遅れたらまずいとばかりに安易な考えで走る傾向にあるようだ
クリティカルシンキングという言葉がある
これはあらゆる情報に対して批判的な思考を働かせ、分析する習慣のこと。
氾濫する情報について本当にそうなのか?と
常に自問自答して自分の頭で物事を決定していくことは
釣りならずとも様々な生活の中で必要だと思う
もちろんIOSの製品も例外でなく、当然疑いの目をむけて欲しい(笑)
大切なのは自分で考えて行動するということだと思う
長いものに巻かれるのは楽だし安心感があるとは思うし
とんがってばかりでは疲れてしまうだろう
ただしそれに甘んじていたら本物だけが知るなんともいえない心地よさを
いつまでも体験することは出来ないだろう
IOSのリール整備は勿論、製品のラインナップはその全てがじっくり時間と金をかけてテストを実施して
さらに品質を改良して作り込んで、世にリリースしている感性あふれるオリジナルなものばかりであり
胸を張って自信を持っておすすめできるものばかりである
安易なリール整備は勿論、形状やコンセプトまでコピーした粗悪商品が氾濫してる昨今
子供でも容易に見抜けるその製品を使う人は、どんな気持ちでそれを使っているのだろうと思う
「偽物になるか本物として生きて行くか」とは、あるインディアンのメディスンマンの言葉である
迫害を今でも受け続けても生きる尊厳と誇りを失わない彼らを思うに
その言葉の裏には偽物になるのは簡単だけど、本物を貫くのは大変な苦悩の現実がある
この言葉を噛み締めて、作る側も使う側も改めて自問自答したい。



3月 19日 「電気不足・・・・」

知り合いの中華料理店から悩みを聞かされた
「昼も夜も停電なら商売あがっりだ!!」
計画停電の波は産業活動の低下も招き、しいては日本の経済にも多大な影響を及ぼすだろう
一番電力を消費する時に停電にするのは効果的なのはよくわかるが
実店舗を構えてるお店の影響は計り知れない
今後電力の供給も安定とは言えず
当然なんらかの代替発電施設の建設などにより料金は間違いなく値上げされることだろう
今後家庭レベルでのミニソーラー発電の普及は間違いないだろうが
住宅用の売電式ソーラーシステムを組んだとしてもその最大の落とし穴が夜の停電時には電気が使えないことだ
夜まで営業している店舗はそれだと痛い
そこで独立電源の出番である
完全な形での独立電源はソーラーパネルを併用したものが多いのだけど
お手軽なのはどこでも入手出来るバッテリィーとインバーターの組み合わせ
日頃お世話になっている栃木県のあかさか釣り具に電話すると
ここも停電の影響を受けながらもお客にライトを持たせて必死にがんばっていた
IOSのーファクトリーや自宅ではバッテリィーとインバーターの組み合わせで
停電時にも照明やPC、プリンターなどを駆動させていると話した所
早速お願いしますということで栃木県へ出かけた
店内に新たにライトを10カ所設置、ボイジャー105Aで楽に3〜5時間は乗り切れる
洞窟のような暗闇にLEDライトが灯る
明かりって素晴らしい!元気が出る!
店内は平日というのにいつも通りにお客でゴッタ返していた
10ステラ・・・11ツインパワー出たばかりなのに安過ぎっ!!
IOSの竜虎から「IOSはいつから電気屋になったんですか?」と言われてしまったけど
これでお客の購買意欲も出て、何らかの形で被災地の方にお返しが出来ることを願っている

   

バックアップ電源のシステム例  
密閉ディープサイクルバッテリィ、直流12Vから交流100Vへ変換するインバーター
そしてバッテリィーチャージャー、家庭用のコンセントで数個の照明やPC程度なら十分まかなえる


注意事項

※ 入電した時のトラブルを防ぐため、家庭用電源とは別の完全に独立した経路にすることが望ましい
※ いざというときに使えるよう停電復旧後は電力負荷の少ない深夜に充電しておく
※ 電気配線が多くなり充電中は水素ガスが発生するのでショートや火災に注意する
※ 自動車用バッテリも使えなくはないが、充電中(特に初期)に激しく泡立つと
  空気穴から希硫酸液が出ることがあり大変危険なことを認識して取り扱いをすること
  特に子供の手の届く所には置かないなどの配慮が必要




3月 18日 「その後・・・・」

ガソリンの不足は日を重ねる毎に行列を作り出し、それが交通渋滞を引き起こしていた
食料難や停電もたしかに堪えるが
被災地で想像を絶するような苦労をされている人達を思うと
いったい自分には何をしてあげられるのかと自問自答の毎日である
先日ホームセンターへ停電時のバックアップ用にと、バッテリィーとインバーターを買い出しに行った
隣のレジは店員も多忙なのか封鎖してあり、みなじっと行列を我慢していた
一人の初老のいかにも「教育おばさん」と言った感じの生意気そうな人物が
電池やらペットフードやらをカゴにあふれんばかりに買い込んで
隣のレジを開設しろと文句をつけていた
思わず「みんな我慢して並んでるんだからババアも我慢しろや」と怒鳴ってしまった
毎日報道される寒く火の気もない体育館で、辛い生活を余儀なくされている方を思って
ついつい出てしまったけれども、近頃の年寄りは酷いんじゃないかと思う
とかく近頃平日の昼間はどこかしこのスーパーでも年寄り連中が
何ヶ月も食べられるんじゃないかと思うくらい買い込んでる
ガソリンもあきらかに、今までそんなに入れないだろという人まで
ガソリンスタンドをハシゴして満タンにしようとしている
見てみるとほとんどは定年して年金で生活しているだろうと思われる年寄りだ
少ないとぼやきながらもきちんと年金をもらい、金と時間を持て余すから昼間買い占めをしてみたり
前の日からガソリンスタンドで並べる。ガソリン争奪戦なんて「マッドマックス」じゃあるまいし
サラリーマンはそんな暇なぞあるわけがない。
見る限り若い人のほうがそのへんはよく心得ているようで、節度のある行動をしている。
義援金がどうのとかいうまえに
当面私たちが出来ることは、電気やガソリンなどのを必要最小限に使うことだと思う
個人的には寒い夜に毛布の一枚だけでもいいから届けてあげたい気持ちなのに
それが出来ずに辛い思いである。今後IOSとしても何らかの対応をしていきたい。
そしてまたアホな奴らが節操もない行動していたらみんなでブーイングしよう!!



3月 17日 「仙台からのお客さん」

今外はゴーゴーと激しい音を立てて風が吹いている
群馬の冬から春にかけては季節的な強い風が良くふいて
いつも馴れた風の音なのに不安に聞こえてしまう
IOSでは東北地方にも多数のユーザーが居て
何人かは無事ですと連絡があった
家や車は勿論、友人知人も亡くし、食料もなくガソリンもないかなり厳しい状態であるのに
タックルは無事でしたと安堵の声が聞こえた
毎日チューンドリールを回して不安な心を落ち着かせているようだ
このような状況では釣り具なぞ意味のないことだと思いきや
彼らにとって一番大切な心のケアのお手伝いをIOSリールはしてるのかなと思うと
この仕事をやっててよかったと思った
とかくこのような時は全てを悪い方向に考えがちで
将来を悲観的にみてしまうのも無理はないだろうが
また激しいドラグ音を響かせエリアに戻ってきてほしいと強く願う



3月 12日 「東日本大震災に思う」

夕方、ファクトリーで仕事をしていると、まるで船に乗っているかのような
激しい横揺れに見舞われた。なにしろ立ってるのがやっとで
生まれてこのかたこれほどの揺れは経験したことも無かった
ログハウスのペンダントライトも激しく45度に揺れていた
かなり長い間続いた横揺れの後、電気も停電となり、結果的には約1日ほど電気が通電しなかった
幸いリール保管庫やパーツケースは免震ゴムの上に設置しており
裏からビスで固定してあった為、部屋内の落下もなく
PCもノートを立ち上げて通常通りの業務を処理が可能になった
メンバーも全員怪我もなくほっと一安心!
早速ワンセグを付けると、東北地方が震源地に近く被害も相当らしく
津波での被害者も相当数になるようである
また原子力発電所も被害を受けて放射能もれも心配である
津波の犠牲者の中には小さな子供も多くいるようで、私も同じ子供を持つ親として胸が痛む思いだ

また私の携帯もそうだけど地震発生の際は、携帯から今まで聞いたことが無いような
けたたましいサイレンが鳴り響く。これは運転中でもわかるほどだ
公的機関の対応が悪いとかここで論議するつもりはないが
もう少しなんとかならないものかと思う
また原子力発電所の被害と対応も聞いててそうとう生温いと思う
大きな津波がくることは想定外と言ってるが、海辺にある以上津波の想定は当然ではないか?
また様々なシステムが損傷を受けることも想定外と言ってるし
現状報告も都合のいいように言ってて結局は深刻な事態を招いてる
電力が麻痺して運転が制御出来ないなどというのもあまりにも想定が甘すぎやしないか?
コスト面での兼ね合いもあるだろうが
一面性を帯びた見せかけの危機管理が今の日本の公的機関だと思うと
メディア操作の著しい昨今において、確かな目と危機管理能力を持ち
自分のことは自分で守らないといけない時代が来ていると思う




3月 3日 「リリーサーからリールや子供を守りましょう」

 

近年管理釣り場でフックリリーサー携行が原因での、モノや人をひっかけて怪我を負わせたり、モノを壊す(ロッドを倒してリールを落下)ような不幸なトラブルが発生しているとの多数の報告を受けております
IOSリリーサーはこのようなことを極力防止するため、細部にわたり安全対策を実施しておりますが
水面下では、エリアによっては大会時やリリーサーの使用に規制が入るとの情報も聞きます
正しく安全に携行すれば、大変便利で機能的なツールですので
IOS FACTORY としては下記の事項をご理解頂きご協力頂けますようお願い致します


1 先端がオープン形状でないフック式のものはモノや子供の顔をひっかけたり
  高価なタックルをひっかけて倒すことがありますので、携行時は十分ご注意下さい



2 先端が針金で切りっぱなしのものは、先端が鋭く凶器以外なにものでもありません
  カマやナイフを裸で持ち歩いてるようなもので大変危険です
  しかも腰に吊るしたリリーサーは子供の顔の位置にあります
  携行時や取り扱いには十分ご注意下さい



3 IOSのフックリリーサーはメーカーのモラルとして上記の安全対策を開発初期から
  十分に考慮して製品化しておりますが、残念ながら現在市販されているリリーサーの中には
  安全性を無視したこのような危険なものも多数見受けられます。
  また自作でのリリーサーにおいても先端部はカバーなどをされるようご配慮頂きたく思います



3月 3日 「引き算の法則」

IOSのリリーサーシャフトのデザインは、リリーサーとしての機能の中でとても重要な意味をもたらす
開発の段階では、いやらしく色々とクネクネと曲げてもみたが
曲げれば曲げるほど醜く、そして機能性をかえって失ってしまう
ライントラブルは発生しやすくなるし、なにしろ絡むのだ
しかも一番重要な汎用性からはほど遠くなる
魚は都合のいい場所にばかり針掛かりなどしない
だからリリーサーはオートマチックというよりは、完全にマニュアルだと思って固定式しか当初から頭になかった
さらには先端のデザインも針金を切りっぱなしだと
先端の鋭いカマかナイフを子供の目線でブラブラぶら下げるという危険極まりない行為と同様であり、万が一怪我や最悪失明でもさせたらと思うとぞっとする・・
IOSリリーサーも先端のデザインは苦労した
今思えば笑えるような形ばかり作っていた
しかし結果的には先端も極力針抜けのいいシンプルなデザインとし
シャフトのカーブデザインも極力シンプルな曲げとしたことと
リリーサーの中でIOSリリーサーは先端が完全にオープン形状なので
服やモノに引っ掛けるということがほとんどないのも特徴で、さらにシンプルな形状からは
機能性と機能美が備わり洗練というおまけまでついてきた。
いつも思うのだけど開発当初はなんでもかんでもつけてやろうという意気込みがあって
結果的には、やぼったいデザインで使いづらかったりした。
企画開発をしていくにあたり
足して行くことより引いていくことの難しさをいつも思い知らされるのである



