2023年
9月 19日 |
「エアドライブローター搭載!23レガリス」
ダイワのリールでエントリー価格でお勧めと言えば現在23レガリスをお勧めしたい
理由は23イグジストに搭載している超軽量ローターのエアドライブローター搭載でありながら、実売1万円以下
貫通式ハンドルを廃し、勿論マグシールドレス仕様である
ちょっとしたオイルやグリスのメンテで実用域に耐えうる巻きの質感と巻き軽さの向上から
ラインローラーをIOSラインローラーダイレクト16系へとバージョンアップが可能な汎用性、
さらにフルチューンの発展性もある
巻きの雑味は流石にイグジストには及ばないがコストパフォーマンスは最高である




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11月 18日 |
「紅葉の嵐山フイッシングエリア」

大阪でのメーカー打ち合わせの後、アクリスタのテストに京都に立ち寄った
場所は嵐山フイッシングエリア
ネイティブのような広大な池が印象的である
季節は紅葉真っ盛り
たまたま居合わせた上州屋のスタッフに22ステラと22イグジストのフルチューンリールの巻き比べをしてもらった。
個人的には繊細なルアーにはローターの存在を忘れる巻きのレスポンスの22イグジストがお気に入り
しいてあげるデメリットは、巻きのトルクが弱く常に巻いてないといけないところがあり
それが気を使って長い間は疲れるかなという感じ
反面、フルチューン22ステラは一度巻き初めてしまえば、トルクフルに安定したリトリーブが可能
抵抗が大きかったり、やや重めのルアーに向いているように思えた
デメリットは初動の巻きがローターがイグジストより約20g重いことで緩慢な巻き出しは否めない
特に初速が欲しいミノーイングや頻繁にレンジコントロールをするスプーニングにはしんどいかもしれない
そうこうしているうちに、管理人の杉山氏が非番にも関わらず駆けつけてくれて
大好物のアンバサダーをメンテさせて頂いた
ノーマルスプールでも3gを楽々キャストできるポテンシャルの高さは健在であった


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11月 14日 |
「アクリスタ開発状況」
現在最終プロトを作成終わり、結果良好。
今後はカラー選定の段階となりました
発売まで今しばらくお待ちくださいませ

新色 ブラックスモーク

アクリスタのロゴも一新

ベアリングはラインローラーで実績がある、国産高精度オールステンレス製ベアリング
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11月 3日 |
「ワイルドワン博多店」
今回も多くのお客様の素敵な笑顔を頂きました
御来場の皆様誠にありがとうございました
ここはスタッフの皆様も熱烈なIOSファンということもあり
今後もイベントを定期開催していきたいと思っています
今後ともよろしくお願いいたします
当日のイベントの様子はここ#iosfactory




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10月 18日 |
「ワイルドワン高崎のイベント」
定期的に開催されるワイルドワン高崎のイベントには
多数のお客様がラストまで絶えることなく来場して頂き感謝感激!
ワイルドワンらしく、カーディナル愛好家をはじめ、エリアからソルトまで多くのお客様が来場して下さいました
近年はメンテナンスフリーのリールが多くなり
とかくリールはメンテしなくていいという風潮があるが
一度メンテを体感して頂ければその重要性に多くの人が気がつくはずである
メンテしなくていいけど、メーカーにも出さない・・・・
これがリールにとって一番よくないこと、釣り自体のパフォーマンスも下がる
やはりリールの巻き心地が調子が良くて、よく飛んで、ドラグがきっちり作動することは
即釣果に影響があるとは思えないが、気持ちの問題で気分も良いものである
自分のリールとじっくり向き合うこともプロセスを大切にする釣りの楽しみである


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10月 12日 |
「ブリーズイベント御礼!」
恒例の神奈川の管理釣り場ブリーズのイベントである
今回は鈴木モニターにサポートをしてもらって
開始早々多くのお客様に来場して頂き終始和やかな雰囲気で過ごすことができた
IOS的にはビックなイベントより、こういったユルめでお客様との距離が近いイベントのほうが心地よい気がする
これからも様々な場所で開催したいと思っていますので、店舗や管理釣り場のオーナーの方々ぜひお気軽にお問合せください。
今週末10/16はワイルドワン高崎です。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
本物を体感してください!
最新情報やイベント内容の動画はここTwitter.com/iosfactory


開始早々お客様おまちかね、持ち込まれたリールはエリアリールからバスやソルトリールまで
IOSらしく多方面に渡る多くのリールが持ち込まれた

シマノBFSにマンハッタン装着、シームレスな色合いと機能美
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9月 27日 |
「IOSオイルが角ボトルという理由」
この世で売られているモノには様々な付加価値が付与されている
ちょっとしたことが、とても便利で使いやすかったりするが
開発する方からすると、どんな些細な事でも意外と時間と金がかかる
本当はそんなことには金もかけずに無視して、中身の性能が良いから売ればいいという誘惑もある
私は生来そんな小さな付加価値がとても気になってしまう性分らしく
IOS-01をスミスにOEM供給する前、点眼瓶に評判の良かったオイルを入れて売ればいいという声の中で、
この点眼ノズルは大きく太いから塗布しずらいなーと思っていた
そして、香水移し替えボトルの細いノズルとスプリングを点眼瓶の中に仕組んで
蓋を開けるとジャクナイフのようにノズルが飛び出す仕組みを開発もした
なかなかマニアックな方法だが、危険だろうということで企画はボツ
その後は、市販の丸いスポイト瓶でガラスのノズルが付いているものが目についた
これなら良いかなと思って、ギジーの取材でも公開したほど溺愛していたが
細くて丸いから安定がメチャ悪い
リールメンテは大抵、左手にリールを持って、その状態から右手でスポイト瓶の中からオイルが入ったノズルを取り出し
リールに塗布する都合、ややもするとスポイト瓶が片手作業の為に倒れてしまうことが多々あった
そこで、古来のインク瓶をヒントに角形スポイト瓶に行き着いた
こちらは30度傾けても倒れない優れものである。
合わせてガラス製の太いノズルは狭いリール内部には到底入りこまずに苦労した
個人レベルで大量に注射針を入手するには、当然御法度であるから
長年取引実績を重ねて、今では医療機器メーカーの大手、テルモ社から承認を受けて
注射針を加工して、ノズルとして採用している。
これはリールのわずかな隙間にも確実に塗布出来るから、リールのようなオイルとグリスが混在している機械では重宝する
普段何気に使用しているものも、もしそれが無かったと想像すれば、付加価値の存在意義がわかる

30度傾けても倒れない容器&極細ノズル、ガラス表面はポリッシュ仕上げで
趣味のものだけに装飾にも耐えうるクオリティ。
たかが容器されど容器である。
組み立ては全てハンドメイド、一つ一つ針の長さを合わせて組み上げている
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9月 26日 |
「スプーニングの前アタリとワカサギ釣り」

エリアでスプーニングをしていると、放流時などの魚がスプーンにアタックしてくる明確なアタリと
ほとんどの場合、手元に感じない状態で違和感のようなアタリ
言い換えれば、通常スプーンによるルアーの一定の巻き抵抗から魚がルアーを咥えてテンションが無負荷になり
リトリーブが一瞬でも無抵抗になるアタリ
この瞬間を前アタリと言う
その直後に魚がフックに接触することでスプーニング特有のゴンとかコンとかゴンゴンとかの本アタリを感じる
しかし、実際の所、本アタリは魚がハリに接触して驚いて暴れるアタリであり
フッキングさせてもノラないことも多々ある
特にプレッシャーのかかるエリアはしっかりルアーを食い込まないことが多く、
こちらから、レンジやスピードやアクションなど色々と仕掛けていき、少しでも活性の高いアタリを出やすくする必要がある
前アタリをトレーニングするには、ワカサギ釣りをオススメする
ワカサギ釣りは前アタリのオンパレードみたいなもので
このテンション抜けのアタリをしっかりフッキング出来る技術をマスターすると
エリアでの前アタリがより明確に感じ取れることができる
これは以前IOSに在籍していたIOSテスターを嫌々ワカサギ釣りに連れて行き
その後のシーズンで彼は悲願のエリアマイスターになった
後日談でワカサギ釣りの前アタリはエリアでの良いトレーニングになったと話していた
さて、前アタリと言われるバイトを明確に感じやすくするにはそれ相応のリールが必要になってくる
元々巻きが重いリールではスプーニングのリトリーブ負荷は感じられても
そこからのテンション抜けのアタリは感じずらいからである
ローターやリトリーブが軽いリールはルアー抵抗を明確に今まで以上に大きく捉えているから
テンション抜けの瞬間の巻きトルク変動をしっかりと捉えることが出来る
これと付随してグリスベタベタの回らないラインローラーも同様
昨今のハイプレッシャーフィールドは、エリアをはじめとしてバスやソルトまでこの前アタリをいかに捉えるかが
釣果を左右することがある
IOSのオイルやラインローラーがこれほど売れるのには理由があるのである

今やレジェンド化した「IOSはねっこ」
伝統的な手ハネ竿を、シリコーンゴムで再現
異常なまでのセンシティブなテップは仕掛けの周辺をワカサギが泳ぐ水流さえも感知していた

冬によく出かける加賀フイッシングエリア
ここは広々していてネイティブ好きの私でも抵抗感なく過ごせる

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9月 25日 |
「ハーブの里フイッシングエリアのイベント」
心配していた台風による悪天候も回復へと向かってイベント当日は曇り空は残るものの
なんとか釣りが出来るコンデションとなった
当日も待ってましたとばかりに新旧のお客様が来場
無料メンテを主体に、カスタムパーツを装着してその効果を現場で体感出来ることが、現場イベントの最大のメリットではないかと思う
今回はそんなイベントの様子を少々。
動画は最近始めたこちらでTwitter.com/iosfactory

スタート早々皆様に来場して頂きました
悪天候の中御来場ありがとうございました

新旧のリールを問わず、全てのノウハウをつぎ込んだIOS名物無料メンテ
その効果はお客様の笑顔に

年々厳しくなっているエリア事情、様々なお客様のニーズに対応致します

IOS カスタム装着は釣りを楽に快適にしてくれます

IOSオイルは単に巻きをスカスカに軽くするのでなく
上質な軽い巻き心地を大切にしています

ハーブのスタッフの皆様も大のIOSユーザーです。
IOSの事ならなんでもお気軽にお尋ねください
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9月 20日 |
「プロショップおおつか熊谷店」
バスシーズンも終盤になりそろそろアルミボートのウィザード365Dがヘタってきたので
交換部品を物色しに、プロシヨップケイズボートの熊谷店にお伺い
そこで、ウイザード375Dと出会ってしまったのである
さらに、今なら譲ってくれるということで心が揺れ動く
その後は、毎度お世話になっている、プロショップおおつか熊谷店へお伺い
気さくな内藤さんと、しばし談笑し、これから販売予定のプロフェッショナル・ツールラックの評価を頂いた
店の隅を覗くと、何やら内藤さんが、深刻な顔してカーディナルをイジイジしてる(笑)
どうやらお客様がカーディナルを石の上に落としたらしく
おせっかいにならない程度に、調べさせて頂く
こういう時の確認方法は、きちんと作動するかをパーツ毎に作動確認をしていくしかない
落としたローターとハンドルの打痕から推測していく
ローターは上からみて完全にブレブレによれて回転していたので整体(笑)
シャフト曲がりはOK、コネクティングリンクを外して回してもリーリングがひっかかるので直接の原因はギアの模様
ついでに、アライメントが少しやられてたので整体(笑)
ハンドルの打痕は嫌な予感、実際3ヶ所ギアに打痕があり、ひっかかる感じ
こうなると、リーリング中にハンドルが止まってしまい、ストリームと言えども違和感が気になって使いずらい
とりあえずということで、事前了承を得て、急遽ギアの打痕をラッピングして緊急手術完了
リーリングの引っかかり感も軽減してお客様も一安心
しかし個人的に気になる所はピニオンギアのアキシアル方向の根本的クリアランス不足
これが足りないとギアに不思議なひっかかりが出てきて
新品のギアに交換しても、早期摩耗そして再び引っかかり感が出てしまうことも。
これらの症状は今回の落下のような後天的でなく先天的な症状の匂いがプンプン(笑)
今後は貴重なオリジナル・カーディナルを生かすべく
オーバーホール+ギア交換を御提案させて頂きました。

プロショップおおつか熊谷店へと立ち寄りのついでにプロショップケイズ熊谷店へとお伺い
偶然出会ってしまった、ウィザード365D!

事故車に滝汗でテンパる内藤氏(笑)

へんなオヤジ乱入しギアをいじくるの図(笑)
もともと精度がバラついてるリールを精度良く組もうとするから無理がある

お客様しんみり(笑) 内藤氏は脱力感 (^^;)

IOSプロツール・ラックはまもなく発売予定です
5mm厚、高純度100%ピュアアクリル、勿論日本製

最近の I OSのユーザー動向は、エリア本格シーズン前の整備と
ストリームでのカーディナルお疲れ整備に、ソルトリール
これらで連日整備漬けの毎日です。
キミの手が借りられたら・・
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9月 4日 |
「裁判所出頭」
これほど長年商売をしていると製品を正式に受理されたにもかかわらず
中には支払いをしてくれない方もおられます
酷いケースでは、何回も督促をかけても
訴えれるものなら訴えてみろゃ?と言われる方や
弁護士通して裁判しましょうと言われる方もおられます
普通に考えて、買って支払わなくて良いというのはおかしいことです
そんなケースの場合、弊社では、再三の請求書送付と電話連絡
内容証明書付きの督促書の送付を行なっております
それでも難しい場合は、顧問弁護士(注1)を通して公的な書類を作成し
地元の高崎市簡易裁判所へ少額訴訟手続きの移行をさせて頂いております
実際に被告人となった方も群馬県に呼び出されてしまい
遠方の場合は旅費や宿泊代も大変なご負担になってしまいます
実際の裁判は、よくテレビでみるような、傍聴席の間には簡易的に柵がある法廷と言われる場所で、
規模は小さいものの、実際に裁判官もいて、書記もいて
被告人席と原告人席が向かい合うように座ります
そして裁判官が原告が提出した告状を読み上げて、原告に再確認をします
本来ですと、被告側の口頭弁論があるのですが
今回の裁判は被告人が欠席したので、原告の訴えを認めたことになり
原告(弊社)の勝訴となりました。
今後は弁護士を通して公的に口座差押えや強制執行の流れとなり
場合によっては職場や住まいの立ち退きも追われてしまうかもしれません
わずかな金額で、個人的信用度を失い、社会的に窮地に立たされてしまうことになります
裁判という生々しい経験も、こういう仕事をしている以上避けて通れない職務です
できることならば、法に訴えるのでなく平和にやっていきたいですのですけど・・・

何度も支払い督促をかけても応じない方がおられます。
できることならお世話になりたくないのが裁判所です・・

通常裁判は原告の住所に近い場所で行われる為、今回も群馬県高崎市簡易裁判所にて行われました
呼び出しを受けると被告の方が遠方だとめちゃ経費と時間がかかります。
それでも被告は敗訴の確率が高く、たとえば欠席したら原告側の言い分を認めたこととなります。
今回もお世話になったのは、IOS FACTORY 顧問弁護士 山本 和徳氏。
困った時は頼りになります
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8月 26日 |
「アングラーズショップ マニアックスのイベント」

諸事情により、何度も中止を余儀なくされたマニアックスでのイベントが実現した
ここはIOSカスタム製品が所狭しと置いてあり、まさしく正規代理店ならでの品揃え
ご来場頂いたお客様は、一度IOSのイベントに来てみたかったという方から
何年ものヘビーユーザー様まで実に多くの方に囲まれながら
パーツ取り付けも可能な気さくな山岸スタッフの協力の元、2日間のイベントは盛況のうちに終了した
イベントの趣旨は、ここでリールをバラしてフルチューンするわけではなく
まずはIOSオイルやグリスの良さをひとりでも多くの方に知ってもらいたいこと
リールの可動部に塗布可能なオイル量は、わずか1滴たらず
スプレーオイルを例に取れば、この1滴中にリールに大変な悪影響を及ぼす有機溶剤がほとんど。
IOSオイルは1滴中に純度100%の有効成分が高濃度にぎっしりと詰まっているから、数々のパフォーマンスを発揮する
しかし、高性能なオイルやグリスを入手しても正しく塗布できないとその性能を100%発揮できない
イベントでは実際にそのメンテ方法を説明しながらその効果を実体験ほしいと願っています
そしてオイルを体験して愛用してきたら、ぜひカスタムのラインローラーやドラグシステムをお試し頂ければと思います。
それらは費用対効果に値する確かな価値を多くのユーザーが実体験しているのです
今回はそんな様子の一コマを・・

IOSオイルで簡単メンテだけでも、リールは快調に。
さらに、グリスをギアに塗布しちゃうのがIOSイベントの真骨頂
ダイワは勿論のこと、シマノのステラでさえ、ギアにグリスを塗布
回転時のシャリシャリ感はグリス切れの合図です
お早に対応ください

お二人で釣りをされるという素敵なカップル
自分のリールが見違えるようになって目が真剣そのもの(笑)

TD-Zをご自身で整備して持ち寄ったIOS常連様
私がコチョコチョとメンテして、その変わりように絶句(笑)

アンバサダーやカーディナルは私にとって、イベントのおやつ(笑)
特に飛びすぎ反則リールは大好物(笑)
こちらのフルチューン5500Cもお仲間から何それ !!のリアクションを頂いているようで(笑)
お客様も北海道釣行でやばい!やばい!を連発しておりました

07ルビアスが生まれ変わって、現行リールにまったく興味が無くなったお客様
これから毎日グリグリするそうです(笑)

今回も多数のエキスパートからこれから始める方まで来場されました
皆様、リールが生まれ変わって、幸せそうお顔が印象的でした

アングラーズショップ・マニアックスは IOS FACTOR Y正規代理店です
正規代理店ならではの品揃えと、山岸スタッフの取り付けサービス
ぜひお立ち寄りください
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8月 16日 |
「平谷湖フイッシングスポットのイベント」
みどり豊かなフィールドの中、国内でも比較的規模が大きな管理釣り場である
ここは、昔よりIOSのイベントで大変お世話になっており
中部の方から遠くは関西方面から、当日多数のお客様がに来場して頂いた。
開始早々からラストまで終始盛り上がりをみせて
おそらく今年一番の盛り上がりをみせたのではないかと思う
釣り人なら、もっと飛距離が欲しい、もっと沢山魚が釣りたい
魚がヒットしてもバラさず安定してランディングしたい
もっと上手くなって大会で優勝したいと、
もっと!もっと!の釣り人の貪欲な欲望を叶える手助けをしてのがIOS FACTORY リールカスタムであり、
その信頼と実績ついては、創業当初から多くのアングラーに支持されていることが何よりの証明である
今回はそんなイベント風景の一コマを紹介してみたい
次回はいよいよ、アングラーズショップマニアックスさんでの2Day/30名限定イベント
一人でも多くの皆様にお会いできることを楽しみにしています

開始早々に熱心な常連様に囲まれて盛り上がりをみせました

当日持ち込まれたリールはエリアからオールドABUまで
特にABUは私にとってイベントのおやつみたいなもの
ぜひお気軽に御相談ください

季節柄ソルトのお客様も多く、水洗いの方法からメンテナンスまで御説明をさせて頂きました

いつものステラも、簡単オイル&グリスメンテで素敵な笑顔を頂きました

最近は若いトーナメント志向のアングラーの活躍も目立ちはじめた
マイクロスプーンの飛距離や感度不足、貴重な1匹をバラすことなくいかに安定してランディングできるか等・・・・
伸び悩んでる理由がリールにあることは大いにあります。ぜひ御相談を。
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8月 8日 |
「IOS FACTORYって?どんな会社」
釣り業界、さらにリールカスタム&チューニングメーカーと聞けば
あーなんか高そう・・とか、はたまた怪しいなあーとか
ぼったくられるんじゃないのー?とか(笑)
純正が一番良いんじゃないの??とか
とりあえず、リールは買ったばかりだし、メンテナンスもメーカーはしなくていいと言うし
最悪壊れたらメーカーに出せば良いと思われている方がほとんどではないかと思う
特に最近はリールチューニングメーカーやオイルメーカーが乱立して目立ってきているのは確かである
その為、たとえ興味があったとしても、どの業者に出せばいいのか
知り合いが、あそこに頼んだらイマイチだったとか
あそこは、有名なテスターが良いと言ってるから頼んでみようとか
まあー、個人的にみても、とにかくわけのわかんない業界なのである
IOS FACTORYとはなんぞや?
こういう時に手っ取り早く確実な方法を突き止めるのは
過去にIOSのイベントを実施してきた店舗に聞いてみることをお勧めする
店舗の釣り関連のスタッフなら、イベント時でもカスタムされたリールを巻いてるはずだし
場合によっては、自己所有のリールがカスタムされている場合も多い
さらにもっとも確実なのは、IOSのイベントにお越し頂き
実際にどうなのかを自分自身で体験してみることである
昨今、SNSや人の噂が先行してる情報過多な現代社会において
リアルな実体験ほど尊く、確実なものはない
イベントでは私をはじめとして、何よりもリールを好きなスタッフが親身に相談を受け付けてくれる。
私でよければどんなことでも良いので、お気軽にメールやお電話で相談ください。
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8月 2日 |
「ワイルドワン京都宝ヶ池のイベント」
今回は京都にあるワイルドワン宝ヶ池のイベントである
土地柄、ソルトからバス、そしてストリームと大変多様性に富んだ恵まれたフィールドのそばとあって
持ち込まれるリールも実に多くの多様なリールが持ち込まれた
昨今のリールはそこそこ性能が良いのでそのまま使えなくもないが、
アングラーの底知れぬ探究心は衰えることを知らない
だからこそ、リールカスタムを通して彼らのステップアップするヒントとなれば幸いである
次回は平谷湖そしてマニアックスと引き続きイベントラッシュ
一人でも多くのお客様と会えることを心より楽しみにしています。

途中昼食に立ち寄った、デパートのイベントブースで
ミスタートラキンのうぬまいちろう氏と再会
楽しい業界内輪話で大盛り上がり(笑)

人間は心から感動すると声を失うらしい(笑)

ビフォー&アフターが体験出来るのもイベントのメリットである

フカセ釣りのレバーブレーキメンテも大得意(笑)
釣りの特性上ラインスラック処理のリーリングはとかくライントラブルが多くなりがち
わずかなテンションでラインローラーが回るから穂先に絡むライントラブルも軽減できる
さらには、中通しウキの滑りにIOSラインコート・フォーシーズンは必須

ベイトリールも新旧様々なタイプが持ち込まれた
まずは軽い巻きとスムースなスプールの立ち上がりをメインにメンテ
いたずらにカスタムするでなく、リール個々の持ち味を活かしたメンテを心がけます

ゆっくりとした東山の朝、京都とは独特の空間である
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7月 27日 |
「リール整備はTD系から学ぶ」

私は新品のリールを入手する時はなるべく、状態の悪いものを入手する
理由は簡単、そこから様々なことを学ぶからである。
しかし最近のリールはそれほど深刻な状態の悪いものが少ないように思える
元々のプラットフォームがしっかりしていて、そこそこの整備でもまずまずの仕上がりになる場合も多く、
そう言った理由から昨今はリール整備の業者が増えてきたように思える
いや、私の初めた時代でも整備業者は居たのは居たが多くは廃業しているのである
理由は様々に考えられるが、それほど昔のリールは新旧状態の良くないものが多かった
私が整備を初めた頃の95ステラなど、新品であっても巻きは異常に重くてほとんどのリールがゴロゴロしていた
さらにダイワのトーナメントと言われる、 TD系の前身のリールも
これもステラに劣らずゴロゴロが普通で
TD- Zなど22ステラやイグジスト真っ青の8万円近くしていたが
エリアやストリームの自営業のエキスパート達はこぞってトーナメントやTD系を溺愛していた
その理由は、ステラも持ってるんだけど、ステラは水の中のルアーの動きがわからんと言う
TD系は状態が良くない。
だけど釣りやすい。
これが当たり前の時代だったので、私は毎日毎日ダイワのリール整備依頼が来て、嫌というほど格闘した
当時は実にリールメーカーが乱立していた時代で
国産の他、ABUなど舶来ものと言われるリールは憧れの存在と言われたが
当時の私は手頃な大森製作所のマイコンが気に入っていて
銀山湖や丸沼や加賀フイッシング、そしてバスなどに愛用していたし
重くて使えないABUや、高いだけでゴロゴロしていたステラやTDに興味はなかった
来る日も来る日もTD系の整備をしていると、様々な改善策が見出された
まさしく不具合の宝庫は逆に言えば優秀な教材とも言える
誰にも教わることなく、メーカーからも見放されたリールを整備し
絶体絶命のどん底から自力で這い上がることで多くの知識を得て、それを昨今のリールにも反映させる。
これがリール整備の苦しみと思ってやめたらそれで負け、なのでどうにか這い上がって、
ついに壁を突き破るが、進んでくとさらに分厚い壁があるのがリール整備なのである
おそらく昨今の若い整備業者は状態の良いリールを好む傾向にあるようだが
むしろ状態の悪いTD系をみっちりとやり込むことで
そこで経験したことが骨身に染み渡り、血となり肉となり
内外からのプレッシャーやメンタリティにも相当に強くなって
一皮剥けた整備の仕事ができるはずだと断言できる
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7月 26日 |
「ワイルドワン名古屋守山店のイベント御礼」
名古屋のイベントは久しぶりである
今回開催のワイルドワン守山店は当日様々なリールが持ち込まれて
簡単な無料メンテでここまで変わるかという感動を多くの皆様に体感して頂いた。
そして何より店長をはじめとした店舗のスタッフの皆様の驚きぶりが楽しい!!
今後もイベントを定期的に開催して盛り上げていきたいと思います。
次回7/31は同じワイルドワン系列の京都宝ヶ池店。
ここも定期的に開催している店舗である。
当日は多くの皆様にお会いできることを心より楽しみにしています。



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7月 24日 |
「アクリスタのXデーはいつ!?」
最近お客様から問われる御質問である
現在3Dプリンターで作成したモデルの微調整中であり
どこが微調整と言われれば、指をかけた時に微妙な角が指を刺激し
リトリーブ時になんとなく違和感があるのである
それを、開発の井川が連日研磨して磨き上げている
ラインナップやカラー選定はシークレット中のシークレット
メーカーは金型を作成中で、おそらくトータルコストは
最低家1棟分くらいの金額になるから、まさしく社運がかかっている
失敗すれば倒産は免れないから、確実に段階を踏みながら進めている
肝心の発売日は、転売防止の為に何日と確定したことが言いずらいが
確実に入手する方法はブログやFBからの発売発信である
ぜひ毎日見逃さないようお願いします。

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7月 18日 |
「ワイルドワン・ブランチ博多店イベント」
ワイルドワン全国縦断ツアーの皮切りはワイルドワン ブランチ博多店
当日は開始早々からIOSヘビーユーザー様達が御来場
その後、時間の合間を縫ってスタッフ様達の大切なリールをメンテ実施
はじめは半信半疑の店長やスタッフの皆様もサクッと無料メンテでプチ感動の笑顔を頂き
さらにカスタムパーツまで装着してしまえば
もう、こちらが心配になるほど仕事を忘れてリールメンテの奥深さに引きずりこまれてしまっていた
今後は自らの感動をお客様と共有するべく
今後も継続的にイベントを開催することをお約束しました
今回多数の皆様からお問合せがあり
どうしてもタイミングがあわず来られなかった皆様も
ぜひ、今後イベントでお会いできることを楽しみにしています
そして、7/24日はいよいよワイルドワン名古屋守山店でのイベントです
既に何度も実施している店舗ですので、IOSスタッフ総勢4名での強化体制にて開催
皆様にお会いできることを心より楽しみにしています。

はじめは半信半疑なスタッフも

自らのリールが激変して思わず笑顔ニンマリのスタッフ

簡単なプチ無料メンテでも、仕事忘れて・・・

愛機カーディナルが生まれ変わって、顔をクシャクシャにして大喜びする店長(笑)
実はお客様より喜んでいたようです
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7月 14日 |
「同じリールのモデルから最良を選ぶ方法」
今回は意外と知られてない、正しいリールの選び方のヒントを少々。
例えば、購入予定のリールがあるとする、
そのリールは同じ機種であっても、新品か中古品か、はたまた値段やコンデション等様々な要素からそれを選ぶのが一般的である
中古品は価格と状態のトレードオフであることが多いのでまたの機会とし
今回はまったく同じ新品のリール機種があったとすると
そこからどうやって選別するのがベストかと言うお話をしてみたい。
まず、巻きの重みは単にグリスの塗布量や機構の問題であるから致命的な問題とは言えない
私がもっとも重要視することは、適正なクリアランスが正常位置にあることである
実際に私がお客様に選択するリールは常にそれを心がけており
結果的にそのリールは当たりリールと言われるものとなり
末長く最良のコンデションで使える。
まずは、目立つ異音やゴロ感が少ないものは前提として
ハンドル取り付け軸に対して左右のガタの確認をする
そう、リーリーングするとカタカタと気になるあの現象である
これはありすぎても当然良くないが、まったくガタが無いのはさらに悪く
物理的にギア同士が干渉してしまい、適正なガタが出てきた頃にはゴロ感も出るタイミングが早い
さらにハンドル根元が妙にグラグラしているものはボディ精度がブレており、
ドライブギアに面圧が一定にかからず、やはり巻きの質感が悪く、質感が劣るリールとなる
次はローターを前後左右に動かしてみる
異常ながたつきが出るものは、ピニオンギアをしっかりと支持していない傾向にあり
ドライブギアとピニオンギアの噛み合わせに偏摩耗が生じやすく
やはり避けたいリールの一つである。
特に樹脂ボディ系のリールにはありがちである
これらの方法は分解せずとも判別付く箇所なので
高価なリールであるから慎重に選ばれることをお勧めする
そうは言っても最近のリールの作り込み精度は10年前に比べると飛躍的に向上してきた。
さらに、まともなお店であればきちんとメーカーも店員もしっかり店頭に出す前に検品もしているし
仮に不具合が出たとしても店舗がNo!と言えばメーカーは誠意的に対処してくれるものである
逆に言えば店頭にまともなリールがほとんどないとすれば
仮にそのような所でリールを購入して不具合が出たとして
どこまで誠意的な対応をしてくれるかは怪しい。
今後急速に実店舗は2極化すると言われているが
まともな店ほど最後まで生き残るのに対し
悲しいかなダメな店は急速に淘汰されると思われる

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7月 11日 |
「黒保根イベント盛況でした!」
県内屈指のIOSユーザー率が高い黒保根フイッシング
当初予定していた1日のイベントでは希望の来場者が対応できずに
それじやーと2日間にわたり開催となった(笑)
それでも連日20台以上のリールが持ち込まれて井川の手が最後はプルプルと震えていた(笑)
現場は天然のクーラーが効いていて木陰はとても涼しく
冬にきた時も趣があったけど夏もいいなあーと個人的に思った
それも涼しいナイターとか(笑)それではイベントの様子を少々

イベントスタートからお待ちの方達のリールを大切に大切にメンテさせて頂きます

エリアの特性上大物がメインで狙っているアングラーが多く
ドラグの重要性を痛いほど理解しているアングラーが多い
本質を知るアングラーだからこそ、IOSカスタムはかかせない

知る人ぞ知る大物キラーの女性アングラーと最強カップル。
もうIOSカスタム無しでは・・・・

当日はプチ早掛け大会も開催された

IOS常連様、淡々と釣りまっくってました

それにしてもデカい!そして綺麗な魚体

今年より22イグジストにシフトしたオーナー夫妻
ラインローラーやドラグはカスタムしてもノブはアクリスタ待ち(笑)
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7月 8日 |
「北海道釣行 〜最終日」
今日はいよいよ最終日
フェリー乗り場の小樽郊外にある立ち枯れ木が素敵なダムを訪れた
ダムの規模はさほどではないが、カヌーで半日遊ぶならちょうどいいサイズである
魚も大きくもなく小さくもなくのちょうどいいサイズが釣れてくれて
ロケーションが良い環境の中で今回の遠征の総仕上げといった感じである
今回より積極的に色々な号数のPEラインを導入して
ラインローラーとの相性やドラグ特性をテストをしてみた
ダイレクト感のあるPEラインと、ベール基部へダイレクトに装着するIOSラインローラーの組み合わせは
巻き感度向上はもとより、トラウト特有のフォール中のバイトをより明確に伝えていた
そしてヒットすれば、ヘッドシェイクしてナイロンと違ってテンションが抜けてバラシやすいPEのリスクを
常にIOSドラグが高レスポンスにリニアに作動することで
常にブブランクスにテンションがかかった状態を作り出していた
さらには近年積極的採用のフルチューンHGやXGなどのハイギア系リールとの相乗効果で、
トラウトに代表される、ヒットしてからアングラーの方に走りまくって、フックオフしてしまう魚に対しては
素早く巻き取ることが可能になり極めて有効と考えている

スロープに着岸してからのおかっぱりキャストでも安定した釣果の井川

綺麗なヒレピンレインボーはスプーンのフォール中にバイトが多かった

すっかり漕ぐのがサマになってきた井川

再び訪れたい北海道
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7月 5日 |
「北海道釣行 〜チミケップ湖」
チミケップ湖とはなんとも覚えずらい名前である
i.Works井川は最後までケミチップ湖と言い間違いしていた
阿寒湖と並びヒメマスの原産地でもあり
森と湖とカヌーと、特にカヌーが絵になるこじんまりした湖である
ここは無料のキャンプ場もあり、設備も炊事場やトイレも完備してあって、しかも無料で利用出来る
最初は本当にこんな素敵なロケーションで、しかも無料でキャンプ出来るのかと思ったが
キャンプ場のど真ん中に慰霊碑があったりと・・
あまりそこには触れないで釣りに集中する

水際まで2名作業でカヌー運びは一苦労
ホテルの敷地のスロープのほうが近いがやっぱカヌーは芝生が似合ってことで(笑)

美味しそうなヒメマス(笑)

釣りより漕いでたいと言わしめた、すっかりカヌー漕ぎが板についた井川

ウグイの猛攻の後にポチポチとアメマス

釣りの合間にチミケップホテルで一休み

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6月 30日 |
「北海道釣行 〜屈斜路湖編」
私が北海道の湖でもっとも好きなのが屈斜路湖である
前泊の阿寒湖ほど観光地されておらず、そこそこのワイルド感もあって
湖岸線沿いには温泉があちらこちらに湧いているけど魚も居るという、不思議な湖なのである。
しかも水質の話をすると、以前はまったく魚の住めない湖と言われていた
しかし幕末には中性で大きな魚が生息していて、その後酸性となって魚は住めないと言われてきたが
昨今は中性となり、地元の有志の勢力的な放流活動も実り、今は多くのアングラーを魅了する
なんとも摩訶不思議な国内最大のカルデラ湖である
当日は雨、今回の行程で初雨である
いつものように、のんびり朝食を取って霧に包まれた幻想的な湖面に漕ぎ出す
恐竜の生き残りかと噂のクッシー伝説が残る屈斜路湖
そんな幻影が現れても不思議ではない雰囲気がそこにある
肝心の釣果は私はウグイにめっぽう好かれたのかウグイラッシュ !!
しかし、i.Works井川はアメマスをヒットさせていい絵を作っていたのはさすがである
次回はいよいよ、チミケップ湖での釣行です