3月 2日 「超軽量&高強度素材との出会い」

リールは精密機械であると同時に軽量&強度も必要である
最適な素材は一般にはチタンがもてはやされているが
とんでもなく高価であり、そのわりに粘りにかけているところがどうしても歩み寄れないでいた。
個人的にもリールのパーツはいつか色々やってみたいというのがあって
水面下では色々なメーカーに問い合わせたり試作を作らせてはいるものの、最終的に軽くて強いという素材でないと
トータル的な仕上がりが満足のいくものではなかった
個人的には樹脂でなく金属で勝負したいというのがあって
そうなるとアルミ素材にいくのは自然の流れである
しかしメーカーのアルミの加工品はそれなりに精度は出てるものの
なにしろ弱い、アルマイト加工しても表面高度はともかく
ひっぱり強度もチタンのそれとは比較にもならない
ステンに戻そうかとも考えたほどに悩んだあげく、さまよう旅人のように目はうつろ
寝ても覚めても素材は頭から離れなかった
目線を変えて分野も変えた
朗報は突然やってきた。アルミに特殊な処理が出来て、精密加工も得意ですというメーカーが現れた
なかなかレスポンスのいい社長ともフィーリングがあって早速現物を確認した
そこには小さなビスが2つ。1つはステン製 もう一つはアルミ処理品
まずその軽さに驚いた。そしてその強度と堅さは鉄なみの強度を持つということだった
フィールドテストを経て現在発売されてる最新ロットのアクリスタにそのエンドビスを早速採用し
今後TD-Z、SC-Z、TDイグニス用にチタンをしのぐ超軽量&ハンドル強化軸として採用
軽量&高強度のハンドル軸を採用したスペシャルモデルは
高強度航空機用高強度アルミ素材にさらに特殊処理を施しており
従来のハンドル軸に比べ300%の強度、軽さは1/3以下というアルマイトでは到達出来ない
軽さひっぱり強度においてチタンをもしのぐスペックをもたらした
今後の展開はと聞かれたら・・・・
もうライン噛みとは無縁とか・・・リールの感度そのものを根本的に覆すような・・・
リール開発者のデザインを尊重した上でのトータルデザインバランスも考慮して
オーバードレッシングな華美装飾は極力抑えた
本質的な機能を追求した結果の美しさがにじみ出れば理想だと思ってる



2月 24日 「セルテート2004CHどう使う!?」

ダイワはシマノと比べてノーマルでもギア比をローギアに設定する傾向にあり
トラウト用としての1003Hがラインナップとしてはあったが
ネイティブユースのイメージが強く、繊細なエリアユーザーの人気も今ひとつだった
シマノは近年立て続けにハイギア攻勢をしかけてきて
ダイワも負けじとばかりに今回ライトモデルとして登場したのが今回の2004CH
コンパクトの名の通りに1003ボディに2004ローターを組み合わせるという
「ドデカコンパクト」の思想を引き継いでるあたり、いかにもダイワらしい
内部はというと、初代セルテートや10ステラハイギア同様に、ピニオンベアリングの両支持はボールベアリング
そして長めのハンドルといい、これはフリクションロスを軽減するに最大の効果をもたらしている
ハイギアの初動の重さをギア比5.6(10ステラC2000HGは6.0)という微妙な設定で軽減して
ハンドル1回転あたりの巻き上げ長は 75cm(ステラC2000HGは79cm)という
これまた微妙な設定である
イグジストより重いしセルテートの使用するカテゴリーはなんですかと良く聞かれる
確かに200gはエリアのリールとして使い込むには、合わせるロッドとのバランスを考えるとちと重い
なのでイグジストにも負けない剛性感のあるフレームでギアにもある程度の負荷がかかる釣り
すなわち、ネイティブやバスそしてソルトで使ってこそ進化を発揮すると思う
かなり防水性を考慮してシールド性を持たせたリールなので
反面水が侵入した場合は、排出の問題や、定期的グリスアップが難しいなどの懸念はあるが
メンテナンスフリー感覚で使えるのも嬉しい
ぼちぼちファクトリーにも何台か整備依頼も来ていて、35mmハンドル付けてハンドルの重みで回転するくらい軽くしてくれとか、なかなか厳しいハードルを課せられたりするが
ハイギアの巻きを軽くすることは実際本当に難しい
整備直後はどうしても巻きが重くなるのである
しかし使えば使うほど文字通りリールは育っていく・・・・
そうやってそれらの厳しいハードルが実現した時の喜びもひとしおなのである


スペック 

品名         セルテート2004CH   
ハンドル長/1回転   75cm  
重量         200g    
ボールベアリング数  12/1  
メーカ販売価格    40,000円



2月 10日 「ワカサギ釣りとIOS」

先ほどから薪ストーブの中より甲高いパチパチという音が響きだしていた
ひっそり静まり返った漆黒の森と骨まで凍みる寒さの北軽井沢の深夜の冬をもう何年経験したことだろう
薪を取りに外に出れば、手が届くほど近くにある一面の星空を見上げてそう思った
深夜を回ったというのに一向に寝付けないで居る
ストーブの前でシュラフに包まり顔だけを出して寝ようとするが
時折ぼんやりと目を開きストーブの窓が気になり、そして新しい薪をストーブの中に丁寧に並べた
明日からはワカサギタックルでのフィールドテストが始まる
今シーズンは目立ってわかさぎ釣りが多方面でも盛んで
初心者からベテランまで各地大にぎわいである
思うにこれほどまでにブームとなっている背景を推測するに
電動リールの手軽な普及は無視できないと思う
リールメーカー大手もこぞって参入してきたこのジャンル
わずか10cmにも満たない魚を大人が夢中になって
魚探やら電動リールなどの文明の利器を駆使するのがまた楽しい
IOSとわかさぎ?この二つになんの関係があるのかという向きもあるが
電動リールのマブチモーターの軸受けやブラシはグリスなのでそこをオイルチューンしたりして
巻き上げトルクやスピードをアップしたりしたこともあったが
巻き上げが早すぎて口切れを起こすこともあり
スプールの糸巻き量を減らして巻き上げスピードを遅くしたりと色々工夫も楽しい
さらにはスプールのベアリングを交換してオイルチューンしたり
極細PEラインとガイドにはIOSラインコートを塗布して2g以下のシンカーをスムースに落としたりと
こちらもそれなりにやればやっただけの効果が出ている
正直手バネ竿(リールが付いてない単竿)には釣り本来の本質があるとは思うので
浅場の釣りでは個人的には好きで多用するのだけれども
水深が10mを超えるような所だと正直辛い・・・
IOSは管釣りじゃないのー?という声も聞こえそうだけども
わかさぎ釣りをきっかけに釣りというものに親しんでほしいと思う
そして様々な釣りに興味を持ってもらうきっかけとして
ワカサギ釣りは最適だと思う。



2月 1日 「イベント後記」

先日は久しぶりの2dayイベントを強行した。
初日はアカサカ釣り具、さすが定期イベントだけあって店内は相変わらずのアットフォームな雰囲気で
多数のお客さんも楽しそうに談笑しているのが印象的だった
当然IOSブースにも多数の常連さんがラストまで絶えることなく来場して頂き
常に順番待ちの状態で大変申し訳なく思ったが
それでもお客様は整備後はみな満足して頂けたようでこちらとしても大変やりがいがあった
翌二日目は埼玉の越谷タックルアイランドでのイベント
ここはシヨッピングモール内にあり、話題の商材を隙なく取り揃えており
ユーザーには魅力的な品揃えと店員はエリア・トーナメンターなので
かなりつっこんだ有益な話も出来るのが人気のシヨップである
イベントを実施して思うのは
初めてのお客様はライトチューンやフルチューンのご依頼も多いのだが
無料メンテでかなり質感も変わるはずなので
ぜひまずは無料で出来ることはさせてほしいと思ってる
勿論イベントではリールを拝見し色々な提案やアドバイスは責任を持ってさせて頂くのだが
イベントの意義はお手軽に一人でも多くのユーザーに確かな実感をして頂く事だと思ってる
やみくもにチューニングに経費をかけるのではなくまずは無料で実感してほしい
また、IOSは国内外、オールドから最新リールまで含めて全て整備可能であるので
こちらも気軽に相談してほしい。IOSのイメージはリール整備の特性上
なんとなくお固いとかマニアックとか近寄りがたいというイメージがあるようだけど
体験して頂ければおわかりの通り、かなりお気楽なメーカーなので
お気軽にみんなに遊びにきてほしいと思っている。




1月 26日 「ロータが逆転!?」

この時期のリールトラブルで一番多いのはローターの逆転だろう
特に気温が氷点下の朝一での発生率が高い
逆転のトラブルの一番の原因はワンウェイローラークラッチだ
これはダイワもシマノも基本的に構造は同じで
文字通り一定方向にしか回転しないクラッチとインナーカラーの組み合わせであり
内部の作動はニードルベアリングとインナーカラーとの摩擦力で、逆転するのを制御していて、その摩擦力が強ければ巻きが重くなるなどの弊害が出やすい反面
ストッピングパワーは高くなる
ここの調整いかんで異音軽減や巻き感度向上が図れる
IOSとしても無視できないパーツの一つである。シマノなどここへの注油は禁止というくらいに内部のオイルのクオリティもとても重要にもなる
仮に低温特性の悪いグリスやオイルなど塗布したものなら、間違いなく逆転してしまうだろうし
巻きも重くなってしまう
ワンウェイローラーからシャー音がするからと言って安易にグリスを塗布するのはリスクがあるので要注意である
本来はもっと他の原因をさぐり対応するべきなのである
またオイルが汚れてくると、当然作動が悪くなるので逆転はしやすくなる
整備していて逆転してしまう一番の原因はワンウェイローラー内部の汚れである
これはIOSでチューンしたリールとて同じことで、オイルが汚れてくれば逆転のリスクは高くなる
そしてワンウェイローラークラッチこそ高性能なリールオイルがここでも必須となってくるのである
ここのオーバーホールはこまめに点検するべきだ。ギアを分解するのでないので洗浄して組み付けだけならさほどむずかしくはないと思う
IOSパーツクリーナーを入れた中にクラッチを入れてしっかり付け置き洗いをしよう
そして良く乾燥させてからIOS-02の塗布をお勧めする。
溶剤入りオイルをここに使うとあとで痛い目にあう。



1月 22日 「ロッドのブランクに水アカついてますか?」

IOSラインコートをラインやガイド、そしてブランクへ塗布するとどうして飛距離はもとよりリトリーブ感度もあがるんですか?という質問をよく受ける
これは簡単に説明できる。通常の油性の撥水系ラインコートをガイドやブランクへ塗布する
少し汚れた止水のエリアなら必ずブランクが白く汚れるはずである
これは撥水により水玉がブランク表面に付着したあと
乾燥により残った水分中の汚れが白く付着してしまうからである
またオイルは汚れを連れてくる性質を持っている
以前油性の、粘度の高い撥水コートでテストした
ラインは汚れるわりに耐久性が2時間程度しか持たないという結果が出てから
これは付着対象物にラインコートを化学的に強固に付着させないといけないと思った
もちろん、なにもコートをしなくても同様に白く汚れるはずで
当然ブランクやガイド(当然付着している)にそれらが付けば
滑り抵抗が著しく増大してしまい、飛距離低下しいては感度低下も招いてしまう
そして厳密にいうとそれはラインにも当然付着してしまうことになり
特にPEラインは水をしみ込みやすいから汚れがさらに酷くなる
さてそんな時にIOSラインコートの出番である
IOSラインコートの最大の特徴は、カーコートや外壁で時代の最先端を行く親水性特性を有する。
撥水とは真逆の、水で常に汚れを洗い落とす効果を発揮し、化学反応の力により瞬きをする涙のように
汚れを払い出していく。水とけんかをする撥水は撥水作用のコート皮膜の長期維持が難しいが
水に親しむIOSラインコートは水との調和を持って長期にわたり効果を維持することは愛用者なら誰でも経験しているだろう。
IOSラインコートはとても小さなボトルで頼りないが
化学反応を武器に、その効果及び持続性は市販のスプレーコートをしのぐとも言われている。
特にこの時期の悩みの種の、ガイド凍結軽減対策としても
IOSラインコートは必須アイテムとなるだろう。



1月 20日 「肩こりと職業病」

リール整備を本業にしていると一日デスクに座り
ほとんど運動もしないまま運動不足が続いてる毎日
当然身体も支障をきたし、特に肩こりは酷く、満足な睡眠もとれずにいた。
整体に通ってもその時はよくても、数日たてば元通りの状態
肩甲骨がまったく動いてないとのことで、その影響は腰まで達してかなりの重傷らしい
イベント中でもカチカチの肩はメンバーに揉んでもらってようやくなんとかしのいでる状況だった。
半ば職業病だから仕方ないかとあきらめていたのだけど
先日街でオーダーメイドの枕を知ることになった。肩こりも軽減するらしい
なるほど、寝てみると頭のすわりも確かに良かった
値段も26,000円と今までこんな高い枕は買ったことがないくらい初めての経験であるが
これで肩こりがもし治るならと・・・・・
清水の舞台から飛び降りた覚悟で店員さんに声をかけた
頭の形をクシのような器具で測定し、意外と高さのある枕を勧められた
元々首が太く長さが極端に短い(笑)私にはかなり抵抗があったのだけど
なるほど寝てみるとなかなか頭のすわりも良かった
翌日から少しつづ効果が出始めたようで数日後はほとんど肩こりの自覚が朝おきても無かった
なにしろいつもはシモンズのベットで夜中中寝返りをして睡眠も浅かったのだが
なんと布団が乱れておらず頭も枕の定位置に収まっていたのは驚いた
さらには寝起きの時から最悪の肩こりで起きるのがとても辛かったのに
ベットからとても壮快な気分で目覚めることができた
おかしいな?たかが枕だろうと人一倍疑り深いはずなのに
腰痛もすっかり無くなりこれは信じるしかないと思った。
たかが枕、されど枕・・これってリールオイルも似てるかもしれない(笑)



1月 18日 「リールは機械の集合体」

リールはそれが一つの機械ではなく、ハンドルやノブそしてスプール、フレームやギアなど
個々のパーツの集合体とも言えるだろう
よって様々なパーツやオイルやグリスの組み合わせで
まったく違う性質のリールに仕上がってしまう
ハンドル長をわずか5mm変えるだけで相当の違和感があるし
スプールの重量バランスも重要だ
特に人間との接点でもあるノブの形状や重量はリトリーブポジショニングのバランスを大きく低下させ
リトリーブ感度やリトリーブの姿勢は勿論、フッキングシーンまで大きく変わってしまう
現在多数のメーカーからハンドルやノブがリリースされて
どれもが高性能をうたっているが、ならば実践のエキスパートやトップアングラーが実際の大会でそれを使用したり、さらにはそれで勝っているだろうか?
選択の誤りは致命的なポテンシャルダウンを招くこともある
リールは新品で購入した時からアングラーに育てられてる
本物はいつまでも残り、使えない偽物は淘汰されていく
メディアの影響を受けない真の実力者のタックルを見てみよう
エリアシーズン真っ盛り、各地では大会が多数開催されているが
結果に伸び悩んでる時には、そのハンドルやノブは違和感を感じてないか
改めて自問自答することも必要だと思う。



2011年
1月 7日
「機関車トーマスはアンバサダーか?」

正月だというのに昨年の暮れからのファクトリーの大掃除がまだ終わってない
特に天文学に近い!?このルアーの分類整理をどうしていいか途方にくれてしまう
エリアはシングルバーブレス、ソルトやバスなどのネイティブはトリプルフックだから
同じルアーでもジャンルによりフックの形態が変わるし
それをストックしておく整理というのを、今まで仕事の多忙を言い訳にしていてほとんどしておらず・・・・このルアーの山を見ると考えるだけで鬱になってしまう
当然ルアーがそんな状態なら普段使用してなかった2群リールも既に2年もほったらかしの状態
さすがに2年も経つとギアのゴロやベアリングの異音も気になってきて
こちらも古い順に整備をしているからほとんど年末年始という感覚もなかった

そんな折りに6歳になる息子にあるテストを実施してみた
これは毎年定期的に実施しているテストで
アンバサダー1500Cとアンタレス、そしてカーディナル33と10ステラ 1000S
両者究極に遠いリール同士どちらが好きかを選ばせた
答えは迷わずアンバサダーとカーディナルを手に取った
かなり親馬鹿なひいき目にみてもそれはとても嬉しく感動ものだった
アンタレスはロープロファイルのデザインで滑らかな作動感であるが
彼にしてみれば機械そのもののシルバーに無骨な機能美が目についたのだろうか
スピニングにしてもなぜステラでなくカーディナルだったんだろう
人間は生まれながらに感性とバランス感覚を持っていると聞く
さすれば彼がリールフットを握った感覚はカーディナルのバランスを無意識に選択し
さらに作動感や機能美が好きだったのかもしれない
後日聞いた所によるとステラは音もしなくて巻いている気がしなかったと言っていた
リールは極めれば巻きが滑らかで高感度そして軽いリールへと方向性は進んでいくだろうが
それだけではない味というものがきっとあるからこそ原始的な釣りという行為がこれだけもてはやされるのだろう
子供は先入観なくシンプルに物事を思考する、大人はメディアや他のユーザーの声など
様々な情報が氾濫しすぎて、私自身判断に迷うこともしばしばだけど、モノ作りには大変重要なことだと思っている

プラレールには機関車トーマスシリーズがある
同じラインナップでは新幹線もあり、そちらのほうがロープロで速度も早く魅力的だとは思うのだが
子供には機関車が圧倒的に人気であり、多数のラインナップがある
ディーゼルもあるのはあるのだがカテゴリー的には意地悪なレッテルを張られて不当な扱いを受けている
前述のアンタレスが新幹線ならアンバサダーは機関車くらいの差があり
そんなトーマスワールドには様々な機関車と貨車の仲間が居て
様々な人間模様があり、止水エリアの低活性の動かないニジマスのように大変興味深い
個人的にはヘリコプターのハロルドの洗練されたデザインが捨てがたいが
この物語で最強なのはトップハム・ハット卿ではなく、人間でも機関車でもない
ボルダーという大きな丸い巨石だろう。今後プラレールに最強の破壊王ボルダーの登場を願いたい。
余談であるが機関車トーマスシリーズの歌に「事故はおこるさ」という名曲があるが
これは企業の設備管理、安全対策関係の本質を鋭くついた、とても味わいのある歌である
私も一メーカーの長としてこの歌は日々肝に念じて、浮ついた行動は慎むように心がけている。



12月 17日 「幻かIOS-00!?」

IOS FACTORYの代表的な製品がIOSオイル
実際メーカーを立ち上げてからまったくモデルチェンジをせずに販売している
毎年ニューモデルチェンジが当たり前のこの業界において
数年もの間製品仕様変更をまったくしていない
正確にいうとモデルチェンジは試みてるのだけど
IOSオイルを超える潤滑力と浸透性そして独特のしっとりした上質な回転をどうしても超えられてない・・・・・・
超えるべき壁は身近にありながらも最大のライバルとしてIOSオイルは今日までいつも目の前に立ちはだかっていた。
時には悔しくてうっとうしくてそしてこのままで良いのかという焦りもあったりして
いつも心の隅にはモヤモヤした葛藤があった。
ちょうど前の企業の同僚からメールがあり、彼からのヒントで、あるオイルを取り寄せることにした。
以前勤務していた企業のオイルは、中には蒸気に暴露しただけで失明してしまうものがあったり
発ガン性物質の蒸気を発散し慢性的に吸引するとガンになるようなかなりヤバイオイルもあった。
もちろんオイルの重合中に可燃性ガスや毒性ガスが多数発生したりするオイルもあったので
作業中は宇宙服のような格好をして付近を通行止めにして作業をしていたほどだ

同僚からの提案のあったオイルは私自身が現場で製造していた潤滑オイルであり
もちろん100%化学合成で化学的にはとても安定していて毒性はない。
それでも当時入社したての頃には、先輩からキロ10万円もするオイルだから大切に使えよと良く脅かされた
入社当時から戦略物質にも該当する特殊オイルで、輸出には日本政府の許可申請が必要なオイルであり
実際このオイルを個人で購入することは不可能に近い
購入にあたり事前に審査が行われ、使用用途をしつこく聞かれた
使用用途をみれば軍事用、宇宙開発、原子力研究所など・・・・
たかが釣りのリールに使うにはオーバースペックじゃないかという勢いで
値段も値段なので酒に酔った勢いでサンプルのつもりで取り寄せた
無臭、無色の100%化学合成オイルは水のように浸透性があり、粘度は低い
もちろんIOS-01オイルより粘度は明らかに低い
早速愛機ダイレクトリール、ラングレー・ストリーム・ライトに塗布して回転を見た。
ムフフフ・・・・カナリアヤシイ(笑)と商社の営業と目を合わせた
今後どういう使い方をするかは実機でのフィールドテストを実施しながら決定していく
当然高価だからといっても満足のいく結果がでなければボツになるし
回転がいいからと言っても使用する箇所はどこでもいいというわけには行かない
メンバーには「テストで申し訳ないがリールを壊してほしい」というと、皆満面の笑顔で快く承諾してくれた。
フィールドテストというと格好いいイメージがあるが
彼らはそれらのリスクを承知の上で、IOSの為に喜んで公私を問わずテストに協力してくれる
私はそんなメンバーを持つことを誇りに思う。
今後はひとまず極寒の-20度近辺での動作テストとベイトリールでの軸受けのキャストテストを実施する。

    


12月 10日 「10ステラのオシレート」

発売から人気の10ステラ、特にC2000HGは品薄が続いてると聞く
今までライトタックルのハイギアというと初動の巻きの重さがどうしても我慢できず
敬遠しがちだったが、10ステラHGは今までのハイギアの雰囲気をがらっと変えた
ピニオンギア両支持のベアリングの恩恵もかなりある
しかしだからといって整備してすぐに軽くなるのかというとそうもいかない
発売早々に10ステラの基本構造を念頭に数々の微調整チューンを繰り返しつつも
現在も整備をする上で新しい発見そして試みを実施している
そのひとつがオシレート機構だろう
どんなに回転がよくなつてもオシレートがスムースにいかないと
その抵抗によりギアのゴリ感や巻き重みが酷くなってしまう
完全までのクリアランスを出したとしてもオシレート抵抗が足をひっぱるということもしばしばだ
シマノもそのへんは相当のこだわりと細心の注意を払ってる
ましてローターナットのベアリングのカラーは10の場合単体での真鍮なので
オシレートがスムースにいかないとメインシャフトに醜い傷を残す
ラインが食い込むとか飛距離がでないとかの原因にもなる
ネガティブなイメージが先行するオシレートはリールの巻き感度向上にも重要な要素をもたらす
ギア同士の噛み合わせをもう一度再確認しながら細心のセッティングを出すことは
どんなリールでも大切なことだが
それと同じくらいにオシレートのセッティングも重要である
理想はリールからオシレートの気配を消すことだと思っている
起業当時に設定した夢の50歳定年に向けて残り4年!
今後は真にリールチューンを理解してくれるユーザーと辛楽しいリール整備人生を
ゆっくりじっくり歩んでいきたいと思う。



12月 2日 「とけ込むということ」

先日久しぶりにエリアの合同イベントに参加した。
冬とは言っても華やかなテント群が日だまりの池を取り囲むように立ち並び、それなりに集客も入っていておりまさしくお祭り騒ぎであった。
今回は野外ブース。精密作業はキャンセルで展示のみとしたIOSのブースは幸いにも暖かい南向きに面していて
いつもは寒がりの女性スタッフ達もニコニコ顔。
暖かい穏やかな光を受けてクロームのハンドルとアクリスタが実にキラキラと輝いていた。
到着早々各ブースに挨拶周りをする。
近年はリールやその他グッズのオプションパーツが実に多彩になってきた
各メーカーもしのぎを削って様々な工夫を凝らしたグッズを出してきていた
こちらとしては当然目がいくのは参加者のリールやハンドル、そしてリリーサー
中にはリリーサーやリールのハンドルの見事な造形に、さぞかし開発費がかかってるんだろうなとか?
ロット数はいくつなんだろうとか?
原価はいったいいくらなのとか?制作側の立場になって考えてしまう。
ロッドはどこどことのコラボロッドがブームらしく、各社共目玉になっているようだ。
IOSのそばにZPIのブースがあってご挨拶に行く
ZPIといえばベイトリール・カーボンハンドルの老舗、個人的にもカーボン素材の採用は素晴らしい発想だと思うし
これからも独創的な商品を期待していきたいと思う。
特にこのベイト・ハンドルは近未来的なロープロのベイトリールにはジャストフイット
近年は大手メーカーが逆に採用してくるほどに、レーシーなテイストを意識していて好感さえもてる。
前述のZPIのベイトハンドルを例にとるまでもなく
ハンドルやノブはどんなにすばらしくともリールのあくまで脇役、引き立て役だと考える
アクリスタはキラキラ派手なイメージがあるが
それはクロームの純正ハンドルへの装着を意識したデザインで
あくまでリールの脇役、引き立て役でしかない
宝石はちっちゃな石でも堂々と光り輝き、女性の華やかさ美しさをさらに引き立てている。