ウグイのこのサイズとなるとなかなか楽しめる
本命のレインボー釣りたいんだけど・・・

途中トイレ休憩で立ちよった砂湯、岸辺の砂浜を掘るとそこはマイ・スパの出来上がり

i.Works井川がヒットさせた、綺麗なアメマス
もってる人はもってるものである

あまりに釣れないので、湖脇の裏屈斜路湖!?で釣り
ロケーションは抜群なのに・・・
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6月 26日 |
「北海道釣行 〜金アメの阿寒湖」
さて、阿寒湖であるここに生息する魚はアメマス(蝦夷イワナ)ニジマス、イトウなど
魚類も豊富で、地元の漁協がとてもしっかりとしており
魚の魚影やコンデションも申し分なく、メジャーフィールドのわりにはプレッシャーも低く
毎回楽しい思いをさせてもらっている。
ここでの個人的な狙いは、黄金色に輝くアメマス。
略して金アメ狙いである
タックルはもしかしてのイトウのヒットにも備えて1タックルヘビーなものにしている
目指すは過去に何度も良い思いも、痛い思いも数多く経験している因縁のポイント
さっそく13gのスプーンを超遠投しボトムからの巻き上げをしていると
ロットを叩くようなバイトがあった
そのローリング系のバイトからアメマスだと判明
手元まで寄せてきた瞬間に同じくらいに突っ走られた
その間も、セルテートのDシステムは常にリニアに追従し
トルクフルな猛ダッシュにも安定したドラグワークで対応出来る
サイズはそこそこでも、金色に輝くアメマスは感動モノである
良いタックルで理想通りの釣りはなかなか出来ないが
スプーンのフックアタックまで感じられる繊細な巻き感度のフルチューンリールを使い
IOSラインローラーにより軽量スプーンをボイルをオーバーランするほど飛ばし
不意打ちのレインボーのロケットスタートにも安定してロッドのフレックス性能をフルに発揮しながらタメを作り
時には空中戦に於いてもバラさない、ラインブレイクぜす最も危険なランディング直前であっても、リニアに追従するIOSドラグシステムなど
IOSカスタムパーツとフルチューンリールは夢を追うアングラーにとって頼れる相棒と言えるだろう

ホテルから眺めた阿寒湖の眺め
季節柄観光客がとても多く、近年全国のホテルで力を入れている豪華すぎる食事を楽しみとしている人も多い。
しかしお土産物や食事会場から食事会場の大量バス移動は国内の観光地を支えている文化かもしれないが、
観光地の景色は遠景から眺めるで良しとし、どれほどの人々が阿寒湖の森を歩き実際に水に触れたことだろうか
釣り人の恵まれた特権は、森や湖そして魚などと関わり
自然の中にどっぷり溶け込む、その親和性にこそあると感じている

ウェダー着用で釣り人一人一人に声をかけて監視活動をしている監視員
ここまで積極的に活動している漁協は素晴らしい

この日の最大は文字通り金色に輝くアメマス、ヒレが大きく堂々としていた
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6月 25日 |
「北海道釣行 〜秘密の沼編」
北海道の魅力の一つは、大小無数の神秘的な小沼があることである
本州にもあることはあるが、人の手が極力入ってないというか
俗化されてない度が圧倒的に高い気がする
今回も行程の途中に、前から気になっていた沼へカヌーをエントリーすることにした
ヒグマの恐怖に怯えつつ、原生林中からカヌーを水際まで運ぶのがやや難儀したとしても
一度、浮かべてしまえば、快適そのもの
アメマスを中心に夕刻までレインボーがボツボツとヒット。
日頃はバス釣りで自動エレキだのエンジン付きの快適なボートで釣りをしているだけに
ほとんどパドルを漕ぐ水音しかしない静かなカヌーの相反する魅力と
ボートスロープの心配も要らず、車のルーフからポンと下ろしてスイスイ漕ぐ手軽さが病みつきになりそうである
明日はいよいよ阿寒湖です
つづく

カヌーの最大の魅力は、手軽なエントリーという高機動力
エンジンやエレキそしてガソリンもバッテリィーも要らず
頼るのは自分達の体力のみである

早速沖へ漕ぎ出すと、オールで漕いでるハズがルアーをキャストしてソワソワしてしまう私

とりあえず魚影は濃いようで、アメマスは無限ヒット、レインボーもボチボチとヒットする

ヒレピンで綺麗なレインボーもヒットして興奮

とにかく静寂という言葉が似合う怖いくらい神秘的な小沼である
桧原湖で熊が泳いでたのを目撃しているので熊スプレーは必須
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6月 19日 |
「北海道釣行 〜十勝平野編」
帯広市を中心とした十勝平野の川は本州のアングラーの間では東洋のニュージーランドと呼ばれる位
ネイティブレインボーの宝庫である
札内川、音更川など有名処の川では私もいい思いをしているし
1日では回りきれないほど大小の河川がトラウトアングラーを魅了する
なので今回の釣行でもぜひ組み入れてみたかった
結果的には大減水に見舞われてか、サイズには恵まれなかった
色々と探せば良かったのだろうと思うけど・・・
どこも状況が芳しくなく、早めに見切りをつけて本命の阿寒湖を目指すことにした
つづく
小場所では小降りなレインボーが釣れることは釣れるが・・・
ストリーム初のi.Works井川は深みにハマりながらも楽しんでいるように思えた
本州では釣ったことがないネイティブレインボーに感動
サイズは小さくても、魚影はダントツ!
ここの所はストリームから遠ざかってただけに川の釣りは楽しい!
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6月 16日 |
「北海道釣行 〜支笏湖編」
さて、北海道釣行2日目は支笏湖である
ここは持参したカヌーを持ち込んでじっくりと攻めてみた
浜辺からオールをゆっくりと漕いで行くと、水色はグリーン色から、やがて支笏ブルーと言われる濃いコバルトブルーへと変わっていった
最近は摩周湖にも匹敵する透明度で話題の湖である
いつもはバス釣りでスタンディングがメインの釣りをしているので
澄んだ湖底を眺めながら水面スレスレを静かに走るカヌーの趣も悪くない
岸へ目をやると、小さな魚が木の下でライズしていた
透明度が高いだけに、遠投&小型のスプーンで攻略すると蝦夷イワナ(アメマス)やヒメマスの小ぶりなサイズがヒットする
お昼頃に風が強くなり、カヌーを早々に撤収し、急遽千歳川で夕方までブラウン狙いをすることにした
明日は十勝平野でレインボーの釣りを予定している
つづく
比較的手軽に水際にエントリーできるのもカヌーのメリット
やや沖へと移動すると、水色は支笏ブルーと言われる真っ青なコバルトブルーへと変貌する
正直ちょっと怖いくらいの透明度である

ハードボトムからの急激なブレイクを発見
透明度が高いということは、魚にとってこちらも丸見え
ロングディスタンスのキャストは必須である
小ぶりなアメマスが飽きない程度にヒットする
本命!?のモンスターブラウンには届かず(笑)
I Works 井川も初北海道&初カヌーフイッシング
最初は恐々でも、最後はすっかり慣れていた
帰り道に立ちよった千歳川で小ぶりなブラウンと遊ぶ
千歳川は魚のサイズはともかく、美しい森の中から都市部の住宅やコンビニの横を流れる身近な公園の川のようで
人里離れた川がイマイチ寂しいと感じる私には大好きな川である
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6月 15日 |
「2022北海道釣行 初日」
毎年訪れていた北海道も昨年はコロナ騒動でキャンセル
今年こそと意気込んだ2022年の北海道釣行をレポートする
季節は6月、秋と並んでもっとも北海道のベストシーズンとも言える
そんな季節に、IOSの開発でもあるi.Works井川と共に訪れた
行程はカヌー釣行をメインに考えて、フェリーで北海道に渡ることにした
初日は、北海道在住のIOS山口モニターと合流し
個人的に管理釣り場の理想だと思っているビックファイト松本へお伺いした。
現場に到着し、変わらない景色と変わらないお母さんのパワーに一安心
早速、広大な敷地に点在する特徴的な池をゴルフのコースのように楽しみ、攻略することにした
魚の方は、個人的に好きな、ラパラF3でのトップゲームで飽きない程度にヒット
エリアが初デビューの山口も最初は手間取ったが、次第に自分のいつものペースにアジャストしていき
とても、今回エリアが初めてとは思えない釣果を出していた
途中ランチを挟んで、私はオーナーのリールをメンテさせて頂き
今年から新しく出来たポンドでの釣りにトライ
ここでは、井川と山口が連発!
山口はすっかりエリアの虜になったようで今後彼の活躍が楽しみになってきた
つづく
フェリーのハッチが解放し、北海道上陸の瞬間、待ちに待った瞬間である
パワフルお母さんによるエリアとルアー説明
ここで彼らのほとんどのルアーがそんなのじゃ釣れないよ?で(笑)ダメ出しされることに
新緑まばゆい初夏ならでのロケーションで釣りが出来る喜び
今回メインで使ったのはカーディナル3。心臓部には極秘開発中のデスクドラグシステムを搭載している
開始早々に程よいドラグテストの機会に恵まれた
相変わらずのファイトを堪能
メインのポンド、魚影は濃いがプレッシャーはもっとも高い
クリアウォーターということで軽量ルアーを遠投する戦術が釣果を左右した
IOSラインローラーの遠投性能がものを言うロケーションである
すっかりエリアにハマってしまい(笑)安定して釣り続ける山口
グットコンデションの魚を連発していた、山口。
リールはフルチューンされた19セルテート
手頃で大物とも安定してやり取りできるお勧めリールである

最近出来た!? またもや広大なポンド群、関東の1つのエリアが何個も点在するようなスケール感
一体どこまで私有地が続くのだろうか(笑)
1つ年間契約でIOSユーザー限定でお願いしてみようかな?

わずかなボイルを見逃さず、狙っての1本を取るスタイルの井川氏
井川愛用の18イグジスト FCLT 2000S-P。もちろんフルチューン
剛性感溢れる金属ボディはワンサイズ上の魚にも余裕で対応する
ランチタイムの後の談笑
全国に配置しているIOSスタッフゆえに、なかなかメンバー間の交流もすくないので貴重なひとときである
今回オーナーからお聞きしたのは、近くの山に風力発電の開発企画の話が持ち上がっていると言う
発電時の羽からの低周波の影響は今や社会問題となっており
付近の動物や生態系にも少なからず影響を及ぼしかねない
ずっと変わらないと思っていた場所でもジワジワと開発の波が押し寄せていることに
釣り人として何ができるのか考えさせられる問題である
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6月 6日 |
「ワイルドワンのイベント、御来場ありがとうございました」
念願だったワイルドワン南モール店のイベントである
今回も、スーパーニッチメーカーI.Worksとのコラボ
当日はスタートから多数のお客様が御来場頂き
ラストまで絶えることなく多くの皆さまに御来場頂きました
御来場の皆様誠にありがとうございました
ワイルドワン高崎店でも近々なイベントを予定しておりますので
IOSカスタムパーツを御購入の皆様にはしっかりとフォローさせて頂きます
イベント当日に持ち込まれたリールもネイティブからエリア、そしてソルト用と幅広いユーザーに対応できるのも
IOS の強みではないかと思います
前橋南モールのルアー&IOS担当の飯島氏がなかなかのIOSユーザーで
ファクトリーにも来場し、カスタムパーツの取り付け方法を熱心に習得してきた甲斐もあり、
お客様も着実についているなあーという印象
そして、私より釣りに行ってるんじゃないかと思われる澤出店長は
良いものをよく知っている違いのわかる本物のアングラーである
二人とも実際にプライベートでは、隙あらば釣りの人だから
フィールドに裏打ちされたIOSカスタムの特徴を的確にアドバイス出来るのである
さて、新型コロナに伴うイベント自粛もようやく落ち着いて、様々な方面からオファーを頂いています
明後日6月8日は北海道の遠征初日からビックファイト松本でのプライベートベントを開催
6か7月は、ワイルドワンでの4店舗(高崎、名古屋、博多、京都)のイベントを予定しております
8月はいよいよ東京都 マニアックスさんでの2dayイベントも調整中
その間に黒保根フイッシングでの第二回激アツイベントを開催予定
と、まるで糸の切れたタコのように全国を飛び回ります。
堅苦しいことはなし、押し売りも致しません
無料メンテだけでも大歓迎!
私も様々な人とお話しするのが大好きなので
ぜひお近くでのイベントの際はお気軽にお立ち寄りください。

どんなにネットやECショップが発達しても、実際に手に取り音や感触、
そしてリーリングを体験出来るのもイベントならではの強み
当日のお客様は常連8割、新規の方が2割といった所
IOSカスタムをフィールドで体感してしまうと抜け出せなくなるのもIOS(笑)

ワイルドワン前橋南モールの熱い二人
画像のチラ見せしているのは黒檀の縞々感が半端ない、通称ウシさんノブ(笑)
そしてリールスタンド嫌いの私にI. Worksが特別に作ってくれたキャストやリトリーブで邪魔にならないけど
必要にして十分のI Works製EXショート・リールスタンド
これで川や防波堤の上にリールを置ける(笑)
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6月 3日 |
「ワイルドワン前橋南モールイベント」
いよいよ、今週末5日はワイルドワン前橋南モール店でイベントである
最近は様々なことが重なり、予定していたイベントが中止となり
楽しみにしていた皆様には大変申し訳なく思います
今回は赤字覚悟の精一杯のサービスをさせて頂きますのでぜひこの機会にお気軽にお立ち寄りください
さて、イベントが近づくと、多くのユーザーからのお問合せ
IOSラインローラーやドラグの話はもとより、さらには22イグジストを購入したけどマグシールドのせいか巻きが重いという御指摘
防塵、防水機能に優れた素晴らしいアイデアであるが、それとトレードオフするかのように
気になる人はとても気になるマグシールドの重みに
高額なリールだけになんとからないの?と毎日御相談のメールや電話を頂く
そうお客様には切実な悩みなのである。
そういった場合、一般的には溢れかえるほど多くのメディアの情報を精査し
仲間や知り合いに聞いてみて、実際に使った人の噂や評価を調べてさらに悩むという心境の人も多いのではないだろうか?
私も時々釣り関連の怪しいサイトを目にすることがあるが
正直な話、リールも持ってないで、正しい分解知識もないのに
さも所有して使い込んでるかの如く、適当なことを言ってるなあーと思う
一般の人にどれだけ迷惑をかけてしまうかと思うと心配でならない
また昨今はリールチューニング業者が異常に増えており
信じられないことに、HPや住所、氏名もない業者? にこれまたユーザーがなんの迷いもなく依頼して
後々トラブったり揉めたりという話を多く聞く
そう言った意味では実店舗でのストアイベントは対面で本音トークも出来て
フルチューン実機をまわせるユーザーにとっては数少ないチャンスでもあり
メーカーからすると、趣向の動向をリサーチする良い機会でもある
実際にイベントで展示される、フルチューンイグジストやステラをリーリングすると
本来金属ボディの剛性の高さからくる、上質な巻きとローターの存在を忘れるかの高レスポンス
そして、話題のシマノやダイワのカスタムドラグやラインローラー類などを体感できる
百聞は一見にしかず、さらには百見は一行にしかず
マニファクチャーメイドとは一味違った、オートクチュールの味わいを一人でも多くのお客様に感じてほしいと願います

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5月 28日 |
「コロナ感染」
ついに罹ってしまった
そう、コロナ感染である。
同時期にスタッフも感染。
不本意ながら群馬県内のイベント2店舗を中止にせざるをえなくなった
楽しみにしていた皆様大変申し訳ございません
この場をお借りしてお詫びいたします
実際に感染前の1週間はなんとなくダルいなあーと感じていたが
毎日の検温も異常なく、イベント数日前になんとなく熱が出たので
念の為にPCR検査で調べてみたら、陽性反応が出た
結果10日間の自宅隔離生活。
連日38.5度の熱にぼぉ〜としてる時間を過ごし
現在はおかげさまで体力も回復し、保健所からも外出許可が出た。
しかし副鼻腔炎を併発してしまい、咳き込むことがしばしば
少し元気になればなったで、色々やらなければという課題が頭をよぎっているのである
現在は中止になったイベントの時期再開に向けて準備を進めている
イベントで皆様にお会いできることを楽しみにしています

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5月 13日 |
「新緑の池原ダム」
IOSテスターの星から誘われて久しぶりの池原ダムへと向かう
途中、I.Worksの井川社長と合流し、中央道をひた走る。
初日はランチングをしてイメージは60オーバーでビックベイトを投げまくった
引き抵抗の大きなルアーをベイトでキャストするとなると、軸受ベアリングはIOS-02を使用することで
ビックベイト特有の初速回転が回りすぎることなく、
かといって空気抵抗があるビックベイトを安定してキャストできるのもIOS-02オイルの真骨頂とも言えるだろう
またリトリーブはIOSギアグリスを採用することで豪雨であっても、シルキーなリトリーブが可能になり
後ろからチョイスしてくるバスのキスバイトも感じられるほどである
しかしなかなか結果が出ないこともあり、ワームの誘惑に負けて理想は捨てることにし、
スピニングタックルであるフルチューンの18イグジストFCLT2500CXHへと持ち変えた。
これにDシステム+ラインローラーダイレクト+マンハッタンノブという組み合わせ
ラインはPEの0.3号にリーダー6LB。
いつもの桧原湖からすると、リーダーが3LBなのでまあまあ強めなセッティングである
従来ならフロロの4や5LBの通しで組んでいたが
今年より全面的にPEラインをメインに採用し
極細ラインの飛距離と太めのリーダーを自由に組み合わせられるメリットは私の釣りに拡張性をもたらした
IOSラインローラーとの相性も良く、感度はゆうに及ばずノーシンカーワームを遥か彼方のボイルエリアへと運び
伸びの少ないラインゆえに、オフセットフックであっても確実にフッキング出来る
さらにはダウンショットのシンカーを今まで以上に軽く出来ることでスタック率を著しく回避できるメリットは大きい。
勿論ヒットすれば、池原特有の真下にロッドテップをゴンゴンと叩くように強靭なファイトに魅了されて、
Dシステムがジリ・・ジリ・とリニアに反応しつつも、表層に上がったと思いきや、
今度は派手にジャンプしようとするバスを一定のラインテンションでキープしてバラシを極力軽減出来るのもIOSドラグシステムならではである
今回は連日Maxサイズがどれも金太郎飴のように40止まりであったが
これからアフター回復してからの池原が楽しみである

新緑の池原ダム、IOS星テスターのボートを追走

コンスタントに結果を出す、I.Works 井川社長はアクリスタがお気に入り、
今回のアクリスタ開発チームの主要メンバーである

貧果とサイズに伸び悩む私 (泣)

ようやくのヒットも、池原らしからぬ40cm止まり・・

インレットは無数のランカーが泳いでいたが、全く口を使わず・・・

途中星テスターのボートに合流、しばし作戦会議

IOS星テスターのお気に入り、I.Works製のリールスタンド
個人的にはエクストラショート作ってください!!

愛用の18イグジストを自分の手足のように操るI.Works 井川社長

魚影は関東と比較して大変濃いものの、なかなか口を使ってくれない池原バス
今後のアフター回復後に再び訪れてみたい
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4月 14日 |
「IOSイベント再開します」
コロナ禍での正しい認識と新しいライフスタイルを模索する中
IOSではイベントを再開することにした。
先日中止となったワイルドワン系列は6月前後に再検討
当面確定は5月のブリーズと黒保根フイッシングから始動
どちらのエリアも、熱いIOSユーザーと管理人のラブコールに答える形で実現。
特に黒保根フイッシングでは最近珍しい2日間開催となった。
これは黒保根のIOS常連組をまとめてるりょうすけ氏に参加アンケートをしてもらった所
どう考えても1日では収まりきれない人数となった為である
先日の黒保根イベントで、コロナ禍の理由もあるが、施設入場の人数制限がかかったことを考えると
私も大変申し訳ない思いでいっぱいになった。
今回は一人でも多くのユーザーの希望に答えるよう
地元の梨木館に泊まり込みながら、気合をいれて頑張りたいと思います。
IOSは釣りウマさん御用達の少し敷居が高いイメージがあるかもしれませんが
かの、りょうすけ氏の子供時代に、県内イベントで彼のリールに半日時間をかけて
無料メンテをしていた気合のいれようで、身分や年齢で手加減は致しません
どなたでも無料メンテだけでも大歓迎です!!
フルチューンとは言わずにまずは無料でどこまでやれるかが、IOS製品のパフォーマンスと腕の見せ所だと思っています。
皆様お気軽にお越し頂ければと思います。
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3月 21日 |
「22ステラ、22イグジスト IOSカスタムパーツ適合について」

今回の22ステラ及び22イグジストについて、IOSラインローラー及びドラグシステム、ハンドルノブ等の装着可能の検証について
1000〜2500クラスまで終わりました。
22ステラのラインローラーインパクトについては概ね18ステラに準じた取り付けとなり
Sシステムについては、上穴位置の装着となります
個体差でローターナットカバーと干渉するものについては
ローターナットカバー上部を紙やすり等で表面を削って対応ください
22イグジストは、Dシステムは18系が適合致します
固定は、上穴にて固定の上、調整シムにて巻きムラを調整ください
ラインローラーについては、ラインローラーダイレクト16系〜が適合します
但し、取り付け方法は、従来の16系の取り付けと異なりますので御注意ください。
詳しい適合や装着方法は リール別適合表をご参照ください
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3月 17日 |
「アクリスタ・開発進捗状況」
現在新規に開発している、ハンドルノブ「アクリスタII」
ハイグリップ感や防水性など、キラキラと綺麗な内面にはそんな隠されたシークレットを沢山積み込んでいる
そんなアクリスタのカラー選定において、今回から本採用するスモークカラー。
輝きの中にどれだけ存在感を出せるかが鍵。
因みに、アクリルらしからぬハイグリップ感は
一度アクリスタを使った方なら誰にしも不思議に思う感覚である
これは硬質なアクリル樹脂とは思えない柔軟性があるからに他ならない
現在は新たな素材開発を大手素材メーカーと合同で企画しており
例えば、ドライバーをアクリスタに突き刺して、耐クラック性のテストから
耐候性、耐薬品性のテストなど、釣りを通して考えられる厳しい環境をクリアするべく
メーカーと様々な形でやりとりをしており、発売は早ければ年末を目処に考えいている。
1つ1つ手作りの為、製造数に大変限りがあるので、
販売形態はWEBオリジナルサイト及び正規代理店のみの限定販売を予定しております
リリースまで乞うご期待ください。


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3月 9日 |
「IOSレンチ&グリスアップツール追加販売」
IOSカスタムパーツを装着したリールをメンテする時に
ほとんどのIOS製品には、メンテ用の簡易ツールを同梱している
しかし、不幸にして無くしてしまったり、オークション等で購入したリールのメンテの際
ツールがほしいとの要望がかねてよりあったので
今回はそんな付属品の販売のお知らせです
また併せて、I.WorksのIOSギアグリス塗布に便利なグリスアップツールの紹介です。

IOSディスクレンチは、フォレスタ、カーディナルウッドノブ、アクリスタのツライチセット等で
なくてはならない簡易ツール
カーディナルユーザーはルアーBOXに一つ忍ばせておくことで
ハンドルノブのメンテが安心して可能に

Sシステム用の取り付け6角ツール
0.9mmサイズは汎用品ではありそうで無いサイズ
イモネジサイズが0.9mmなので、専用レンチが必要になる
シマノリールのメインシャフトのメンテには必須アイテムである

マンハッタンやプレミアムウッドノブのメンテに欠かせない2mm専用6角レンチ
柔らかいアルミ材質を使用することでエンドビスヘッドを極力傷をつけない考慮をしている

ギアグリスにアクセス可能なグリスアップツール
IOSギアグリスが予め充填されているのがミソ
I.Works オリジナルである。
日頃のメンテからフルチューンの際のメインツールとして、大活躍
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3月 6日 |
「ウクライナをアングラーも支援、アウェアネス・ビス」

先日、I.WorksI.Worksの井川氏がラインローラーのカスタムビスを持ってきた
I.Worksでは、現在シマノ用ラインローラーインパクトのカスタムビスを販売しており
今回のビスはダイワ用のラインローラーダイレクト16〜22系に適合するビスである
カラーは、ブラック、ゴールド、パープル、レッドの4色展開
どれも色鮮やかな発色で、カスタム・ラインローラーとの親和性も大変よく
リールをより一層引き立てるものとなった。
私は色鮮やかなビスを眺めていると
アウェアネス(意識、気づきの意味)・リボンのコンセプトとダブった。
車に貼り付けてあるのを見かけるリボンのシールである
これは、世界各地で起こっている社会問題に対して、リボンの着用者がさりげない支援や賛同の声明を
リボンに託すという手段である
アングラーならリールである
そして今回のラインローラーのカラフルなビスはまさしく、そんなリボンのコンセプトに近いと考えた
そして今回のカスタムビスの売上については
現在ウクライナで起こっている戦争の犠牲者の人々に対して国連UNHCR協会を通じて全額寄付をすることに決定。
アングラー一人一人が今何が出来るか考え、まずは身近な所から始めていき
それがアングラー全体に波及していければいいなと思っている
購入はI.Worksの他、IOSとしてもご要望があれば、WEBショップにて、1個700円にて販売予定
ラインローラーダイレクト16〜22系のラインローラーを検討している方はこの機会にお見逃しなく!!
※ カスタムビスの売上金は、IOS FACTORYは全額、人道支援を目的とする国連UNHCR協会に寄付させて頂きます
皆様の心温かい御理解を頂き、1日も早く平和な世の中になれますよう心よりお祈り致します
※ ラインローラーのカスタムビスの詳細は、製造販売元 I.Works まで

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2月 27日 |
「極寒、凍結、吹雪それでも釣り人は釣りをする」
今回は中部のIOSのヘビーなお客さまとフイッシング・サンクチュアリーにお伺いした。
ここは中部地方を代表する管理釣り場でもある
そしてメジャーフィールドにふさわしく、トーナメンターからファミリー向けにも懐の深さが特徴的な管理釣り場で
小粋なレストランやルアーショップも充実しており至れり尽くせりの管理釣り場でもある。
さらには安藤オーナーの人柄を慕って訪れるアングラーも多く
実は彼自身もバリバリのトーナメンターでもある。
当日はそんな彼と久しぶりの再会の挨拶をしたのち早速現場へと向かう
当日は終日猛吹雪時折爆風という、私一人だけなら即温泉で昼寝パターンなのだが
なかなかフィールドの魚の活性が高く
結局止まない吹雪の中、17時ジャストまで釣りをしてしまった(笑)
通常そんな大雪ともなれば、ガイドは立ちどころに雪柱が形成されてしまい
このロッドってこんなに重かったっけ?と思うくらいに持ち重り感が目立ったり
時折ガイドの凍結にも見舞われるものであるが、
ガイドコートをガイドに塗布しながら終日快適!?な釣行が出来た。
正直な所、次回はポカポカ陽気の中のんびりと釣りをしたいものである。

IOSヘビーすぎるユーザー様のタックル群
18イグジストのフルチューンを使ってしまうとその巻き心地に病みつきになってしまう人多数

まさか、正直釣りにいくとは思わなかった私・・(笑)
しかし彼らには何の迷いも感じられず・・・

時折ガイド凍結にはガイドコートが大活躍!
特に、マイクロガイド&ソリッドテップのロッドにはガイド凍結は即破損のリスクがあるので必須アイテム

これからの信州や岐阜の渓流から日光中禅寺湖など、
ガイド凍結対策として、IOSガイドコートはお守り的な1本
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2月 11日 |
「数字でモノ(リール)や人の価値が判るか?」

人は幼少の頃から数字と付き合わされてきた
象徴的なのは、学校のテストの点数である
学校教育でテストの点数は人の優劣を図れる尺度として使いやすいからである。
しかしこの枠で教育を進めていくことは考えてみれば大変に恐ろしいことである
それは煩雑な教育現場にあって、人間尊重の言葉がないがしろになってしまう危惧、
さらには画一的な教育が大学や会社社会へも浸透し、数字に取り憑かれて執着してしまった人(親、本人)は
順位や成績、今月の売り上げなど数字が低いことを極めて深刻に受け止めて、強い劣等感を持つようになってしまうのである
しかし、本来人間は画一的であるはずがないから
そこの歪みが社会的ストレスとなるのは当然のことである。
幸い私は小学生から現在(笑)までドロップアウト人間で、このような教育昇進レースとは無縁に生きてきたが
場合によっては先日の大学殺傷事件のような、被害者も加害者にとっても不幸な事件が起こる事も
過去の事例からしばしば起こる。
さて釣りも様々な数字が入り込んで人々を一喜一憂させていてる
しかし、大抵は魚に負けてしまい、その結果、自然や魚に対して畏怖の念を抱くことで
人間は精神的にも成長していくものだと思っている
さて、究極の数の誘惑とはお金の数とも言えるかもしれない
お金があるほど幸せになれるという考えは時に人間の心身を蝕み、
人間にとってもっとも大切な心と時間の豊かさを忘れ去ってしまう
とかく、経営者ともなると、会社を大きくしたくもなるし
立地のよい所へ自社ビル建てて、豪華な家も建てて高級車を乗り回して、多少の見栄も貼りたいと若い頃には思っていた(笑)
しかし、そんなことを維持するがために最も貴重で尊い時間や仲間というものが様々なことで奪われていくのである
実際私のような小さな会社にさえ、様々な取材やら広告やら業務提携やら、
美味しそうな話の電話が連日押し寄せてくるが
そもそも、多少の売り上げを伸ばしてまで、豊かな時間を忙殺されていくのが嫌なので
全て丁重にお断りをしている
今でもIOSは一切のメディアに広告を出さないのもそのためであるし
広告を出さないと言われるテスラモーターのイーロン・マスクCEO同様に
私もアーンド・メディアに価値を見出している
アーンド・メディアとは、製品やサービスに満足した顧客が、自ら良い評価を様々な媒体で発信してくれることであり
IOSとしても、有難いことに優秀なコミュニティーや口コミに助けられてる所が大きい
さて大変前置きが長くなってしまい大変恐縮だが
リールにとって数値のスペックも、ある意味性能を図る尺度としては素晴らしく、
私も無視できないファクターとして比較する時の尺度として捉えているが
しかし、だからそれを好きになることとは違う
極端な例をとれば、カーディナル33とステラである
ステラは上質な巻き心地で、家でディスプレイしても綺麗である
値段も高いからステータス性もある
反面私が、以前売り出しで3500円で購入した復刻カーディナル33は、重くて無骨で、ベアリングも1つしか入ってない。
見た目もステラほどゴージャスではない
それが、いざ川に持ち込んだらどうなるか?
ステラは石ゴロの上に置いたら気を使うけれども
カーディナルならイワナと一緒に石ゴロの上に置いたほうがサマになるし
多少の傷一つがステラなら気になって部品交換したくなるが
カーディナルなら気にならない所か、傷ひとつが実にサマになる
性能面でも、カーディナルのオートリターンは連続した落ち込みをアップで打っていくには好都合だし
巻きの弱さがむしろ水深のレンジ変化を絶妙に捉えるのである
これには巻きのパワーで勝るステラでは、ソルトやエリアや他のネイティブでは頼もしいものの、
とかく渓流域のストリームにおいては使いずらい
数字やスペックとは、それらを扱う人間の都合で成り立つ尺度である
しかしリールは釣りの道具であることをわすれてはいけない
森羅万象この世の全てのものが数字で差し図れるほど単純ではない
しかしながら、ネットの誤ったデマが蔓り
専門技術者の意見より素人のYouTuberの言葉を信じる時代である
単なる数字の比較を並べたスペック重視で、これからもリールが出来てきたら想像するだけで恐ろしい。
実際の所、人間の心は高性能なスペックよりも、音や質感やデザインなど
有形、無形の官能的な潜在意識で揺り動かされる
例えばスペックバランス重視で車を作ったら、オープン2シーターのロードスターはあれほどまでに人気が出なかったし
私も2台も乗り継がなかっただろう。

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2月 4日 |
「開発近況報告」
最近はシマノ・ステラとダイワ・イグジストの同時デビューが重なり
カスタムパーツの適合やら、新規作成などでメーカーとの腹の探り合いでバタバタしている
アクリスタも形になって、実践でまずまず使えるようになった
あとはグリップ感や精度をもう少し追い込んで、カラーラインナップを考えてと、課題山積みであるが
早ければ今年中にはリリースしていきたい

I.ワークスのスペシャルチームから送られてきたアクリスタのプロトサンプル、ベアリングが装着される

上が旧アクリスタ、下が今回の超高精度アクリスタベアリング・インナー。
単に切削のみで、この深みのある輝き
連日-10度以下の極寒寒冷地である白樺湖で繰り広げられる1/1000mm単位の攻防

エリアはこの時期ボトム付近でヒットが集中
藻が生えているエリアでは、IOSラインコートをルアーに塗布すると、
ボトムの藻が付着しづらくアクションが安定することで、アタリがより明確に伝わる
ある意味反則技(笑) 私のネイティブでのシークレットだったのに・・
これからの信州犀川の釣りにおいて、ボトムの藻対策や
極めて深刻なワサビ田からの刈草が流れてくる対策としても有効です
※ エリアや大会での使用は、効果が出過ぎるのでクレームがくる恐れがありますので管理者へ事前確認してください

当日はボトムミノーの独断場であった、美味しそうだったのでキープ

番外編 IOSリリーサーはジャンボラパラも持ち上がる!?

調子に乗りすぎていつものおやらかし(笑)

ラストはワイルドワン前橋へ、大丈夫かイベント!?
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1月 17日 |
「五十鈴リールBC-420SSS」

ダイワやシマノのリールが全盛の頃に、熱狂的なアンバサダーユーザーの対局で
一部のトップウォーターの人達が使っていた国産のリールが五十鈴リールである
ここの林社長とは、メチャ古くから面識があり
川越と言えば、小江戸と呼ばれるほどべらんめえー調の林社長と上州弁の私が話していると
フイッシングショーでは周りがドン引きするほど喧嘩しているのではないかと危惧されたこともしばしばあった
当時はABU5500Cクラスのリールをメインに製造していたり
サイモンから頼まれてABUのOEMをやっていて
「オカバスは血のおしっこ出たことあるか ?」と言われたほどの苦労人である
エリアブームの創成期の頃に、私がアンバサダー1500Cや2500Cで
渓流トラウトで3gのルアーを投げるのが流行り出してるよと話したことがあり
五十鈴リールとしては、小さいリールで軽いルアーなんかキャストして何が面白いんだと、
なかなかこちらの考えをわかってもらえなくて
翌年のフイッシングショーでアベイルの社長を無茶振りで紹介した
私としては、無理やりくっつけちゃえ!感が今となっては否めないものがあるが、
軽量スプールで名を馳せていたアベイルと
なんでも出来そうなリール屋とのコラボは最強とも思えたからである
そうこうしているうちに、半ば周りに押される形で
五十鈴リールとしてはミニマムサイズの420や421シリーズを作成し
プロトが私の手元にも送られてきた。
とうとうやってくれたか!と胸が高鳴った
(当時はまだアベイルとソリが合わなかったのかスプールは非アベイル)
しかし、今でこそ品薄で人気の420シリーズも当時はメチャ売れなかった、
やがて販路を中国へと向けた五十鈴リールは中国市場で絶大な人気を得ることになる
やや遅れて五十鈴ブームが日本に湧き上がった
これはアベイルの軽量スプールの搭載により渓流ベイトフィネスのカテゴリーが本格的に認知されたのである
しかし、皮肉なことに、売れればリールの組み立てが追いつかず
私も相談を受けて何人かを川越工場へ面接に連れて行ったこともある
さらに国内の流通が極めて厳しくなって現在に至るのである。
現在は転売目的の投機的リールの代名詞ともなってしまったが
個人的には本当に楽しみで使っている人にこそ使ってほしいと思っている
そんな感慨深いリールがBC-420/421なのである
前置きが長くなったが、実際に420をチューニングしてみることにする

現行のBC 420SSSはドラグクリッカーが装着
IOSオイルやIOS ギアグリスとの相性が抜群に良く
工業製品らしい、ガチャガチャ感からしっとりした、シュルルーンな上質な回転へと変貌する

レベルワインドの2BB仕様は、五十鈴ならでは
リールの基本は徹底的にセンターを出すことに尽きる

画像でわかりずらいが、とある加工を加えているレベルワインドAssy
この加工をするかしないかで質感とキャスタビリティが変わってくる。
3g以下のベイトフィネスにはIOS-007は必須アイテム

アンバサダーとは一味違うセクシーな佇まい
クラッチの響き、リトリーブの質感、キャストフィール
フルチューニングで使い心地がここまで変わるリールも珍しく
高性能だけが全てのリールの価値じゃないんだよと語りかけてくる
まさしく酒の友にふさわしい

420と421もIOSハンドルへ交換し、より実践仕様へ
個人的には純正スプールでまずはその良さを味わってほしいと思う
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1月 16日 |
「黒保根フイッシングのイベント」

上州上毛三山の一つ、赤城山のちょうど裏側にある管理釣り場が黒保根フイッシングである
ここは大物狙いがメインのフィールドとして知る人ぞ知るという格好のスポットである
時には1mを超えるトラウトのヒットも珍しくなく
県内はもとより県外からもアングラーが熱心に通いこむフィールドである
今回のイベントのきっかけは、ここに通うアングラーのIOS率の異常な高さである
ライトラインで大物特有の繊細なアタリを取り
ヒットすれば、繊細なラインをかばいながらの強靭なランカーとのファイト
相反する究極のスタイルでなければ獲れない桁違いの大物に対して
IOSの高感度ラインローラー やドラグシステムが必須アイテムとなっているからである
さらには、極寒の寒さで純正のラインローラー がカチカチに凍ってしまう厳しい自然風土の中でこそ
-20度のテスト環境で企画された熱伝導率に優れたIOSラインローラー の優位性は群を抜く
そして、凍結防止アイテムとして今や必須のガイドコートやラインコート類など
あれば便利というレベルでなく、必須アイテムと言われる理由がここにある
今回のイベントでは、入場制限がかかってしまうほどイベントは大盛況であった
今回参加できなかった方には大変申し訳ない思っており、今後も定期的にイベントを実施し
IOSを信じて愛用して頂いているお客さまのリールを責任をもってフォローしていきたいと思っている。

当日は、のべ25名のお客様と対面、終始和やかなムードで開催された

はじめは半信半疑のお客様も、IOSオイル効果による質感と巻きの軽さに
声を失うほどに感動して頂きました
マイナス気温下では、巻きの軽さは特に重要です

多くのお客様にお待ち頂きました。ありがとうこざいます

オーナー夫妻はIOSフルチューン18ステラを宝物のようにお気に入り。大変光栄です
アクリスタ開発急がねば!!
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1月 14日 |
「ブリーズイベント御礼!」
先日は多くの皆様に御来場頂き誠にありがとうごさいました
当日はIOSの常連様は勿論、リールメンテって何??という方や
永遠に変わらない巻きと言われて、買ったばかりなんですよ !
と言う、実にやりがいのあるリールまで多数持ち込まれた
全てのリールに言えることは、簡単なオイルメンテだけでも巻きの質感が変貌、
リールチューニングとかカスタムというと、なんだかお金かけまくった末に効果があるの??という風潮があるのも確かであるが
カスタムリールオイルで、性能を向上させるのも立派リールカスタムである
今回御来場された皆様の笑顔はどなたも心の底から嬉しそうで
それこそがイベント冥利につきるというものである


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2022年
1月 2日 |
「ハーブの里フイッシングエリアのイベント」
ハーブの里フイッシングエリアと言えば長野県では、平谷湖と並んで、古くからイベントを実施してきたエリアである
おかげさまで、熱心なIOSユーザーの定着率も高く
恒例ともなったハーブの里フイッシングエリアの新年イベントも多くのユーザーに御来訪頂いた
今回はシマノユーザー率が高く、極寒の中カチカチに冷えたリールが持ち込まれた
冬季に巻きが重くなりがちなシマノリールのメンテはIOSオイルとグリスの真骨頂!
before&afterの変貌ぶりに喜び勇んで、再び極寒の現場へと帰っていった
当日は恒例のミニ大会も開催!
I・WorksのIOS井川の献身的なサポートもあってなかかなの盛り上がりになった
皆さんの今後の期待はアクリスタ!
彼らの期待を裏切ることのないよう
ソルト使用を意識した、防水構造を新採用するなど、隙のない製品作りをしていきたいと思っている

開始早々に皆様おまちかね
見つめられて暗黙のプレッシャーに終始緊張するIOS井川

IOSユーザー様のプチ大会は、早掛け勝負!
お昼頃でもガイドが時折凍結する厳しい極寒期にありながら、そのあたりはIOSユーザー様らしく
ラインコートや凍らないラインローラー の特性を熟知し
瞬殺で速掛けの甲乙つけ難いハイレベルな大会となった

当日はラインローラー の装着依頼も高かった
凍らないラインローラー は極寒期の必須アイテム
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12月 28日 |
「来年のメインツールをWeraにした理由」
かれこれ30年以上も、ドライバーはPB SWISS TOOLS 社のものをメインで使っていた
PBのドライバーの使い心地は一言で言えば、指先の延長ともいえるくらい馴染んでいる
一般にドライバーの締め加減と言えば、押す力と回す力の配分として
6:4から7:3と言われるくらい、押す力を意識しないといけないが
精密ドライバーでリール整備をする場合は
相手が高価なリールだけに、ドライバーが外れて怪我をしたり、高価なリールに傷をつけることは避けなければならない
私は過去になんどか、手のひらにドライバーを突き刺した経験があるが
そういった痛い経験をする中で、6:4でなく4:6のほうが安全で
例え外れたとしても、手にもリールにも最悪なダメージを与えないことを身を持って体験している。
さてPBドライバーのシャフトの特徴は6角レンチ同様に強いトルクに応じてシャフトが軸方向にしなることである
これにより、作業者はトルクの力加減を感覚的に捉えやすくなる
一般的にドライバーで一番ミスりやすいのが、ネジを舐めてしまうこと
緩まないネジに不適切な強いトルクをかけてしまい
ネジの頭を舐めてしまうことはだれにも経験があると思う
これらの原因は適切なドライバー先端を使うことは勿論であるが
トルクの力加減をとらえるにもシャフトのしなりはとても重宝する
整備で使用するドライバー類は毎年新しく更新をしている
流石に一年間使い込むと先端がやられるのである
そして、近年併用して使ってきた、Wera社のドライバーが
シャフトのしなりはPB同様でありながら、グリップの形状により、押し締めから通常の締め
そして早回しのしやすさで、PBより優れていることが判明した
通常早回しのポイントは親指と中指で回すが
そこのグリップポイントの径がWeraのほうが細く、早回しスピードが稼げるのである
長年親しんでシャフトのしなりが身に染みているPBの精密ドライバーから離れるのは不安と勇気がいるが
年々増加しているリール整備の迅速な対応策として
レジェンド工具へのアンチテーゼとして
一部のPBドライバーを除いて、メインドライバーをWeraを採用することにした
合わせて、ボート車載工具も軽量なWeraスパナメガネレンチに一新
さて一体どうなることやら、もしかしたらやっぱりPBだよねーとなるかもである(笑)
※ イベント等では、収納の都合、現行のPBドライバーを採用します


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12月 17日 |
「黒保根フイッシング」

管理釣り場は全国に多くあれど、黒保根フイッシングの魚のサイズはエリアの感覚を狂わせるほど大きい
当日も70オーバーが普通に持ち込まれるなど大物嗜好のアングラーには人気のエリアで
大物らしい繊細なアタリとリールのドラグ性能が試される
まさしく、カスタムパーツの性能の優越が試されるエリアである
その影響か、ここの常連の皆様のIOSカスタム率は高く
休みも毎週釣りにいくという、熱烈釣り好きオーナー夫妻や
気さくなIOS常連達からの熱心なイベント要請もうけており
いつかはお伺いしなければと思っていたエリアである
当日はイベントの下見も兼ねて、実際に釣りをさせて頂いた
早速、クランクを数投した後、愛機アンバサダー2500 Cの爆音ドラグが泣いた
ランディングしたのは40cmソコソコのここではメダカサイズ(笑)
その後は、最近、価格も重さも軽い超絶人気リールのダイワ・レガリスLT2000Sでのスプーニングで
ボチボチ飽きない程度にリハビリサイズがヒット
このリールは7,000円台ながら巻きの質感がよく
これから釣りを始める初心者やメインリールとしてのベース機としても、カスタムの拡張性がある素晴らしいリールである
詳しいインプレは後日あげるとして
今回残念ながら、ランカーサイズは出なかったが、冬枯れの小春日和にのどかなひとときを過ごせた
今後イベントの実現に向けてスケジュール調整をしていきたい

到着早々オーナー夫妻のステラを簡単メンテ
常連のお客様達も興味津々

エリアはクリアでボトムは丸見え!ミノーかクランクが強い
アンバサダー2500CはIOSチューン、個人的にこだわる純正スプールで2g台のクランクも楽々キャスト

スピニングに持ち替えて、この池には不釣り合いな小マス狙い
周りの大物狙いのアングラーの冷たい視線を感じつつなんとなく空気読めてない私(笑)
レガリスLT2000Sのリトリーブ感がなかなか素晴らしすぎる!

今回使用リールはベイトリールがアンバサダー2500CにIOSチューン+IOSWハンドル+プレミアムウッドノブ黒檀
スピニングリールはレガリスLT2000S+IOS チューン
ラインローラー ダイレクトTD用、TD-Z用ゴールドベール
デタッチャブルシャフト+ダイワ純正黒ハンドル+マンハッタン
※ Dシステムは現在装着不可ですが開発検討中
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12月 12日 |
「ブリーズのイベント大盛況でした!」
今回のイベント開催場所のブリーズは新東名伊勢原大山インターを降りてすぐの所にある大変アクセスの良い管理釣り場である
ここは古くからIOSとしてイベントを開催しており、今回も新旧多くのユーザーがご来場して下さいました
昨今のコロナ禍のエリア事情を反映してか
これから釣りを始める方の割合がとても多く見受けられ
ライントラブルや魚のアタリがよくわからないなどの質問をよく受ける
実際にイベントで様々なお話をさせて頂き、ご自身のリールにチューンを施した後
実際の現場で釣りを体験出来るのも現場ならではのイベント
彼らから、ニコニコ顔で嬉しそうに弾んだ声でお声かけを頂くとイベント冥利につきるというものである
IOSは様々なリールにほとんど対応出来る懐の深さがウリ
初心者だからと言わずに、どうぞお気軽にご相談ください
無料メンテだけでも大歓迎!!
必ずステップアップのきっかけになります!

すっかり生まれ変わったご自身のリールをしみじみと巻くユーザー

何 !何!と言葉を忘れるユーザー

時には原オーナーのリールで荒修行中のIOSスタッフ

真剣な眼差しで、カスタムをする、静岡のIOS鈴木モニター

またどこかのイベントでお会いできることを楽しみにしています!!
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12月 9日 |
「沈黙の湖、農薬が日本の釣りをダメにする!」
ここは魚が居ないっ!!
自分の技術はさておき、私が釣れない時に使う言い訳の一つである(笑)
よく通っていた、長野のとあるバスがつれる池は
数年前までは、それこそ、ワームを沈めておくだけでラインが勝手に走りまくり、
とてもじゃないけど釣りにならないほど魚影があった。
それが今では皆無に等しく、毎度お決まりのノーフイッシュである
ここは定期的に通っていたので管理人とも顔なじみで、水を抜いたという話も聞いたことがない
さらに足を伸ばせば、夏に白樺湖というバスを狙うにはとても快適なリゾートポンドがあるが
過去にあれほど釣れまくっていたバスがどうしたわけか、ほとんど魚影もなくなり
そして、あれほど賑わってたアングラーの姿も数える位になっていた。
これらは、池のみならず、川の近年の魚影の極端な減少
はたまた管理釣り場でも同様なのである
特に後述するが、近年の管理釣り場の魚の動きも緩慢になった気がする
いやいやプレッシャーでしょぅ?という考えがあるが
以前の管理釣り場は今まで以上に来場者も多く、その割には魚もそこそこに釣れていたのに
近年の管理釣り場は放流頼りな所が強い
そんな中、近年の霞、北浦でのバスが釣れないという話を思い出した
現場にいくとバスをはじめとした、魚類の死骸も多数みると聞く
そして、その原因が農薬の種類の一つネオニコチノイド系の殺虫剤らしいと聞いた
(略してネオニコ)生物や人にも少なからず影響を与える殺虫剤である
これらの影響はTBSでも国内外の検証データを参考に徹底検証をしていて公的にも実証されている(日本農薬工業会は反論)
ネオニコ系農薬 人への影響は【報道特集】 - YouTube
実際の影響として、養蜂業者のミツバチの帰着不能現象(迷子)
ラットの生態試験では極端な活動量の低下とバランス感覚の低下(ネズミなのに!?)
宍道湖のわかさぎやうなぎの極端な現象がとりざたされている(日本農薬工業会は反論)
さらには、人体の影響として、自閉症など人の脳にダメージを与える影響があるという
EU諸国は独自の調査と研究機関の検証により
ネオニコ系の殺虫剤を原則使用禁止や規制を強化しているが
世界各国と比べて日本はそれらの規制より大幅に緩く、
韓国と並び狭い国土に大量にかつ高密度にバラまいている。
そんな中、ネオニコを使わないことにより、絶滅したトキを復活した佐渡の農家の例がある
ネオニコを不使用したことにより、エサが増えて結果現在480羽のトキが佐渡に生息しているという
釣り人にとって釣り場の環境づくりは無関心ではいられない時にきている
山に降り注ぐ水は川となり、やがて湖にそそぎ、その後海へ流れていく
私は、以前読んだレイチェル・カールソンが書いた本の一節を思い出す
環境保護運動の母と言われた「沈黙の春」という本の作者である
「春が来ても、鳥たちは姿を消し、鳴き声も聞こえない。春だというのに自然は沈黙している」
最近のベイトフイッシュや魚の魚影はどうだろうか?
アングラーは自然に敏感であるはず。
たしかに農薬は現代の生活や高齢化の農家にとって必要不可欠であるが
自然や生物や人間にまで悪影響を与えることは許されない
ここは釣り業界は勿論、様々な環境団体が一致団結して
この問題に積極的に取り組んでいかなくてはならないと考えている。

私の癒し空間も近年イワナが少なくなってきた
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12月 8日 |
「19バリステックという選択」
20ルビアスという、ザイオンモノコックホディの新規性からすると
19バリステックは、従来のボディ+フタという旧コンポネートを採用したリールである
バリステックの前身は17セオリーという、ザイオンボディということもあり
15イグジストに類似して当時の15イグジストユーザーをうならせた
その17セオリーは今でも私のサブ機として、なかなかの巻の質感と耐久力をみせている。
硬質ギアやボディの剛性は勿論20ルビアスに譲るにしろ
とにかく巻きの質感が良く、ギアの耐久性も悪くない。
価格も格上の20ルビアスに近いものの
実売では2年落ちゆえに、大幅なプライスダウンが見受けられる
自重は2000ベースで比較した場合、20ルビアスが150g
19バリステックが160gと遜色なく、
これから釣りを始める方で将来チューニングのベース機としても最適なタイミングの一台である
17バリステックと20ルビアスで迷っている方に17バリステックの背中を後押しすることを言えば
重いスプールを支えるメインシャフトの基部あるローターナットの支持について
ローターナットのセンターは20ルビアスはベアリング仕様で巻きは軽い
17バリステックはベアリング無し仕様なので、巻きは重めであるが
一度巻き出してしまえば20ルビアスと同様、ある意味任意の所でハンドルが停めやすく
軽すぎるリトリーブが苦手な方や話題の巻きピタ派は17バリステックですよと答えたい


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12月 5日 |
「イベント再始動」
IOSでは徐々にイベントを始めている
しかし関東近県の規模の大きなイベントはメンバーの特定疾患や
近隣に在住する参加スタッフの確保が難しいことがありなかなか実現しようにも難しい現実がある
何しろIOSのイベントは製品を陳列して終わりではなく
リール整備の実技が伴うものだからである
そんな中、先日の京都のイベントを皮切りに、コロナ禍での小規模イベントを手探りで実施
私も多くのお客様との再会しお話出来る事を楽しみにしている
イベントでは持ち込まれるリールも新旧国産から外国のリールも珍しくなく
おそらく他のリール整備メーカーは、現場対応はお手上げレベルのリールではないかと思うが
そんなリールを広くカバーし、30年に渡り支持されてきたIOS FACTORYの整備実技や製品群を実体験する良い機会だと思う

IOSには海外からも、フルチューンの御依頼がある
パリ郊外の片田舎の小川で大活躍のカーディナル33
リール外装は既にフル・カスタム済みであった
近い将来はフランスでも!?(笑)
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12月 4日 |
「知れば知るほど深い、IOSラインコート」
ラインコートと聞くとほとんどの人は知ってるけど、メンドくさいから使ってないです! とよく聞かされる(笑)
メンドくさい代名詞のようなラインコートはケミカルとしては後発の製品で、
効いてるんだか?効かないんだか ? よくわからないから結局今は使わないなあーという方も多いのではないだろうか?
人間誰しも、効果がないものに時間と金は使いたいないものである
巷には様々なラインコートが出回っているが、油性がほとんどのラインコート業界にあって
IOSのような油性と水性の中間的な特性を持つものは珍しい
実は水を弾くラインコートはスベスベでいかにもワックス感があり
ガイドも滑りそうな感じがするし、実際に空気中では滑りまくる
IOSラインコートの場合は、水が付着すると化学反応で著しくヌルヌルするものの
空気中ではさほどスベスベ感はしない
これは釣りではラインを必ず沈めることが理由である
ご存知のように、水と油はとても相性が良くない
油は水を弾くのである。
この言葉は重要である
極端に言えば油性オイルでコートした、水で濡れたラインはバイオリンの弦の抵抗の如く、ガイドの抵抗をむしろ増大させてしまう。
例えば比較的体力を使うであろう、ジギングなどにコートすると
ガイド抵抗が著しく軽減するためジグの重さを疑うくらいに巻きが軽くなることがある
またPE特有のラインよりに伴うザラザラ感はリトリーブ抵抗の質感を左右する
大袈裟に言えば、PEの4ブレイドは8ブレイドに近くなり
8本ブレイドは12ブレイドに近くなる
これは、エリアのスプーニングや近年流行のタイラバなど、タダ引きに徹した釣りでは顕著に体感出来る
そう、リトリーブが極めて静寂になるのである
禅の境地の一つで、静寂の中、線香の灰が倒れた音までわかると言われるが
そこまで極端ではないにしろ、静寂に近づくことは事実である
さらには昨今の細糸ブームで沈めたいのに表面張力で水切りが悪く、沈み辛い
IOSラインコートは鮎のトーナメントでも、水中糸にシークレットで使われてたり
チヌのフカセ釣りの全遊動で、極めて水馴染みがよくなり中通しウキの高レスポンスにより、アタリが明確に出るようになる
比重の軽いPEラインも高比重のラインコートオイルで自然なフワ感がラインに出る。
とにかく水馴染みがよいということは、リールを使った釣り全般でも大きなメリットである
またルアーに対する効用として、雷魚のフロッグやバスのワームでカバーを攻める時、著しいすり抜け感を体感出来る
これらは、効率を優先するアングラーには朗報である
最後にIOSラインコートの耐久性についてお話をすると
一般に売られているラインコートは撥水皮膜が邪魔して水で濡れてしまったラインは、途中塗布は難しいが
IOSラインコートは親水性ゆえスプール内部まで浸透ていき、むしろ大歓迎なのである
そしてその耐久性は、ソルトでラインやガイドに塗布した場合
釣りを終わって水洗いした時にガイドがツルツル、ヌルヌルしているのに気づくほどコーティング皮膜が高く
特に極寒期などの凍結防止対策としても、それは重ね塗りをするほど高まるのである

IOSラインコートは 手軽なサイズのスプレー容器
耐久性が高いから、1日頻繁に塗布しなくて済む

エリアのスプーニングでは、ガイド抵抗を軽減することは
巻きの質感と水中からの情報量を高める上でとても重要

当日はIOSユーザー様達と久しぶりの再会
言わずもがな、IOSフルカスタムである


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11月 27日 |
「速報!キープ・キャスト2022 中止!?」
各方面で告知のキープキャスト2022は
出展メーカーが少なく、どうやら中止の模様です
IOSとしては、コロナ禍の動向をみながら各方面で手探りの小規模イベントを実施行く方向です
各地のイベントで皆様とお会いできることを楽しみにしております

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11月 26日 |
「京都のイベント大盛況でした!」
先日開催された上州屋京都右京店でのイベントは規模を縮小しつつも、盛況のうちに終わりました
ご来場の多くの皆様、大変ありがとうごさいました
今後も各地で実施していく予定ですので
お近くの際はお気軽にお立ち寄りくださいませ

イベント開始から多数のお客様がお待ちして頂きました

IOS名物無料メンテも、要所をしっかり抑えればお客様も驚愕の笑顔!!

イベントは大型のアクリルシールドを設置し終始和やかな雰囲気

カエルとショーンもお疲れ様でした

イベント終わったら京都タワーがお出迎え

嵐山でもイワナ釣ったり

久しぶりの清水寺
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11月 15日 |
「自分の理想の一台」
よく聞かれるのが
シマノとダイワどちらがよいですか?という究極とも言える質問(笑)
性能面はこの際、置いといて整備屋からみての意見で恐縮ですが
究極を言ってしまうと、最近のシマノはかなりメンテしずらいから定期的にメーカーか整備業者に送ることになり、
リールをベストなコンデションに保つなら
自分でリール内部が詳しくないなら、維持費にお金がかかりますと言っている
反面、最近のダイワは比較的、メンテがシマノより容易になるから
自分でメンテ出来るならダイワをお勧めしますよと話している
もっとわかりやすく言えば、リールの良い状態を維持する為には自分でするか ?
お金はかかるけど誰かにやってもらうか?の二択なのである
さて、メンテの重要さは、今更言うまでもなく、ソルトでの毎回の水洗いをされる方や
釣行回数が多く、リールに負荷がかかる釣りをされる方なども
定期メンテはリールの寿命を伸ばす為にも必須と考える
最近はメンテナンスフリーのメーカーの刷り込み(笑)が効いてるせいか
定期メンテは新品リールでも必要ですか?と質問をされる方も多い
出荷の段階で予めオイルやグリスが塗布されているのになんで今更新品のリールに、IOSオイルやグリスをつけるのですか ?と言われる
確かに、もっともな疑問である。
しかしIOSオイルやグリスのパフォーマンスについては
20年来からのIOSユーザーやイベントで多くのユーザーが実体験している事実である
さて、肝心の2021年現在のフラッグシップのラインナップでお勧めリールはなんであろうか?
忖度なしに言えば
現行のセルテートやイグジストはお勧めですよということになる
チューニングベースとしての発展性も素晴らしく
リールの心臓部のドライブギアに容易にアクセス出来、
グリスアップをすることで、長期に渡りベストな巻きが維持出来る
誤解の無いように言っておくと、シマノがダメと言うのではなく
シマノもある方法を使えば、ギアへのグリス塗布は可能であるが
一般的には難しい部類に入るから、ベストな状態を維持するには
メーカーでのオーバーホールが前提になるのが、悩ましいところである

モノコックボディとなって、ダイワはメンテも容易になってきた

現在開発中の05イグジストのギア!?
TDと並びギアの開発はIOSの悲願でもある
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11月 12日 |
「キープ・キャスト 2022」
キープ・キャスト2022の開催案内が届いた
IOSスタッフも医療従事者や特定疾患を持っている人もいて
なかなか大小イベント開催をためらっていましたが
世の中が少しつづつ平常に戻りつつあることを実感
今回のキープキャストの参加も含めて
コロナ禍ならではの、感染対策を考慮した大小のイベントを少しつづ制限付きながらも
実施していきたいと思います

新聞や封筒の上が大好きな、白い奴(笑)
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11月 3日 |
「ECサイトは実店舗を超えるか?」
私が若い頃は、釣り道具屋はおとぎの国にいるような特別の場所であった
真新しく煌びやかなリールやルアーの数々
おびただしいロッドの本数をみて時間の経つのを忘れるほどの特別の空間であった。
ほとんどの場合、釣り具屋と言われる小規模店舗のオヤジはどこか一癖も二癖もある近寄りがたい雰囲気があったが
小言を言われながらも、色々なことを教えてもらった記憶がある
そして、これが大人の世界なのかと、知識だけは蓄積していった
勿論、欲しい !と思ったものは大抵がとても気楽に買える値段ではなく
いつか大人になったら買いたいなあーと願望ばかり強くなっていった
さて昨今、そんな小規模店舗が目に見えて消失し大型量販店が幅をきかせてきている
本部の意向を反映してなのか、陳列しているものは黙ってても売れる雑誌やメディアで人気の製品ばかりとなって
どの店にいっても同じ品揃えに近く特色が感じない
店員は事務的な対応が目につき、聞いても知識が乏しく
ひと昔のような、熱いスタッフは極めて少数になってきた
こうなると、IOS製品みたいな、スーパーニッチなアイテムを取り扱う店舗は皆無になってきた。
毎月販促資料を送りつけても無視の連続、ついに新製品情報や発注書を私の指示でストップした店舗も数多くなってきた
それは過去に頻繁にイベントを実施していた店舗であってもである
ユーザーによっては、どうしてお店に製品を置かないのですか?と言われるが
仕入れてくれないものはしかたないし、店員に知識の習得の意欲が乏しければ継続性は見込めない
実際これらは各メーカーも同じ悩みを抱えているようで
実店舗がアテにならないならと、弊社のみならず、
ほとんどのメーカーが実店舗に製品を卸しながらも、ECサイトと呼ばれるインターネットに代表される通販サイトで
直接、間接問わず販売網を構築して業績を伸ばしている。
弊社もECサイトでの販売割合は年々高まる一方で
昨今は2日に一度、新規取り扱いの問い合わせがきているほど
EC市場は大阪物流センターが悲鳴をあげるほど活発になってきた
こうなるとユーザーがECサイトに移行する流れになり
ますます実店舗の業績は低下し、雇用環境の悪化により優秀な人材は流出し、弱体化していく。
今後のアクリスタの販売など、個数限定の商品があれば
当然、一年に一度あるかないかの店舗より
毎月仕入れてもらっている業者には優先的に発送したいのが本音である
そうこう考えていくと、実店舗ならではのメリットである見て、触って、話が聞けてというECサイトにはないメリットを生かさないと
今後実店舗はますます衰退し、店舗スタッフは職を奪われることになる。
アクリスタが発売になった所で、お客様にしっかりとしたフォローも出来ない店舗に卸すわけにはいかないのである

アクリスタのプロトを囲んでハンドル別のシムセッティングについての最終追い込み
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10月 31日 |
「悪魔の爪痕」
峠最速と言われたマツダRX-7。
そのロータリーエンジンが採用されているロータリー乗りならご存じのアペックスシール
このシール部のパーツの品質いかんにより、ロータリーエンジンのシリンダーに憎い傷跡 が出来てしまい
まるで悪魔が爪で引っ掻いたようだとマツダの開発陣を苦しめた、最重要かつ伝説的なパーツのひとつである
このパーツの成功が後のロータリーエンジンの実用化にこぎつけたのは有名な話
実はスピニングリールでも各可動部を注意深く観察すると異常な摩耗痕がみられることは珍しくない
その場合、そこを削る、磨く前にどうしてそうなったか
元の原因をあわせて対処する必要がある
メインシャフトと合わさるローターナットのカラーは殆どのリールが金属製であり
金属製のメインシャフトとの金属接触同士の根本的な問題がその代表例である
リールによっては、ピニオンギアの後端内部とメインシャフトが接触しているリールもあり
これらの組み付けや調整が悪いと、リトリーブ時のシャリシャリ感や
オシレート時のひっかかり感、ゴロ感の発生原因にもなったりする
最近はようやく、それを軽減して、両支持軸を樹脂でフルフローティング化されたリールも出てきた
しかし樹脂で両支持するということは、マツダロータリーエンジンのアペックスシールなみに摩耗に強く、
反面自己潤滑に優れつつも、安定した精度をださないといけない
これは樹脂の相反する特性でもあり、なかなかエンジニア泣かせの案件でもある
さらには、リトリーブの質感に大きな影響を与えるだけに、一般に流通しているPOMのような
エンジニア・プラステックスでは精度がバラついてしまうケースもある
上質の巻きとレスポンスの向上が図れる重要なパーツだけに、高額であっても
IOSでは、15年前からこの小さな部品の素材選定と寸法に拘っている
小さく些細な部品のように見えるが、まさしくチューニングパーツの一つと言える。
因みにこの樹脂パーツを単に組めばリールは滑らかでスルスルリトリーブするになるものでもない
むしろその逆で、今まで以上に精密な組み上げ技術があってこそ
カスタムパーツとして販売できないのもその為である
※ IOSでは全てのリールに上記のチューニングを実施しておりません
一部の機種によっては従来の方法をとることがあります

18イグジストのフルフローティング構造
ピニオン後端のベアリングの後ろにあるのはダイワの純正パーツ。これは05イグジストも同様である
さらには、ローターナットのセンター部にIOSオリジナルパーツが装着されることで
完全樹脂化による、フルフローティング構造をIOSでは15年前から採用している
金属同士のかじり傷を回避して低フリクション化とリトリーブの質感を著しく向上させている
※ IOSでは全てのリールに上記のチューニングを実施しておりません
一部の機種によっては従来の方法をとることがあります

いよいよエリア本格シーズンイン! ますます整備依頼件数が増えてきた
各方面でのイベントもスケジュール調整中です
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10月 23日 |
「ハンドルガタが出たらオーバーホールのタイミング!?」
スピニングリールにとってリーリング時のハンドルのガタつきが気になることがある。
酷い時には明らかに振動がリールシートに伝わってくるほどにハンドルのガタつきが出ることがある
原因としては、ギア同士のクリアランスが摩耗により開いてしまうことがほとんどだが
グリスが切れてギア同士の潤滑が不足してカタカタと音が出ることもある
特に最近のギアグリスは防水性を重視するあまりギアの金属表面の密着性が悪い
悪い言い方をすれば、金属ギアをグリスが弾くような現象が起こると
当然ギア同士はドライ気味になるので、高音質なカタカタ音でそれが判別つく
これらの症状が軽微なものは、IOSグリス塗布&ガタツキ調整で治る場合があるが
そもそも、そうなってしまった場合は、リールのオーバーホールの合図と捉えて
ベアリングやギアが摩耗していれば、ガタツキの原因にもなるから交換
パーツ各部からギア洗浄やグリスアップ、クリアランス調整を早めに実施したい
因みにオーバーホールとは
各部の洗浄や摩耗しているパーツを交換して新品状態に組み付けることであり
勿論使用するオイルやグリスはメーカー純正品を使用するのが条件である
チューニングとはリールが本来持っている本質的な性能をさらに引き出すことに主眼をおき
使用するオイルやグリス類も高性能で高品質なものを使用することは勿論
前述のオーバーホールとさらには各部可動部の磨き、そして
精密な組み付けを実施したり、調整することがチューニングである
さらにフルチューニングとは
カスタムパーツの装着を前提としてリール個々の性能を最大限に発揮させることを言い、
カスタムパーツの装着無しに単にリールのオーバーホールをしただけでは
フルチューニングという言葉は私は使わない
いずれにしろ、整備でもっとも多用するIOSオイルやIOSグリス類は、
私が行き詰まっていた整備等でどれだけの窮地を救われたか数え切れない
それだけ私にとって、なくてはならないケミカル類なのであり
個人的にはリールオイルとして一つの究完成型と思っている
ユーザーにとっては、毎年新しい高性能オイルが様々なメーカーより発売されているが
それでもなお、独特のウェットフィーリングと耐久性が多くのユーザーに支持され続けており
まさしくロングセラーオイルやグリスとなっているが
私自身それを超えるオイルやグリスを未だに開発出来ない現実があり
天邪鬼な私はそれが一番悩ましいのである(笑)

精度よくマシンカットされた18イグジストの2000?2500までのギア類
サイドカバーをIOSディスクレンチで開けると、グリスアップは勿論ギアのクリアランスも容易に可能
こまめなメンテが結果ギアのライフを長くさせることに繋がる
因みに、05イグジストの場合はシーバスやバス用に用いられる2508と2004のギアが共通、
2004はパワーがあるのもうなずける
18イグジストはボディサイズに合わせて少しづつ径を変えているから、共有化は出来ない
コンパクトなギアはギアケースのコンパクト化に貢献し、強いてはトータル自重にも影響を及ぼす
より細分化されていく、現在の使われ方にはベストなレイアウト

丁寧な取り扱いと定期メンテで、3年くらいから調子がでると言われる05イグジスト用のハイパーデジギア、
異次元の軽い巻きと硬質のキンキンした感度が、一度使ったら元に戻れないといわれる名機である
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10月 7日 |
「アナログは淘汰されるか?」
ローリングストーンズの名ドラマー。チャーリーワッツが亡くなった
彼が叩かないストーンズなんてと・・・・思っているのは私だけではないはず
そんな伝説のドラマーに信頼をよせていたキーズ・リチャーズのとあるインタビューの話
司会者が音楽の記録媒体はなにが好きかと聞いたら
キースはレコードが一番と答えた
ブチブチと音や針飛びが大好きと答えた
音がの出所がわかるのがいいと
半分冗談、半分本気ともとれる発言をきいてハットした
アナログの音が本当の音だと言っていた
デジダルでゼロとイチでどうしろというのだとも言った
隠居には程遠い、いつまでも現役で若々しい感性のキースらしい物事の本質を鋭く突くコメント
私は日頃、1と2の間は大した問題じゃなく
0と1の間には無限の開きがあると思っている
それは無から何かの形を生み出すのに似ている
それには年齢など理由にならないよと、ストーンズが証明してみせている
矢沢永吉の言葉を思い出して元気をもらった
「歳をとるのは細胞が老けることであって、魂が老けることじゃない」

IOS FACTORY KORIYAMA BASE
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10月 1日 |
「水中ドローンの釣り」
水の中の魚を見たいとはアングラーの誰しもが思うことである
実は、先日おやらかしをしてしまい
イグジスト+スティーズロッドをボートからドボンと落としてしまった
水深は8mくらい、当然取ろうとするにも、なにも手かがりもなく
後日悔しくて、衝動的に水中ドローンなるものを4万程度で初めて購入した
動画サイトではなかなかいい感じに水中を進んでいたから
もしかしてイグシストが見つかるんじゃないかなと思ったり
あわよくば、水中の魚が見えたら、釣りで使えるんじゃないかなと下心バレバレで購入した。
まあーライブスコープより遥かに安いし(笑)
実際に使用してみたドローンは順調に湖底めがけて潜っていった
スマホのモニターには湖底の石つぶ一つまで鮮明に映って感動した
オーイケるんじゃないの ??と思ったのも束の間
湖底でどちらに進んでるのが迷子になった
目視でドローンが見えない10mラインでは、どこに今ドローンがあるか見えないのである
水深が浅い場所ならいざ知らず、バス釣りのレイクはさほど綺麗な水の所は稀であるから
これは単なる遊び道具になってしまったのであるが
手慣れた人なら立派に釣りに使えるのではないかと思っている
まあ、釣りの競技だったらどこまでがOKなのか?微妙なところであるが
年々エスカレートしている、ライブスコープに代表される高性能魚探によるハイテク戦も、
バストーナメントの本場アメリカでは規制をしようという声も聞こえている
同様に、水中ドローンとの付き合い方もプラでの使用ならOKだとか規制が入ったり
さらに年々ハイテク化が進んでくると
今まで思いもしない機器を釣りに導入する流れが出てくると思う
これらを規制するうんぬんより
昨今比較的水深の浅い平野部のレイクの大会開催が少なくなり
前述のハイテク戦が有利になる、ある程度の水深のあるレイクが頻繁にトーナメント会場になることも
原因の一つではないかと考えている

水中ドローンは操作も比較的簡単


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9月 27日 |
「秋の桧原湖・フィネス化する大会」
ここのところ桧原湖がとても騒がしい
9月になって大会が毎週のように開催されており湖上が賑やかなのである。
そして昨今の大会の勝ち方が凄まじく、上位陣が揃って1インチのワームを使ってライブスコープを見ながら
魚を狙い撃ちするというもの。
当然タックルもフィネス、ラインは2LBも当たり前となる
因みに私も見よう見まねで、1インチワームのダウンショットを
桧原湖の菅釣りと思っている子バスの水域にキャストすると、ワームよりショットにアピールしてしまい
これなら、がん玉にマスバリつけたほうが釣れるんじゃ!?と思った
私はどうもこういう釣りは苦手らしい(笑)
さて、魚探が高性能なら価格も1セットで70万と大変高価
それをフロントに3台は当たり前と言われている
それにバスボート と牽引する車を買ったらと思うと・・・・
今時のトーナメントは少し現実離れした感を覚える。
さて、大会直後の桧原湖では、プレッシャーで魚が釣れないとは言いたくないが
いつもと様子がおかしいのは確かである
サイズもマチマチで揃わず、パラパラで続かない
最後はお助けポイントで、2LBラインを後悔するサイズがヒット
遠くで掛けたし、半分魚のキャッチを諦めていたが18イグジスト搭載のDシステムのスムースなドラグのおかげで
時間をかけながら上がってきたのは、50cmジャストのガリ痩せスモール
大会では、もはや2LBが当たり前のスモール戦で圧倒的アドバンテージではなく、もはや必須アイテムだと思うのだが
某有名プロの動画を見ていると、明らかにDシステムの作動ではない
IOSドラグシステムは、何百万のボートや数十万円の魚探に比べたら4,000〜5,000円である。
本当に勝ちたいと思うなら僅か2LBの先には何百万の価値がある魚が繋がっていることを忘れてはいけない。

18イグジストとスティーズに装着した超軽量マンハッタンノブ
ボイル時の超早巻きからI字系のスローリトリーブまで指に絡みついて離れないデザインは
一度使ったら病みつきなノブである

状況は悪くないはずなのに・・・?????な桧原湖

早くも紅葉が始まりかけている、秋は桧原湖でもっとも美しい季節である

お助けポイントから祈るようにヒットしてきたスモール

50cmクラスのスモールになると、2LBラインは心臓に悪い
安心の Dシステム装着は必須である
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9月 25日 |
「モーターガイドX3のスイッチより大きな問題」
巷ではモーターガイドX3のスイッチが壊れやすく、壊れるとン万円もかかると噂されているらしい
足で蹴飛ばしてしまい易い位置にあるので確かに場所が悪いなあーとは感じているが
個人的に、スイッチ一つで幾ら何でもン万円は話盛りすぎだろー!!と思い
ガレージに保管しているアルミボートのメンテをかねてスイッチのオーバーホールをすることにした
made in Mexicoのスイッチは、各部がコネクターで止まっており
パチパチ外して指で全分解できてしまうほど、確かに華奢
接点の焼きつきもなく、洗浄後、グリスを塗布して無事に組み込み終了。
ペダルのワイヤー調整をして気がついたのがワイヤーと電源端子が剥き出しになっているじゃないか? 問題(笑)
個人的にはスイッチうんぬんよりこちらのほうが大問題だと思っている
早速熱収縮チューブに被覆して、トラブル防止を図ることにした
ついでにシャフトもカットして終了。
そこでおやらかしをしてしまい(笑)
本来アルミボート用のはずが、レンタルボート並みの30インチに!!
急遽レンタル用の少しは長いエレキと入れ替えることになった
アルミボートは手をかければかけるほどきりがなく手がかかる
逆にそれが楽しかったりもするのだけど・・・・
まだやること山積みなアルミボートである

場所的に悪い位置にあるせいかなんども足で引っ掛けている問題のスイッチ

足でひっかけるとユニットごと、あまりにも容易に外れてしまうMexico製
むしろオーバーホールも容易でもある

X3のシャフトカットは、配線をバリバリとカットして下のベアリングホルダーを外して、シャフトを上にずらして・・・
因みにX3の高い操作性はオーバル状のギアのおかげ。素晴らしいアイデア!