11月 10日 「アクリスタ開発後記」

水墨画のフィッシングシーンに一石を投じたカラフルなノブ「アクリスタ」は
おかげさまで即座に品薄状態となり、その予想外な人気度の高さに自分自身がびっくりしている。
そもそも奇麗なノブが欲しいという単純な思いから開発を進めわけだが
意外や意外困難を極め一年の歳月がかってしまった。
それら難題をクリアしてくれたのは国内でもマイスターと言われる各メーカーの職人の方々。
彼らの尽力無くしてアクリスタは誕生しなかったと言っていい
ベアリングが装着される超ジュラルミン・インナーの精度は
感度に大変影響する部分であり、今回はここの精度にとことん拘った
極限までノブのセンターをシェイプすることで、インナーパイプの肉薄はさらに激しくなり、
安定した精度が出ないことが判明
しかしセンターの薄さは絶対条件だった。
さらには表面の鏡面研磨も装飾性を考慮したらどうしても譲れなかった
この時からメーカーの社運をかけた戦いが始まった
解決方法は切削にあたり特殊な保持方法を用い製造法を確立していくことになる。
アクリスタのインナーパイプの内側も鏡面仕上げとなっている
見えない所でも精度をきっちり出す必要からの処置であり、ここらへんも技術陣の拘りが感じられる。
次は整形だ。実はこれも一筋縄には行かなかった
なぜなら、ただのアクリル樹脂を流し込むだけではなかったからだ
今回の用途はリールノブ。アクリルだからと割れやすく指にフィットして滑やすいのでは困る
当然衝撃に強いノンスリップ樹脂もブレンドする必要があるわけで
整形がスムースに行かず私も何度もメーカーに足を運んだ
さらには発色性の問題にも突き当たる・・・・
狙った色が出ない!? アクリル100%ならなんら問題ないこれらの課題も
未知の世界をさまよい歩いてるような感じがした。
もっと澄んだ色に出来ないのか??これが限界です・・の押し問答が続く
落胆はあきらめなのか・・・・心のどこかでもう無理だよと誰かがささやく
メーカーも意地で不眠不休の日々が続いたある日
発色がかなり向上したと連絡があり再度メーカーへ打ち合わせに行く
結果は・・・発色はいいのに表面の輝きが足りない・・・
国内有数の隠れたアパレルメーカーらしからぬ返答に
これではアクリルじゃないと激しく抗議する
しかしメーカーの担当も疲労がありありと目に映り、それ以上の言葉はかけずにメーカーを後にした。
いつもは多弁な商社の担当も、得意の多弁は陰を潜めじっとこらえているようだった
彼らを信じていたい・・・そんな胸中だった
数週間後今回は自信あるので来てほしいと連絡があった
電話の向こうでもかなり高揚した声からそれが確かなる製品の誕生を予感した
製品サンプルを見せられた・・・一同絶句・・・・
声が出ない。説明は不要だった。美しい色合いは勿論、そのうねるようなしっとりとしたカーブと
カラフルに日光の光を受けて輝くインナーパイプはまさしく追い求めたものだった
後で聞いた話だが、表面研磨加工には宇宙ロケットの基盤のハンダ付けのマイスターが居て
そのおばちゃん(!?)でないと完璧なハンダ付けが出来ないらしく
さらにはそれを奇麗に研磨しないと宇宙空間ではリークしてしまうらしい
そんなマイスターが居るメーカーが、アクリルの表面研磨をしているというものだった。
今時の大量生産品が一般的に普及している業界において一つ一つ研磨している光景を思い浮かべるに
なんてアクリスタは幸せものなんだと胸を打つ思いなのは私だけであろうか・・・・



10月 29日 「高精度ベアリングには手を出すな!!」

ファクトリーにはベアリング供養コーナーと言って、来訪されてユーザーの整備した不要になったベアリングが数多くある
ベアリングは現行リールになくてはならないパーツだが
一目でみてその性能の善し悪しを判別するのは難しい
かなり乱暴な基準でいうならば、まずそのフレームを見てみよう
細かくザラザラした表面、ヘアライン状のフレームは経験上高精度ベアリングとは言い難いものが多く
実際パーツクリーナーでオイル抜きした時点でコロコロとコロついたり、酷いものはキックバックするものさえある。
クズは所詮クズである。
れっきとした商社とルートから入手した等級付きの高精度ベアリングは
パーツクリーナーでオイル抜きして乾燥した状態で回すとほとんど無音に近い状態でとてもスムースに回転している。
ならば高精度ベアリングを単に組み付けるだけなら、現在のリールから大きく変貌を遂げるのだろうか?
答えは Noだ。
そればかりか以前より確実に退化してしまうだろう
理由は簡単、高精度ベアリングは極限までガタつきがないのでリールにきっちり組む技術を持ち合わせないと、かえってセンターが出ないから、スムースにギアは回らない
オイル抜きやグリス抜きしたとか
ギアにオイルを塗布したとしても、ストッパーをOFFにしても巻きは軽くならない
ほとんどのリール(ステラも)は通常フレームやパーツの個体差があるのはご存じの通りで
それは通常起こりえることだと思う。そのようなフレームに単に高精度ベアリングを組み込んだらどうなるだろう
ベアリングは異常な応力が加わり異常摩耗を発生し回転が悪くなるばかりか
早期に摩耗を初めてしまうだろう。
逆説的にいうとある程度の並級のベアリングなら
ベアリングのガタがある程度のクリアランスを調整してくれるので組みやすいのが事実だ。
意外に思うかもしれないがそれはリールの各所にも共通している
リール整備は高精度なベアリングが入手出来ればそれでOKというわけにもいかない。
高精度ベアリングはまさに諸刃の剣、しっかり組み付け出来てこそ性能が出るものだと思う
因みにIOSでは普及品より2等級上の高精度ベアリングを大手メーカーと契約、入手している
へんぴな田舎に大手メーカーの営業が来てリール談義に花を咲かせてる光景がまた面白い。

秋の夜長はリールの組み付けの勉強という方も多いと思う
もう一度初心にかえりじっくりと腰をすえてリールと向き合うのも悪くないだろう



10月 19日 「残秋から旋律が聞こえてくる」

色とりどりの紅葉も、名残を惜しむかのように終盤にさしかかり
澄んだ空気とまばゆい朝の光を受けていた。
キーンと冷え渡った水面にそれが鮮やかに映し出されそこには確かな旋律が流れていた。

尻別川の源流部に位置する「ビックファイト松本」
秋のなごりを意味する残秋という言葉が、今時期とても心地よく感じられていた
管理釣り場らしからぬネイティブした一種独特の雰囲気は訪れる人を寡黙にさせた。
今回の同行はIOSメンバー6人
日頃おとなしい部類には入らない彼らでも
映画のシーンのような旋律が流れる景色をじっくり味わうかの如く
内面的な世界にしらずしらずのうちに引き込まれていくのだろう


今回メンバー達にはみなテーマがあったようで
花井と土門は共に思う所の技術をマスターしていたし
小菅は前回の屈託をはらすべくサイズアップを達成
初参加の竜虎はパワフルで綺麗な魚体をつりあげたいというもくろみがあったそうで
ジャングルのような立木群からナイスサイズのレインボーを引き出した
同じく初参加のpure blueはスタイルフィッシングを突き通し
ミノーオンリーでのナイスフィッシュの連発!
そして私の目的はメンバーのカメラマン担当をしながらも
夢にまで見ていた素敵な景色と元気なお母さんとも再会が果たせたことが大きい
幸いにも天候にも恵まれて満足の行く釣果と素敵な景色にも出会えた
今回もまたメンバー全員心の充足感溢れた思いで
アングラーあこがれの地をあとにするのだった。



10月 16日 「リール整備はカイロプラクテックか!?」

カイロプラクテック
この名前から想像するのはポキポキと激痛が伴うとても怖いというイメージの所
骨も肉も身体中ボロボロにされるんじゃないかと
職業柄肩こりと腰痛が酷いのだけども今まで遠のいていた
先日ひょんなことから情報誌をみたら、地元に面白いカイロをしている所を見つけた
そこはなんでも首の脊髄専門らしく、とにかく脊髄をなんとかしないとダメなんだと力説していた
リール整備は何時間も座りぱなしであるので首が凝る、肩もコリコリ・・・運動するにも暇もなし
勇気とその場の勢いで早速出かけてみることにした
住宅地の中にあるのでつい見落としがちだが
グリーンの派手な看板ですぐに見つかる
早速玄関入って挨拶をする
靴を下駄箱にいれようとするが下駄箱もない・・・・しかたないので邪魔にならないように
隠すように隅におくと「隠さなくてもいいよぬぎっぱなしでいいよ」と一言・・・・
えーそうなのかーと思ってる暇もなく問診票を手渡される
子供は何人?職業は?などと・・そんなこと関係あるの??って思いながら
早々に書き上げて手渡せば「ベットに座って」と言われる
手で色々ストレッチされたあとにコロコロローラー!?が登場
首の血流を調べるらしい
すぐに血流の不良がみつかる
その後寝てと言われて素直に寝てるとアゴのへんになにかつきつけられて、骨に振動をあたえるといわれた
アジャストをなんとかかんとか・・・・
ハアーって訳わかんない顔してると骨に軽いハンマーで叩かれたような振動が響く
その後もアジャスト・・・・アジャスト・・・と説明のたびに出てくるのだけど
そもそもアジャストってなんなの???と思っていると
また例のハンマーが骨に響く!!イタイノデハナイダロウカ???と思う暇も隙もなく
カチン!とまたハンマーが響く・・・・・
その後の説明ではこのあと寝ないと意味ないよとか
今夜頭は洗うなとか・・・・・
まるでテレビ「サンマのほんまでっか??」を見てるようだった (笑)
でも骨を正しい位置に矯正するのはリールのベアリングやギアのクリアランス調整と類似しているし
昔のステラはハンマーで叩いて修正していたと聞いたことがあるので
カイロプラクテックとリール整備ってなんとなく似てなくもないと思ったりして・・・・



10月 6日 「フルチューンしたリールは壊れやすいか!?」

こちらはいつも当たり前でやっていることが巷ではおかしな定説として間違ってささやかれることがある
フルチューンしたリールの耐久性についても思わず首を傾げたくなるような通説が見受けられる
「フルチューンしたリールは1ヶ月も持たない」
「チューニングリールは耐久性が無い」
「フルチューンしたら日頃のメンテナンスが大変だ」
「チューニングリールは定期メンテをしないといけない」


上記の噂は全く根拠がないと思う
性能と耐久性はユーザーの希望でコントロール出来るし
そもそも純正リールがそれほど耐久性があるとも思えない
リールは整備した直後はギアが馴染みが悪く、使用するにしたがってスムースに機能していく
1ヶ月などまさしくリールが仕上がっていく過程で、さらにこれから良くなっていくのが普通だ
通常の使用できちんと管理されたリールならば、ゆうに半年から1年は楽に持つし
それこそ2年も3年もしっかりとオイルアップやグリスアップをしていればギアも長持ちするものだ
よく質問を受けるのがフルチューンしたリールは
使用したらまた自分で全分解してメンテしないといけないのですか?とか
自分はメンテナンスが出来ないのでフルチューンしたリールが使えない という思わず首を傾げたくなる声も聞く
よくよく考えてみても個人のユーザーがそこまで分解出来るのか疑問だし
きっちりクリアランスが出ているリールなら、日頃は簡単なオイルメンテやグリスアップがきちんとされていれば長持ちするものだ。
リールの耐久性はその使用環境とアフターのメンテで大きく左右される
当然どしゃぶりの雨で使えば純正リールとて変調をきたすし
ソルトリールをそのまま使ったままで保管するとか
お湯の中にドブ漬けしたりすればそれはリール機関をそのままというわけにはいかない
リールに一番の大敵は雨と砂塵。
だから地面にリールを置いたら当然トラブルの元にはなるし、完全防水のリールなどバンスタールくらいのもんだ
耐久性はその使い方で大きく変わってしまう。



9月 30日 「アクリスタについて」

IOS開発至上最大の複数メーカーを巻き込んだ一大プロジェクトが今回リリースするアクリルノブ「アクリスタ」である
実はこのネーミングはアクリルとクリスタルを安易に掛け合わせたのでなく
透明な水を意味するアクアとクリスタルの造語である
今回のリールノブ開発にあたり様々なメーカーに問い合わせしてみたが
200万〜500万という膨大な開発費がネックとなった
また製造的に精度を出すのが成形では限界があることと
アクリルという性質が大変滑ったり強度的に大変弱い性質があったりして、志半ばでなんども挫折しそうになった
でもいつかは作ってみたい
そして世の中のユーザーの反応を見てみたいという気持が強くて
最後まで諦めない甲斐もあってかいよいよ間もなくデビューすることになった
精密ジュラルミンインナーの切削メーカーと国内随一のアクリルメーカー
そして表面仕上げ業者(ノンスリップ加工含む)それにエンドビスのデザイン製作業者まで
ハンドルノブというよりジュエリーに近いデザインのノブを一番使ってみたいのが私自身である
9/28日の時点ではインナーパイプを製作しているという
仕上がり次第成型に入るということなので
一般公開は早くて来月の第二週頃になるんじゃないかと期待している



9月 11日 「力を抜いた生き方 3」

人間関係もしかり、どちらかが高圧的な態度をとれば
反発も招くし本来得られるモノや情報も得られなくなる
でも意外にも力を抜くことは簡単なようで相当に難しいと思う
始めたての頃よりリール整備を数多くすればするほど同じくして
リールの怖さも多く味わってきて、多くの挫折と無力感を経験してくると
今まで高かった鼻っぱしらをいきなり折られる思いで
「なめんなよーリール整備を!!」と誰かが教えてくれるようだ
メーカーは勿論、誰にも聞けない泥沼地獄を唯一脱出するには
力を抜いてもう少し広い視野で考えてみること・・・・
何度もはい上がってくるからこそ、見えて来るものは一生の宝だ
45歳にしてようやくリール整備というものがほんの少しは見えてくるようになってきた
「雀鬼」と較べるのは恐れ多いが、時には非情にも鬼になるほど心身を集中しつつも
普段は力を抜いて生きていく。
糸巻鬼とはリールに翻弄される世界一孤独な一人の男のつぶやきだ。



9月 6日 「力を抜いた生き方 2」

彼からは「もっと力を抜いて生きていくことの大切さ」を学んだ
ゴルフのスイングでもルアーのキャスティングでも
終始力が入りぱなしは飛距離もでないしミスもする
ロッドやハンドルノブもしっかりと握ったら感度が死んでしまうだろう
人間の生き方だってそうだ、力をいれた生き方はどこかで歪みを生じる
まさしくそう思う、ドライバーを使用して力を入れすぎたあまりネジをなめたり
ドライバーが滑ってカバーに傷を付けることがある
もちろんだからと言って、力を常に抜くのとは違う
力は入れる所で入れることにより最大の効果を発揮するものだと思う
彼は牌を持つ時に、持つという感覚がないという
それはまさしく考えるな 感じろの世界だ
私もドライバーを持つという意識はまるでなく
ネジの所へドライバーの先端を移動するという行為に他ならない
だからドライバーは5本の指で握るというより
普段は親指と人差し指でしか握ってないことが多い
だからグリップバランスが大切になる
さらには作業をしている感覚もほとんど無く記憶が飛んでることもある(笑)
ちょうど作業しながら寝ているという意識だ
だからこそイベントで対面作業しながらも軽口や冗談も飛ばせるのだと思う




9月 5日 「力を抜いた生き方 1」

リール整備でお金を人様から頂いていた20代の若い頃は
スピニングからベイトリール、そして電動リールまで
国内外のリール全て網羅するようになり
なんでも俺は知ってる、多分俺は天才かもしれない
日本で・・いや世界で一番だろうと(笑)
本でも書こうかなと当時相当のうぬぼれ小僧だった頃がある
人はちょと仕事が上手いったり周りからちやほやされると
妙な勘違いをして、俺は最高だ!天才だと思うことがあるようだ
そんな時にはどこか奢りも入ってるので
どことなく肩に力が入っていて、そして致命的な失敗もしてしまう
個人的に大好きな人に「雀鬼」こと桜井章一さんという人がいる
彼は裏麻雀の世界で20年間無敗というとてつもない記録を持ってる方で
時にはナイフで斬りつけられたり、様々な圧力があったそうだ
それでも負けるなら死んだ方がいいという思いで打ち続けてきた気迫は
職人なら見習いたい所だと思ってる



8月 30日 「IOSの一番の自慢」

先日もある大きなイベントが無事終わった
店舗イベントだと規模にもよるが、整備担当3人、会計1人、そして案内人1人の最低5人は必要だ
三頭体制でお客を流しても、それでもピーク時は30分くらいはお客様を待たせてしまう
イベントの最大の目的はIOS製品を実感して頂くこと
だから無料メンテを中心にしての製品説明とリール相談を重視する
一度でもイベントに参加した方ならおわかりの通り
リールチューンとかトーナメンターとかエキスパート系の雰囲気よりは
終始なごやかで冗談をポンポン飛ばす笑いが絶えないイベントなのがIOS流である
私は特にこの雰囲気を大切にしたい
おかげさまで商品力にも恵まれて、多くのお客様が心から感動してくれるのでメンバー全員もやりがいがある
IOSのイベントは感動が多過ぎてある意味麻薬とも言われる
オイルチューンはもとより今回よりリリースのアクリルノブ「アクリスタ」はまさしく禁断のノブで、透明感のある色彩と指への究極のフイッティングでユーザーの感性を釘付けにする
こちらとしては場の雰囲気には流されないでねと注意喚起するが
色彩心理学からインダストリアルデザインそして物理化学まで導入した
ワンオンリーの商品力は自他共に認める所だけど
私の一番の自慢は、豊かな感性と優れた人間性を持つメンバー全員に他ならない
メーカーとして組織として製品を販売もしているが結局は人・・・・・
だからIOSのイベントエンスーぽいとかマニアックで気むずかしいとか
神経質で何考えてるのか判らないといったそんな雰囲気はまるでない
ましてや、無料オイルチューンしたあとは難癖付けてぼったくられるんじゃないだろうか
という不安は一気に解消して、終始笑いが絶えないイベントになる
話題はメンバーお互いのちょっとした弱い所をちくりちくりとやり玉にあげ
全員で攻撃するというたわいもないものだけど
一番やり玉にあげられるのが私自身だったりして。。。
居ない間も話題で持ちきりなのは光栄このうえなく
「トラは死んでも皮を残す」とは良く言ったものだと思う(笑)




8月 25日 「最近思うこと」

今月もエリア関連の雑誌が送られてきた
そしてちよっぴり悲しい気持になつた。
この雑誌 メーカー色が強いのは広告主のしがらみで仕方ないとは思うが
今月も目新しい新製品ラッシュである
ルアーは勿論リリーサーからロッド、そしてハンドルノブやベアリングまで沢山紹介されていた
まあーそれは賑やかでいいとしても、ちよっとどこかの製品に似てるんじゃないかと思わざるをえないものもあり
最悪なのはオリジナル製品コピーは勿論
その広告の記述まで類似してるものもあり
ここまで露骨にやられてしまうとさすがにひいてしまうのは私だけであろうか?
しかも参加する意志がないイベントに、さも参加するような宣伝告知・・・・・
一番迷惑をするのは紛れもないユーザーだしメーカーの信用問題にもなる
ちよっと見には思いつきで考えたとしか思えない製品を安易にリリースしたり、モデルチェンジをする。
でもそれらは時間をかけてないので容易にボロを出す。
さらには時間と手間とカネをかけて企画製品化したグッズを悪びれずに真似する風潮。
メーカーは不況で経営が苦しいのは判るが
最低限のモラルを落としたらおしまいだ。
失った信用を取り戻すのも相当のエネルギーを使う。それにもまして男の生き様としてかっこ悪いだろうと思う!!
さらには夢もかけらもない悲しい商品と汚いネーミングも近年気になる

だからこそ意地でもIOSのスタンスは変わらない!当然新製品開発は怠らないがそれとて
ジックリ時間をかけて熟成したところでリリースする。
発売時期や納期のしがらみは一切捨て去り本物を追求し100%完全燃焼すれば
安易なモデルチェンジなど必要ないほどベストセラーをキープすることを実証してきた
IOSオイルもしかり、リリーサーもしかりモデルチェンジは無縁
変わらないということは確かな商品力が支持されてきたことの証明だと思う。
そしてそれは一人の男の魂を込めた必要なまでのこだわりと生きざまにほかならない。




8月 17日 開発情報  その1


既存のものに手を加える、もしくはまったく新しいものを新規開発するって、どうしてこうワクワクするのだろう
そこにはIOSらしさのエッセンスを残しつつも新鮮なインパクトが欲しい
近頃の開発状況を発売間近順に少しお知らせしたい


※  製品の正確な発売時期や内容について確定しておりません
   お問い合わせしてもお答え出来ません(汗)


もうすぐ新素材のノブがデビューする
最初の安易な気持とは裏腹に、開発段階は意外にも困難を極めた
しかし、大きな問題は小さな問題の集まりと考え、一つ一つクリアすることにより
ようやく販売にこぎつけた思い入れのあるノブである
精度確認とこの製品の命とも言える色出しの確認を
毎月のように実際の工場に度々足を運んだ
実はこのメーカーはある分野において世界的にも有名なメーカーで
特にデザイン性のこだわりがあり今回の企画にぴったりのメーカーだ
そして意外にも群馬の山の中にある、標高的にもかなり上であり、工場自体は大きいのだがなにしろ谷間に隠れて見えない
冬は雪でそうとうの覚悟が居る反面夏は涼しい(笑)
リールに今まで足りなかった装飾的な美しさとステータス性を高めたノブ
その輝きにはメンバーは勿論私自身が魅了されている


その後パーツクリーナー。
薬品の性質を考慮した調合は大手オイルメーカーに勤続していただけにお手のもの
スリーボンド社協力の元、環境に優しく身体にも優しい、そしてなによりリールに優しい
オリジナルクリーナーの最終テストを実施している


お次はツールラック。こいつも長年温めていた企画
素材はガラスより透明度が高いスーパーアクリルでやる
板厚を多めにとりチープな印象を無くし机上の主役になりうるツールラックとしたい
こちらもすでにサイズや配置のバランスを検討し
実際に簡易的にサンプルを作成して重量バランスも確認した
先日も大阪の大手アクリル工場に足を運び最終プロトサンプル待ちの状態である


そして幻とまで言われたIOS-00(ダブル・オー)の開発
IOS-01PROの約半分の粘度により究極の低トルク性と無溶剤によるリールへの低衝撃性をテーマに
過去にも何度もトライしたのだが満足のいくオイルとならなかった
近年は化学合成技術が進み超低粘度オイルも特殊ルートで入手できるようになった
実はこのオイル。ワッセナー・アレンジメント(旧COCOM)の該当で
武器や戦略物資、または技術の移転について各国が管理を行い
地域の安全を損なう恐れのあるような兵器の過剰な蓄積を防止しようとするもの。
1996年にオランダのワッセナー市で、旧ココム加盟国のほか
ロシアや東欧諸国を加えた33カ国で設立が合意された。
という超高性能な激ヤバ訳ありオイルである
対象ユーザーはエリアトーナメンターやバストーナメンター
正直ここまで粘度が下がると質感は低下してしまうかもしれないが
究極の回転性はだれでも実感できることだろう
販売にあたり事前登録承認審査制を設けて限定販売としたい


そして最後はアルミ精密加工メーカーとの合同企画
実はダイワにも製品の企画を持ち込んで断られたそうで
今回はかなり乗り気なメーカーだ
手始めはリールのスプールの開発
スプールのデザインや軽量化はリールの性能を大きく左右する。スピニングやベイトもなんとしてもリリースしたい