中の配線に保護チューブをして、カーボンシャフトをカット

そこでおやらかし発生 ! アルミボート用なのに、シャフトを短く切りすぎて、急遽レンタル用のと交換する羽目に
ペダルのワイヤー切れたら端子が接触するんじゃ!?問題

熱収縮チューブでカバーして対策
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9月 21日 |
「出るか!?22ステラと22イグジスト」
季節柄だろうか?
お客様から来年ステラとイグジストは出るのでしょうか?とよく聞かれる
通常ペースで言えば、そろそろどちらも4年目となり来年にNEWモデルが出る時期ではある
シマノは特に100周年を意識したモデルも出るはずだと・・・
ここからは個人的な主観になるが、来年は厳しいんじゃないかなあーと思っている
原因はリールの主要部品のベアリングの品薄問題である
現在世界各国で流行しているコロナ感染症に伴い地方都市のロックダウンや製造縮小の影響が大きく
現在、外国からの輸入に頼っている
木材、半導体などの電子部品、さらには、リール業界が影響を受けているベアリングもその一つ
日本のメーカーと言えども、製造は様々な国で作られていて
当該国のロックダウンや製造縮小の影響から、納期2年待ちなんてざら
酷いものは納期未定なんてのもざらにあり
今後どこまでIOS製品が潤沢に供給出来るのか正直見通しが立たないのである
リールの構成部品でベアリングの役割は大変大きく
質感はもちろん、1品種でも供給が滞ればリールそのものが組み立て不能になる
最近お店のリールの入荷が遅れていると聞くと
今はリールメーカーも新製品の開発どころか
ベアリングの確保に頭を悩ませているのではないかと思う。

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9月 20日 |
「WILD-1 南モール店 IOSコーナー開設!」
群馬県の正規取扱店、Wild-1 高崎店に続いてこのたび、WILD-1 南モール店が新装オープン
IOS愛の強い店長やスタッフの御要望により、IOSコーナーを開設して頂きました。
大型ショッピングモール内にあるのでこれでお父さんの楽しみも一つ増えました
IOS製品を実際に見て、手に取り感じて下さい
製品を全て熟知し、実際に利根川、犀川で使っているスタッフだからこそ、熱いトークで盛り上がります !!

取扱アイテムはカーディナルの豊富なカスタムパーツの他
新旧リールにも対応する豊富なカスタムパーツを多数取り揃え

フルカスタムした源流仕様のカーディナル33も展示

ぜひお気軽にお声掛けください!!
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9月 16日 |
「嫁が怖いは愛か?業界発展の妨げか?」
冒頭からなんとも過激で哲学的なテーマである
私は常々プライオリティ(優先順位)という言葉を口にしていて自分の中でも意識している。
乱暴でドライな表現をするならば、プライオリティを意識して、コトを運べば効率優先、機能的な運営が図れると思う
しかしそこは、感情を持った動物同士の付き合いになるので
サラッとはいかないのが常であり、そこの間で葛藤を覚えることもしばしば
例えば、釣りをしていて、携帯が鳴る、なんとなく気になるから出て話し込んでると
魚のアタリがあって、中途半端に合わせてバラしてしまい携帯も水没させてしまうという、
何を優先するか見誤る私のようなケースである
または、リールは買いました、でも、カエルナンチャラとか
000ファクトリーがこれいいですと言うからカスタムパーツつけたいけど・・・・
彼女(もしかして将来嫁さん)が、「最初から付いてるじゃん!!なんで交換するの」と言われてしまい
反面、家族が使うから大きなミニバン欲しいと言われるがままに高価な車や、家を買わされてしてしまい、
まあーせっかくだからと勢いに乗り全席モニターやらアルミと足も入れちゃえ!となったり
結婚して激減した貴重な釣行もフィールドでは、無責任な店員にそそのかされて高価なリールを買ったはいいが、
純正リールならではのライントラブルでモモ った挙句
ドラグがイマイチでアワセ切れ連発と、なんとも、休日にリラックスしに行ったつもりが
かえってストレス溜め込んで帰り、嫁と子供に、魚のアタリより多くアタりまくったり
釣りで唯一癒されていた筈の本人もイライラ、嫁もストレス溜まるし
釣りに行けないから、メディアに騙されて高価な使えないタックルを買ってしまうありさま
本当に買わないといけないタックルが手元になく、釣りにもいけないと全員が不幸という家族を嫌という程知っている。
私はよくお客様から相談を受ける時に、
リールのカスタムは車のホイールを鉄チンからアルミに履き替えるようなものですよと答える
デザインや美観も当然良くなるが、性能もアルミホイール以上に体感出来ますと答える
しかも、リールのカスタムパーツはアルミホイールと比べれば多くは安い
釣り人の中にも隠れを含み、嫁怖がいる
最近の個人的な研究結果(笑)でわかったことは
正確には嫁さんは実際にあってみるとそこまで怖くはない
本人がそれをやってしまうと怒られるのではないかと、本人の中に恐怖心を作ってしまっているのではないかと思う
例えば、心霊の神流湖に行って、橋の上からジジイが呼んでいて
ビビって見上げたらハトだった(笑)そんな程度である
そのせいで、釣りが趣味と言っても年回数回しか釣りに行けず
本人の給料に見合わない何千万の高価な家を買ってしまったことで釣りそのものを諦めた人もいて、
小五から盲目の半身不随の母親の介護をし
今も開発貧乏続きの私からしたら、大変理解に苦しむのである
金もそうだけど、時間も貴重、そして釣りができる今が貴重だと思う
定年になってジジイとなり、時間が自由になるからと夫婦で海外旅行に行くと言っても
足腰立たずな年寄りが、いきなり海外はやべーだろと思うし
それさえもお互いが健康であればこそである
人間明日はどうなるかわからないし、いつかは必ず死ぬ
死ぬ間際であっても後悔のないような生き方を私はしていきたい
幸せを先延ばしするでなく、今この瞬間が楽しい生き方をしていきたい
そのために、最低限生活の安定は確保しつつも
今本当に必要なものは何かを考えて、限りある貴重な時間とお金を有効に活用していきたいものである

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9月 15日 |
「リールも夏バテ!?」
人は季節の変わり目に体調を崩すように、リールも季節の変わり目に違和感がでることがある
その代表格は樹脂と金属のハイブリットリール
膨張率が違う2種類のマテリアルを組み合わせるので温度変化に対する扱いがなかなか厄介
只今整備中の、19バンキッシュのボディは、夏場にやられたのか?
+公差が大きめ、メインシャフトはコーティングを考慮しても
-公差が大きいんじゃないかな??とブツブツ独り言
しかし、IOSの治具達は、腹減ったーとか
コーヒー飲みたい!!なんていうワガママ等は一切文句言わずに寡黙にコツコツと仕事をこなしている
前述の通り、樹脂リールのボディは気温差で寸法変動が大きく、
夏のワンシーズンにボート上で過ごしたリールほどダメージが大きい。
なのでこちらに入庫の際には25度で安定させてから作業を始める
オールドアンバサダーやカーディナルから最新の21ルビアスエアリティまでなんでも来いのIOS
他の業者で整備したリールもお気軽に御相談ください
夏バテ気味で大活躍したリールにご褒美を!

頑張ってる治具達、これから修正作業に入るところ
とても地味な作業だけど、リールが調子よくなりお客様が喜ぶと思えば嫌いな作業ではない

知る人ぞ知る、ローターナットカラー
新旧のシャフトの摩耗度やシャフトの精度にあわせて何種類かを選択する
また、同じ機種であっても、新品や使用年数そして製造ロットにより変動するので市販化は難しいものの
ベストなセッティングをすることで軽巻きかつ、ヌメヌメなリトリーブが実現する
それにしても、マイクロメーターの数字って目盛りと比べて結構アバウト(涙)
世界のMitutoyo信じてるのに・・
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8月 30日 |
「フルチューン・リールの耐久性」
もうすぐ9月というのに昨今の猛暑には本当に悩まされる
ボートで水上に出て金属部分やオモリを触れば即火傷しそうになるし、
なによりびっくりしたのは、ロッドに装着してあるフックキーパーのゴムがみんな溶けて飛び散ったことである。
信頼している国産の製品だけに、衝撃を受けた
さて、そうなってくるとリールのダメージはどうか?
現在バスでメインで使用している、18イグジストやゲスト用の17セオリーについての話をすると
フルチューン整備してから、既に4年経過している
メンテは数回の釣行毎に、可動部はIOS-01をドライブギアにはIOSギアグリスを塗布し
スプールのドラグワッシャにはしろくまを塗布する位でほとんど全バラは一度も無し(笑)
特に17セオリーはそれこそ、オールラウンドに使われ続け
極寒期のエリアから、ソルト、北海道からバスやエギング
時にはライトショアジグまで酷使されているリールである
正直、ゲスト用だし、落とされたり、水没されたりと壊れても仕方ないと思っていたが
そこはさすがにザイオンボディと15イグジスト系のギアだけあって
前述の殺人的に暑さの中でも、違和感なく使えている
それでも4年である
リールのご褒美にとセオリーや18イグジストをバラしてみた
ギアはほとんどダメージなく、綺麗にアタリがついている状態
組み上げ後は、さらに質感が向上して、まだまだ使えるレベル
リールを長持ちさせるコツは何ですか?と良く聞かれるが
バンバン釣りに行って、きちんと全バラでなくても日頃のメンテナンスをすることですよ!と答える
釣りに行ってギアは磨かれるし、良いオイルとグリスでリールはご機嫌なのである。
まあーこんな話はIOSのユーザーなら、耳タコの話である
それには簡単にメンテ出来る構造がとても重要なのである
そんな構造なら、ハンドルのガタつき調整もやりやすいのである
もっとわかりやすく言えば
「これからはメンテ性に優れたリールを買いましょう」となる
昨今のリールの中にはブラックボックス化が進んでユーザーに余計なメンテをさせてリールの調子を悪くさせるくらいなら、
有料だけど全部メーカーでやりますから!風潮になっていて
オーバーホールは勿論、新品リールなら数ヶ月で現れるハンドルガタ調整も有料である
リールをメーカーからもらっている影響力のある人間も
メディアを通じてリールはノーメンテで十分
オイルやグリスは純正でいいですよ!と言っている。
そこはリールを支給されているか、リールを自腹で買っているかの立場の違いとなり
壊れるまでノーメンテで使って、あとで新品買えばいいという考えのは
リールメーカーとしては理想的なユーザー像なのである

18イグジスト、フルチューン4年経過のギア。月間釣行は10日以上

18イグジストや19セルテートはサイドカバーをIOSディスクレンチ1つで開けると
ベアリングからギアまで外れて、可動部にしっかりとオイルやグリスが塗布出来る
その際にハンドルのガタつき調整も可能になる
17セオリー以降のサイドカバーが3箇所ビスで止めてあるリールも
ビス3点を外してカバーを外せば、18イグと同様なメンテが可能になる

まだまだ暑い日がつつぎます、皆様にはくれぐれもご自愛ください
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8月 23日 |
「アンバサダーカスタムパーツの落とし穴!?」

高性能とパッケージに書いてあるので、装着したがいいが違いはわからない!?
バイクや車のチューニングをしたことがある方ならそういった経験があるのではないか?
簡単なパーツの話で、私が唯一効果があったのは初期型ロードスターのアーシングである
初期型ロードスターのバッテリィーは後ろのトランクにあり
マイナスがボディにしてある都合、損失が大きいように感じた
各所にアーシングを施すことで、アクセルの吹けが良くなった
その後、ウキウキでフルオープンにし、近くの農面道路をぶっ飛ばして
右コーナーでアウト側の浮き砂利にのって
ド・アンダーで電信柱に正面から刺さり
電柱をくの字に曲げて、モモのステアリングを曲げ、前歯を折り
肋骨を折り(たかも)血だらけでオープンの状態でうなだれていれば、
おーい死んでるぞー!!と言われてしまうから
めちゃくちゃ痛い体を動かしながら
近所の農家の人達の見世物になり、救急車を呼んだことを思い出す
余談が長くて恐縮ですが (笑) そう、リールもである。
なんとなく、装着したけど・・・・・
特に、アンバサダー関連のカスタムパーツ業界は賑やかである
個人的にほとんどノーマル部品をナンチャカする私からすると
依頼されてくる、カスタムしてます的なリールをクルクルと回すとノーマル状態より酷いリールも珍しくないし
現象から判断するに、壊れてますよねー的なリールさえある
信頼と実績がある信頼出来る店舗のスタッフが対応してくれるから安心というリールさえも、
前述の状態にしたのもその店だったり
その後のイマイチな仕上がりに対して対応を放棄するスタッフも居る
巷に溢れる泣き寝入り被害者(泣)
そうなるとこの世の中何を信じていいんだか・・という話にもなってくる
知り合いの信頼出来る車のメカニックが
車のチューニングは、ノーマル状態でしっかりと性能を出すことが基本ですと言っていた
あーリールもそうだなと思った
特にアンバサダーの場合は基本ベースをしっかりと作り込み、その後のカスタムパーツを装着する
リールとの相性をよく見て、時に修正をかけて装着して対応する
一度預けて結果がイマイチな店や、性能面で不安なカスタムパーツには
再び装着にあたり、それなりの覚悟が必要なのである(笑)

アンバサダーユーザーにとってカスタムパーツのラインナップは喜ばしく
正常に機能すればそれはそれで楽しい
私が懸念していることは、近年金属特性や強度を考慮してないかのようなカスタムパーツが増えてきたことである

意外と多いパーミングカップの歪み
ベアリングを支持する部品だけになんとなく回転が悪く、
飛ばない時にはスプールシャフトの芯が出ないことがあり
必ず整備では確認する項目の一つ

パーミングカップのビス穴一つ一つに個々のリールの歪みや癖の情報が読み取れる
言うならば、そのリールの歴史を物語っている

オールド・リール特有の樹脂の劣化と汚れには洗浄剤成分が入っているIOS-01が最適
一般的に売られてるパーツクリーナーは低沸点の溶剤であり、ほとんどは常温で揮発し
厳密には洗浄剤成分はほとんど入ってなく
乾いたら汚れが再付着したなんてザラにある
IOSオイルの強みは常温で揮発しない特殊な洗浄剤が入っている

樹脂に対して衝撃性が少ない無溶剤オイルだけに、劣化気味の樹脂にも安心して塗布出来る
溶剤入りスプーレーやパーツクリーナーを樹脂部分に直接吹きかけると
瞬時にクラックが入ったり、塗装が剥がれることがあり注意

リールを磨き込む時にも、クリーナー代わりにIOSオイルを薄く塗布して優しく磨き込む
特にアンバサダーのクレストマークなどは最適なクリーナーである

アンバサダーの定番オプション。
ハンドルシャフトに装着するリジットサポートベアリング
樹脂のカラーからベアリング保持式へとなり、より強靭かつスムースな回転を可能にした

オールドリールにはIOS Wハンドル スワンがお勧め
雷魚にはマンハッタン。
トラウターにはウッドノブの装着率が高い
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8月 20日 |
「リールは精度高く組むの落とし穴(笑)」
高精度の組み付け技術と聞けば聞こえはいいが
例えば同じリールが10台あると、10台とも全て精度は違って当然であるし
リールにとって生命線とも言える、個々のセンター(中心軸)はそれに伴いズレているのが普通だからである
私はリール組み付け時、ベアリングの精度確認やフレームの精度用に、柔らかく皮膜が安定しないアルマイトのものでなく
超硬の特殊な治具で精度を管理している
これらは、全て特注に作らせたもので大変高価となり
1000分台まで精度が管理出来る優れものであるが
ボディの材質が樹脂か金属か、室温25度付近にして組み付けてはいるが
野外での使用も想定すると樹脂の膨張率も考慮しないといけない
なにしろ極寒と真夏では、温度差はゆうに50度を超えるのである
それにも増して、ギアというものが意外なほど精度が悪いし
スピニングリールならメインシャフトの精度のばらつきはコーティングの理由もあるが、相当に気を使う
早い話が、精度が悪いフレームに精度のばらつきが大きなギアを組むようなものである
こうなると、組み付けに際してはある程度の経験に頼ったほうが結果的にはうまくいく
さらに極端な例でいうと、ABUアンバサダーやカーディナル
もうこれらのリールの精度は史上最悪という表現がふさわしい
そもそも中古のアンバサダーなど、複数の人の手に渡っている可能性のあるリールは
内部も相当に部品も交換されているものと考えて
リールを高精度のプラモデルと思って信用してはいけない
しかも、この破茶滅茶なリールをスムースに回す→センターを出す
これを一般的にするなら、フレーム修正器で修正をしてベアリングを高精度のものに交換したら
すげーよく回る!! なんてことは稀である(笑)
なにしろ付属のパーツもとんでもなく精度が悪いのだから・・・・
精度が悪いフレームには、あくまで自然の成り行きに合わせて精度の悪さを常に念頭に置きながら、
それなりにセンターを意識しながら組み付けていくのが正解。
そのための各部の修正を私はしていき
オイルやベアリングに頼らないで、まずは回転性をいかに向上させるかを念頭に置く
回転性がよければ、オイルや高精度ベアリングを組み込むことでパフォーマンスは最高潮に達するのである
一見消極的とも思える方法であるが、物理的には理にかなっている
昨今渓流ベイトフィネスが流行っているが、
フルチューンリールならばABU2500などノーマルスプールで3g程度のルアーがキャスト出来ることは常識的に可能であり、
そこをベースとしてさらにカスタマイズしていくのが望ましい

チューナー泣かせの樹脂ボディ、ボディが全て樹脂ならいざしらず
一番気を使うのは、片方が金属のハイブリットの場合である
膨張率が居なる場合、組み付け方法にはより気をつかう

超硬製の特殊な治具でベアリング位置の確認と修正をする

ベアリングチェッカーも超硬製、IOSベアリングは回転性は勿論、
室温25度/24時間にて1000分台まで精度測定する
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8月 19日 |
「速度を上げるばかりが人生ではない」

There is more to life
than increasing its speed.
インド独立の父と言われた、マハトマ・ガンジーの言葉である
ネイティブ・アメリカンの言葉にも、スピードダウンの重要性を説いている
人間は昨今急ぎすぎている、人間の身体能力は太古の時代からさほど変わらないのに、
機械産業が進んで、人間が制御できない速さの機械、乗り物に、結局人間は使われてしまっているという
思えば私など100%当てはまる(笑)
あれほど敬遠していた、スマホを日常的手に取り
ボートのエンジンをさらにパワーアップしたあげく
喫水が下がって、大好きなシャローに入れなくなり
そこで速さでなく、私に必要なのは如何にシャローに入れるかが重要と気づき
ボート屋にお願いして元のエンジンを買い戻した経緯がある(笑)
沖のストラクチャーを最新式魚探で狙う釣り方も流行っているようだが
それより目視で感じるシャローを狙うスタイルが性に合っている
ここで少し立ち止まる意味で、カナディアンカヌーとやらを購入することにした
そう、究極のカーボンニュートラル・スタイルである
カヌー自体は北海道のチミケップ湖等で散々使い、慣れている
意外な安定性と2人でも長さがとれるのでキャストしやすいこと
さらに、パドリングながらも直進安定性がすこぶる良いことなど
意外と怖くない安定性と、動力がないぶん準備が降ろして完了という利便性も魅力の一つ
さらにボート乗り入れ禁止であっても
SUPやカヌーはOKの湖は結構あるので乗り入れが出来る
魚が釣れると、水際に近いこともあり、より自然とのリアルな一体感もあった
巷ではフイッシング用というと、シットオンタイプが流行っているが
体が硬くあの姿勢は無理と早々に断念、
過去にもこの手の乗り物は、フローター→フロートボート→ミニボート→ゴムボート→インフレータブルデッキと
現在まで色々と試みてきた
その中でもある程度の積載量があって、景色に溶け込むスタイルとなると
現在のカナディアンカヤックに落ち着いた
しかし、購入したはいいが、売主さんは、自分のカーキャリアから軽々とカヌーを一人で降ろして、
ヒョイと!私の車にキャリアに載せてくれた
そんなに軽いかな??と今度は自分で降ろそうとしたら
30Kgのカヌーが一人では絶望的に重いのである
20歳代の頃には60キロもあるアルミボートをカートップで毎週全国に出かけたことが嘘のようにずっしりと重い
降ろそうにも苦戦していたら、駐車場にいた、いかにも不良そうな若い人達が
手伝いますよー!!と快く手伝ってくれた(笑)
釣りを終わって、いよいよ車に積み込もうとしてなんども車から落としたのを見かねて
今度は、駐車場に居た、マフラー改造バイクの暴走族風のお兄ちゃんに
手伝いますよー!!と手伝ってもらった(笑)
見た目は怖そうだけど・・・・みんな心優しく声をかけて手伝ってくれた
人は見かけで判断してはいけないものである(笑)

広々したインフレータブルデッキ
これにフットコンを取り付けてやってはみたものの・・・・

カヌー自体は意外と直進安定性がよく 最大幅は90cmくらいある。
パドル一漕ぎでスイスイと進む(笑)

風を利用しながら、パドルを操るのも楽しみの一つ
半日釣行時、セッテングがお手軽なのもいい

カヌーは釣りを超越した楽しみが無限に広がる
唯一の懸念はその重さ(笑)
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8月 14日 |
「ミニチュア・アンバサダー分解」

子供向けのドラマとして往年の名作と私が確信している機関車トーマスやサンダーバードがなんと、
昨今CG化してリバイバルしており
その綺麗過ぎる画面にかえって違和感を覚えたことがある
やはり個人的に思うサンダーバードはぎこちない人形劇と徹底的に作り込まれたジオラマ感が最高で
リアルでギミックな仕掛けなどが子供心にドキドキ、ワクワクとさせ
特にサンダーバード2号が発信する時ヤシの木の倒れる様や
ロケットの硝煙などが今見ても感涙ものである(笑)
さて、巷で昨今一部のマニアが盛り上がっている一つにミニチュア・アンバサダー2500Cがある
これはABU100周年記念のノベルティグッズとして、アンバサダーの代表的なリールのひとつ
2500Cをミニチュア・マスコット化したものである
入手はABU製品を1万円以上につき、1個という数量限定商品で
既にプレミアム価格で取引もされている
完全に作動しないので個人的にはレプリカとは呼びたくないが
メタルパーツの質感といい、なかなか興味をそそるのである
私の入手したのは、ブラックカラーのモデル
とりあえずはハンドルは回るが、あとの機能はモニュメント程度
せめてスプールでも回転したらなあーとか
もしかして実際に使えないカナーと思うのは
サンダーバード世代の釣り人の性というものである
早速分解してみることにした
これが意外と手強い
完バラまでは通常の2500Cと大幅に手順が違い手間取ってしまう
いくらマスコットサイズとしてもこれを分解、ある程度組み立てることは
昔精度の悪いアメリカ製のプラモデルをつかまされた感情に近いものがある
結局はせっかくのオーバーホールだからと、深夜までかかってチューニング
ミニチュア・アンバサダーのハンドルとスプールはクルクルと回るようになった
やはり今後はキャスト &リトリーブの実践仕様にカスタマイズしてみたいものである



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7月 16日
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「アクリスタ2&ゼノン実釣レポート」
皆さまお待ちかねのアクリスタ2の進捗についてお知らせです
ようやく発売時期の目処が立ちました、早ければ今年中にはなんとか形になる見込みです
今回のアクリスタの最大の特徴は、光沢とデザイン性に優れるアクリルノブでありながら
防水性を強化した仕様となり、より一層ネイティブフィールドやソルトシーンで積極的にお使いできます
ハンドルノブの防水面のネックであった、ハンドル根元とノブとの防水境界において
IOS独自のシールド構造(ケロケロパワーシールド)を採用することで
一時的にノブが水没したとしても、最小限のダメージになる構造です
これは物理的及び化学的構造の相乗効果により防水面を強化するコンセプトです
乞うご期待ください。
またお約束の、IOSフルカスタムABUゼノン2000SHの実釣レポートです
バスのサイズは30cm前後、時に50cm超の鯉も楽々寄るパワー
結論から言うと、ほぼ問題無しのリールです
巷で懸念されている、ライントラブルも時には、
キャスト後にあえてフェザリングをしないでラインのヨレを確認した所異常無し
ドラグも鯉まではなんとか(笑)巻き感度もヌルヌルとした現行のフラッグシップに近い質感が、今も維持されています
キャストした時のスプールから発生するピロピロ音も楽しいリールです
もう少し使い込んでみようと思います。

キャスト後にあえてフェザリングをしないで、ラインのヨレを確認

バス以外に鯉もテストに参加(笑)、巻きは小さなボディから想像できないパワフル感

色々なフィールドへ出かけてテスト
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6月 20日 |
「桧原湖、IOSカスタムでハッピーな1日」
どんな釣りにもシーズンというものがある
ここ桧原湖も、今がベストシーズン
特にハルゼミが落ちてバスが釣れるシーズンは私のもっとも好きなシーズンでもある。
しかし平日と言えども、多くのアングラーが絶え間なく木の下を攻めている光景も珍しくない
プレッシャーがそこそこにかかるフィールドを攻略するには
虫パターンを初めとしたライトリグを駆使して、ある程度の距離をおいてキャストする必要性があり
わずか2gにも満たないリグも、飛ばないよりは飛んだほうが良い結果が出ることが多い
さてそんなことを考えていると
同行のお客様達が早朝よりヒットが止まらない
IOSのラインローラー の恩恵はわずか数グラムの虫ルアーをはるか遠投にキャストし、
ナイスなスモールがヒットすれば、 IOSドラグシステムはフッキング時には、オフセットフックを貫く粘りをもちつつも
走ればスムースにかつカバーに突進するバスの主導権を常にキープする
リニアな特性が多くのユーザーを虜にする
今や桧原湖は、ライトリグをより遠くに飛ばしたいから
IOSラインローラーの採用を始めているアングラーが数多くなってきた
さらには、沖で2LBや1LBラインが使われ始めている。
勿論3LBと1LBで比べたら、ライトラインのメリットは数多いが
それを影でサポートしているのがIOSドラグシステム
興味深いことは、バスプロと言われる人達やガイド達まで近年採用して結果を出していることである
バスプロは人より多くのデカイバスを釣りたいし
ガイドはお客が釣れないと、収入面が安定しない
ルアーが飛ばないより、飛んだほうがいいに決まっているし
ドラグが悪いより良いドラグがいいに決まっているが
自分の技術に自信をもっているアングラーほど
道具より腕、リールは純正が一番!耐久性があれば良いと思ってる
そんな彼らの中でも、影ではえーっ!ここまでするの ??という人も居る
若い、新しい感覚のアングラーには、さらに先入観無く
スムースにIOS製品を使ってくれている
これらの恩恵は高価なバスボートや魚探やタックル類と比較しても遥かにお手軽でありながら、
確かな体感できる性能がある。
ある意味結果を出すことが使命のような人間達にとって
安定して魚が釣れることは、何よりも嬉しいことだと思う
ただし、スポンサーやメーカーの絡みが強すぎてここになかなか紹介できないのが残念ではあるが
非公式には多くの嬉しい報告が来ている



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5月 27日 |
「05イグジスト ギア無くなりました」
エリアフイッシングにおいて一時代を築いた05イグジスト2004
大変残念なことに、メーカーのギアの在庫がなくなった
IOSで史上最多のチューニング件数を誇り
連日送られてくる05イグジストに、初めて嫌気を覚えたリールである
その理由から、私がこのリールを入手したのは12イグジストが発売になった7年後
それから様々に手を加えてハイパーデジギア仕様という、未だ超えられないハイパワーリールへと変貌したのである。
その理由は、2004番クラスと2508番のシーバスにも使えるリールのギアを共有しているのがその理由
今後、ギアを共用している、2506や2508を含めて
オークションやメルカリの相場は落ちるだろうが
これも時代の流れとして、新しいリールをぜひ御検討されることをお勧めしたい
最後に少し朗報があるとすれば、04セルテート2000や2500クラスはハイパー化が可能である
05イグジストに比べると重さはあるが巻きはシルキーそのもの
ハイパーデジギアのパワーが欲しいと思っているユーザーには最後の選択かもしれない

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5月 21日 |
「とうとう(笑)ケロケロカンパニーへ改名!?」
先日、根っからのカエル好きが高じて、長年親しみのあったIOSFACTORYを改名し、
関係者の反対を押し切って株式会社ケロケロカンパニーに改名した。
おっと!IOSは無くなるの??可愛いけどチャラくない?
名前の重みが軽すぎ !?と思われる方に御説明をしておくと
今回、法人化に伴い、専属税理士と法律関連の顧問弁護士を置いて株式会社を設立。
長年温めてきた「ケロケロカンパニー」を正式株式会社名とすることにしたのである。
ただしIOS FACTORYはリールカスタム部門としてこの先も、
末長く一般的呼名として通用するというので使用していくので御安心ください
思えば20年以上前、家の庭の片隅の作業小屋で
FACTORYと言うには規模が小さすぎの、ちっちゃな工房で
ラトリンラバージグやリール整備、そしてオイルを作って
まったく売れなかったことを思い出すと感慨深いものがある
ここまでこられたのも、IOSを信じて愛用して頂いている皆様と
昼夜を問わず献身的とも言えるほど
情熱を注いで活動しているIOSスタッフのお陰です
これからも、ガレージメーカー当時の初心を忘れず
私自身が楽しいと感じるモノづくりを心がけ
製品には、責任を持って心の通ったサービスを心がけて行きますので
今後ともよろしくお願い致します
2021.5.21 (株)ケロケロカンパニー 代表取締役 岡村 浩
※ リールカスタム部門は今まで通りIOS FACTORYを継承します

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5月 17日 |
「強さか?軽さか?ダイワ編」
05イグジスト2004は今でも人気のリールである
興味深いことに、ネイティブやシーバスでも評価の高い05イグジスト2508のギアとは共用
ユーザーは潜在的に、コンパクトローターの軽い使い心地と
シーバスをもカバーする巻きパワーに惚れ込んでいるのかもしれない
そんな05イグジストもいよいよギアの供給が怪しくなってきた
10ステラ同様に、今まで溺愛していたリールが使えなくなると
次はどうしようかと悩むのも釣り人である
さて、現行の18イグジストはどうか ?
一言で言えば 、機種毎にその特性をさらに明確化している
例えばFCシリーズと言われるラインナップは
軽量を優先しギアは小径化を図りパワーは劣るものの
金属ボディにも関わらず、イグジスト史上最高の軽量化を図っており
軽いからと安易な気持ちで選んでしまうとあとで巻きのパワーが足りないと思うことにもなる
具体的に言えば、LT2500-XHは自重180g
最大ドラグ力10キロに対し、コンパクトボディのFCLT2500S-CXHは
同じ2500シリーズで6:2のハイギア比でありながら自重160g 最大ドラグ力5キロとなっており、
両モデルはギアの互換性もない
なのでパワーを考慮した釣りでは、自重も軽くなったことだし
コンパクトシリーズは避けるかワンランク上の番手を選ぶことをお勧めする

バスでは個人的に18イグジストFC
LT2500S-CXHを愛用
フルチューンは勿論、ラインローラー ダイレクトの遠投性と
巻き感度3lbクラスでも50サイズ余裕のDシステム装着は条件が厳しくなるほど、頼もしく思える

リール自重やリーリングの 軽さは即巻き感度に結びつく

水深6.5mからの今年初の50クラス。Dシステム装着で3LBでも安心
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5月 17日
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「ちょい悪限定IOSリリーサー本日入荷」
元祖秒速、固定式リリーサーのレジェンド
違いの判る、ちょい悪オヤジ専用
IOSリリーサーが完成し本日入荷!
今回も限定100本のみ、お値段は据え置き 9,000円(税別)
第一陣の製品を早々に検品を実施して発売予定。
乞うご期待ください
※ 御購入はチョイ悪オヤジ様限定とさせて頂きます(笑)

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5月 12日 |
「黄金比と白銀比」

さて、アクスタ2の開発進捗である
現在ライナーのデザインと寸法の位置極めの検討中である
対象ハンドルは、シマノ、ダイワとファンネル系
こっちをとれば、あっちがつかずの悩ましい日々
ヒラメキは宝、机に向きあって突如湧いてくるものでもなく
釣りをしている時や寝ている時に突如としてアイデアの波が押し寄せてくる
ライナーパイプだけでも、毎日試作を繰り返し
公差をどうするのから始まり、アールがどうだの、長さをこうするとアールがこうなるだの
開発の奥深さと自分の能力の限界を試されている日々
現在の心境は、兵法で名高い宮本武蔵が
霊厳洞に籠って五輪書を著した心境が爪の垢ほど分かる気がする
さて、旧アクリスタ の縦横の構成比には数々のシークレットが隠されているのをご存知だろうか?
そのうちの一つが白銀比の採用
一般的に美しい比率として1:1.618の黄金比が有名であるが
実は日本人がもっとも美しく落ち着いたデザインと感じる比率が1:1.414の比率をもつ白銀比である。
これらの比率は古来から国内の寺社建築や仏像の顔、日本絵画などに採用されている
アクリスタ を例にとると、最も幅のある部分が22.25mm
横の長さは31.5mm、これは白銀比の計算値31.46mmの近似値に近く
日本人がもっとも美しく感じる比率に限りなく近く
未だ人気が衰えず愛用者が多い、アクリスタ のシークレットの一つである
それはとりもなおさず、大手メーカーが機能的なアプローチでハンドルノブを作り込むのに対し
IOSは趣味という特殊性を考慮した、機能美という美的アプローチを常に意識しているからに他ならない
今回のアクリスタ は機能的に精度を飛躍的に向上し
防塵防水対策を施す検討を同時進行でしているが
やはり最後のカギは見た目の美しさではないかと思っている。

開発中のアクリスタ 2のライナー
ソルトやバス、ストリームなどのヘビーユースも考慮して
少し大きめ、旧タイプの角ばったライナーに対し
より女性的な曲線を描くのに1年の歳月がかかるとは・・・

思い立ったら深夜でも朝まで続行。
独特のカーブと構成比そしてサイズ感のインスピレーションを感じたら即具現化
デザイン性を損なわずに、3種類のメーカーに対応する高度な汎用性も考慮する

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4月 29日 |
「渓流ベイトに使えるか?ミリオネアCTTW」
ミリオネアCTTWと言えばバス用の軽量ルアーの巻物リール
そして12LBクラスを想定したCTコンセプトの深溝スプール
慣性力を極限まで軽減する、スティーズ同じく超軽量G1スプールは
バス用リールとして丸型派にはオススメするリールの一つである
そして、渓流で使いたいけど、丸型リールが無いなーとか
軽量スプールがついてる丸型リールって無いかなーって
そう思っている方にも、深溝スプールだから下巻きが必要だけど
オススメしたいリールがミリオネアCTTWである
今回持ち込まれたリールは、IOSモニター新田氏が渓流で使うと言うことでカスタマイズ。
現在ハンドルはIOSスワンWハンドルとノブは花梨か黒檀で悩み中
中身は軸受スプールは007のオイルで3g以下がイージーキャスト
見かけはゴッツイけど、とても優しい!

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4月 18日 |
「グリス塗布はこれで決まり!」
新品リールだからとオイルやグリスのメンテは必要ないと思われている方は多い
メーカー出荷の時点でグリスやオイル塗布されるのが普通だからである
だからリールが調子悪くなったら、個人的に出来る範囲でメンテしたり
メーカーにオーバーホールに出すというのが一般的な考えだと思う。
だからイベントでも、お客様によっては新品のリールだから
メンテは要らないですと断れてしまうのである(笑)
さて考え方を変えて、新旧のリールの状態を良くすると思えばどうだろうか?
えっ!今より?? と思われる方にこそ、IOSのオイルやギアグリスを使ってほしいのである
とかくチューンナップと言われる類は、全バラして、カスタムベアリングを入れて
色々なカスタマイズすることを連想するが、私の考えはオイルやグリスでメンテするだけでも
立派なチューンナップと考えている。
実際その効果のほどを国内外のアングラーが体感している
この原因は、IOSオイルやグリス中のたった数滴の中に秘められた数々の有効成分が
現状より巻きの質感を向上させているのである。
しかしながらその塗布方法についてオイルの塗布は比較的容易であるが、
ギアグリスの塗布については専門滴な分解や知識を伴ったり、
塗布するものがドライバーの先であったり
便宜的に適したものがなかった。
今回は長年の課題を「I.works」から具現化したいと申し出があった。
Iworksとは、IOSのモニターでもある井川氏のワークスネームである
得意の超高精度金属加工技術を生かした、彼のカスタムメーカーとしての夢が
私の創業初期とタブって応援したい気持ちになり
現在はIOSの様々なモノづくりのお手伝いから独自の製品開発まで
彼持ち前の探究心と技術力を武器に
リールカスタムメーカーとしての伸びしろを感じている逸材である
近年では、ラインローラー インパクトHardの鏡面研磨加工も彼自身が手がけている
初対面ではイカツイ顔からして、なんか怖そうでヤバそうな奴だなあーと正直思ったが
私同様に人見知りが酷い性格らしく(笑)、その後付き合いを続けていくうちに
内心はとてもシャイな性格だとわかるまで時間がかからなかった
そんな彼とコラボという形で実現したのがプロフェッショナル・グリスアップツールである
特徴的なのは品質面で一切の妥協をせず、テルモ社のシリンジを採用し
従来比較的容易にグリスアップ出来るダイワリールをはじめとして
シマノのステラへもギアグリスが塗布出来てしまう、カーブド・ニードルを採用
なかなかギアのグリスアップが出来ないでいたシマノユーザーにはまたとない朗報である
購入は https://i-works.shop まで

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4月 12日 |
「管理釣り場・サポートスタッフ」
昨今のコロナ事情で管理釣り場では初心者、家族連れが目につくようになってきた
昔なら近所の小川でフナ釣りや川魚釣りから始めたものだが
近年は野池の締め出しや釣り場環境の悪化から
管理釣り場は、ルアーや餌釣りを問わず釣りを始めるとても良いきっかけになると思っている
時には、お父さんと子供が喜び勇んで
買い揃えたばかりのルアータックルと魚をいれるフラシを持参して釣りをする光景は微笑ましくもあるが
しかし、そんな彼らに実際の現在のエリアは手厳しく
常連達が多くの魚をキヤッチする横で、高価な入漁料金を支払ったものの
帰りに持ち帰るはずの魚の姿が無いことも珍しく無い
確かに常連達のただならぬ装備に圧倒され
寡黙なサングラス姿に威圧感さえも感じるかもしれない
結果初心者はより釣れない場所に追いやられて
判らないだらけで、独特な雰囲気から聞くにも聞けずしまい
一度や二度も釣れないとなると、離れるのも早いのも初心者である
時には幸運にも優しい常連が教えてくれることがあるが
慣れない初心者を教えるのはリスクが伴い、自身や相手の怪我の危険(帽子やサングラスをしていないことが多い)
本人所有のルアーの損失、タックルの破損や損傷など
貴重な時間を割いてのフォローとなると(勿論全て無償)
正直なかなか辛く覚悟がいるのである
本来は管理釣り場のオーナーが親身にそういった方達の手厚いフォローをしてほしいと願うが
ほとんどの実際の管理釣り場において
限られた人員で全てまかなうことは現実問題として難しい
勿論しっかりしているエリアもあるにはあるがそれはごく一部でしか無い
そんな時に私が常々思っていることは
現場での困りごと全てを託せて、レギューレーションに対しての一切の権限をも持たせた、
監視&サポートスタッフの配置である
おせっかいにならない範囲で、エキスパートの技術を駆使して
ソフト面では、管理釣り場の基本的マナーやレギュレーションの説明
ハード面ではリールの簡単なメンテが出来ること
そして現場ではライントラブルの回避から、キャスト、実釣のアドバイス等
困っている人達に少しでも手助けが出来る、優しく声かけが出来る
そんな社外スタッフの配置はできないものかと考えている
そして大切なのは、それらをより充実したものにするため
メーカー、管理者、そして現場の常連の方の協力が不可欠であると考える
考えられるメリットを考えてみる
管理者は、サポートスタッフを配置させることで
時期アングラーの育成によるエリア市場の活性化を図る
サポートスタッフは一般人を面接採用、識別可能な名札を装着して、
好きな日時と時間で無償で好きな釣りをしつつ、常時巡回をしながら
メーカー色の強い押し売りは避けて
エリア設備やお客様のサポートをするべく技術や労働力を提供する
ルアーメーカーはサンプルルアーの無償提供をすることで
販促効果や時期アングラー育成によるエリア市場の活性化を図る
リールメーカーはサンプルリールやロッドの無償提供をすることで
販促効果やアングラー育成によるエリア市場の活性化を図る
カスタムメーカーはメンテオイルやカスタムパーツの無料提供により
時期アングラー育成によるエリア市場の活性化を図る
現場の常連達は、使わなくなったルアーやリールを提供し
管理者はそれをレンタルタックルとして使用
サポートスタッフはそのリールをメンテし
提供元の彼らには多少の便宜を図り、レンタル経費の節減
初心者には上質なレンタルタックルにより釣りがしやすくなり
時期アングラーの台頭は管理釣り場の活性化をもたらし
その収益が少なからずとも、エリアの魚の放流量に回ることもある
とまあ。色々と偉そうなことを書いてしまったが、
関係者がWin-winにならなければ長続きはしないのである
賛同される管理釣り場の経営者様の御検討よろしくお願いいたします
御理解頂けて実施して頂ける管理釣り場には
弊社としても、サンプルのメンテオイルや
大会等の協賛品の提供をさせて頂き影ながらご協力をさせて頂きます

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4月 9日 |
「タングステンラインで夢のボトムリトリーブ!?」
一般的な重いと言われるフロロカーボンラインの比重が1.7に対し
今回紹介する、あゆ釣り用のメタルライン系
タングステンの練糸ライン「メタビート」0.2号/1710gは12.4の高比重
理論的にはトローリングのレッドコア・ラインのような高比重ライン効果で
管理釣り場で使う、1gアンダーのマイクロスプーンがボトム付近で早巻きしても
浮き上がらないのではないかと考え、実施したインプレを紹介したい。
タックルはベイトタックルで使用することにした
理由は金属ラインの欠点である、ヨレてしまうと激しくキンクしてしまうこと、それはヨレて折れ曲り、結びコブが出来やすくなる
スピニングよりこれらのリスクを軽減するにはベイトが理想と感じた
懸念はドリルの刃にも使われているHv硬度で300もあるタングステンが
Sicガイドを削らないかという心配である。
理論的にはSicはセラミック
ダイヤモンドの次に硬い硬度でHv値で3000以上はあるので、とりあえずは安心
キャストは、軽量のルアーがキャスト可能なダイワ・スティーズAirを使用
IOS-007を塗布した高精度IOSベアリング採用することで
今回も0.8g程度までキャストして釣りが出来てしまう驚くべき性能
しかしながら実質的には1〜2g程度が現実的な範疇
全長16m/3,200円の高価なラインのバックラッシュに怯えながら実際にキャストする
興味深いのは16mのライン重量が約1gあるということである
よってラインを16m以上、バッキングまで出してしまえば+1gの重さがルアーに加わる計算となり
その理由がよく判らないが、キャスタビリティは想像していたより快適で拍子抜けする
キャスト後本題のラインの沈みの速さは劇早!というものでも無いが
ゆっくりでもない、まあー早いのかなー程度
着底と同時にリトリーブ、水深はおよそ3m位で
いつものフロロと比較してまあーボトム付近をトレースしやすいかな?程度
次にキャスト後にしばらく底をとって放置したら
ボトムの藻がライン全体に張り付いて、結果その藻がスプーンにひっかかることになるわけで
釣りどころではなくなった。
タングステンラインと言えども0.2号とやや太めもあるが
水中の抵抗は影響するわけで、単に比重の大きさが沈みに直結するわけではないと感じた
次回はこのシリーズ最小の0.03号520gという極細ラインで
水の抵抗を極力軽減することを期待してテストして、エリアでのマイクロスプーンのボトム引き
アジングのジグ単での中層からボトム引きをテストし
さらにはバス等でシンカーレスのワームボトムズル引きの可能性も見出してみたい。


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4月 8日 |
「渓流ベイトフィネスの落とし穴その3」
問題 5 そもそもアップか?
これほどまでに巻き取りが遅いベイトリールをアップで使う必要があるのかという問題がある
ベイトタックルは実際問題として行く川を選ぶのである
反面ベイトをクロスやダウンで使うと、ベイトリールのデメリットが軽減して
フリーでルアーを流し込んだり、ダウンでスイムさせながら流し込みながら
アタリがあればスプールを押さえてのフッキングなどの芸当も
流し込む時にはフェザリング主体のスピニングより、フッキング等ははるかにやりやすい
問題 6 ショートロッドでいいのか?
アップストリームでは便利で楽しいショートロッドも物理的にスピニングと違いベイトリールは
スプールを回転させてキャストする構造の為
どうしてもスピニングのような鋭いキャストが苦手であり
キャストにはスプール回転のタイムラグが生じる。
さらにショートロッドはその特性上どうしてもコンパクトな振りになり初速が付きすぎてキャストしずらい。
よくあるのは、バットが固くてベリーから先が極端に柔らかいショートロッドである
実際に快適にキャスト出来きてしまうが、それとてあくまでアップでのタダ引き&ジャーキングのリトリーブ主体の釣りにならざるを得ない
これでは渓流のわずかなスポットや水深が深い場所でヘビーシンキングミノーを
精度よくリフト&フォール操作する技法は難しく
出来たとしても、ルアーアクションが大げさなにならざるを得ない
実際問題として思うのは、日本のハイプレッシャーが普通の河川でタダ引きで容易に釣れる川は限られ、釣りこぼしも多い
さらには、テップが柔らかいロットはフッキングがどうしても甘くなるし
イワナの硬い顎を貫くパワーが不足することが多く
バットのフレックスだけでキャストすることになるので、初速がつきやすく
スプール回転ムラが出やすくバックラッシュしやすくなり
5フィートのロッドであっても実質3フィート程度のロッドがキャストする感覚となり
キャストフィールが極端に悪くなる
昨今はスピニングもベイトロッドもショートロッドが流行しているが
様々な基本性能においてハンデがある(それも楽しみの一つであるが)
反論を承知でいわせてもらえば、これからベイトフィネスを始めようとする方には
6フィート以上の、荷重に応じてスムースな弧を描く可変テーパー系のトルキーなロッドをお勧めしたい
長いと思って、柔らかく短くしたところで、ルアーアクションがやりづらくなる
また川の形態によっては、ラインスラッグの処理に大変気を使う
無駄なラインを出しすぎてフッキングやアクションまで至らないことが多々ある
ハイギアリールならラインスラッグの処理もノーマルギアだと巻き取りが忙しいのである
また前述のクロスやダウンストリームの釣りでは
ロッドの短い分流すコースが確保出来ずに川の流心部まで立ち込が必要になる場合があり
水深があり流れが早い川では無理がある
私がこれから渓流ベイトフィネスを始めようと思っているビギナーには
ダウンストリームで6フィート以上をすすめる理由でもある
問題 7 ショートハンドルで良いのか?
渓流ベイトフィネスリールで使われるハンドル類は
リール本体とのルックスを考慮してショートハンドルが多い
これは古来ベイトリールはダイレクトリールしかなかった当時
キャスト時にハンドルも回転する都合、ハンドルはできるだけ短く
尚且つ、シンメトリーがとれるダブルンンドルが都合が良かった為である
しかし、ローギアの特性上、巻きはどうしても早巻きとなるので
最低75mm以上の長さが現実的だとは思っている
極論 まとめ
スピニングならそこそこの汎用性があるのでそこまでシビアに考えなくても良いとは思うが、
ベイトリールとなると慎重な検討をされることをお勧めしたい
私の場合、リールはアンバサダーを主体に
6g以上なら五十鈴リールも使用はする
以前書いたが、レベルワインドのオシレート・メカニカルロスが少ないアンバサダーのほうが
同じ3g比較ならキャストしやすい
ルアーは4g前後のヘビーシンキングミノーかハスルアー が主体
ハンドルはアクション主体なら左巻き、
ダウンストリーム等で巻き主体ならリトリーブ中にアタリをとる都合、圧倒的に右巻きが使い易い
そしてキャストは開けた川以外はほとんどピッチングが主体
流れの緩い川ではアップストリーム
流速が早ければクロスかダウンを主体に6フィート以上のロッドを使用している
使用するリールはフルチューンしたアンバサダーや五十鈴リールを使用
特にアンバサダーはフルチューンのビフォー&アフターが極端に変貌するので面白い
但し、行く川でスピニングの選択肢も柔軟に考えていく
もっとも、こだわりはしかるべき、あくまで一個人の意見として参考にされたし

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4月 5日 |
「渓流ベイトフィネスの落とし穴その2」
問題1 そもそもリールが飛ばない
これは回転が悪いこともあるが、リールには理論的にキャスト可能なウェイトがある
極端に軽いルアーになると、管理釣り場のようなオープンウォーターで
とりあえずキャスト出来ますよー的なことでは渓流は通用しない
ピンスポットキャストが当たり前のポイントに入れてリトリーブする必要がある川だと、無理が生じる
アンバサダーや五十鈴リールに軽量スプールを装着すると
スプールの回転の慣性力が弱まりバックラッシュしずらくなることはある
その反面、キャスト後半に急速に失速するフィーリングがある
この特性に違和感がある私は、アンバサダーや五十鈴リールには純正スプール派
その理由は、キャスト時にレベルワインド連動型の為
重くて回転の悪いレベルワインドを駆動させる必要から
やや重めのフライホイール効果をスプールにもたせてあり
その結果かえって、3g台でもキャストフィールがよく
キャスト終盤のルアーの伸びが良くなり、ルアーの弾道がイメージしやすい
これは軽量スプールが悪いというわけでなく
リールの構造的な問題なのである
因みに五十鈴リールやアンバサダーに軽量スプールを組み込んで
レベルワインド機構をキャンセルしてキャストすると
まるで現行のバス用ベトフィネスリールをキャストしているような
大変伸びやかで、どこまでも軽いルアーがキャスト出来てしまう
但しリトリーブをしなければの話である(笑)
この深いレベルワインドのメリットの話は後日にて・・
いずれにしろ、2021年時点で1g前後のルアーを、とりあえずキャスト出来ますよ的でなく
実釣で使えるリールのベストはダイワのスティーズAirであるが、渓流で映えるかどうかは別問題である
そうなると強いて丸型リールをあげるならコンクエストBFS位であるが
後述する巻き取り長ではスティーズAirには劣る
つづく・・
問題2 リトリーブスピードが遅すぎる
一般的にスピニングと比較してベイリールはリトリーブスピードが遅いから
流れの早いポイントをアップで攻める時
巻くのに精一杯でルアーのアクションもままならなず
特定の釣り場でしかその味を発揮できない危うさがある
一般的な渓流ベイトで比較すると、巻き上長は(cm/ハンドル1回転)
アンバサダー2500が56cm(ハイギア仕様)、五十鈴リール 420/421は42cm
比較的入手がし易い、カルカッタコンクエストBFSが68cm
性能重視で言えばスティーズAirで
80cm! これはステラC2000HGの82cmに迫る
軽量スピニングの代表格カーディナル3は65cm
(スプールの最深部からはおよそ60cm)
と色々考えてみてもスピニングが
いかに巻き取長が長くアップストリームでは使いやすいことがわかる

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4月 3日 |
「渓流ベイトフィネスの落とし穴その1」

子供の頃から落とし穴好きな私は、道端の至る所に落とし穴をしかけては友達を落として悪ふざけをしていた
今でいえば、犯罪モノの大変な悪ガキである
その他のいたずらでも、相手の両親からの通報で
校長室に、悪友とともに何度も親同伴で訪れたこともしばしばであった
流石に50も過ぎれば落ち着いたかと思いきや
むしろ子供返りというか、やんちゃ度がエスカレートしている今日この頃である
さてと、前置きが長すぎて、落とし穴じゃなかった(笑)
個人的に究極に美辞麗句と思える渓流ベイトフィネスの話である。
本来きちんとツボを抑えれば、難しいと言われるベイトフィネスも快適に使える所か
スピニングには到底かなわない多くのメリットがある
ベイトは味があるからとか、カッコイイとか上手そうな人に見えるとかだけだと本当に使いこなせているとは言いがたく、
長続きもしないので翌年はタックルさえも手放してしまうという不幸なケースが多々ある
そういう見栄えだけでない真のメリットを見出すことでさらなるディープな世界へとハマるのである
しかしながら、IOSも含めた、私利私欲にまみれた業界人の悪質な落とし穴が
多数しかけてあるから注意されたい(笑)
特に、これから始めようとしているユーザー
そして今ハマっているけどなんとなく違うなと感じているユーザー
はたまた、飽きてしまってスピニングがやっぱりいいや!と思っているユーザー
彼らにとってベイトフィネスが健全な方向へ理解され、有益な情報となれば幸いである
因みに今回のコメントは私の個人的主観なので
俺は違うよなあーと思っている方はオヤジのボヤキだと思ってください(笑)
また、けしてベイトタックルを否定しているものでもありません
一般的に渓流ベイトフィネスのイメージはヘビーシンキングミノーを中心として
軽量スプール&5フィート前後のショートロッドを使っての源流に近い小規模河川でのアップストリーム主体
そして、リトリーブ主体の釣りではないだろうか?
一見これはある種の確立されて(しまった)イメージとなっている
ベイトリールだから、重めのルアーはキャストしやすく
オーバーヘッドキャスト流れのピンポイントをアップストリームで射抜く快感は捨てがたいとなると、ショートロットが理想
流れが早いから、巻きのスピードも忙しくなるのでリトリーブ主体となるのもわかる
ただし、この理想とも言える環境が日本の川にどれほどあるかが問題なだけである
よってこれから始めようとするユーザーは、そのイメージに酔い
メディアの美辞麗句な情報を頼りにベイトフィネスタックルを揃えてしまい
実際の現場で、様々な問題に直面してしまうのである
つづく・・・

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3月 28日 |
「プライドってなんだ、失敗とは?」
私の若い頃と言えば血気さかんというか
競合メーカーに喧嘩を売りに行くようなことを平気でして周囲をヒヤヒヤさせることもしばしば
さらには、リール整備でまわりからチヤホヤされて、俺のリールチューンは最高だと勘違いして
思い上がった挙句に、後日恐怖のどん底に叩き落とされたことも多々あったが
落ち着いたねと、周囲にも言われるようになったのが昨今である(笑)
リール整備はある意味魔物みたいな所があって
そこそこに上手く仕上がると、周りは感動してくれるし
俺って天才 !?神!?と勘違いするのも無理はない
そうこうして仲間のリールを気軽に整備すると当然上手くいかないこともある
相手はその仕上がりに納得しない
疑心暗鬼が続いて、友達を失うというケースを30年に渡り見聞きしてきた
もっとエスカレートすると見知らぬ相手からお金をもらって整備して、トラブルのケース・・・・
同業者で辞めていくのは、それに精神的なダメージが加わるケース
リール整備で上手くいかないのは当たり前、そんな時も動じず対処方法の引きだしの多さがキャリアというものだと思うし
こればかりは場数を踏んで、これでもかと打ちのめされて
自分自身で覚えたことは血となり肉となるのである
なのでチャレンジするのに上手くいかないのは当然
中途半端なプライドはその人の成長の妨げにもなる
「プライドとは自分の仕事に責任を持つことであり、今のレベルにしがみつく為の威嚇ではない」
失敗は一般的にネガティブなイメージに捉えられるが、とんでもないことで
チャレンジしている証拠であり、上手くいかないことは当然でもある
日本人の悪い癖というか、学校のテスト減点教育なのか知らないが
失敗=悪とする風潮があるから、若い子は失敗することを極端に嫌がり避ける風潮があるように思える
なので少しばかりの上手くやった本人の業績さえ
わずかな失敗の影に隠れて、凡人達に叩かれて、蹴落とされるケースも多々ある
世界的にみて日本は天才が育たない土壌とも思える
そもそもリール整備も含めて様々な開発案件も最初から上手くいくはずはないのである。
過去にはIOSの認識の甘いテスターやモニターの中には新規プロトを配ると
ダメです。使えません
と、自分の改善意見や実施内容を試みようとせずに
一般ユーザー目線の短略的なコメントを発言するメンバーがいたが
わざわざ自分の開発能力がないと言っているような恥ずべき発言である。
失敗は悪でもなんでもない。
発明王エジソンの言葉を借りるなら、
上手くいかない方法を数多く発見したのである
これらの繰り返しは今後もしばらく続くと思う、停滞は後退でもあるから。
IOSの事務所(ただの小屋です)の中庭にカエルが鎮座している(笑)
個人的にカエルが好きという理由もあるが
それにしても事務所もいたるところがカエルだらけである
理由は、一つの願掛けみたいなもので
イベントや遠征が続いて各方面へと突っ走っていても家に無事カエルことがなによりありがたい毎日
いずれにしろこんな言葉が最近でるようではジジイの仲間入りである(笑)

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「こだわりを捨てる勇気」
昨今のテレビ番組を見ると、こだわりの食材を使ったグルメ番組のいかに多いことか
そして、釣り業界にも拘りましたと言われる製品のいかに多いことか
私はいつもこういった内容をみると疑問に思っている
IOSが創業以来コダワリの広告を出してないのは
業績を伸ばして、背負うものが多くなることで
多忙になってしまい、好きな釣りに行けなくなってしまうという理由もあるが
コダワリというものが、経営面で邪魔な時が往々にしてあるからである
えっ!コダワリのメーカーじゃないの?と思うかもしれないので誤解のないように言っておくが
私にとってそれはわざわざ人様に言うものでもないからである。
私のコダワリとは、さらに良さそうなものを常に探しに行くことであり
今より理想的に優れているものが見つかった時は、
既存の取引メーカーだろうと今までのやり方だうろうと、
温情を捨てて、コダワリをとっとと捨てることがまたコダワリでもある(笑)
そうでもしなければ新しいことは見いだせないし
時代に取り残されてしまう。
そうやって苦労してコダワリ抜いて作っても一度作りあげてしまえば過去のもの
経営面から究極な表現をすると停滞は後退。
むしろ私はこれからの製品開発案件にとても興味を惹かれる
釣業界も含めて産業界は日進月歩、実にシビアで厳しいものである
釣り人間が様々な観点から、その時代に即した製品を評価する
メーカが自信満々に素材や開発費をかけた自信作であっても
性能に見合わない高額で、製品にオーラがなくデザインが悪くて、
アカンかったらそれはアカンなものである
わかりやすく言えば、美味いラーメン屋の看板は
美味いという文字がないのと同じで(笑)
付き合いがあるからと不味いラーメン屋に私は行かない
職業柄ありとあらゆる業種を経営している方とお付き合いがあるが
トップを走っている会社の社長ほど、既存の概念を常に疑い
時代の流れを見据えてコダワリを意図的に避けているように思える
逆に言えば、業界から取り残されたメーカーほど
過去の栄光と名声とコダワリにがんじがらめになっていることが多い
同じコダワリなら、もっと柔軟な方向に向かってほしいものである
釣り店舗にもそれが言える
古い体質を全て悪いとは言わないが
つまらないガチガチなコダワリなら無い方が事を進めやすいのは確かである

1 元祖秒速!猫の手IOSリリーサー。再販に向けて最終調整中
ちょい悪オヤジが身につけてサマになる、リリーサーって意外と少ないことにハッとしたのがその理由

2 次期ラインローラー インパクトはステンレス製
磨きとディンプルの処理も最終調整に入った
耐久性を重視するソルトアングラーには朗報である
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3月 14日 |
「18ステラ とっても地味だけど大きな意味が!?」
18ステラをリトリーブしていると気になる引っかかり感やゴロ感。
様々な原因が起因しているが、
10ステラ時代から私が注意を払っているのが中間ギア同士の接点、
最近の18ステラの中間ギアは樹脂化してなおかつマイクロモジュールギアとなっているので
強い衝撃が加わると真っ先にやられるところでもある
もちろん新品交換がベストなんだろうけど
新品でも問題あるものはドライブギアも同様
こんな時は長年使い込んだオイルストーンで気合い入れて研いだアートナイフが大活躍!
地味すぎる作業だけど、BOSEのスピーカーからは高中の渚のモデラートが鳴ってたりする。
オシレートの引っかかり感がなくなってスルスルとオシレートする様は快感!
俺の目いつまで見えるかな?



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3月 6日 |
「2021年犀川とセルテート 最終回」
犀川本流に佇み、川面を眺めていると
この広い水域に一体どれだけの魚が生息しているのだろうか?
彼らは私のちっちゃなルアーに気がついているのだろうか?
もしくは、想像以上に多く生息しているがルアーを見切っているだけなのだろうか?
そんなことを毎回自問自答する癖がある
低水温からそんな表層には出ないはずだと思って、少し重めのスプーンをややアップクロスでキャスト
そのままドリフトさせて、ダウンに転じるいつもの解禁初期の釣りを試すことにした
この釣り方は広範囲にテンポよく探るには手っ取り早い反面
ルアーのウェイトと流速と自分の立ち位置がとても重要になる
川床をスプーンが小気味よく跳ねながら流していくスプーンは適度にイレギュラーしながら魚を誘う
リーリングの感度ありきのいつもの解禁初期の釣りである
軽く石の割目にスプーンがハマったら軽く煽っての繰り返しながら
下流へと時間をかけて流し込む
その時である
石にハマった、正確にはハマったと思った感じがした時に
軽く煽ったら生命反応があった
渾身のバットからのフッキング
ロッドフレックスがフッキングのしなったままになった
ブラウン特有のローリングも無く、直後にラインが直線的に走ったことで
これはブラウンではないなと感じた。
時折水中からはレインボー特有のレッドバンドがチラチラと見え隠れした
狡猾な魚は、私の身動き出来ない立ち位置を知ってるかの如く
執拗に足元の沈みテトラに突進してきた。
ラインブレイクを心配しつつもデカクマグリスの粘りを信じて半ば強引にロッドのトルクを信じて魚の動きを封じた
19セルテート2500Hは想像以上に寄りが強く、安心感をもって望めた
ドラグも大物用にとIOSデカクマをチョイスしたのが大正解
水流の強い流れで太軸シングルフックを貫通させるのは意外とパワーを要する
トルキーなドラグ特性は、年間を通してタイムレスな釣りに頼りになる
途中強い流れに乗ってしまい何度も絶望的な気分を味わいながらも
ようやく観念したように岸寄りに近づいてきたのは雌のレインボー
70cmにちょい足りないサイズながら、ナイスなプロポーションであった
今年からルアーもリールもロッドも気分一新
優れたタックルは釣り人の攻略を助けてくれることを実感した1日となった。

1ピースロッドと見間違うほどの曲がりを見せるダイワ・ピュアリスト
底石に巻かれるから容易にドラグを緩められないし一瞬の隙で猛ダッシュもする。
ドラグ性能の優越は数を釣っているアングラーほど身に沁みて実感!
ズルズルと滑るだけのドラグでは取れない魚がいる

19セルテート2500H+ダイワピュアリスト78ML+PE0.6号+8lbリーダーの組み合わせ

犀川自己記録は更新ならずだが、ヒレピンの満足のいくサイズ、これからが楽しみである

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3月 1日 |
「2021年犀川とセルテート 3」
春とは名ばかりの冬枯れの川面を眺めていると、例年になくアングラーの人影を見かけない
巷では今年の犀川は芳しくないと話を聞いたり
コロナ禍の影響で人が少ないとも言われている
川は解禁初期らしく減水気味、但し水色は良い
経験からこの水なら食うという感じ
犀川は多数の支流が合流して一つの川になるが
それらの川の影響を受けて、水位や水色は常に変動しているのが常であり、
それらにより攻略をさらに複雑かつ難しくさせていいる
今回はお客様と計3名の釣行、比較的安全で攻略しやすい上流部から入渓、
小さなバイトはあったが乗らず魚影は勿論見かけない。
お昼を過ぎてランチでラーメンを食べてしまった
困ったことに、お腹が一杯になると、悪い癖でハングリーさが薄れてくるのである(笑)
とりあえず魚を見たくて支流に時間をかけるものの
30cmクラスが視認してルアーを追ってくるがノーバイト
今日はダメかな!?と言う自分と最後まで攻めろというもう一人の自分と葛藤しながら時間は刻々と過ぎていく。
本流のポイントは思ったより攻略に時間がかかるものである
そうこうして無反応が続いた後、これが最後と決めた先の因縁のポイントに3名で入ることにした。
ここは犀川でも銀座と言われる所で釣り人の姿が絶えないポイント
ここに入る前も先行のアングラーが攻めていた。
いかにもというポイントな割に正直近年ここで釣れた実績がほとんどなく、
釣れるのは竿抜け的なポイントが多かった私に原点回帰的なポイントで少々照れながらキャストを繰り返した
一つだけ安心材料があるとすれば、高感度ロッドに劇軽巻きチューンのセルテートの組み合わせが
今まで以上に川床の描写性を高めていたことである
より明確に、スプーンの動きを捉えている
これって金属ボディの恩恵なのか?
確かにIOSラインローラーによる飛距離は攻略の範囲を広げるし
巻き感度にも大きく貢献しているのは言うまでもない
続く・・・