そしてハンドル、こちらもリールの性能を左右するほど重要なパーツである
用途別にデザイン性を加味しながらも究極のハンドルを作っていきたい

さらにはギア。リールの巻きの質感やギア比の変更を左右するギア
難易度は高そうだがやりがいのある企画である
現在はメーカー内でステラとアンバサダーがバラバラになって居るそうで
そのやる気度が伺える
それぞれいつになるかわからないが開発の夢は尽きない


※  製品の正確な発売時期や内容について確定しておりません
   お問い合わせしてもお答え出来ません(汗)



7月 29日 「言葉と旋律」

ピアノの静かな旋律が似合う深夜のファクトリー
坂本龍一はやはり一流だと思う
近年歳のせいかテレビがとても面白くない
内容の浅さというのもあるのだが
そこから流れてくる音楽は雑音以外のなにものでない
これも歳のせいだよと悪友達は言うが
それでも身体は正直に居心地の良い場所を追い求める
良い言葉は素敵な旋律にも似て本物には確かなる音楽が流れている
だから響きのいいネーミングにはいつも惹かれる
来月にはまた新しいベストセラーといえるほどの力作が誕生する
それはどこかノスタルジーを帯びながらも華やかでそして機能美に溢れる
とかくモノトーンになりがちなタックルに一石を投じているように見えつつも
きちんとした調和そして融合でいつものIOSらしさも忘れない
以前フランクフルトに所用があり、町の赤い屋根と白い壁
そして鮮やかな町並みに心躍らされた想いもつかの間
東京に降り立てばそこはモノトーンの世界
同じ町並みでもこうも違うものかと思い知らされた覚えがあり
創立当時からいつかやってやろうと心に決めていたものだから
美しい旋律を帯びた製品が欲しかった。そしていつものように
素敵なネーミングは夢の中で浮かんできた
もう間もなくリリースになるであろう美しい旋律を持つ新しいアイテムの登場を
ユーザー以上に私本人が待ち遠しくてたまらない。



7月 17日 「追い求める」

さきほどから波高はゆうに2mを超え潮の流れは川のように早い
おそらく落ちたとしても救助も難しいほどの小笠原の海には
サメはおろか多くの魔物が潜んでいるという・・・・
一度は試して見たかった。IOS製品がどこまで持ちこたえるか。
リールチューニングは魔物を前にしてちゃんと機能してくれるのか。
ある意味究極のフィールドテストをしに、東京から24時間かけて 今は小笠原の海に居る
メイン魚種はカンパチやマグロそして時にはGTが混ざるという
フルロック!! 今回の遠征で度々使われる言葉
ようはドラグを限界まで締めこんでラインの出を最小限に防げという
さらにヒットしたら根から引き離す為にそのままゴリ巻きをしないと根スレで切れるという
なんともリールに優しくない釣りだと思ったが
実際に経験してみると、ヒットと同時に250gを吊したガチガチのジギングロッドは、バットから真っ直ぐに海底一直線に伸びていき
あまりのとっさの出来事に巻くのを忘れてしまうほどだ
それでもゴリゴリ巻き続けると5キロ台のカンパチがあがってくる
結果ラインコートはハードな3日間の釣行でもまったくへこたれず、ラインやガイドを守ってくれたし
しろくまドラグもリール破壊限界付近のドラグ性能をしっかりとサポートしてくれた
そして、なんといつてもギアグリスはゴリ巻きしてるのにもかかわらず
しっかりと極圧性をキープしてくれてギアを守っていた
今回使用したリールは8000番クラスでこのような釣りにはちょっと荷が重い気がしたのだけど
管釣りの1lbクラスから今回の130lbクラスのリーダーまで
1アイテムでカバーできてしまう
IOSのオイルは勿論、ドラググリスやギアグリスそしてラインコートなど
今回の釣行では釣果以上の素晴らしい収穫に充実した遠征になったと思う

詳しい釣りの様子は「インプレコーナー」ヘ



7月 2日 「Say It」

ジョン・コルトーレーンか?と彼は訊ねた
やや小柄な体格ながら眼光鋭く隙がないといのうが彼の印象である
そして言葉少なげな彼から放たれる数少ない言葉には重みがあり
それでいながら暖かい包容力は先日もスペインから戻ったように
現在も世界をまたにかけて飛び回る彼の懐の深さなのかもしれない・・・
フィンランドに本社を置く世界的ルアーメーカーの日本支社トップとしての
そんな彼からの一言で生じた共通の趣味の嬉しい発見。
レガシーのコンポーネントからはSay Itが流れている
ジョーン・コルトーレーンはそれまでのご機嫌だった昼下がりのフレンチをさらに上回る心地よさにしてくれ
ハンドルは目指す群馬の奥座敷のとある温泉旅館へ向かう
秘境といっても過言ではない山の中の一件宿は
新緑に照らされた野性味のある露天風呂を挟んで渓流が流れ
一種独特の趣を醸し出すには十分な演出が多数存在している
今回は超多忙な彼を半ば強引に誘った形で県内を案内した形となった
そしていつものIOS流食べ歩きモードでフレンチそして懐石、ラストはお蕎麦という
これまた個人的行きつけの店モードでしめくくる
ラストの蕎麦屋は高崎では老舗の部類に入る小さな茶室の集まりのような作りに癒され
レトロで間違ってもLEDライトなんて使ってない落ち着いた照明には不思議とジャズが似合う。
近頃こういった店がなくなりファミレスが繁盛してとても寂しい
彼の属する老舗のルアーメーカーも色々苦戦はしているものの
私自身がフィールドで経験している数しれないポテンシャルの高さや
相変わらず神かりな実績や釣果をユーザーから聞く度にそのオリジナリティの深さに感銘をうけずにいられない
今回デビューした黒檀ノブ。極限まで薄くという技術的難題を超越した先には
どこかレトロでモダンテイストな造形美が。オジナルティーの極み、渾身の力作をぜひイベントでお試しあれ。

  



6月 21日 「大阪のイベントその後」

大阪初のイベント、スタート開始からお客様の整備をする
場所柄からバスやソルトのリールも多く、5500Cからソルティガまで範疇は広い
IOS製品が初めてのユーザーも多かったのが印象的であったが
熱心なIOSユーザーもいつもの顔ぶれで来場して頂き大変有り難く思った
いつものようにオイル塗布しギアにはギアグリスを塗布してお客様に渡し確認して頂く
結果はお客様の驚きとその後の笑顔がなによりの証明であった
結局ブースは途切れることなく人がワイワイガヤガヤと盛り上がって終了を迎える
今回は初めてということもあり最初はどうなることやらと心配していたが
ほんとにいいものはいいという信念を元に関西を後にした
今後は関西イベントを視野にいれた展開を図っていきたい



6月 17日 「コンプレックスCI4は使えるのか?」

先日コンプレックスをチューンした。それはそれで良かったのだけども
今回持ち込んできたのはそれより2万円も安い価格差のコンプレックスCI4だ。
まあーいったいどこがどう違うのかと言えば
マグネシュームかCI4素材の違いで
重量的にもほとんど変わらない、で・・・実際バラしてみる
これが感動モノの連続で、なんとメインギアはかの黒ギアが入っているではないか??
シマノの黒ギアと言えば昔はステラのシップギアで04ステラまでは綺麗にラッピングをかけられたピカピカの黒ギアが装着されていた
07ステラになって、あれれ・・・・というギアになってしまっただけに
このギアがボディを割って出てきた時は
桃の中から桃太郎が出てきたような感動すらあった
さすがにクロスシャフトの軸受けは樹脂カラーで巻きがハイギアとも相成って
かなり巻きだしが重くて????というリールだったが
樹脂カラーをベアリングへ変更したとたん
とてもハンドル1回転81cmとは思えない軽さとレスポンスが向上してきたほどに大化けリールへと変身した
正直これじゃーコンプレックスが売れないよーと心配になるほどだけど
そこはマグボディ、剛性感はしっかりきちんと棲み分けされてるのはシマノらしい




6月 16日 「大阪の初イベント」

今週末 19日は大阪での初イベントを開催することになった
思えばIOSオイルを売り歩いてた行商のような時代から
大阪は何度も足を運んではみたものの
そんな効くのか効かないのか判らない高いオイルはいらない
リールオイルはメディアで人気のものが一番!他はいらない・・・
とまあー行く先々で断られ、途方にくれてた時期が懐かしい・・・
今回は強烈な大阪のユーザーさんの熱意が実った形でとても嬉しく思う。
今回はイベントの精鋭部隊で新幹線での大阪入り
実際はフタをあけてみないとなんとも言えないが
無料メンテだけでもここまでリールは変わるんだということを
一人でも多くのユーザーに実感してほしい



6月 11日 「ちよっとなあー・・・・・」

近頃イベント三昧で多少お疲れ気味、ブログもさぼり気味であった
体力的にもメンバーの作業負荷も考えると
もう少し今後は縮小していこうとする矢先に嬉しいことに多方面から依頼が・・・・
そんな中ようやく岐阜の秘境石徹白イベントの幽閉(笑)の2日間から解放されて
群馬に戻って最初の洗礼が・・・・・
小屋で珈琲をいつものように飲みながらリゾートチックに「ゴンチチ」のギターを流していると
突然前の道をラーメン屋の宣伝カーがスピーカー全開でとおりすぎて行く
よく聞けば西田佐知子の「アカシヤの雨のやむとき」ではなく美空ひばりが歌ってる
まあー悪くはないけど寝入りを起こされたようで悔しいので
こちらはちあきなおみの「黄昏のビギン」で対抗することにした
そんなどうでもいいことをしつつも04ステラを組み上げている
このステラ特に04や01もそうだけどとにかくギアの個数が多い
ギアの入りが多いということはそれらの相関関係もきちんとみないといけなくなるということで
それなりに難易度も高くなる・・・
早急に新開発の超精密調整シム(名付けてCSCS!?)の開発に着手しなければと・・・
なんて考えてギアの調整をしているとちあきなおみは矢切の渡しに突入
そして間もなくお昼になるので昨日作ったインドカレーの試食タイムが迫るので
いよいよ04ステラの整備は伸びてしまう
そうこうしてるうちにMacのメーラーは知り合いやユーザーさんの釣果報告が続々今日も寄せられる
どこどこで尺イワナを釣ったの・・・サクラが出たの・・・
それらのうらやましい画像を見せつけられながら04ステラのピニオンギアをラッピングしている俺
ああーー釣り行きてえーー!!

   
なんとものどかなストリームサイド石徹白のイベント・・・・のはずが・・・・


  
岐阜の秘境でカーディナルは勿論持ち込まれるのだけど
6500C・・・やら504やら・・・・
これもIOSならではで・・・・・


IOSの名物営業金久保氏 40cmオーバーのイワナなんか釣ってる場合か!?