犀川の上流部は減水気味、お客様もニーブーツで攻略
ポイントも水流と水深は悪くないと思うが・・・

犀川銀座のポイント、過去に12Lbをぶち切られた因縁のポイントは
最近の実績はほとんどなく、むしろ遠ざかっていた
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2月 28日 |
「2021年犀川とセルテート 2」
ダイワは昨今のリールの軽量化を進めてる時代の流れに逆らうように
イグジストや先のルビアスエアリティ、そして19セルテートに金属ハウジングを採用してきた
少し前にはザイオン推していたメーカーにも関わらずである
今後のダイワはボディは信頼と剛性の金属、それほど荷重もかからないローターは樹脂と
住み分けを明確に最大の効果を狙っていることは私にとって歓迎出来る
04の時代から川やシーバスで使い込んでる初代リアルフォーのセルテートにも関わらず
最新モデルの、ちょっと丸みを帯びているボディに抵抗があるという理由で正直触手が伸びなかった時もあった。
しかしシマノの年々加速する樹脂化の流れと
デリケートなマイクロモジュールギア、そしてユーザーから気軽にメンテナンスの楽しみを遠ざけるかの
ブラックボックス化されたシマノリールに少々嫌気がさしいるのも事実である
19セルテートは金属モノコックボディの剛性感とディスクレンチ一発でギアへのグリス塗布から
簡単なギアシム調整、単独でギア本体さえも脱着可能な類まれな利便性は
長期にわたって安定した性能を要求する
年間釣行日数3桁を超えるような高頻度釣りアングラーには必須事項だと思っている
早速19セルテートをカスタムパーツとベアリング交換のフルチューンを実施
もちろん、簡単なメンテならサイドカバーをIOSディスクレンチで開放して
ギアにIOSギアグリス、その他のシャフトや可動部にIOSオイルを塗布するだけで
マグシールドは残しつつ、しっかりとメンテも出来るところが嬉しい
グリスアップ用の便利なシリンジ&ニードルは、高品質なテルモ社製
i-worksより( https://i-works.shop)近日発売予定
そして、これだけでテイストが一気に激変してくるのはベースとなる体幹がしっかりとしているからこそ、
早速使ってみたい気持ちにかられるが
季節的に極寒ともあり、広島の向井モニターに耐久テストを託すことにした
彼なりに、大小の魚から最大、ハマチクラスを何匹かヒットさせた
その後のリール内部を検証、興味深いのは遊漁船の船長という立場から
頻繁に海で酷使したにも関わらず、ギアはほとんど異常がなく驚きの耐久性に驚愕したのである
ドラグ耐力10kgは伊達ではないようである
それならばと、犀川で導入してみようという気になったのである
合わせるロッドも気分一新、偶然にも大手量販でみかけたダイワ・ピュアリストに一目惚れ。
天然木のリールシートが美しく
軽さと独特のトルク感は、固く曲がらない高弾性に疲れてしまった私には懐かしくもある
さらには操作初期はファーストでいながら、負荷に応じて荷重がスムースに移動し
2ピースの最大のウィークポイントであった遠目でジョイントの部分が特定できないほど
素晴らしさはワンピースと見間違うほどのベンディングカーブ。
ジョイント部の作り込みによるもの
昨年まで採用していた、7〜8万円もする高価なロットと比較しても
全て断捨離するくらいのクオリティが実売8.3フィードで2万円を切る価格で実現
ショートロッドなら1万円の前半でお釣りがくる!
これでー!?と何度もプライスカードを見直したくらいである
このクラスで期待してなかった肝心なロッド感度は
高感度ラインローラー ダイレクトを装着していることもあり
川床に転がしたスプーンの動きが明確に伝わったのには驚いた
おかげで今回の釣行では、ルアーロストゼロとなった
確かに値段が高いロッドはいいものであるという、概念は大筋では間違ってないと思う
しかしながら、過去に数百万もかけて様々なロッドを使い倒して、家に竿部屋まで作って
あげくの果てには、様々なブランクスを輸入して様々なカテゴリーのオリジナルロッドを作って来た授業料として
値札で判断することなく、少しはロッドを見る目が付いてきた気がする。
今更ながら高い授業料である
それらの新規タックルで挑む今年の犀川の準備は深夜までかかってしまった
その様は、久しぶりの犀川に遠足にいく小学生気分
ルアーのセレクトもあれもこれもと、ベストに入れてしまい
ベストもパンパンとなって大変なことになってしまった
次回はいよいよ実釣編です

フルチューンだけがメンテではない、オイル&グリスを塗布するだけでも質感は向上する
グリスアップ用の便利なシリンジ&ニードルは、高品質なテルモ社製
i-worksより( https://i-works.shop)近日発売予定

最近はラパラのタガが外れて、メーカー問わず使うルアーも自由になった
しかしながら、ラパラレスの反動からか、他メーカーのルアーがよくわからないという後遺症(笑)

今回安曇野で使うカーディナル3iと19セルテート2500H ロッドはダイワ・ピュアリスト。
操作性重視のファーストテーパーの腰ながら荷重に応じてスムースにベンディングカーブが移行する
口の柔らかなトラウト類には最適だと思う
軽くてよく曲がるロッド、特にショートロッドの仕上がりが素晴らしい
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2月 27日 |
「2021年犀川とセルテート」

鈍色の空を見上げると数羽のトンビが高く飛んでいた
未だ冬枯れで、渇水している犀川に来てしまった愚かな釣り人を嘲笑うように鳴いていた
私自身、最近の犀川の印象は極端に低く、正直サイズも引数も芳しくない
それでも何度も足を運んで、いつの日か巡り会える大物を夢見て訪れていた
今日もいつもと同じ本流筋に立ち込んでいる
ここは過去に12Lbリーダーをジャンプ一発! 直切れしてバラしてしまった因縁の場所でもある
実の所、私にとって犀川は所々に因縁の場所を作ってしまい
現地に訪れると重苦しい空気しか感じないくらい、因縁バラエイティ・リバーなのである
しかし今日のリールは19セルテートLT-2500Hを使っている
続く・・・
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2月 23日 |
「ルビアス・エアリティ実釣編」

〜体幹の強さが質の高い巻きを実現〜
早速ルビアス・エアリティを地元のエリアへと持ち込んだ
巻きは極めて雑味の少ないヌルヌルとした巻き心地でいながら
ハンドルの重みで軽々と回ってしまうい巻き軽チューンにより
巻きはヌルヌルスルスルといった軽くて上質な巻き心地。
これらはイグジストの上質な巻きにも似ていてる
その理由として、ハンドルの支持軸に上下左右のブレが極めて少なく
極厚のIOSベアリングでギアを支持している理由もあるが
なにより、ギアを支えているのが金属という体幹の強さが理由の一つである
流石に、ダイワ史上最軽量という、イグジストとの同クラス-5gの重量差は体感出来なかったが、
コストパフォーマンスはあきらかに高いと感じた
今回は大物を何匹がヒットした。
以前だと巻き始めのギア支持のズレによる不快な巻きジャリ感が手元に伝わってくることがあったが、
体幹の強さはハンドルから入力した動力をギアの伝達に限りなく置換しているようで
魚がかかると何事もなかったようにスルスルと今までは大きい魚の場合躊躇していたのと対象的に
あっさりと魚がよってくるのには驚いた。
勿論05のハイパーデジギアのイグジストには敵わないが
この巻きパワーはスモールマウスバスで使ってみようという気にもなる
肝心の巻き感度は、18イグジスト同様に嬉しい数々の発見があった
ボディ側が金属、カバー側も同属の金属ということもあり
イグジスト、そしてステラのようにギアBOXの共鳴が増幅する感覚を覚えた
昨今は、リールのボディとカバーを異なる材質の組み合わせとするケースもある
勿論それらのメリットは沢山あるが、この共鳴感は05イグジスト世代にはちょっと嬉しい発見でもある。
ドラグに関しては、Dシステム18系を装着することで1lBラインでも安心してフッキングして、やりとりが出来る
さらには金属的なドラグユニットで金属スプールを受けることで
感度を劣化することなくリニアに巻き感度を増幅している
ラインローラー については、ラインローラー ダイレクト16〜20系を装着する
ここでの懸念として、軽量ローターゆえの宿命か
バランスが狂い巻きのブレ感が生じることである
この場合は、純正のラインローラー の固定ビスを流用することで回転ブレは大幅に減少する。
いずれにせよ、スローなリトリーブではほとんど回転ブレは気にならないし、
装着したほうのメリットがはるかに大きい。
正直もう一台購入してみたくなるリールである。

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2月 22日 |
「ルビアス・エアリティ、フルチューンの実際」
実際の話イグジストと比べて中身はどうなの??
私もそこが知りたい、なので早速バラしてみることにした
ボディはカタログのシルバーぽいイメージより少し黒っぽい
一見バリステックにも見えなくもない黒さの質感があり
18イグジストのクローム感のほうが上に感じた

スプール内とハンドルノブはイグジストと同様ベアリング仕様
ノブは早速プレミアムウッドノブ花梨へと交換

ルビアス・エアリティ FC LT-2000S-Pのローターをバラすとそこにはマグシールドが・・・・

ギアの支持はイグジスト同様のベアリングを採用
肉厚のベアリングでギアの強固な支持を図っていく

ギア比較、右がイグシズト、左がルビアス・エアリティ
イグジストのギアは綺麗にラッピング処理されている
厳密に言うとルビアスのほうが雑味がややある感じ
総評
正直フルチューンするとイグもルビも判別がつかないくらいにハンドルの自重で回る位軽い巻きになった
また外装の質感やストップレバーの廃止など、イグジストとの価格差の努力がうかがえるが、
中身の各部の材質や基本的機能は大筋では同等に感じる。
因みにイグジストのギアを入れてみた所
あーーやっぱりイグジストだなあーと好印象、質感はイグジストの勝ち
しかしながら僅差で雑味が少しあるかなー程度なので気にならなければアリ
次回は実釣編です
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2月 20日 |
「速報!トーナメントエアリティ/リアルなインプレ」

〜やっぱりイグジストをトータルで超えなかった件〜
全国一斉発売となった、ダイワ・トーナメントエアリティ
前評判では、18イグジストを超えたんじゃないかとか?
この価格差は納得いかないとか、巷も今年一番のリールの話題ともなっている
早速FC-LT2000S-Pを入手した
今後はハイギアに入れ替えてバス用に採用する目論見もある。
さて実際に現物を見てみると、
自重はイグジスト比-5gと軽くはなってはみたものの、
全体的な装飾等の質感はイグジストはイグジストだなーと思うのが正直な所
肝心の巻きは、今流行の(本当?)巻きピタチューンに近い
ダイワは相変わらずマグシールド好きのようである
ラインローラー はラインローラー ダイレクト16〜20系を装着
Dシステムは18イグジスト用が適合する
今後内部を検証しながら、実際の現場でのインプレをしていく
乞うご期待ください


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2月 18日 |
「ようこそIOS FACTORYへ!」
最近のコロナ禍でリモートなんちゃらが流行っているらしいので
私なりに、バーチャルなFACTORY(工房)を紹介します。
まあ、一度でも御来訪された方はその狭さに驚くと思いますが(笑)
この手の届く感がちょうどいいんです。
通常業務でもある製品のボトリングとパッケージング、発送業務は大阪にて実施しているので
ここは毎日悪いユーザーが居座るアジトとなっています
リールは色々いじり壊してるのでガラクタ同然(笑)
製品もプロト品がほとんどで、金目のものはほとんどありません
一番大切で価値あるものはモノではないと思っています(笑)

いらしゃいませ!と最初に目がつくのが、リールパーツ類、現行から大昔のリールまで国内外のリール問わずストックしているが、いざ使おうとすると在庫なかったりと(汗)
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工具は、握りものから回しものまで基本毎年買え替ていく、単に組み付ける時間より各部の検証作業のほうが異常な割合で多い。工具は高崎にあるファクトリーギアで揃える
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たまにはラインローラー ビスをねじ切ってしまうトラブルも。あまり緩みどめ塗布しないでね、お互い苦労するから・・ダイワさん(笑)
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カスタムパーツ類の一部、こちらは製品単体サンプル
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ネジ類、これも豊富にストックする必要がある、特にバネは飛ばすから(笑)
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カセットガスストーブで今日も深夜まで頑張る(かも)
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2台目デロンギ君、コーヒーはサンガコーヒー一択
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アンバサダー1軍、1500〜1600まで
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カーディナルとオービス達、たまに五十鈴も
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リールはシーズン毎に入れ替え、今はオシアジガーは冬眠中
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ロッドもシーズン毎に入れ替え、今はエリアを主体に少しバスという配置
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唯一リール関連がない癒しの空間
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セキュリティオタクの為、内外4箇所の防犯カメラと様々なセキュリティを構築して365日24時間監視
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もっかマイブームはストックルアーの断捨離!
特定のルアーのカラーがってなると、どうしても増えていく(笑)
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2月 17日 |
「アクリスタ 2 進捗状況」
念願となるアクリスタ の再販に伴い現在アルミライナーの精度公差及び
表面仕上げの最終調整をしている。
本体の方は3Dプリンターで造形を仕上げ、徹底的ダメ出し作業真っ最中。
アクリルの磨き先もまだ決まっておらず、なかなか進まないアクリスタ の開発。
業者が4社絡むプロジェクトゆえ致し方ない所も理解できる。
そんな中1日も早い再販実現に向け、連日深夜まで極寒の白樺湖のガレージにて、
凍えながらもトライ&エラーの作業を楽しそうにしている熱い男達がいる。


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2月 15日 |
「外来種は本当に悪なのか?」
最近気になっているテレビがある
タレントを使って、外来種の生息する池の水を抜くという内容
「外来種の駆除は正義」という大義名分
さらには「付近の住民が迷惑していますから」という大義名分
この大義名分というキーワードは民意をマインドコントロールする言葉で
戦争を例にとると、正当な大義名分があるのが戦争
大義名分がないのが単に侵略とも言われている
昨今ではそれを政治の舞台に持ち込んで、のしあがった議員もいる
そのおかげで、どれほどの釣りメーカーやボート店
そしてフィールドが衰退してしまったのは記憶に新しい
昨今のコロナ禍での釣りブームは目覚ましいが
それに前述のテレビ番組が水を差して
経済喪失を引き起こしてしまうことを危惧している
勿論バス釣りで野池が釣り禁止になった発端はゴミ問題や違法駐車がある
それらの正義の元に、池の水を全部抜いてしまうという
今のほとんどの日本の流れは、外来種は悪なので水抜いて、釣り禁止にしちゃえ!という安易な流れ
学校でもそう指導しているというから驚く
実際にテレビを見てみると、まるで生き物蔑視の子供には見せられない酷い内容だった。
在来種、外来種の区別なく、水を抜かれた泥の中で生物が苦しそうにのたうち回っている
それを、面白がってはしゃいで捕まえている軽率なタレント達
これで本当に在来種を助けているのかと疑問になる
視聴者特に子供が無感覚に感じて
悪い奴だから全部殺しちゃえ!とゲーム感覚に捉えて
実社会に放されたことを思うと恐ろしくもある
そう、アンパンマンがバイキンマンをパンチだけで許してやる優しさが、
車の煽り運転を代表とする今のギスギスした日本には乏しいのである
そうしたテレビ映えを意識した番組をみていると憤りを覚えるのは私だけだろうか?
そもそも外来種と在来種との区別は少し知識がある人なら
どれだけ人々の生活に浸透して、なくてはならないものが分かるはずである
人間にとって欠かせない食料を例にとるまでもなく
日本国内の自給率は先進国としてみても極めて低く
そのほとんどを輸入に頼っている現実がある。
在来生物を例にとれば純粋な在来種とはヤマメやイワナ(混血多し)そして
天然記念物といわれるミヤベタナゴくらいでないか?
淡水の主役と言われる、ヘラブナから寿司ネタのニジマス、トラウト類は
ほぼ外来種なのでそれを全て駆除するには様々な無理がある
植物で言えば代表的なのは田んぼの稲である
そう米でさえアジアからの外来である。
確かに在来種の一部が現在の自然破壊を引き起こしていることは紛れもない事実である
しかし自然とは良い意味で淘汰されていくものと思っている
水質やその他の環境悪化を全て外来種のせいだと一括りにするには無理がある
そうやって人々は在来と外来をうまく住み分け使い分けて生活の役に立ていった歴史がある。
わかりやすく言えば、それで飯を食ったり、商売したり、趣味の楽しみに興じることである
それらが循環景気となって人々の生活水準を高めていくことは明白である
さらに究極を言わせてもらえば、日本人の一部もDNAの歴史を辿れば外来の民族とも言える。
なので在来と外来とを単に線引きして排除すること自体単純な問題ではなくなる
外来種は悪なのか?
人間が都合の良いように解釈しているように思えてならない
テレビに出ていたタレント達は、在来種を退治すると言ったその口で違う番組では外来種を食べていた。
金の為とは言え、番組に関わったタレントやディレクター、そしてスポンサーを、
私は心から生き物を大切にしない最低の人間として軽蔑する。


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2月 13日 |
「風が吹けばOOOが儲かる!?」
リールを動かした時にジャリジャリしたことはないだろうか?
ここの所関東地方は冬季の乾燥期になり
現場では大風や突風が吹くことが多い
元々関東地方の地表は関東ローム層といって、粘土質が混ざった土で構成されている地域が多いから
いざ、乾燥してしまうと、その微細な砂が風に乗ってリールを攻撃してくるのである。
勿論海も砂の宝庫、風も当然吹く。
たかが風、されど風。
一般的に敬遠される雨よりリールにとって辛いのが砂埃である
雨は比較的上からリールに侵入してくるのでリールの構造上割と強くはなってきた
しかし、風に乗っての砂塵ともなれば
様々な方向からリールの細部にその風圧により侵入してくる
一番ダメージを受けるのは、実釣で使っているリールより
使ってないリールスタンドに立てかけてある使用頻度の少ないリール
これらが突風に乗って砂塵が一気に舞い込めば
現在のシールド技術であってもひとたまりもないのである
その結果、特にベール周りの開閉時のジャリ感
ラインローラー やハンドルノブなどの異音
最悪リーリング時にジャリジャリしてきたらベアリングの内部に砂が浸透している可能性が高い
特に軸受にオープンベアリングを採用しているリールは弱く
水没なみのダメージを被ることも少なくない
こうなるとオーバーホールしか手はない。
そうなってしまって、どこかのリールの整備屋を儲けさせる前に
まずは、使用後はエアーダスターでしっかり砂ホコリを払い
極力水拭きをして汚れの付着を除去するしかない。
私自身便利なエアーダスタースプレーは車の中に必ず入れている
最善の方法は、風の日はリール持ち込み台数を少なくするか
シャワーキャップなどをリールに被せるなどして防止策を講じることである。
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2月 7日 |
「シマノ・インフィニティドライブチューン後編」

さてシマノバンフォードのピニオン内部とメインシャフトの間を、
ダイワのように非接触とするインフィニティドライブチューンの後半と実釣編である
ピニオン後ろの固定シムは試作した。
勿論、そのままにはセットするわけには行かず多少の手直しが必要である
雑味も気にはなる
バンフォードは純正のままだと、グリスベタベタで巻きは重く反面質感も悪くないが、
このグリスが不足してくるとメインシャフト精度の荒さに起因する?な巻きとなるのは否めない
今回のインフィニティチューンでもその名残は多少あるが巻きは別物に近い
勿論19バンキッシュの剛性感はないにしろ
巻きの軽さだけで言うならば、19バンキッシュのフルチューン並みに軽いか極寒期であればそれより軽く感じた。
早速いても立っても居られず、一応なんちゃってになったバンフォードヲエリアに持参して早速実釣をしてみた。
結果気になっていた雑味の後半はほとんどに気にならないくらいにはなった。
肝心の巻き感度についてはトルク感の強弱は今まで以上にリニアに捉えている感じ
高音系のキンキン、カンカン響きは樹脂ボディの為か多少ぼやけた感じ
因みに、ピニオン内側とメインシャフトが接触するデメリットとして
低気温でのオイルの粘性増大により、巻きが極端に重くなってしまうこと
特に純正のグリスやオイルはリスクが高い。
非接触ならそれも軽減出来る
極寒期にダイワのリールの巻きがシマノより軽いのはその為である
今後さらに仕様変更を重ねて、究極の軽巻き仕様を作り上げていく

樹脂パーツを組み込むにあたり、ベアリングも薄いものに交換

セットのイメージ図、勿論このままは使えない

バンフォードに組み込まれたインフニットチューン
ピニオンエンドの黒い樹脂が特徴的

地元、「釣りキチケンタ」にてテスト

自重の軽さと巻きの軽さの相乗効果で感度倍増
スプーンの後ろでジャレ付くあたりを、より鮮明に捉えていた
未だ荒削り感はあるが、シムの形状と精度を上げてさらに巻きの質感を向上させて、
シマノ全般に展開していきたい
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2月 2日 |
「19セルテートLT2500-H」

私の周りではリール難民という言葉がよく使われている
今までは特定のリールをモデルチェンジ毎に買い替えていたものが
昨今は同じ機種でも特性ががらっと変わって
とりあえずは慣例行事のように買ってみたは良いものの
あまりの変わりように違和感を覚えて、幸せの青い鳥を求める如く
現行リールをメーカーを問わず色々買い替えている人達のことである
彼らの落ち着く先がこれまたユニークで
10ステラのユーザーは12バンキであったり
TDのユーザーはABUのMGエクストリームだったり
18イグジストを買って18ステラを買い戻したりと
こちらからみても深刻な状況になっているのが手にとるようにわかるし
特性の変わりようは私自身もリール整備をしていて、強く感じる
さらに追い打ちをかけるように、シマノはやたら樹脂ボディを推し進め
ダイワは金属ボディ化を進めている気がするのは私だけであろうか?
これは少し前のダイワがザイオンに代表されるオール樹脂ボデイを、
なんとフラッグシップのイグジストに採用したことを考えると、
このダイワの金属化の流れはとても興味深い。
そんなゴタゴタにも御構い無しに
真面目な作り込みをしているのが19セルテートである
ローターこそ年式を変えて金属から樹脂化になったとはいえ
肝心要の心臓部であるギアを支えるボディは依然アルミボディ
さらに個人的に興味をそそられるのは、野太いタフデジギア
昨今大手のハイエンドのリールさえも脱帽の強固なギアである
シマノで言うなら、17ツインパワーXDの仕様に近い。
実は私のトラウト・メインロッドを今季よりダイワに導入した折リールも新調することになり、
自重が多少重くてもダウンストリーム主体の重圧がかかる状況で
安定した巻き上がりやロングロッドとのバランスを考慮して
19セルテートに行き着いたのである
実はセルテートを個人的に導入するのは04セルテート以来
原点回帰ではないけれど、そのミッドナイトブルーに興味をそそられた
今回はそんな19セルテートを整備を通して検証していく
番手はシーバスを代表とする中規模ソルト関連からネイティブトラウトまでこなす、
自重205g(意外と軽い!)のセルテートとしては代表的な19セルテートLT2500-Hである
当面ソルト実釣レポートは広島の船長であるIOS向井モニターに託すことにする(笑)

ラインローラー ダイレクト16〜20系とDシステム18系の装着によりポテンシャルが向上する

ラインローラー ダイレクトを装着した場合
ローターブレが目立つ場合、純正のアルミビスに交換する
※ ローターブレは完全になくなりません

ダイワお家芸のタフデジギア、高度な切削技術による美しいラッピングが精度を物語る

釣りに万が一はつきもの、ドラグ耐力は10kg
強靭なボディとギアがあるからこそギアの保持性に優れ噛み合いがブレずに、巻きは軽く安定している
気兼ねなく安心して使い込める頼れる相棒である
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1月 28日 |
「巻きピタ!チューン始めました」
従来リールの巻き感度を上げる一つの試みとして
リーリングの巻きを出来るだけ軽くすることが一般的な考えである
その理由として考えられるのは
軽いリトリーブは巻きが重くなるようなアタリは感じ取れても
食い上げのような、前アタリと言われる、ルアーのフックに食ってくる手前の一瞬リトリーブが軽くなり
ロッドテップの弾性が一瞬でも戻るような微かなアタリは
最初から巻きが重ければ変化がわかりづらいのが一般的である
また最近の極寒エリアで釣りをしていると、低活性ほどリトリーブはスローになり
魚の追従してくるスピードに同調するか、逆にスローに落とす時がある
そうすると、リトリーブと魚の泳ぐスピード差が等しくなりがちになり
口に入ってもノー感で吐き出されるように、ますます明確なアタリが出にくくなる
ルアー単体で言えば、逐一変動するルアーの動きや抵抗感に対して、
リトリーブ時のトルク変動のわずかな変化でレンジの変化を捉えたり、
スリップストリーム等水中の描写能力を高めるには
私は今でもリーリングは軽ければ軽いほど良いと信じている
ただしデメリットもある
ハンドルの自重で回るほど軽くなるのは
アングラーの意図するスピードとずれるのでマズイことがある
そして、それがとても気になるアングラーもいることも事実
どちらをとるかはトレードオフになるが
そんなユーザーの為に試験的に巻きピタっ!とハンドルがアングラーの意思で止まるよう、
巻き重みチューンを始めました
勿論、巻いてて水中で何が起こっているかわからない
巻きボケしすぎる、劇重なデチューンはアウトだと思っているので
感度は従来の軽巻きチューンよりやや劣るものの
自分の意思でハンドルを巻いていくというコンセプトである
御依頼の際には、整備案内のコンテンツの中のリール整備確認シートに記載の項目がありますので
御参照ください。
※ 巻きピタチューンはあくまで作動イメージです
その都度ハンドルが完全に停止するものではありません
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1月 24日 |
「そこにストーリーがあるか?」
今年も国内最大のFショーがWEB公開という形で開催された
きらびやかなピカピカの新製品群
これでもかと新製品の素晴らしさをアピールするメーカーサイドの人間
その新製品に一喜一憂しながら、毎年繰り広げられる新製品
そこにはストーリーがあるのか?
私はいつも考えている
ユーザーにとって変化とは果たして幸福をもたらすものなのか?
IOSの製品開発には血の滲むような歳月と金、そして多大な人力
そうやって生まれてきた製品には個々に数々のストーリーが伴う
思い入れという、独りよがり的な言葉は個人的には好まないが
製品について、コメントを求められれば1日中話していられるほど多くの蓄積がある
IOSは比較的モデルチェンジが少ないと言われる
それは、最初にしっかりとしたものを作っておけば頻繁にそれを変える必要性もないと考えるからである
新製品と聞けば確かに魅力的な響きがする
しかし、そこにたどり着くのに近道はないのである

近日発売予定のカーディナル・ハイパーBLACKとLineRollerBase
シンプルな部品だからこそ、開発に想像以上の時間がかかった
ラインローラー ハイパーと同色とすることで統一感が高まり
また、黒いラインローラー は、ライントラブルの元となる蜘蛛の巣の付着が見やすいメリリットもある
新潟地元ストリーマー S氏のナイスなアイデア
Cシリーズもあわせて発売予定(感涙)
次回は巻きムラ調整機構付きのスプールか?
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1月 23日 |
「速報2021WEBフイッシングショー」
釣りフェスティバル 2021
コロナ禍での初めてのFショーはWEB開催という形で幕を開けた
例年なら、会場近くのホテルに滞在し
Fショーならではの豪華ゲストとの再会
IOSの顧客との懇談など、私にとっても特別な年に一度の釣りの祭典だったことに
少々違和感を覚えながら、今PCの前に座ってジャージ姿で梅酒のウメボシをかじりながら
新製品のリールを眺めている
早速気になったリールをみて行こうと思う
まずはシマノ。
溺愛していた17ツインパワーXDのいく末はどうなってしまったのか ?
今回のモデルチェンジでとうとうマイクロモジュール化となり
ボディも現行ツインパー同様、金属+樹脂製のハガネボディとになっている模様
このハガネボディの表記が実に曖昧で、ハガネ=金属製ではなく
樹脂と金属のハイブリットボディのことらしく
19バンキッシュもハガネボティ表記となって樹脂と金属のハイブリットボディとなっているし
現行ツインパワーも金属製のハガネボディや金属製という記述があるが
知っての通り、現行ツインパーも樹脂と金属のハイブリットボディに
ローターは、シマノお得意のクイックレスポンスコンセプトの真逆とも言える金属製ローターとした
今回のNEWツインパワーXDのローターは樹脂製となっているのがせめてもの救い。
マイクロモジュール+ハイブリットボディとなれば
強靭なアルミ製ボディのXDを溺愛しているユーザーは胸中穏やかでないはずである
シマノはステラやSWシリーズを除けばいよいよ樹脂ボディ化の方向へ舵をむけているように思っているのは
私だけであろうか?

WEWツインパワーXD
色調的に好みが分かれるところである
お次はダイワ。
話題はスティーズやジリオンベイトもそうだが
何と言ってもルビアス・エアリティ
Mg製ボディとザイオン製ローターの組み合わせは
ギアが同じなら、18イグジストの基本ペックに限りなく近い
価格差の理由を探すのも苦労する
ダイワとしても大変悩ましいクラスのリールである
それでいて質感も悪くない、実売はルビアスの倍近くになると思うが
それでも18イグジストよりは安い
チューニングベースとしての伸びしろも大きいリールである

20ルビアス・エアリティ
個人的にはルビアスって名を変えたほうがいいんじゃないのと思うほど、基本スペックは高い
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1月 22日 |
「朝イチ巻きが重くなってませんか?」

IOSでは、新旧ほとんどの国内外リール(日米仏端)にのべ30年来の多くの整備実績があります
例えば、往年の名機ダイワ・ファントムから
五十鈴リールベースのメガバス企画のパガーニ
新旧アンタレス、勿論マグシールド搭載の最新リールまで
低温特性に優れたIOSオイルやグリスを使用し、リール個体特性を知り尽くしたメーカーならではの
性能面は前提として作動音や操作の質感、さらには官能領域全般に渡り、
痒いところに手が届く整備を心がけます
寒くなっているこの時期だからこそ、リールオイルの真価がわかります
どうぞお気軽にご相談くださいませ
※ 廃盤リールはギアが著しく摩耗しているものは現状整備となります
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1月 19日 |
「シマノ・インフィニティ・ドライブチューン」その1

シマノのインフィニティ・ドライブとは
簡単に言えば、ほとんどのシマノリールがメインシャフト(スプールのシャフト)とピニオンギアの内側が
一部接触しているのが一般的であるのに対し
ダイワのミドルクラスから上のリールのようにメインシャフトとピニオンギアの内側が非接触型となる構造である
実は最近の19及び20シマノステラSW系に採用されており
巻き重みは当たり前、ゴロ付きも当たり前の旧SWを使ってきたユーザーの中には
その巻きの軽さとスムースさに度肝をぬかれた方も多いことだろう
SWの新旧比較で言うならば、リーリング抵抗は従来比30%減といい
個人的にも軽いなあ?と体感出来るレベルに仕上がった。
それほどまでに、メインシャフトとピニオンギアとの摩擦抵抗は大きいのである
また、魚がヒットした時の巻き取り負荷も大幅に軽減して
リールの巻きがパワフルになった感覚を覚えた
今巷では時期ステラの話題が囁かれているが
SWで実績がある素晴らしい構造は、NEWステラの最大の目玉かもしれないと個人的には思っている
興味深いのはそれほど素晴らしい機構をダイワは04セルテート時代から持ちながら
今更声を大にしてアピールしてないことである。
実はIOSも今から10年ほど前よりその低摩擦の有効性に着目し、
シャフトの作成、DLCなどの各種コーティング技術なども含めて
非接触型のフルフローティングシャフト化を進めている
当初は軽い気持ちで実施した企画もかれこれ10年の歳月が経ってしまった(笑)
これがまあー失敗の連続で・・・
つづく

シマノ19バンキッシュのピニオンとシャフト
接触型だけに、適正なクリアランスを保っている
リールの耐久度は高いが、金属同士の接触だけにオシレート抵抗や
巻きの質感が構造上気になることがある

ダイワのピニオンとシャフト
フルフローティング構造だけに大幅に隙間が生じている
ピニオンの両支持は樹脂ブッシュにてシャフトを支持する構造
リールの巻き強度を十分考慮して設計する必要があるが
ダイワの巻きの軽さとスムースさの一因にもなっている

大失敗な(笑)新旧シマノのリールのメインシャフト。
時にはDLC(ダイヤモンド・ライク・コーティング)からありとあらゆる処理をシャフトに施した
どれほどのギアが犠牲になったことか(笑)
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2021年 1月 14日 |
「12バンキッシュと10ステラ」

10ステラと言えば、一般論では今もなお支持されている名機リールである、ボディもローターもオール金属製
巻きだしこそ重たるいものの、一度定速で巻き出してしまえば安定したフライホイール効果の軽い巻き心地から
もたらされる情報量は個人的にも素晴らしく
エリア等でスプーニングで使うにはこの上なく使い心地が良く、
マイクロモジュールギアが苦手なユーザーが買い戻すことも珍しくない名機である
それも今となってはギアの供給も途絶えて人気も先細り感は否めない。
反面個人的にこれほどまでに製品の精度ムラに悩まされたイマイマしいリールも珍しい
その2年後にリリースされたリールが12バンキッシュである
重厚な巻きのイメージを払拭するかのコンセプトでダイワのお家芸を脅かすきっかけともなった。
12バンキッシュ。
初代クイックレスポンスシリーズの代表作であリ、
その結果12バンキッシュの血統は19バンキッシュまで受け継がれていくのである
今回は「12バンキもう売ってしまったよー!」と思っているユーザーには少し後悔する話題となるかもしれない。
12バンキッシュのボディは10ステラと同等のオールマグネシューム製
ローターは樹脂製となるCI4である
いまでこそ19バンキッシュのローターは劇軽となっているが
今から9年前のシマノリールは同じ樹脂ローターといえどもどこか重厚感が残っていた。
さて巻きはどうか?
これが10ステラよりステラらしい巻きなのである
想像するに10ステラから数えて2年後ということもあり
ギアやボディの手直しが相当にあったと推測される
金属ならではの剛性感と樹脂ローターの立ち上がりの良いスムースな巻きが12バンキッシュの真骨頂である
それほどに、10ステラベースでありながら熟成をかさねたリールとも言えるだろう
それはあたかも、15ツインパワーが17ツインパワーになって、さらなる巻きが熟成したことにも似ている
しかしながら10ステラと12バンキッシュとの地位と言えば
それはあたかも、パンダとレッサーパンダの違いのように
10ステラが後年まで多大な評価を受けている反面
12バンキッシュはそこまで評価がされていない気がする
10ステラのギアの供給が途絶えた今だからこそ
12バンキッシュはもっと再評価されても良いリールだと思っている
最後に、勿論10ステラも12バンキッシュも現行リールに比べて各部のガタつきは多めに目立つし、雑味も否めない
反面近年のシマノリールは極端にガタつきを廃し、各部にガタを抑えようとするシム類、ゴム類を
これでもかと配置し、極力振動吸収やガタつきを制御する工夫をこらして快適さを手に入れた結果
なんとなくゴムの塊をリーリングしている気がしてならない
事実現行リールのチューニングのキモはそんなゴム感を排除することを念頭においているぐらいである
好みの問題もあるが、車でカーブをコーナリングしている時に
車に曲がらされてコーナーで詰まって曲がるか?
コツコツとロードインフォメーションを感じて(リールでいえばわずかなゴロ)コーナーを
アクセルオンで抜けるのでは操る楽しさも桁違いだと思う。

今となっては貴重な分割式ワンウェイローラークラッチ
逆転しやすいリスクがある構造だがチューニングの伸びしろは高い
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12月 25日 |
「ポップヨシムラ」
クリスマスなので、面白い話をしてみようと思う
ポップヨシムラとは言わずとしれた神の手を持つ男と呼ばれ
数々のレースで世界のHONDAを打ち負かし
エンジンの供給元HONDAから、嫌がらせでエンジンの供給を止められても
不屈の精神で数々の勝利を収めたレジェンドである
私がトライ&エラーが日常の仕事をしていく上で
悩み苦しんだ時に、彼の前向きな姿勢が常に脳裏に浮かんで、励まされるのである
さてと、そろそろこの歳だし、白状してしまうが
私が若い頃、こう見えても発明家を目指した時期があった
独学で特許や実用新案も何件か申請するほどのマニアだった
今思えばなんとも思い上がった奴だと思うが、当時は大真面目だった
さっそく、フイッシングショー等でメーカーに売り込んだり
大手釣りメーカーにもオファーをかけて売り込んだりもした
メーカーからの返答が来た、「当社は開発のスタッフがおりますので
社外からのアイデアは受けておりません」との返答だった
ならば自分で作るしかない!
今思えば、IOSの探究心と唯一無二の物作りのハングリー精神はこの時から始まっていたとも言える
当時は打倒大手リールメーカー!と自分に言い聞かせていた
リールを整備して10年過ぎた頃、私のリールオイルはメーカーの性能分析にかけられて
圧倒的なスペックでメーカーの関係者も舌を巻いたとか
チューンド・リールはメーカーの企画会議のテーブルに乗ったと後に関係者から聞かされた。
地道なイベントを通してリールオイルの販路を探していた折に
OEM供給という形で(株)スミスに納入することとなった
今ではどのリールメーカーとも友好関係を築いており
打倒とか、敵とかの意識はまるでなく、メーカーあってのIOSで感謝しかないが
挫折、失敗に懲りることなく、いつも前を向きながら
ハングリー精神を維持し続けることにしている
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12月 23日 |
「シマノ・バンフォードC2000S」その3
さてこれからが本題
19バンキッシュを脅かすとまで言われるIOSバンフォードの反則チューニング。
分解を交えて検証する
ハンドルノブはIOSウッドノブへ拡張するローターナットカラーは純正メタルカラー
初期不良の巻きジャリ感の原因の一つともなっているベアリング&樹脂カラーに変更して巻きの軽さ向上する
防水&防塵性はステラでお墨付きの、Xプロテクト
非接触性シールドだから、巻きの軽さを妨げない
ボティは高剛性のCi4素材
ギアは往年のヌメヌメなステラに採用されている黒ギア(汗)
バンフォード2500HGSの極厚ギアと比べてC2000Sはマイクロモジュールギア。
それも時代の流れか・・
ガタ&ブレを極力除去することを心がける
スプールセンターはベアリングレス構造
スペックでみるとネガな印象があるがしろくまドラググリスを塗布し
Sシステムを装着することで、純正比較でさらなるスムースなドラグとなる
Sシステム上部にギアグリスを塗布することを忘れずに
スプールセンター軸の潤滑が良くなり、スプール回転がよりスムースになる
ドラグは 2lbでのフルロック手前でも、初動からじんわりとトルキーにラインが出ていくのが
バンフォード+Sシステムの特徴
各部の剛性と精度が高い作り込みはドラグの作動に現れるものである
よくある初動がひっかかるドラグとは一線を画すドラグ性能で
スプールセンターがベアリング仕様のカスタムスプールに近いドラグフィーリングをもたらすのが、Sシステムである
さてフルチューンした、肝心の巻き心地はどうか?
バンフォードに限らずリールは基本しっかり芯を出すことが大切
樹脂ボディだけに、ガタ&ブレも抑えるべく意外と手を焼いたのも事実
結果、ほとんどのお客様がリールを巻いた後に二度見するほどに
巻きの質感は反則レベル!?
この秘密(でもないが)は後日機会があればお話してみたい。


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12月 23日 |
「シマノ・バンフォードC2000S」その2

さてゲームチェンジャーとも言われるバンフォード。
しかし、購入してはみたものの、イマイチ巻きが重くて質感がイマイチというケースもある
今回は簡単なメンテで巻きの軽さと質感が、純正より向上するメンテを御紹介する
いつものように、メインシャフトとハンドル軸の両サイドのベアリングにはIOS-02を塗布、
可能ならスプール内もしろくまドラググリスでオーバーホールし
リアカバーを外して、ボディビス2本を外したら
その隙間にみえるドライブギアにIOSギアグリスを少量塗布することで
体感出来るほどに、質感高い軽い巻き心地になるのでお試しを。
しかし、それでも巻きが ???とお悩みの方向けに
いよいよ次回は本格分解編です
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12月 22日 |
「シマノ・バンフォードC2000S」その1

ストラデックCi4の後継機種と呼ばれているバンフォードC2000Sが発売された
少し前になるが、良型のスモールバスで、フルチューンされた2500HGSを使用したことがあり
その時には剛性感がボディの脆弱なストラデックCi4とは別物の印象を受けた
個人的にも実践投入してもいいかなと思えるほどに巻きは軽くレスポンスも良かった。
なにしろスモールバスをハイギアにも関わらず、レイダウン周りから引きずり出せる余裕のパワーがあり
その理由としては、かっちりとした剛性感により、ギアの支持が強固に安定することで
本来の巻きパワーを100%発揮しているイメージがあった
そのせいか、先代と比べて巻きが、実に軽くて滑らかな印象がある
そしていよいよエリアで使えるサイズのC2000Sがリリースされた
初代レアニウムから比べると、びくともしないリールフット
ローターを手で押さえただけでわかる剛性感、
それでいて黒ギアならではのレアニウムの懐かしい巻き心地を
わずか実売2万円程度の手頃な価格
それでいて、IOSオイルやグリスでメンテすると巻きは軽くなり、
かつスムースという良いところ取りのようなリールである
これからエリアやバスを始めたいだけど、今後リールもカスタムしたいし
フルチューンの拡張性があるリールを探しているなら間違いなくおすすめである
さらに合わせるロッドは、実売15,000円ながら、ブランクスは上位機種に迫ると言われる
カーボンモノコックグリップのゾディアス!
このロッドにこのリールと言われるほどコスメやカラーリングがシンクロする
豊富なゾディアスのラインナップからULクラスでエリアもカバーし
MLクラスでバスもやってしまうのも今風かもしれない
逆に言えばゾディアスが使いたいから、バンフォードを買う!というのもありかと思えてくる
ここまでくると、気の早いユーザーは、手持ちの往年のリールとロッドを全て断捨離して
全部バンフォードとゾディアスを買えば間違い無いじゃン!と私の周囲もざわついている
「いやいや、名機はやはり改めて使えばやはり違いますよー」と
暴走を止めるのがやっとな状態である(笑)
さすがに、ステラやイグジストと比較するのは酷だが
重量や巻きが軽くて、価格も手頃のものを探しているなら一つの選択肢には間違いない
次回は簡易メンテ編です
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12月 21日 |
「IOSラインローラー は飛距離、感度があがる理由」その2
〜大口径と材質の恩恵とは〜
ラインローラー の開発サンプルを作っているとある法則が見えてきた
形状はともかく、物理的な外径の差である
巻きトルクの弱さからの巻き感度を期待して
小径のラインローラー を装着して魚をヒットさせると
純正の径と比較して、異常に巻きが重いのである
これは比較的重めのルアーをリトリーブしている時にも感じる
反面、ラインローラー の口径をフレームギリギリまで大口径化してみた所
今までの同じ程度の魚であってもスルスルと寄ってきたし
巻き感度も、ライン振動の伝達に回転性が寄与しているのか、大幅に向上している
さらに、ラインローラーベアリングをグリスで充満させて使って見た所
やはり魚の寄りが弱く、リトリーブが重くてストレスを感じた
勿論回転性が悪いから巻き感度所ではなくなった
耐久性と性能とのトレードオフになると思うが
一匹でも多く魚を釣りたいのが釣り人の性である
最近の魚は特にエリアなどスレてきて、放流であっても反転して食う魚がなかなか少なくなってきた
下記は例として
キャスト→リトリーブ→魚が追従して(魚影の濃い地帯を通過すると水流が乱れて同様)
ウォブリングが乱れて巻きが軽くなる→魚がバイト→一瞬のテンション抜け→ズトーンと本アタリ
と言った流れで、ラインローラー 本来の回転が悪く
巻きが重ければ、巻き重みのアタリは出るとしても
テンションが抜けた軽さのアタリがボケることがある
前アタリはフッキングの先行動作をスムースにし
確実にかけてバラさない先行動作を可能にする
最後に材質にアルミを使う理由が、軽量レスポンスの良さは勿論だが
極寒期に凍りつきづらいというのもその理由
純正のラインローラー が極寒期に凍りついてラインブレイクしたり
最悪リトリーブ出来なくなることがある
その理由は材質にある
熱の伝わりやすさの単位である
熱伝導率で説明すると、純正の材質はアルミと比べて熱伝導率が格段に悪く、
アルミは逆に4倍伝導率が良い
極寒期であっても釣りをしている以上水は液状でわずかにプラス温度があるから
そのラインを通しての影響を受けて、ラインローラーの表面温度 は
野外が凍結するような外気温と比較して高いから氷づらいのである。
これは北海道をはじめとした東日本方面の冬季の釣りにおいて大変重要なファクターだと思う
極寒の解禁初期の川やエリアなら鹿島槍、ネイティブなら中禅寺湖の解禁など
一度でもラインローラー が凍りついた経験があるならば
釣りを中断せざるを得ない状況にもなってしまうのがどれほど辛いか
IOSラインローラー の装着は必須アイテムと言えるだろう。

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12月 20日 |
「ダイワリールのベール曲がりについて」
ダイワリールのベール曲りは手で直すが私のやり方(笑)
やり方はベールを開いた状態でさらに、指で垂直付近になるように位置を確認しながら曲げ調整する
いきなり大きく曲げたり、曲げたり戻したりするとベールのメッキにシワがよったり、最悪折れてしまうので注意
ベール交換は5000円前後と高いし、交換したところで一年もすると後退していることがあるので
サクッと手曲げが一番だと思っている
さて、ベール曲がりとは、正確に言うとスプールのメインシャフト軸に対して
ベールが 、リールボディ側に後退している状態を言う
そのまま後退しているのを使っていると
ラインローラー の反対側にラインがかかってしまうことがある
原因として、超軽量の材質で作られているベールだけに
指でも容易に曲がるほどデリケートなパーツでもある
それがリターンの反動で後ろに後退してしまうのである
中には初期状態でもベールで後退しているものもある
中にはそれがけしからんということで、メーカーにクレームを言われる方もいると聞くが
ベールの軽量化は、回転軸の先端にあるベールは物理的に慣性モーメント的には少しでも軽いと大きく効いてくるし
リーリングの高レスポンス性と比例するほど大変効果的なので、あまりごっついベールだと具合が悪い
巷で話題(?)のベール曲がりは誰でも指摘できるから問題視されるかもしれないが、
人間を含めた全ての万物は長所と短所が共存しているものであり
短所を大きくクローズアップしてそれが全てダメと切り捨てるのは
あまりにも短略的と思えてならないし。
小さな短所も笑い飛ばせる寛容性が昨今薄れて
車も含めた昨今のスペック重視主義の弊害とも言えるだろう
面白いことに、そう言った短所だらけの中に、女も車もリールも
唯一無二の魅力があったりして私はそれに強く惹かれる(笑)
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12月 19日 |
「IOSラインローラー は飛距離、感度があがる理由」その1

〜ラインローラー の逆転がフォール感度のカギ 〜
IOSユーザーからしたら何をいまさら的なお話である(笑)
ラインローラー なんてそんなに重要なの?と思う人も多いと思う
結論からいうと、回転性は勿論、形状、外径、材質、金属特性まで
まったく純正とは別物の高性能というお話をしようと思う。
スピニングリールになくてはならないラインローラー
純正の宿命として、様々な使われ方を想定して
ラインローラー にグリスをいれて耐久性をあげないといけない
しかし、回転が悪いと、ラインがヨレたままスプールに巻き取られて
キャストした時に、バックラッシュ状態になることがある
そこまで酷くなくても、回転がしっかりと回らないとヨレ気味のラインがスプールに巻き取られて、
キャストの放出の時にマイクロガイドの抜けが極端に悪く、ラインがひっかかりながら飛んでいく
特に、エリアにおいて、軽量ルアーはラインテンションがかかりづらく
ラインローラー が時にはスリップしてしまうものもある
当然その状態でのキャストは飛距離低下につながり、
マイクロスプーンで沖を狙うパターンのトーナメントでは、毎キャスト致命的なハンデとなってしまう
純正のラインローラー をベアリング変えて対応する方法も効果があるが
ここでラインローラー の自重について、IOSのラインローラー は遥かに軽量なのである
軽くて回転性がよいということは、レスポンス(応答性)がよいことを意味する
力のない小さな子供が普通車のタイヤを回すより、自転車のタイヤを回しやすいのと同じだ
しかも以外と知られてないが、ラインローラーは時にわずかに逆転する
リトリーブしている時を正転と定義すると、魚に引っ張られるフォール中のアタリの時には
わずかであるがラインローラー は逆転している
実はこのひっぱり感とスムースなライン振動がアングラーの手元に伝わってくるのである。
回転レスポンスがよくなるとライン振動がより明確に伝達されることで
フォールのアタリが明確に伝わるのはそのためである
以前のエリアトーナメントは入賞の顔ぶれがある程度決まっていたが
昨今はルーキーの台頭が目立つ
その理由の一つに、何より結果を出したいと願う若いアングラーが毎年のようにIOSに飛び込んできて
持ち前の柔軟な考えによる、新しいタックル理論と釣り方で
ローカルからメジャーまで様々な大会で活躍しているケースも珍しくない
「釣りは道具でなくて腕だよ!」と言ってはみたものの飛距離が低下して
ここ一番で、ライントラブル&ラインブレイクするのでは勝てる大会も勝てない
世の中、メディアやネット発信している一部ユーザーの裏付けのない言葉を
とかく信用してしまう傾向にあるが、
本当に自分にとって必要なものは何か?
某有名メーカーのロッドとフラッグシップのリールを手に入れたら優勝できるほど
今のエリアフィールドは甘くないし、釣りはそんなに単純なロジックで成り立っていない
今年もあとわずか、タックル等を自問自答しながら断捨離&再構築して考えてみるのも悪くない
つづく
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12月 4日 |
「買ってはいけない!10ステラ」
シマノ往年の名機といわれた10ステラ
オークションで安い中古が目についたから憧れの10ステラを購入して、
フルチューンしてから使ってみたいと願うユーザーも多い
問題なのは、そもそもギアの供給が止まっている
古いリールを購入するのはリスクが大きい
実際毎日のように10ステラの整備相談が来るが
ギアの供給停止を知らないユーザーも多く
私もギア交換なしでの整備ですよと答えるしかなく
せっかく高額なお金かけても、ギアのゴロが気になれば気分乗らない
もともとリールの耐久性が高いとは言えない10ステラだからこそ、中古は高い買い物となる
特にシマノ全般に言えることは、早めにギアの製造停止してくるから
長く使う予定がある方こそ、シマノリールはその覚悟が必要である
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12月 3日 |
「TD系はなぜ巻き感度に優れるか?」最終回
オシレート比が重要な鍵になるということで
スプール最下点から最上点までを1サイクルとした場合の主要な各リールを検証してみた所
TD 2004系はハンドル1回転あたり、スプールのオシレートがちょうど1サイクルなのである
現行の18イグジストは、ハンドル1回転のタイミングでは、スプールのオシレート(上下動)は1サイクルに及ばなく、
ハンドルを1回転以上回さないと1サイクルにならない
ウォームギアを有しているシマノ系リールも、プラットフォームはTD系に酷似しているにも関わらずしかりである
ちなみにカーディナル3/33系もほぼハンドル1回転あたり1サイクルでオシレートをする
しかもカーディナルとTD系のスプール幅は対照的なくらいに違い
カーディナルは超ナロースプールの為、結果飛距離が出やすい密巻きになっている
カーディナルがTD系と比べて飛距離が出るのもそう言ったことが理由なのである
オシレートがハイサイクルになればなるほど、巻きの抵抗は厳密には増幅していくが
ドライブギアのギア比のようにハイギアだから、巻きだしが重いとかパワーが弱いと感じることも少ないが、
厳密にはトルク変動の差が大きい
表現が適切かはわからないが、ハイギアは巻きだしが重いから、最初からトルク変動を感じつ¥づらく
ノーマルギアだから、巻きは軽いからこそ、ハイオシレートのトルク変動を感じやすい
結論から言うと
「TD系は現行リールと比べてハイサイクルなオシレートにより
トルク変動の変化が大きく出ることで微妙な巻きの変化を感じやすい」
IOS 岡村
巻き抵抗と一口で言っても、以外と知られてないが小さなスプーンというよりは
水中に横たわったラインの抵抗に起因することが大きい
なので、TD系を使ったレンジの変化はラインの抵抗感で掴みやすくもあるし
スプールのウォブリング抵抗もメリハリの差で感じやすいのも事実
なのでスプールの動きと後ろから魚がじゃれ付いてスプーンの動きを乱した引き抵抗の違和感をも感じやすい
これは一種のハイギアオシレート比特有のトルク変動が感じやすい為と思われる
前述の理由から、スピニングにおいてバス釣りのI字系やミドストでも大変使いやすいのも事実
未だに、シーバスにおいてもタフな状況やバチパターンでは
TD系を愛用しているアングラーも少なくない
さらには、ミノーの連続ジャーキングさえ
実にミノーの挙動と巻き重みのバイトがつかみやすいと感じている
ベイトリール についても前述のハイサイクルなレベルワインドを搭載したリールは
ラインの中にラインが食い込むトラブルを防止(特に極細PE)効果があるし
巻き感度に優れている傾向があり、ヤマセンコーのスローリトリーブなどで重宝している
話がそれてしまうが、ベイトリール機種によっては
ハイサイクルの抵抗が時に飛距離においてはネガになることがある
アンバサダーや五十鈴リールのように
キャスト時のスプール回転時にレベルワインドが連動するものは
あまりハイサイクルだとスプール回転抵抗が生じ飛距離が低下する
因みにアンバサダーは、レベルワインドが端から端まで移動するときのハンドル回転は4〜5回転、
五十鈴リールは2〜2.5回転と
PEラインのライン食い込みを考慮したハイサイクル化をされている
その為、アンバサダーの方がローサイクルとなり、PEラインは食い込みやすいものの
スプールを回転させる力の抵抗が少ないので、結果飛距離が出る
これらはアンバサダーと五十鈴リールとの、飛距離の違いの一因にもなっている
いずれにしろぜひメーカーも新しい付加価値として、
巻き感度について物理的な検証をしてほしいものである(笑)
さていいことづくめのTD系にもウィークがあるとすれば
現行で程度の良いものが少なくなってきたことと
精度的な個体差が多く耐久性に劣ること、
さらにパワー不足とハイギア仕様のモデルがないことである
なので、巻き感度が優れているからと効率優先&大型が混じるエリアでの優位性は
後継機種のリアルフォーと比較しても弱い
貴重なTD系を温存するべく、低活性でアタリが弱い極寒期はTD系を
その他の時期は現行リールを使い分けをしているアングラーも多い
いずれにしろ、感度優先かスピード&パワー優先かの使い分けが重要になってくる
IOSでは、両方のメリットを生かしたいい所取りをするべく
現行リールでのハイオシレート化が出来ないか?という検討を
2010年頃から今日まで、試行錯誤をしながら実施している
ヒントはハイギアリールは当然ローターの回転に合わせてオシレートスピートが早くなるから
そのオシレートシステムをノーマルリールに移植するという方法
シマノでいうなら、10ステラHGのウォームギアをノーマルギアの10ステラに組み込んでみたこともあった
理論的にはハイオシレートの出来上がりである
実釣では、ステラのローター自重がネガにはなるが
変装する前と比較して、なんとなく感度が上がった感じはした
ダイワなら、ハイギアリールのオシレーティングギアをノーマルギアのリールに組み込む
しかし、それらの結果今までみたことがないトラブルが発生したのである
それはまたの機会に(笑)
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11月 29日
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「しろくま、ギアグリス内容量偏りについて」

IOSシロクマドラググリスやIOSギアグリスについて
容器に充填されている状態で偏りが見られることで、内容量が違うのではという御指摘をうけております
結論から申し上げますと、内容量8gに相違ありません
しろくまグリスもギアグリスもリールメンテで使用するグリス類としては
大変粘度が高いものであります
これらの特徴として、ギアやドラグフェルトなどに対して密着性を高めて
季節を問わずに安定した性能を長期持続する効果がある成分が含まれているからです。
その為グリスを充填する際には、粘性が高く
元容器から取り出しながら計量しております
また、ガラス容器も製造特性上1つ1つが自重が違いますので
充填前にはかならず、容器の自重をリセットして0gから充填を実施
計量法に基づく「量目公差」を参考に公称値8g〜8.05gの範囲で計測管理を実施しております
計量したグリスは、充填時や輸送時など高粘度の為に容器に偏ってしまう性質があり、
内容量にバラツキがあるように見えることがごさいますがまったく問題ございません。
ご安心してお使いくださいませ
またご希望であれば、代替品を用意致しますのでお気軽にご相談くださいませ
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11月 28日 |
「TD系はなぜ巻き感度に優れるか?」その3
TD系の巻き感度はどちらかというと高音質なキンキンというより
トルキーなハンドルの巻き主体で感じる感度である
巻き・・・・そんな時にふと気づいたことが
スピニングリール(ベイトリール にも)には2つのギア比が存在するということ
一般的にはドライブギアとピニオンギアとの組み合わせによる
ハンドルを1回転回した時にローターが何回転するかのギア比
当然ローギアはローターの回転数が少なく
ハイギアは回転が目で判別つくほど早い
アングラーが巻きで感じるトルク変動は一般的にはパワーギアと言われるローギアより
ハイギアのほうが感じやすいが
かと言って、エリアでスローリトリーブをするとなると
巻きだしが重く、かつスローリトリーブが苦手なハイギアだけに、
巻き主体のスプーニングだと使いづらい
ギア比と密接な関係のあるハンドルの長さも、同様に
極端に短いハンドルは巻きだしが重くスローリトリーブがやりづらい
事実トップトーナメンターが極端に短いハンドルを使っているのをみたことがない
さてもう一つのギア比とは、ハンドル1回転あたりのオシレート比である
これがベイトリールとなると、レベルワインド比となり
この動きの比率で密巻きとなったり、荒巻となったりする
一般的に密巻きのメリットはキャスト時の放出抵抗が少なく飛距離が出るから
キャスティング競技では超密巻きにラインを巻き直しているくらいであるが
実釣においては、魚がヒットした後にスプールに巻かれたラインの中に
ラインが食い込む現象が起こることがある
荒巻はTD系ダイワで言う所のクロスラップとも呼ばれ
ライン同士が食い込まないように、お互いのラインが斜めに重なるように巻かれていく
当然ライントラブルは軽減するが、厳密には飛距離は密巻きと比べると低下する傾向にある
ベイトリール においても細くて強いPEライン使用となると
レベルワインドは密巻きは致命的となってしまうから、メーカーもレベルワインドの動きは当然高速になる
前置き&脱線が長く恐縮だが、TD系がどうしてあんなに巻き感度に優れているのだろうかという考察のヒントに
このオシレート比が重要な鍵になるからである
続く
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11月 25日 |
「TD系はなぜ巻き感度に優れるか?」その2

さて、表題のTD系はなんで巻き感度があるのか?巷でよくささやかれている話である
巻き感度という、魅力的かつ高付加価値について
私は長年にわたり検証し、特に感度がものをいう極寒期において
リアルフォーとの比較を徹底的にやりこんで
時には10ステラのボディを5台以上壊して
TD系のギアも15セットはダメにしてきた
単にギア配置などのプラットフォームの構造の問題で巻きの力が弱いんじゃないの?とも思ってたが
昨今のリールとで使い比べてみても
以外と巻きの力は弱くないことが改めてわかってきた
エリアスプーニングにおいて、TD系の優位性は確かにある
レンジが深い所をリトリーブしていると
現行リールと比較して明らかに巻きが重くなるし
表層に上がってくるにつれて、巻き抵抗は明確に軽減してくる
ようするに下層から表層までメリハリの強弱の差が現行リールより大きいのである
これは理論より経験でそう感じている
続く
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11月 22日 |
「TD系はなぜ巻き感度に優れるか?」
IOSでもっとも重要視していることは
人間の感性に任せた、経験則をベースとしてのモノづくりを優先していくという基本理念である
知識が乏しい人間が机上の理詰めでモノを作るのはやはり限界がある
例えば飛行機がなぜ空を飛ぶのかは未だ解明されていないと聞くが
実際問題として飛ぶから運行されているのであるし
私は小学生の頃はよく飛ぶ紙飛行機を作るのが誰よりも得意であった
「子供は紙飛行機を飛ばす時にどういった原理で飛んでいるかなど考えていない
ただし、どうやったらうまく飛ぶ飛行機をつくれるかは知っている」
IOS 岡村
次回はそんな理屈抜きに感じた個人的な理論を元にTDの巻き感度についてお話したい

ミドスト中にヒットした小バス(笑)抵抗の少ないジグヘッドリグに対して如何に抵抗を出していくか?
エリアのみならずバス釣りにおいても軽巻きIOSフルチューンのTD系は重宝する
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11月 21日 |
「フィールド・メンテナンスキット」
現場で釣りをしていると、なんとなくリールの調子が悪いなあーと感じる時がある
そんな時に頼りになるのがフィールド・メンテナンスキットである
フィールドと名打っているだけに
使いづらい差し替え式ドライバーを主体に携行性に優れることが最優先されつつも
各部のネジの緩みの増し締めから、クリアランス調整そしてグリス、オイル塗布。
さらには簡単なベアリング交換までこなしてしまうほど
臨機応変&汎用性の高さを求められる
私個人的な内容を紹介してみたいと思う。

私個人的装備は、IOSオイルとギアグリス(PROボトルはボート&車載キットに同梱)
10×12の両スパナ、各種の調整シム類
IOSディスクレンチにIOSマルチツール
「PBドライバーセット513CN」を主体に
ドライバー類はトルクスがT 6,7,8,9
六角が1.5,2,2.5,3(mm)、+ 00,0,ー00,0(画像にないがマイナス1,2番も携帯)
各種ラインローラー のベアリング類
という組み合わせを、リングスターのSP-750という、コンパクトなケースにパッケージして
バス用、エリア用、ネイティブ用、そして車載用として、必ず持参して不意の事態に備えている他
現場で知り合った方々にも、お手軽メンテを(屋内で)させて頂いたりと結構重宝している。
なので現場で見かけたらお気軽にお声掛け下さい(笑)
※ 上記ツールキットは個人的装備であり、販売予定はございません

ケースは リングスターのSP-750
厚みも程よく、ロックがしっかりとかかり、角が滑らかでバックやストレージへの収納性に優れる

パーッケージ内容は個人の好きなものを入れるが出来るだけコンパクトにするのが重要
これだけあると、ダイワヤシマノのほとんどのリールは全分解可能。
その他パーツクリーナーやペーパー類などは自分なりにアレンジする

18ステラを現場で分解している図、極力野外でなく、屋内で作業したいが
やむおえず現場での分解は、ケースの裏蓋を利用してトレーにすると紛失落下のリスクが少ない
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11月 16日 |
「3蜜!?平谷湖イベント」
昨今のコロナ禍事情により伸び伸びとなってしまった、信州平谷湖でのエリアイベントがようやく実現した。
前述の理由により、イベントの規模を縮小し、3密を避ける配慮をしながらの手探りイベントは
述べ20名あまりのこじんまりした来客ながら
内容的には3密ならぬ、3蜜(ヌルヌル、スルスル、ヌメヌメ)という
なんともスィートな巻き心地にリールが変貌し
皆様大感激なイベントとなった
今後は全国のオファー順にイベントを手探りながら実施していきたい。

今回はタレックス認定シヨップ「シティメガネ」https://talex.co.jp/order/proshop/sa05/さんとのコラボ
見かけによらず、車の運転激ヤバ&やんちゃな社長ながら
メガネの知識はさすがタレックスが認めただけのことはある

最近メンテスタッフで頑張ってる、IOSモニター井川
赤鼻なのは、鹿島槍に釣行しすぎの為(笑)
それにしても緊張しまくりで、顔怖えーよ!(笑)

イベントが落ち着いてようやくランチタイム
みんな超大盛りカレーって!?

IOS プレゼンツ 早掛け大会も同時開催

花梨ノブやラインローラー 、ステッカー類など豪華商品をゲットされた皆様
イベントご来場ありがとうございました!
またのご来場を心よりお待ちしております!
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11月 9日 |
「リールが1日で壊れる恐怖の砂塵」
エリアの駐車場に到着して、砂塵が舞う天候なら私はそこでの釣りは控えて
山際の風裏にあるようなエリアへ移動する
理由は、帰宅して疲れている体と寝不足にも関わらず
オーバーホールをせざるを得ない状況になるのが嫌だからである
実は砂塵(砂の細かい粒子)は、リールにとって雨より厄介なものである。
程度によるが、砂塵はリールの隅々までサンドブラストの如く、ベアリングの内部深部まで入り込み
その後の回転のシャー音や酷い時はギアのゴロ感まで誘発してしまう
こうなったらオーバーホールしか手はなく
ベアリングの各部の交換、場合によってはギアの交換も覚悟する
水の侵入によるダメージとは根本的に違って
よく乾燥したからと復帰するようなものでもない
確かに各メーカーのシールド構造は水の侵入には優れているが
砂塵(特に砂鉄関連)には未だ弱いのが現状である
イベントでも明らかに砂でやられてしまったリールが持ち込まれる
大抵はローターやスプールの裏に砂がびっちりと付着しており
エアーダスターで除去するくらいしか手がないのである
特にこれからのシーズン乾燥期に入ると、季節風が強く
足場が砂っぽいエリアは要注意である
個人的にはこういったエリアは極力さけるようにしている
エリアの管理人はリールが壊れたからと保証はしてくれない
自分のリールは盗難も含めて自分自身で管理するしかないのである
リールが1日にして壊れる砂塵、大会でやむおえない時もある
仲間との相乗りにもなれば、せっかく着いたエリアで釣りをしたい方もいるだろうと思うから
やむおえない時もあるだろう
そんな時は、最低限のタックルで釣りをされることをお勧めする

ベールをリターンする時にジャリ感があれば砂が侵入している可能性が高い。
放置していると高価なローター本体+関連部品交換になることもある
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11月 7日 |
「トップエリアトーナメンター・シークレットチューン」
何やら聞きなれないワードである
「フルチューンシールは貼らないで保管しておいていいですか?」
とは、とあるトップトーナメンターの弁
過去に幾度となくIOSチューンのリールはエリアトーナメントの表彰台に上がっている
しかしながら、リールチューニングなんて必要ないよーと言ってる
その本人がフルチューンしているのは勿論
ドラグやラインローラー を全て入れ替えていたりする
こちらとしては、バンバンと宣伝してもらって誰もが表彰台に上がれる可能性を
少しでも高めてあげられたらなあーと思うが
勝負事だけに秘密にしておきたいのもわかる(笑)
勿論、インプレもない
なので私は彼らのフルチューニングをそう呼んでいる
釣りの技術は昔に比べ個々に向上し、僅差であるタックルやルアーも今の世の中ある程度入手は出来る
しかし、純正のリールは耐久性を重視するあまり
特定の釣りに特化させようとすると、苦労する
IOSでフルカスタム&フルチューンされたリールは
一匹でも多く魚を釣る為に性能を特化させている
飛距離が出て、ライトラインでも安心したドラグ性能であったり
巻き感度に優れて、スプーンの後ろに追従してくる魚の気配が感じられたり
水の中の魚の密度分布がわかるとまで言う人もいる
一時は使用禁止論まで出た、IOSフルチューンリールの世界は
一度使ったら元に戻れなくなるといわれるほどに麻薬性がある。
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11月 6日 |
「ハンドルのガタつき調整とリール選び」
リールを回していると、カタカタとハンドルを持つ手に伝わってくることがある
原因はギア同士の摩耗による所が大きい
ギアは使い込むほどに金属同士が擦れて摩耗していく
組み付けた直後はベストなセッティングでも
使用につれてクリアランスが開いてカタカタと音がする
この場合、ギアグリスが切れてしまい潤滑不足でカタカタ言うケースも意外に多いが
グリスアップしてもガタつきが治らない場合はクリアランスの調整をすることになる
さて、ある程度がたつきは治るが、適正にしても今度はゴロ感が出る場合がある
この場合はギアの摩耗が相当に進んでいる証拠
特に、ギアのガタつき調整をおろそかにしてそのまま使用しているケースである
この場合は交換しかないので、ここまで来る前に日頃からオイルやギアグリスアップをしっかりと実施し
ガタつきが気になったら、早めにクリアランス調整を実施したい
ギアのクリアランス調整を具体的に言うと
ドライブギアの軸にシムという極薄のワッシャを追加していく
この場合、クリアランスはIOSの場合ハンドル1回しで
0.025mm付近を狙うが、これも室温25度の場合である
リールのボディは金属や樹脂であるから、特に樹脂ボディはレジンの影響を受けて
寸法差が金属より大きくなるから注意したい。
そしてここからが問題、シマノの場合はほとんどの機種がボディを分解しないと、調整が出来ないのである
シマノは以前、オイルインジェクションという大変便利なメンテナンスホールがあって
そこからギアグリスを塗布出来たが今は無くなったなので
分解に自信がなければメーカーに出すか、業者に出すしかない
さて、ダイワはどうか?
最近のリアルフォー以降の中型機種以下のほとんどのリールは、マグシールド搭載ながらも
外部からシマノに比べると遥かに簡単にアクセス出来
シム調整はおろか、グリスアップまで出来てしまうのである
勿論IOSオイルとギアグリスを塗布するから
リールは今まで以上に軽い巻きになって快適!
簡単だからイベントでも、IOSチューン済みのリールなら気軽に無料クリアランス調整をしたりしている
個人的に思うのは年間釣行が多いユーザーほどメンテナンスは大切
シマノかダイワで購入を迷ったらメンテ性も大変重要なファクターであるかもしれない。
※ 上記のオイル塗布、ギアヘのグリスアップ、シム調整はどなたでも容易に実施出来るものではございません
あくまでシマノとの比較となります
場合によっては専門的な知識が必要になる場合がございます
ぜひお近くのイベント等で実技を参考してみてください

18イグの場合、IOSディスクレンチがあればシム調整は勿論、オイル&グリス塗布も可能
さらにはギアさえ抜ける。そして万が一の水没のリカバリーも!?

往年のリアルフォー関連のリールはサイドプレートを外してシム調整が容易。
右側ベアリングを抜けばグリスも塗布可能

カルディア、DS、タトューラ関係は3点ビス止め
容易に外せて、シム調整は勿論、オイル&グリス塗布は勿論さらにはギアさえ抜ける。
そして万が一の水没のリカバリーも!?

ほとんどブラックBOXと化してしまったステラ
ギアへのグリス塗布やシム調整は専門的になりグリス不足やガタつきの放置&そのまま使用は
ギアのビビり感やゴロ感にも繋がる
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11月 2日 |
「ワイルドワンのイベントとI works」
コロナ禍の影響を受けて急遽中止となった、ワイルドワン 高崎の復活イベントを先日実施
高崎店らしくカーディナルを主体に
季節柄、エリア用リールが数多く持ち込まれた
今回より IOSの隠し球、井川氏も参加
私がイベント要員として半年にわたり鍛え上げた人材である
彼は現IOSモニターながらも、IOS製品の正規代理店でもある
I works https://i-works.shopを運営
本業のCAD作成からプロト製造までこなす厳しい目から
弊社製品の作り込みの良さに惚れ込んだ逸材である
その持ち前のマルチタレントから現在IOSの様々な開発案件に参加してもらっている
肝心なイベントは人見知りな性格と緊張感からなかなか声が出ないようだが(笑)
アットフォームなイベントだけに、暖かい目で見てやってください
イベント運営のほうは手探りで規模や時間を縮小しながらも
次第に今までのイベントに復活していきたいと思っている

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11月 1日 |
「贅沢な御褒美・カーディナル・カバー・スクリュー」
ABUカーディナルをさりげなくキメる
僅か1gのカバー・スクリュー
超光沢ヘアライン仕上げの輝きを際立てる
0.4mm幅極薄マイナスビスでさらにスタイリッシュに!
シーズン中活躍した愛機に贅沢な御褒美を!