5月 20日 「竜虎という男」

IOSのモニターで竜虎というペンネームでブログをやっている柳という男がいる
http://love1224.naturum.ne.jp/
最初のきっかけは熱烈なアピール
どうしてもIOSに入りたいんです・・・ なんでもやります・・・
釣りはボトムの釣りなら誰にも負けません・・・・・
とまあーよくある自信過剰なアングラーの売り込みかなーと
実際に会ってみるとこれが地味でおとなし過ぎる・・・・
人見知りなのか緊張しているのか・・・・・
なに考えてるのかわかんない奴だった
とりあえずサポーターとしてお願いすることにした
彼のブログには彼の考えていることやりたいことが
自分の言葉で素直に真摯に書つづってあり
この男はほんとうにリールが好きなんだなーと思うようになった
イベントにも帯同しながら好きなようにやらせてみたが
一向に無料メンテも無言のままでお客が引いてしまう・・・・・・
しかし彼のすごさはイベント中私のそばに立ちじっとチューニングを見ていること
その光景を目に焼き付けて、自分でやり返すうちに質問が出てくるようになる
そんなことを繰り返すウチに彼になんどかライトチューンを指導した
自信を持ち始めたのか彼から言葉が出るようになってきた
今では冗談も飛ばせるようになるがあくまで節度ある冗談であり
ユーザーに不快な印象を与えるものではないのも共感が持てる
現在モニターとして活躍してもらってるが
イベントでも重要な戦力となっている
もっぱらの悩みはイベント中でのランチ&ディナーというから贅沢なことである



5月 13日 「小菅広報」

花井がイベントの顔なら小菅は店舗で見かけた人も多いIOS広報(LEP)である
持ち前の不動産屋の営業ノウハウを最大限に生かし
IOSオイルなんてどんなもんやい!!そんな高いオイル売れるか!!と罵声を浴びせられながらも
なんども店舗に足を運び信頼関係を築くあたりは営業の鏡と言った所だろう
断られて当たり前の営業マンならではの打たれ強さはIOS内ではNo1だろう
IOSの対外交渉人としてイベントの企画や店舗の販促を得意とする
IOSのメンバー全般に言えることだが彼も人当たりが大変よく
そして貪欲に様々な知識を吸収しようとする
また京都生まれならではの独特の感性を持ち合わせており
花梨ノブをはじめとするデザイン部門の重要なキーマンとなっている
ただしステラの溺愛ぶりは有名で、以前彼女の家にまでステラを持ち込み、彼女が風呂に入ってる間中リールを回していたのが発覚
それからリール持ち込み禁止処置がとられたことは有名な話

メイン機種 07&10ステラ1000s



5月 10日 「花井テスター」

今はイベントではおなじみの一人が花井テスターである
最初のきっかけは他のIOSのテスターからこんな人間が居るんで今度会わせたいですという話があった
何がしたいかと聞くと、釣りが好きなので将来は大会にも出たいんですと言う
そしてリールチューニングも好きなので色々覚えたいと言ってきた
釣りが好きなだけじゃこの業界ではやっていけないよーと説明したのだけど
性格は温厚で人当たりも良さそうなので、じゃー色々自分て出来ることからやってみて下さいと話した。
なかかな独創性のある人物で、エクステリア関連の部品からオリジナルのロッドホルダーを作ったりして
イベントで販売したりもしていたが・・・・イマイチトーナメンターとしても
チューニングの技術としても数年してもあまり目が出なかったので
なんどか辞めてもらおうと本人にも話したことがある
その度にたとえ運転手でもいいのでやらせてくださいと食い下がってきた
しかたないなーそこまでいうのならと実際運転手として活動をしてもらうことに・・・・
そのうちひょんなきっかけのトラキン参戦でいきなりのマイスター
その頃から彼はIOSの企画担当の重要なキーマンに
彼の考案したリリーサーはIOSリリーサーとしてモデファィされて
コピー品も出回るほどのIOSの定番アイテムとなった
ちょつとお人好しの所が災いして今や店舗のアドバイザーや
エリアの非常勤スタッフとして現在は多忙を極めることになった
リールチューンも近頃はようやく腕を上げてきて
アングリングファンでも度々登場するほど今はIOSの顔なのだけれど
未だIOSでは運転手扱いなのである(笑)

メイン機種  イグジスト 2004



5月 7日 「平谷湖フイッシングスポット」

青く澄み渡った平谷村の空
淡いグリーンのカラマツが優しい谷間を演出していた
黄金色の晩秋のカラマツも大好きだけれど、こういう柔らかな日差しの新緑も大好きで
今よりもう少し暇だったサラリーマン時代は大好きな蓼科の稜線のワインディングを、ロードスターで日が暮れるまで流していた思い出もある
今回はGW中ということもあり、来場者も沢山で大賑わいであった
平谷湖のビィーナスの木下さんのご厚意により、2日間のコテージでの滞在をしながらのイベントを実施した
今回も新規のユーザーが多数来場されて、最初はまさしく半信半疑状態のユーザーも
みなさんリールチューニングの効果を実釣が終わってから熱ぽく語っていただいたのがとても嬉しかった
これも現場ならではのイベント。即効果実感がIOS流なのである
10ステラや10セルテなどのNEWリールも多数持ち込まれて、より戦闘力のあるリールに仕上がっていたのも嬉しかった
それにしても平谷湖はとても居心地がいい!
木下さんをはじめいつもフレンドリーな施設のみなさん
食事はとてつもなく美味しくて食べきれないほどの量と
麓で食べたらいくらになるのと思える質の高さ
そして居心地の良いコテージは目前が渓流で
川のせせらぎがおやすみのBGMというのも洒落ている
とかく管釣りというと釣れないとか飯が不味いとか
従業員の態度が悪いとか、リリーサーをバクッてますよとか(笑)
こちらの耳にもいやおうなく入るが
少なくてもIOSで定期的イベントを実施している管釣りはそう言ったこととは無縁の至福の環境である
そんな素敵な管釣りをこれからも大切にしていきたい。



4月 27日 「吉や&ブリーズイベント」

想像はしていたが想像を遥かに超えていた
連日多くのお客様に来場して頂き,この日の為に温存しておいた花梨ノブ28個は全て完売!!
各種チューンもみなさんに好評であった
吉やのお客様は皆さん大変紳士的でこの日を待ち望んでいたという方も数多くいたし
ブリーズは現場でのイベントということもあり
チューン後のリールの感想を熱く語りにくる方もとても多く
イベントの疲れも吹っ飛ぶというものである
まあ効果がすぐに実感できるのは現場ならではのイベントといった所だろう
実は花梨ノブはいつも品薄で発注かけるのにも大変気を使う
10ステラは内部寸法が違うしゴルードが薄めなので
ライトブラウン系+ゴールドビスが人気だ
それ以外のリールは従来の花梨ノブということで
2種類の花梨ノブに名古屋と東京の2タイプ,計4種類の花梨ノブを
地域的なものも考慮して準備していく
07ハンドルも常に品薄で見たらキープするといった感じだろうか(笑)
RCSと比べると重量的にも機能的にも一度使用したら忘れられないと言われる魔のハンドル
一刻も早く量産して皆さんに楽して沢山魚を釣ってほしいものだ




4月 26日 「NEWセルテート」

10ステラは例えるとセンシェーショナル
NEWセルテートは良い子ちゃんといった感じだろうか
それほど10ステラはインパクトがあった
今までの歴代の低番手ステラはみなピニオンギアの支持が1BBであり、片方はカラーだったのが、今回は両軸でしっかり支持している
この恩恵はHGに特に顕著に出ており、既存の小型機種のシマノもダイワもない構造は
散々ピニオンの根元の受けを無理矢理加工してベアリング受けを作って、フレームを散々ぶち壊したり,無理矢理フルフローティング構造を作ったりした俺としては涙がでるほど嬉しいかった。
フレームを散々壊してまでどうしてもやりたかったということは
ここへのベアリング装着は大変重要だということである
そのへんの詳しい話はもう少し後で話したほうが中古市場の安定の為にもよさそうだ(笑)
話題をNEWセルテートへ戻そう。
お値段もお手頃で巻きのスムースさはNEWギアの恩恵もあり、そうとうに滑らかになっている
ダイワというと、とかくシマノより剛性感が足りないというイメージだが
NEWセルテートのほうがギアもしっかりしてるし大型だし
フレームも肉厚で頑丈そうだ。だから重いのだけれども・・・・
内部に目を移すとラインローラーのベアリングは1BB構造
もう片方は樹脂カラーであり、そこらへんは07ルビアスと同じ構造
回転が悪いのは致し方ないといった所か
気になるようなら性能向上の為にもぜひ2BBにしたい所だが
これもダイワの洗礼か、トルクスビスをなんとかクリアしたと思えば
個体によりベアリングがラインローラーから抜けない構造だったりする
これは07ルビの時もそうだったのでIOSとしては対策済みであるが
個人では相当の覚悟がいるだろう
お次はドラグ関連,スプールセンタやメインシャフトの受けは全てカラーなので
繊細な釣りを望むならこっちも2BBをおすすめする
ただしNEWセルテートはベアリングの厚みが違うので注意しよう
ちよっと気になるのはマグシールド機構でなくて
別名IOSシールド(爆)とも呼ばれるリアカバーだろう
本来ギアへのグリスアップはリアカバーを外すとギアが見えるので
容易に出来るのだが、今回はギアが見えず完全に覆われている
ではとエンジンプレートを分解すると通常は穴がボコボコ空いてるのに対し
NEWセルテは完全に塞がってるからややこしい
グリスアップさえも拒むNEWセルテートだが,唯一の方法がまだあるのでイベントなどで相談してほしい,
稀にメインシャフトが傷つくなどの想像できないような不具合も、ほとんど現在はIOSでは対策が進んでいるので
問題あるようならまずはメーカーに相談して納得がいかなければIOSに相談してほしい




4月 24日 「イベントの苦悩」

イベントを各方面でするとどこでもかなりの手応えを感じる
ユーザーがメンテ後に感動する様はまさしくイベント冥利に尽きる
IOSではある程度くまなく各方面で、定期的にイベントを実施するようにしているが
遠方だとなかなか定期的に実施するのが辛い
特に近年は大所帯になりメンバーも4〜5人規模で動くこともあり
各メンバーのスケジュール調整もあり,彼らのプライベートも尊重したいし
それらを考慮すると苦悩しているのは事実だ
そんな中、先日愛知のユーザーから熱烈のラブコールを受けた
考えてみると今年は愛知方面はほとんど実施しておらず
調子を崩しているリールも数多いと聞くので大変申し訳なく思っている
IOSユーザーダントツの愛知方面の彼らの為にも
GWを利用して、平谷湖のご好意によりイベントを実施する
個人的にも彼らのリールの調子が心配になっていた矢先だっただけに
なんとか実現できて嬉しい。




4月 22日 「チューニングデザイン」

巻きはしっとり軽くがIOSチューンの代名詞にもなっているが
冷静に考えてみたら,そんなに簡単なことじゃないのかもしれない
もともと機械はグリスやオイルが塗布されて巻き軽の障害にもなっている
ならば全ての箇所をオイル仕様としたら今度は巻きの質感が悪く耐久性が劣る
リアル系はオシレートをいじるとかクロス系はクロスギアをいじるとか
リールの個体によりチューンのキモはあるが
リールは全てバランスが大切で1カ所を改造した所でたかがしれている
ワンウェイローラーがたとえ無くても巻きは十分重いのだからやっかいだ
実際に整備して実感するのは巻き重みの最大の原因は、ギア同士の相関だと思ってる
それは単なるクリアランスという一部的な問題ではなく
木を見て森を見ずだといつまでたってもリール整備は上達しないと思う
俺も当初は一次元的か、せいぜい二次元レベルでのクリアランスしか実施できなかった
でもそれだと最後のあのしっとりした巻きが実現できずにいた
そしてある時開眼したのが三次元でクリアランスを見ることの大切さ
判ってはいるけども実際にそれを現実とすることの難しさ
プロのリールチューナーはいつも柔軟な発想で問題を解決しなければならない
イベントでのユーザーの生の声やモニターやテスターから上げられる
デザインやチューニングの課題などの高い理想を現実にすることは並大抵ではないが
そんな時こそIOSオイルやグリスや2500,000/min以上回転すると言われる
高精度,超高速仕様のIOSベアリングが助けてくれる
もちろん それでも問題が解決しないことは多々ある
そんな時はちよっと視線を変えて美味しいものを食べたり
良い物を沢山見たりして感動して、そこから多くのヒントを得るのがいい
クロスのボールペンからリリーサーのグリップを想像したり
夜空の北斗七星からシャフトのデザインを洗練させていったり
大阪の人ごみからワンウェイローラーのセッィングを考えたり
ソフトクリームからギアグリスを発展させたりと
考案は一般的に苦しみ生み出すものだと思われがちだが
私の場合性格的なものもあるが辛いけど楽しい
名付けて「辛楽しい」中から生まれるほうが圧倒的に多い
良いアイデアが生まれるまで決して焦って決定しないこと
ユーザーには大変迷惑をかけて申し訳ないと思うが
それだけにどの商品にも相当の自信と思い入れが沢山詰まってる
そして結局はそれが後悔しない物作りの秘訣だと信じている



4月 20日 「岡山遠征 2」

翌日は倉敷市内の「ツリグヤ」さんで店舗イベント実施
ご当地ならではのバスユーザーも数多く来場されたが
前日の管理釣り場のお客様も数多く来場して頂き、スピニングからベイトリールにスタイルは変われど
彼らの懐の深さも垣間みた瞬間だ
各種メンテを実施したお客さんは早速店の前でピッチングや軽いキャストを繰り返す
皆さん誰もが目を白黒して再び店内に飛び込んで興奮しながら話すのがまた嬉しかった。
そんな中ユーザーの持ち込んだABU1600Cはゴリゴリ巻き重で、スプールの回転も悪かったのだが
チューンした直後 4gのプラグをびゅんびゅんキャスト
リトリーブも軽くなり大満足の様子だった。
岡山で圧倒的に多いバスユーザーの為にも
次回はトラウトエリア・タキでベイトの大遠投大会でもやってみたい(笑)
また帰ってきます。岡山に!!



4月 14日 「岡山遠征1」

先日岡山遠征に出かけた
岡山というと群馬からは結構な距離だけども
昨年も訪れているだけに不思議と安心感もあった
イベント会場の管理釣り場タキのオーナーや
ツリグヤウエストの井上兄弟にも日頃より大変お世話になっており
距離は遠いものの心理的な距離は相当に近い
さらには熱心なIOSユーザーの皆さん方に支えられ、今回も無事に岡山入りした。
初日はツリグヤの大会をかねてのイベントであり
イベントで盛り上がり,大会やその後のじゃんけん大会で盛り上がる
参加人数は20人そこそこだけれどもIOSとしてはリリーサーや
花梨ノブも商品として出したので当たる確率は1/10だ
その後 林さんの雨の日用TD-Xをこちょこちょチューンして
午後はほとんどユーザーの方々と釣り三昧を楽しんだ
古いリールだけども,元々の精度が良かったのか、雨の日リールから一軍リールへ昇格となったそうだ
フルチューンしてラインローラーの回転をよくしただけで
スプールに奇麗にラインが巻かれるからラインの放出がスムースでバカっ飛びする!!
そしてルアー感度も向上する
隣のお客さんとボコボコ釣って楽しんだ



4月 7日 「IOSコンセプト  そこに旋律が流れてるか・・」

東山魁偉は個人的に大好きな画伯で
幻想的で抽象的な画風にはいつも引き込まれてしまう
その中でも「緑響く」という絵はよく見かけるほど彼の代表作の一つであり
私も何度も蓼科に通ったことがある思い入れのある池だ
その絵をして彼は青緑色の湖畔の風景を眺めていると
いつしかモーツアルトのピアノの旋律が流れてきて
思いがけなく一頭の白い白馬が小さく姿を表したと語っている
大変印象的で抽象的な表現だが
旋律って大切だと思う
さらに言うならば、物を企画し作り上げる時はそこに旋律が流れるようでなければだめだ
世の名品といわれるものは、例外無く特定の、なんともいえない旋律が流れていて存在感がある
それらを表現するにジーンときたとかググっときたとか言い方は様々だが
たとえ小さい部品も大きなオブジェもそれは同じだと思う
初めてIOS-01オイルやIOSグリスを経験したユーザーの中には、放心状態でリールを回している方も多いが,それこそ彼らの頭の中には旋律が流れてきたからに他ならない
花梨ノブも同様に女性の身体をモチーフにした三次元デザインは
人間の本能的にも、違和感無く受け入れられるデザインである
IOSFACTORYは他のオプションパーツメーカーやリールチューニングメーカーのような
派手さはなく、メディアでも多くを語ることはないが
リールチューンはもとより全ての製品には確かな旋律が流れている。


4月 5日 「ロデオフイッシュの取材」

翌日はアングリングファンの取材!
朝起きは百害あって一利なしと豪語してしまう俺にとって
5時起床はきつい!(爆)
前日はレイクウッドのイベントだったので
ホテルは佐野のカンデオ。ここはこちら方面の俺の定宿でもあり
特にあかさか釣り具のイベントは22時近くまで実施
その後はようこさん主催の夕食会が半ば強制なので家に帰る気力もないので
ホテルでお昼まで爆睡タイムなのだ
しかし今日は早起き!! 無情にも朝アラームが鳴り、向かうはロデオフイッシュへ
今回は花井テスターや小菅広報をメインに登場させて
お世話になってる店舗やメーカーそしてIOS関連の取材も含まれるということで
軽く今回の取材主旨を確認していざ突撃!
黒子役の俺は昨日チューンした10ステラC2000HGSのチューンドテストも極秘で実施していた
巻き上げ長は一巻き79cm!!  1000Sが63cmだからとんでもないリールなのは間違いない
ハイギアだけど巻きは10ステラならではの軽さを実現
詳細はもう少し後で公表することにしても小菅も花井も実釣ではウハウハ状態だったので
必ず購入すると思われる(笑)

池はと言うと、トラキン前ということもあり魚影は濃いようだが釣れるサイズが形を作るにはちょっと小さい
ノルマは40cmクラスの綺麗な魚体!!
花井テスターもなかなかサイズアップが望めず疲労が見えてきた
気温が上がってきてシャローに良いサイズの魚が差してきた
すかさず花井テスターにミノーイングを指示し
魚の斜め後ろから目前を横切りその後連続トイッチ作戦を提案したところ
幸いにも良型がヒット!
その後は取材弁当でなく、近くのステーキ屋で関係者と共にランチを強行(笑)
その後IOS商品の使い方の動画まで撮影して頂き
楽しみな企画に仕上がった。
アングリングファンの発売が楽しみである


4月 4日 「レイクウッドは癒しのエリア」

いつものようにレイクウッドリゾートで水曜イベントを開催
お客様も多数来場して頂き感謝!感謝!
その後はゆっくりまったりと横浜のM氏や小山の電気屋H氏と
レイクウッドならではの鋭い魚の引きと綺麗な魚体を堪能しつつも
定番ランチのナポリタンをいつものように楽しみながら
オーナーに頼まれて親子連れのビギナーに釣りのアドバイスをすることに
最後はおとうさんも子供そっちのけでドッばまり!
あきらかに自分の世界にどっぷり入り込んでいたのが印象的だった
もちろんお子さんもすぐにコツを覚えたようで一心不乱にキャスト&リトリーブを繰り返し
数匹の魚を見事釣り上げていたので最後まで時間を惜しむようキャストを繰り返していた
もうこうなるとイベントしに来てるんだかプライベートで来てるんだか、判らなくなるほど完全にリフレッシュ出来てこちらも感謝!感謝!
初心者は最初から釣れないと釣りをさっさと離れてしまうことが多々あるが
ちよっとしたヒントがあれば一生涯の趣味になるほど釣りは奥深い
釣り初心者だと中々釣り方とかキャストの仕方など判らないことばかりだと思うけど
そんな時こそIOSのイベントにぜひ来て勇気を出して相談して欲しい
世話好きのメンバー達がきっと釣らせてくれるから・・・たぶん(笑)

その後気さくなオーナー夫妻と一緒に
行きつけだという中華食堂でみんなで夕食をごちそうになった
ここはレイクウッドの手前にある道ばたの食堂で
どちらかというと入るには少々勇気がいる雰囲気を醸し出してるものの
出てくる料理が意外すぎるほど美味しい
野菜炒めもシャキシャキ美味しいし、鳥唐揚げも美味しいし、絶品なのは餃子!!
こいつは感動ものだ
久しぶりにご当地ならではの美味しいと思う餃子を食べられた
そんな中レイクウッドでの行動パターンが見えてきた
朝佐野SAでバイキング、お昼レイクウッドでナポリタン、3時のお茶はロイヤルミルクティ
そして夕食は例の中華食堂の餃子と野菜炒めてな具合で
相変わらずダイエット中の俺としては悩み処なのである(笑)





3月 26日 「10ステラはスプーニングに使えるか?」

ここの所箱を開ければ10ステラ状態が続く
今回のステラはノブが既存のサイズだと適合しないので
急遽サイズ変更して10ステラにも対応するように花梨ノブを変更した
だから既存のダイワ等のノブを流用しようとするユーザーは困惑してしまうだろう
しかしそのリスクを除けば10ステラはちよっとだけ軽さがダイワのフィーリングに近づいた気がする
ローターの軽さとスプールの軽さそしてピニオンギアの根元のカラーからベアリング化
これは歴代ステラ1000番クラスでは悲願で、ピニオンのスムースな動きがリトリーブの質感と軽さを大きく左右するだけに、チューニングでも最重要ポイントであった
もちろん10もそれは変わらないけども、チューニング後のステラは初動の軽さが心地よい
特に今までぼやけていた高音域のアタリもより音域が広がり敏感に感じるような気がする
初動がスムースに立ち上がるということは
そう! 巻き合わせが実にパワフルにスムースになる
カラーが今まで普通だった1000番クラスのステラではどんなにピニオンをしっかり回すように調整しても
急激な力が樹脂カラーでは逃がしきれずに摩擦が増大し、力を入れるほど一瞬ハンドルが止まる錯覚を覚えるものだが、さすがボールベアリングは一連の応力をスムースに回転へとチェンジしてくれる
ギアの馴染み次第ではスプーニングにもいけるのではないかと思えるほどだ
当然まだ使い込まないといけないがリールがどう成長していくのか楽しみである




3月 24日 「リールチューンの意味」

先日のイベントは西那須のキングフイッシャー
こことのおつきあいは意外に古く、IOS創設当時からのイベントも実施しており
気さくで親切なオーナーの人気もあってかIOSユーザーの地元ファンも多い
そしてまた、ここのご当地蕎麦が滅茶美味しい!
芋も入れば肉も入る、ごちゃ煮風の蕎麦なのだが栄養満点、一度食べたら忘れない味だ
イベントと言えば新規のお客もかなり来場し
無料メンテでのリールの変わりように驚いてたのが印象的だ
リールチューンというと、高価なものと思われがちだが、こうしてまずは無料メンテでどこまで効果がでるのか
ご自身で確かめてみることを強くおすすめしたい
それからラインローラーやドラグをチューニングして
より使いやすく戦闘力があるリールに仕上げて実感していくうちに、フルチューンという流れが理想だ
まずは現場で実感して頂く。使えないことははしないほうがいいし
無駄なものは誰でも買いたくないと思う
IOSは真に価値のあるものを自信を持って提供していきたい
その差は歴然!
IOSは基本現場でのイベントに拘るのがその理由である




3月 11日 「01ステラ1000S 整備奮闘記」

なにかと話題の10ステラ1000S
今回は発売間もないステラを完全解剖する
当然今回は研究目的で壊すつもりでとことんやりこんだ整備を実施した
当然未だ発展途上ではあるが、数多くの嬉しい新発見もありフィールドテストを今後重ねて
チューニング成果をフィードバックをしていきたい



肉抜きされた超軽量ハンドル本体はギアが違うので、07ステラとの互換性は無し
ノブは根もとに段付き加工がしてありサイズ的にダイワのノブも流用出来ない
特に社外メーカー品の流用は要注意!!
IOS花梨ノブは当然の如く10ステラにも対応するべく準備中です



純正ハンドルノブ!良く言えば重厚感があると・・・・・



スプール内の構造、ラチエットまわりも07ステラと変わらず
ただしスプールとローターは多少軽くなっている



ローターナットのベアリング
中央にはメインシャフトが通る用に真鍮のカラーが・・・・・
巻きの質感にどう影響するかは未知数・・・・



新名所!?ラインローラーオイルインジェクションはゴムがマウントされており、
中央に小さなスプレーノズル用の穴が開いてる
なるほどの工夫!?



ラインローラー回転チェック、内部はグリスで・・・・・
1gアンダースプーンには正直厳しそう(泣)
分解部品点数は歴代ステラでNo1!
調整シムだけでも3枚入っている



新開発のバリアギアはこんな感じ、薄く大口径化されている
銀色のスリーブはカーディフと同様にボンドで接着してあるからして・・・
溶剤を吹き付ける時は要注意



ピニオンの根元にベアリングが入るのは大歓迎
回転はしっかりとセンターが出ていれば、指で弾いて回るほど。めちゃ軽くなっている・・・・
この軽さ感動モノ!! これでローターとスプールがさらに軽くなれば・・・・・



深夜0時を過ぎても回転の軽さに感動してる懲りない2人



デカっ!高レスポンスを生み出すドライブギアはこんな感じ



最後の組み付け。各部のクリアランスの最終確認



最後の仕上げはIOSグリス注入
ギア1周あたり米粒3粒程度を目安に実施
これがしっとり軽さのシークレット



カエルも呆れる!!放心状態の小菅広報!この顔が全てを物語る



07ステラとうって変わった控えめなゴールドカラーとライトブラウンの花梨ノブのコラボ
新たな精密機械の誕生!
次回はいよいよフィールドレポートです