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10月 31日 |
「たかがリール!されどリール?」
先日18イグジストをフルチューンして上機嫌だったお客様から暗いトーンで電話がかかってきた
ゴロ感がとれないと言う
早速ギアを検証してみた。
ギアは言うならばリールのドライブレコーダーのようなもので
摩耗の仕方で、どのような使われ方をしてどのような管理をしたかが手に取るようにわかる
ギアはそう、性格まで反映するから恐ろしい(笑)
早速ピニオンギアを触ってみると、目視では分かりづらいが
爪がひっかかるポイントを大小3箇所発見
打痕である
打痕とは激しい衝撃がリールに加わることでギア同士が干渉し傷ついてしまう状態を言う
リール側を観察すると、アームレバーに擦れたような傷が・・
もしかしてリール落としましたか?とお客様に確認。
お客様・・・落としたことあるんです(涙)・・・
もしかしたらギア交換になりますねーと・・・
早速ギアのラッピングをしてはみるものの組み付け後の質感が芳しくなく
ここは潔く交換と相成った
そして元どおりの上機嫌なリールに戻りお客様も大満足
お金はかかったがメンタルはアゲアゲである
ロッドと比べてリールは実に人間臭く
しかも、調子が悪いとメンタルにも響く
たかがリール、されどリールといわれるゆえんである

打痕がみられるピニオンギア

超硬製の特注ベアリング治具でハイパーデジギアを公差管理している所
ギアの寸法も確認、修正するだけでなく、ベアリングも当然公差を確認
しかしそれで終わりにあらず、組み付け時の最大のキモ、センター出し作業が待ち構える
高精度のギアは勿論、ブレの少ない高精度のベアリングほど芯出しはシビアで難易度が高い
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10月 11日 |
「ハンドル長とIOSノブ」
季節は10月となり、本格的エリアシーズンとなってきた
私もちょくちょく近くのエリアにお伺いする機会が増えてきた
エリアのお客様から、よく質問されるのが、ハンドルの長さについてである
これがとても考えさせられる課題なのである。
乱暴な言い方をすれば
個人的には40mm〜45mmあたりを推奨している
それより短いと、巻きの微妙なトルク変化はつかみやすいものの、
巻き合わせが出遅れてしまいがち
長くなれば、巻き合わせのパワーは増すが
巻きのトルク変動がぼやけて、いわゆる棚ボケ的なリトリーブになりがちになる
それと実際問題として、ハンドル長の定義は
ドライブギア軸の中心とノブシャフトの中心とを結ぶ長さを一般的にハンドル長と言うが、
ノブシャフトには当然ハンドルノブが装着される
ここで興味深いのは、比較的厚みが一定に近い純正ノブは比較的ボテっとしていて、
ノブシャフトのセンターからハンドルノブの最大外径の端までは一般的に7mmほどもある
なのでハンドル長40mmがしっくりくると言っても
どの位置で握ろうが、実際には45mm程度の長さのハンドルでリトリーブしていることになる
逆に社外品のノブの中にはスリムに幅が一定のものがあり
これはこれで、巻きトルク変動はショートハンドル効果で感知しやすいものの、
魚のバイトからのフッキングの流れにおいて瞬発性とパワー不足を感じるのは否めない
さてIOSノブのプレミアムウッドノブについての考察である
ノブ軸センターからは真ん中位置で4〜5mm程度ながら先端部は7mmほどもある
実はこの厚み差がポイントで
感の鋭いユーザーはハッとしたかもしれないが
リトリーブ中はノブのセンターをそっと摘んで
あたかもショートハンドルの如く微妙な巻きトルク変動を感知し
魚のアタリが出れば、そのまま指の腹一杯に触れて力強く巻くことで
ロングハンドルの特徴である、巻きあわせパワーを体感出来る
この2ウェイハンドルとも言える効果は、平ノブならではの特徴でもあり
スピニングは勿論、ベイトのダブルハンドルにも効果がある
IOS FACTORY が長年平ノブにこだわってきた理由でもある。

IOSプレミアムウッドノブ
職人が、木の塊から一つ一つ削り出して、うねるような造形を作っていく
それはあたかも、円空が木の塊から仏像を掘り起こす如く
気の遠くなるほど長く地味な仕事である。
あえて表面をウレタン加工しないのは木の膨張を考えての理由もあるが
使い込むほど飴色に変化するエージングも楽しみたいから
金属的な精度と温かみのある天然素材の融合の結晶である
※ 月の生産数に限りがあります

最近は簡易テーブルを持参して、のんびりお茶をしながらの釣りが多くなってきた
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10月 8日 |
「リール戦国時代」
最近はコロナ禍も安定傾向になって、ユーザーも外出する機会が増えてきた
IOSも対策を講じつつ、休止していたイベントを規模に応じて徐々に再開している状況である
それにともないリール整備の件数も多くなってきた
リールの納期もお客様からしたら週末につかえればいいなーとか
そんなことを毎日楽しみにし待たれていると思う
リール整備は毎日実施するのでなく、数日間釣行に出かけてから
戻ってから1日数台づつ実施していくのが普通である
なので週末には間に合わせなければと思って
日々足の踏み場もないほどのリールの梱包箱を見ながら常に心の葛藤を覚えている
最近の整備リールはシマノがとても多くなってきた
ついでに言うとカスタムパーツのラインローラー インパクトとSシステムは
大阪業務センターは連日深夜まで配送作業に追われるほど多忙
反面、ダイワのカスタムパーツの売れ行きはシマノほど及ばない
店舗にきいてみても口々にダイワのIOSラインーラーとドラグシステムは最近売れないですねーと言われる
全部が全部の店舗ではないと思うが実感としては売れてない気がする
シマノリールはある程度年式が古くても、カスタムパーツの流用が効くが
ダイワは毎年頻繁に変えてくることも珍しくない
こちらちとしても、ダイワの新製品のリールがリリースされれば
それに伴い、ユーザーのフォローを考えて、製品改良もしくは新規製品の作成を今まで実施してきた。
それが売れないとなると在庫がダブつくから、営利企業として利益率を考えると、新規に手を出しづらい
ようは経営そのものがなりたたなくなるのである。
なので今後はダイワ関連のカスタムパーツの新規開発は縮小せざるをえない状況にある
ダイワさんに御提案があるとすれば、シマノのように、ラインローラー やドラグは
従来のパーツを否定して新パーツとするのでなく、
むしろレジェンドとして尊重して、形状据え置きで製品改良をしない方向でお願いしたい(笑)
弊社や店舗、さらにユーザーもそのほうが助かるし
カスタム前提としての、ユーザーのリール選びの選択肢もふえると思っている
メーカーサイドとしても部品保有の在庫や新規開発費が削減出来て
その経費をリールの新規開発費に補充する方法が
今の時代にマッチしたやり方だと思うのだが・・・
理想的なリールメーカーの競合とは、購入するユーザーがシマノやダイワ
そしてABUや五十鈴などの多様なリールを選択し購入する戦国時代が
価格競争の観点からも理想なのである
それが1メーカーが独走してしまえば、それは価格の高騰を招いたとしても
ユーザーはそれに従わざるをえない。
しかもそんな、その隙をつかれる格好でアジア諸国から続々低価格&高性能な
スーパーコピーリールがリリースされて
それに賛同するユーザーが流れたら日本のリール産業は壊滅的打撃を受けるし
結果リールメーカーは、自分達の職を追われることも現実となりうるのである
私はそのシナリオに最大の危機感を持っており、それを現実に感じつつある
ユーザーにお願いがあるとすれば、拘りは理解出来るがたまには他のメーカーリールを使ってみてほしい
カスタム&フルチューンすることでそこには新しい発見があるかもしれない
行き詰まった壁を打破することも出来るかもしれない
IOSは、個々のパフォーマンスを最大限に引き出すリールカスタムメーカーである
カリカリにトンがったリール作りから、コストパフォーマンスの高いバランス重視のリールまで
どんなことでもお気軽に相談してください

18イグジストの組み付け時にはメタルパッキンと極厚ベアリングを両支持軸に変更することで
ギアを今まで以上に強固に保持し、高感度な巻きとよりヌルヌルかつ軽い回転が体感出来る
18イグジストのフルチューンのキモである

ゲームチェンジャー!?ピシファン1000S。
アンダー1万円の価格にも関わらず価格以上の巻きの軽さと質感が人気の理由
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9月 20日 |
「SHIMANO VANFORD」

最近シマノの話題のリールである
リールの位置付けは16ストラデックCI4の後継種である
CI4ボディ素材&ローター素材は共に変わらないものの
ギアをより強靭かつサイレントなマイクロモジュールギアIIに変更したり
軽巻きに貢献する非接触型シールドのXプロテクトを採用したりと
その進化は体感出来るほど、センセーショナルである
樹脂ボディからくる多少のガタツキは正直否めないものの
コストパフォーマンスに優れ、かつIOSのカスタムパーツが適用可能な拡張性など
フルチューンベースとしては手頃な機種と言える
今回は、カスタム&簡単メンテの方法を紹介していく

1 先ずはハンドルノブをIOSマンハッタン MBに変更

2 さらに Sシステムへ変更する、固定は2穴仕様のものであれば下側の穴にて固定する

3 ラインローラー インパクトは新発売のガンメタが似合う 上記の手順にて装着する

4 IOSオイルメンテは大きく3箇所、メインシャフトとハンドル軸受
特にローターナットカラーは金属のメタルなのでオイルが切れるとシャコシャコ音がしてくる

5 ギア部にIOSギアグリス塗布は極めて効果的
リアカバーを外して、ボディビスを緩めたら隙間を広げて、ドライブギアにグリスを塗布する
樹脂ボディならではの塗布方法である

総評 巻きは往年のレアニウムを連想させる黒ギアの恩恵か極めてシルキー
巻きの軽さと質感がほどよくバランスしている
Xプロテクトの耐久性を考慮しても、バスやソルトには最適のリールである
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8月 28日 |
「18イグジスト」
最近は18イグジストの整備件数が飛躍的に伸びている
これは以前より購入しやすい値段になったことに付け加え
マグシールド独特の巻き重みに嫌気がさして、一時的にバンキッシュ等の
シマノに移った本来のダイワユーザーがフルチューンすることで激変する18イグジストに戻っているのがその理由である
18イグジストほど、before
afterが大きく変貌するリールも珍しい
金属ボディ、ローターは金属的な響きを併せ持つ超軽量ザイオン
ベース機がしっかりしていると、カスタムとしての伸びしろがしっかり出る
さらに素晴らしいと思うのは、部品構成がとてもシンプルということ
パーツ点数がシンプルだからこそ、個々のトラブルも少なくなる
18ステラは重量感のある金属ローターの初動の巻きだしがなあー?と思われている方には、
フルチューンすることでローターの存在を感じさせないレスポンスの良さと
ステラなみのヌメヌメした巻き感が体感出来
ぜひおすすめしたいリールの一つである
確かにマグシールドは、防塵、防水性に優れた素晴らしい機構であり
耐久性を重視する一部のソルトアングラーには評価されている
私もそのようなケースでは闇雲に外そう!外そう!とは推奨はしない
しかし、完全水没のケースでは、マグシールドとて完全防水ではない
水没すれば、水中の圧力よりリール内部の圧力は低いから
水は同じ圧力になろうとし、リール内部の隅々まで侵入しようとする
その後、陸地に上げたリールは、水が内部に入っていても
同じ大気圧下であるので容易には水が抜けてくれないのがその理由
現行のリールで完全防水のリールは限られている
なので、ほとんどのリールは、水没=オーバホールとなるのである
マグシールドリールだからと、水没は厳禁である
これからは酷暑も和らぎ、様々なジャンルが再びシーズンを迎える
現場で慌てない為にも、リールメンテ&リールカスタムを検討するタイミングである

SLPでフルカスタムされた18イグジスト、純正のシルバー色からブラックアウトされて、雰囲気もガラッとかわっている

海中水没した18イグジスト内部、一部オシレーティングポストやギアも腐食して虫食い状態となったが
今回はラッピングで対応、ベアリングは総交換実施
今回のリールはFC無しのLT-3000-XHなので
ギア軸受も含めて4箇所のマグシールド機構搭載
言い方を変えればマグシールド機構搭載だからここまでで助かったとも言えなくもない。
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8月 17日 |
「熱中症とお盆休みと」
一年のうちでもっとも苦手な季節はお盆休みである
なにしろ御先祖様が帰ってくるから殺生事はしてはいけないとか
暑さに輪をかけてそこら中が渋滞なので大変釣りに行きづらいのである。
早速御墓参りの際に、ブラシとスクレーパーを持参して
水垢掃除やら、コケの掃除など石塔のクリーリングをみっちりとやって
御線香立てもチューニングした
灯篭もしっかりやった。
御先祖様は自宅の仏壇にご案内して、その足で早速釣りへ(笑)
そう、亡くなった私のおばあちゃんも、おかあちゃんも、おじいちゃんも
みんな私が相当な釣り好きだと判ってくれているからである(笑)
お客様をご案内しながら、ほとんど三密とは無縁の
秘密のフィールドで釣り三昧となった
今回はそんな一コマを

トイレとアイスタイムに立ち寄ったサービスエリアでは県外ナンバーの車の車内を覗いたり
ナンバーをケーサツがコソッと控えていた。

ドラえもんのタケコプター、この後のオイルメンテで尋常でない回転へと変貌した

バス釣りの現場では、スポットクーラーに助けられた
熱中症予防には必須アイテムとなりそうである

この時期、源流ストリームは涼しい!!
出来ることならイワナと一緒に泳ぎたい!!
IOS UVパーカーはメッシュのスケスケ生地なので
速乾性もあり、雨の日も蒸し暑いレインウェアは着ることはない
三密とは無縁のこの時期とてもオススメのフィールドである
私なりの対策として、現場付近にお住まいの方々に配慮し
自宅近くのコンビニに極力立ち寄り
現地のコンビニや観光施設には極力立ち寄らないようにして
地元の人との接触はさけるようにしている

この時期ならではのラーメン形式(笑)

にゃんもグテグテ・・熱中症にはくれぐれもお気をつけください
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8月 15日 |
「リールの熱中症に御注意ください」
夏場に良く相談を受けるケースで、シマノ系によくある、早巻きするとカチカチと音を立てながらまわる症状
新品では無かったので??となるが
その原因で意外と多いのが、純正の鉱物系
グリスが夏場にオイルと分離してしまい、冬場にカチカチに硬化したグリスが粘性を失い
夏場に潤滑不足でギア類がカチカチと音が出るのが主な原因
昔のオイルインジェクションがあるリールは
そう言った硬化してしまったグリスを溶解する為に
オイルを少し入れてグリスを柔らかくしてあげるのが本来のメーカーの狙いで
スプレーオイルをシュー!と適当に根拠なく入れるメンテナンス用の穴ではない
グリスアップが容易に出来るとても便利な穴である、しかし
今となっては、オイルインジェクションもないリールがほとんど
そんな状況であるが、現行の樹脂ハイブリッドボディなら出来なくはないのである
ボディカバーを緩めて、見えるドライブギアへ直接アクセスし
IOSギアグリスを注射器にて塗布する。
この大胆かつ効果絶大な方法が出来るのはリールの構造を熟知して整備出来る人限定!
そして粘りのある樹脂ボディならではの特徴であり、ダイワリールでも応用は可能
よくも悪くも樹脂ボディならではの特徴であるが
剛性高い金属ボディのステラには通用しないので念のため



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8月 11日 |
「奴らはラーメンを食ってるんじゃない、情報を食ってるんだ」
冒頭からリールにまったく関係のないセンセーショナルな言葉は
漫画「ラーメン発見伝」に出てくるカリスマラーメン店主、芹沢の言葉である
簡単にこの漫画のあらすじを言うと
主人公の藤沢は、さえない会社のサラリーマンながらも夜は屋台で究極のラーメン作りを探求している男
そして、最大のライバルであり、影響を強く受ける芹沢と切磋琢磨しながら、
対決をしながら人間的にも成長していく物語である
この、ラーメン発見伝、鬼滅の刃ほど人気漫画とは言えないが
世にあるグルメ漫画とは一味違ったリアルな、商売とは何かを考えさせられる漫画である
たとえば、私の地元はイタリア料理店が大変多く
どこの店が一番美味いかを競うコンペが毎年開催されており
グランプリを受賞したお店の前はいつも混雑している
軽井沢のガイトブックに出てくる定番のコーヒー店も
たまに釣りの合間に訪れはするものの
いつも飲み慣れている「サンガ珈琲」が最高!と思ってしまう
私は、どうせ食べたり飲んだりするなら美味しいものが好きだから
他人が評価した店にわざわざ足を運ぶことはほとんどない(笑)
まして大切なお客様を、ご案内することはしない
食文化のジャッジは紛れもなく、利用するお客様である
そして、美味しいのは何よりも優先される正義だとも思っていた
前述の主人公の藤沢もそんなタイプである
そのためにこだわりの素材から吟味して、お客様に訴えていたのである
さて、芦沢も当初はそんな姿勢を貫いていた
しかし、店内は閑散とし廃業寸前まで追いやられて
お客からの要望で油をどっぷりといれたラーメンにより
お店は復活、カリスマ店長とまで言われたのであるが
それは勿論、芹沢の本意ではない
この物語の最後の対決は王道を行く藤沢が芹沢を僅差で破り決着がつくのであるが
なんとも、考えさせられる物語である
IOSもリールチューンはここまでやるかと手間暇をかけて
カスタムパーツは、ベアリングはもとよりシム一枚にしても最高の精度を求める。
本当はオーバークオリティの品質を見直して合理化を向上させたほうが最終的には利益は上がるし
継続的安定路線でいくならそれが正しいと思う
しかしそれでは、熱心なIOSファンの期待を裏切ることにならないか?
私の長いキャリアから同業者を見渡して
縮小したり廃業していくメーカーを散々みてきた教訓から
お客様あってのIOSとつくづく思うのである
最近はリールメーカーとユーザーの関係も気薄になりコミュニケーションも取りづらくなったと聞く
行き先のわからないユーザーは一体どこにいけばいいのだろうか?
そんな時少しでも手助けが出来ればと思っている。
どうぞお気軽に相談してください。どんなことでも構いません。
お盆休み? 私にはありません(笑)

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7月 15日 |
「アンバサダーは右巻きを強くお勧めする理由」
最近アンバサダーの左巻きがほとんど出てこないと言う
私はなんで右巻きを使わないんだろうーと不思議に思うのである
一般的に、右利きの方がスピニングリールを使った場合
右投げ左巻きのほうが効率面では優れているのは確かだ
ただし、パワーが必要な場合、スピニングであっても右利きだけに右巻きのほうが力強く巻ける
ベイトリール でも、バス釣りの打ち物であったり
ベイトフィネスのようなフィネスクラスは
右巻きリールを私も使っているし、重宝している
しかし、アンバサダーが真に生きるケースは本流やトップウォーター、そして遠投カゴ釣りなどの
どちらかと言えばパワーを必要とするケースが多く
巻き主体ならば右巻きが利にかなっている
アメリカのバスプロのリールはほとんどが右巻きというのもそんな理由である
それに輪をかけて今時のリールからしたらローギアのアンバサダーだけに
たとえ渓流ベイトフィネスであっても、完全アップストリームでは
左巻きでのリトリーブはとても忙しくなる
よって、渓流ベイトはクロスかダウンの釣りが現実的ではないかと思うほどである
これだけの理由があるにしろ、アンバサダーの左は人気らしい
私は以前、犀川においてローギアの左巻きアンバサダーでレインボーがヒットして
巻きが追いつかずに、ジャンプでバレた経験が多々ある
ロットポジションが高くなったり様々なロッドワークの角度に対して
右利きの人が左巻きしても右手より器用には動かないのである。
※ 右巻きの理論は個人的な主観です、予め御留意下さい。

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7月 14日 |
「リールに外れ個体はあるのか?」
リールを巻き比べたことがある方なら同じ機種であっても、
こちらは巻きが重い、こちらは巻きは軽いけどゴロ感やシャー感があるという
経験があるのではないだろうか?
しかし、リールチューナーの立場として考えてみた場合
「外れ個体ですねー」と言うのは、最大の恥だと思っている
リールは機械である以上、組み付け、精度で、同じリール機種であっても全て巻きの差があるのは当然なことである
それを一般人がハズレだと言うのはよくある
しかし、プロとしてお金をもらっている以上
このリールはハズレですねとお客様に言ったら
お客様はどんな気持ちがするか判ってほしい
それは逆に言えば、「個体差だから仕上がりは自信ないです」
と逃げているとしか思えない
なぜなら、リールはパーツの集合体なので
極論すればその原因を取り除いてあげるだけで良いのである
私は極力お金をかけずに、手間暇をかけて軽減させることを主眼に置くが
それでも障害がある場合、フレームやボディ、ギアの交換をすることで
もともとが精度が悪い低価格なリールはそれなりのベストを尽くし
本来精度が良いはずのハイエンドについても
リール本来のもつポテンシャルをフルに発揮させることが私の仕事である
ハズレと言われて他の業者から見放されたリールの整備依頼がIOSには多いが
それらが整備して大化け大変身したりするからリールとは奥が深いものである
勿論、見積もり価格により、フルチューンしないという選択肢も含まれている
トレードオフの悩みは常につきまとうものである
そういった総合的なリールのお悩み相談として、
IOSはお客様の立場になって親身に徹底的にヒアリングすることが大切だと考えているのである。
私はお客様とお話しするのが大好きです
適切な回答はお客様の満足度を高めるし
大変貴重なご意見は開発案件として大変重要なことがあるからです
なので、携帯でもメールでも(メールは回答が遅れることがあります)
どんな些細なことでもお気軽に相談してください。

精度が良いリールは精度よく、悪いリールはそれなりにベストを尽くすのがリールチューナーの仕事
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7月 8日 |
「シマノアンタレスDCがミーンと鳴りますか?」
最近、アンタレス等のDCが回転初期からミーン!という音が聞こえないなあーと感じたら
オイルやベアリングの摩耗を疑ったほうがいい
キャスト時に回転が素早く立ち上がらないから
ミーンというDCブレーキが介入してこないのである
当然飛距離はガタ落ち、力めばバックラッシュもしやすくなる
ベアリングについては、現在世界最高のベイトリールのスプール回転数を制御する
シマノのDCブレーキ採用のアンタレスDCを例にとると
歯科技工用ルーター並みの35,000rpmまで上昇する
これを支えるIOSベアリングは、50,000回転にも対応の
精度のIOSベアリングに交換することで飛距離も出る
巷で見かける安価なゴロゴロしたオープンセラミックベアリングは
すでにその音が回転精度の悪さを物語っているし
医療用の高精度のセラミックベアリングはとても入手できるレベルではない
また、オイルが保持出来ないオープンベアリングは
キャスティング競技ならいざ知らず、釣りという長期戦の特性上
初回のキャストと夕方の飛距離では明らかに伸びが低下しているし
雨の日は、著しく飛距離が低下してしまうことがある
さて、ベアリングに封入する潤滑オイルの性能も重要となる
因みに歯科技工用のベアリングは100V電源をとれるし
削り粉等のダストも大量に付着する性質から特殊なグリスが封入されている
反面ベイトリールのスプールはスプールの自転だけが頼り
なので低フリクションかつ超耐久性を両立したオイルが求められ
溶剤入りオイルや、添加剤の性能が悪いオイルは著しく性能を落とすばかりか、
不快な振動を伴いベアリングを早期に摩耗を早めてしまう
もちろんグリースや粘度の高いオイルをいれたら飛距離が著しく低下してしまう
IOSオイルと高精度ベアリングの組み合わせは
キャスト直後から回転数が伸びやかにMax近くまで立ち上がり
心地よいミーン!サウンドが鳴り響くのである
ここだけの話、IOSオイルは過去数回にわたり複数の某リールメーカーの開発部門で分析、性能検査を受けていて
親しい開発の人間から、この値段ではオーバースペックすぎてコストがかかり過ぎて
弊社では売れないと泣きが入ったオイルでもある
たった1滴のオイルにどれほどのクオリティを込められるかが大切であり
その効果は誰でもが長期に体感出来るものでなければならない
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6月 18日 |
「ヘビーシンキング&メタルバイブに対応するロッド開発」
先日とあるロッドが事務所に届いた
長さは5.5〜6.6フィートの3本
対大物ストリーム用途のスペシャルなロッドである
過去にも色々とストリーム用ロッドは作り込んだ
キャスト性能はピカイチな反面イマイチ、ベリーのトルクが弱くて、
尺超イワナをテトラの影や倒木の裏側から引きずり出すだけのパワーに乏しく
肝心のリフティングパワーに物足りなさを感じていた
ようは曲げたら曲げただけの応力が返ってこないのである
単に硬い竿を作るのは簡単だが、それでは、折れるリスクもあるし
北海道の小川で思わず出くわす、大物のヘッドシェイクやスチールヘッド系のネイティブレインボーの
高さのあるジャンプに柔軟に対応しきれない。
今回のプロトのパワーは一般的なMパワークラスながら
負荷がかかるとともにティプからグリップまで力強く降りてきて胴に、グイグイのってくる
子連れ狼の、懐刀同田貫の如く同調子アクション
トルクフルなアンサンド処理のブランクスは
ネイティブレインボーの空中でのヘッドシェイクにブランクスがリニアに対応してくれる
しかし、キャストしやすいかと言えば
流行の軽さと軽快さをウリにしたロッドとは一線を画し
近年流行のヘビーシンキングミノーはもとより、メタルバイブ系にも対応する
よく言えばトルクフルな、悪く言えば特有の硬さにより
キャスト性能は最悪な部類に入り、一般受け悪いのは重々承知
しかし、ルアーのパワーをしっかりとブランクスに載せられて
様々なキャストがしっかりと出来ているエキスパートには、なんら違和感がないどころか
反面、操作性は限りなくリニア感溢れて自在にルアーを操れ
弾道をコントロール出来る人間のみが操れる
玄人好みのヘビーシンキング&メタルバイブ用途を主体としたロッドである
ガイドはチタンフレームSICガイド採用により
持ち重り感を極力排し、檄浅水深でのリフト&フォール時に
わずか3gにも満たないミノーでさえ精度よい操作を可能にしつつも
その動きをつぶさに伝えるべく感度を持ち合わせている。
ガイド径はいたずらにマイクロガイド化することなく
冬季の凍結軽減も考慮して必要最小限の大きさに設定
特徴的なのはバッドガイドを流行のKL-Hの16にあえてせずに
背の低いKガイド群とすることで、ローフットのカーディナルのメリットを生かし
ストレスのかかる、藪漕ぎでの各ガイドのひっかかりと破損軽減に貢献もしている
勿論トラブルの多いフックキーパーは無し
グリッブ径については、自重のあるカーディナルとのバランスを考慮し
今やスタンダートとも言える23mmのやや細身径
グリップ長は、流行のシングルグリップでなく
高巻き時には背中にすっと差し込み、崖を両手で登る必要からやや長めのセミダブルグリップを採用、
水中のルアーの根掛かり外しにも長めのグリップは重宝するから、
今まで以上に思いっきりレンジを攻められるなど
グリップの長さはロッドとのバランス以外にも様々なメリットがあると考える、実利主義の方向け
さらに、今や飾り的な感のあるフォアグリッブであるが、必要最低限の長さを確保
大物とのやりとり時、あるとないとでは、疲労度がまるで違う
正直、多くの一般ユーザーにお勧めかと言えば、とてもお勧め出来ない
しかし、個人的に川からの経験で学んだノウハウをぎっしりと詰め込んだロッドであり
今までのロッドに飽き足らない人には、目から鱗のコンセプトがぎっしりと凝縮されているロッドである
今後数カ月に渡り最終調整を重ねていく。
発売は秋頃、5万円前後の予定です。

ベリー部のリフイティングパワーはトルクフル!
淵や堰堤の倒木の中からぶち抜けるパワーがある

グリップは木目にこだわったリールシート
ブランクスとの隙間はわずか数ミリ 感度とパワーの秘密でもある
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6月 4日 |
「緊張という魔物」
リールにとって、人間にとって緊張とは様々な弊害をもたらすものである
リールのどこが緊張!?とおもわれるかもしれないが
わかりやすく言えばフレームを無理やりビスで押さえつけてギアをねじ込むことは良くない
これをすることでギアはゴロ感を引き起こし、
ベアリングもやがて摩耗が急速に進み、ゴロ感や異音を招く
もっとも一般的なケースでいうと、ラインローラーのビスの固定である
ビスはしっかりと組み付けたのち固定しなければいけないが
度を越した強すぎる締めすぎはアルミのシャフトを変形させてベアリングの真が出なくなり、
回転がとても悪くなってしまうのである
機械全てに言えることであるが、目立ってのガタつきはNGであるが
多少の隙間がないと、ベアリングやギアが綺麗に回ってくれない
特にベアリングの組み付けは真の出た組み付けが必須なのである
よって巷で言われているゼロクリアランスとは、リールに限って言えば
ほぼ理論的には不可能と言っていい。
さらに近年のリールは、軽量流行りで、ボディも樹脂化が進み温度差で歪みやすくなっている
ビスできっちりと固定された状態から
ビスを緩めて解放した直後に一気にボディの歪みが生じるのである
樹脂には固有の目が走っている
塩ビの菅が変形してしまうように緊張と緩慢はリール整備につきもので、
高品位の組み付けをするにあたり無視できない要素となるのである
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5月 21日 |
「製品開発あれもこれも・・・」

先のコロナの影響でフィールドは自粛ムードの中新規開発だけは地道に進めている。
勿論企画の段階でボツになることもあるが
中にはこれは早期にイケるんじゃないかな?という案件もあり
今回はそんなサワリを少々
まずはカーディナル関連、相変わらずの復刻モデルも人気
IOSとしてもカーディナル専用のカスタムパーツは8種類が全てロングセラー
そして、現在開発しているのは「クイック・チェンジ(仮称)」
主な特徴として、ベールのオートリターンが瞬時にリターンする優れもの
普通はキャストした後に、ローターをおよそ90度の位置まで回してベールがリターンするが、
それをほぼゼロタイムでリターンさせるというもの
ただし、使う人を選ぶのも確かで、激しいロッドの衝撃が伴うキャストをすると
ハンドルが動いて意図せずにリターンしてしまうピーキーさは否めない
しかし、この話を聞いてニンヤリしてしまう人は相当にやり込んでいる人だと思う
リターンのバネとセットで売らないとかなと考えている
現在は金属から削り出した試作をさらに3Dプリンターでプロトを作成したサンプルの実際のテストでは、
比較的流れの強いアップストリームにおいて
キャスト後のルアーを瞬時にアクションさせることが可能となるほか
例えば、ヘビーシンキングミノーを岩の隙間にフェザリング併用のソフトな着水の後
スルスルと滑り込ませつつも、アクションしたときに、ハンドルノブに触れるだけで
瞬時にベールがリターンしてくれるのでキャストからアクションまでの移行がとてもスムースになる
合わせてボディを固定するビスも開発中
こちらのほうが早期実現かもしれない
次はアクリスタ U (仮称)
こちらも現在はアルミライナーを再現して
本体のアクリルの整形一歩手前まで進んでいる
しかし、最小ロットが数10万個とか、私にとっては天文学的な数字になっていて
引き続き業者を探している。
こちらはもう少しかかりそうです
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5月 2日 |
「フルチューンにおいてベアリングに頼るリスク」
先般のコロナウイルス感染騒ぎで思うようなGWを過ごせないユーザーもとても多いと思う
GWにも関わらず、桧原湖のボート一つない静かな湖面を画像でみると
これがいつもの桧原湖か?と目を疑った
今は国民団結して不要不急の外出を極力さけて
1日も早いウィルスの沈静化を祈るばかりである。
さて、そんな時だからこそ愛用のリールをメンテして
感染が収まったシーズンに向けて100%のパフォーマンスを発揮し
有意義な釣りに備えていきたい
そんな時だからか、最近カスタムパーツの売り上げも凄まじく
リールチューニングの依頼や相談も頻繁にきている
今だからこそ、自分のリールと向き合うチャンスでもある
そんなタイミングで、個人や時に業者とも思える方からの相談で多いのは
カラーはベアリング化し精度のいいベアリングを組めば
リールは現在の不具合を解消して調子よくなるのか?というシンプルな質問
ベアリングはある程度知識があれば交換できるパーツの一つだから
とっつきやすいのもわかるし、効果がある時ももちろんある
ベアリングが摩耗したり錆びていたりすれば即効性の高い効果もある
フルチューンするのに高精度ベアリングは必須なのも確かである
しかし、ベアリングだけに頼ると、本質を見失うこともある
特にベアリングの個数が少ないオールド系ともなると
ベアリングに頼っている整備をしていると必ず行き詰まる
カスタムパーツの中には、ベアリングレスの純正品より
回転性で劣るという笑えないパーツも数多い
私は、整備で行き詰まった時には、オイルやグリスさえも塗布せずに
金属からの声を聞くことにしている。
基本性能の高いIOSのオイルやIOSギアグリスは機械のリカバリー性に優れており
簡単メンテには大変効果があるので誰にでも安心してお勧め出来るが
さらに上の高みを目指す者にとって
床屋のハサミにも、潤滑が良すぎて髪の毛が滑って切れないIOSオイルに
さらに回転の良いベアリングを組んでしまうと、それらの声が聞こえづらいばかりか
バイアスがかかって正しい情報として私の判断を鈍らせるのである。
IOSの創立以来、依頼に来るリールは訳ありのリールが多く
まったく、どうしてー!?と暗中模索の中、苦しみもがくことは今でもある
まずは、謙虚に機械やパーツを精査し彼らの声を聴きながら
正しく組み込んだ上で高性能なオイルやグリスそしてベアリングを使うことで、
フルチューニングの効果は最大限に発揮する
フルチューンは個々のリールチューナーの味がかならず出る
私はスペインの伝説的ギタリスト パコデルシアのコメントに鳥肌がたった
「ハーモニーを外れかける手前にアドリブの醍醐味がある
完全に外すのでなく、ナイフの刃先のようにギリギリの所に」
フルチューンも、時にはギリギリまで追い込んで
危やういトンガったことをすることがある
この一般受けしない、リスクの多いフルチューンは後の定番チューンに発展する布石になったりもする
守ってばかりじゃ感動は生まれないのである。
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4月 20日 |
「ロッド&リール用アルコール除菌剤開発しています」
昨今のコロナウィルス事情を反映してアルコール消毒剤の需要が逼迫している
ドラックストアを眺めても、ほとんど消毒用のエタノールは無い状態
代替品として、燃料用や工業用のエタールを使用するケースも目にするが
中には、誤飲防止の為、発ガン性のベンゼンが混入してあるエタノールがあり
正しい知識を持って取り扱わないと大変危険でもある
そんな中、私個人の前職で、半導体の洗浄に使われる代替フロン洗浄剤の製造のノウハウや
取引先のケミカルメーカーのルートを通じ、
食品添加物にも使われる安心、安全な日本酒由来の、エタノールの開発に成功した
今後はロッドやリールの消毒を主体に、飲食業界から、
場合によっては手足等の消毒等にも使える安心、安全なアルコール洗浄剤の販売を
1日でも早く供給出来るよう急ピッチで進めている
※ 洗浄、除菌する対象物によっては、アルコール成分により塗装の剥がれや劣化させてしまうものがあります
必ず見えない所で事前テストを実施の上お使いください
※ 開発中のエタノールは日本酒由来の洗浄液であり、医療品該当ではありません
※ アルコールアレルギー症状の疑いのある方は事前にテストを行ってください
。また飲用は不可です
※ エタノールは消毒、除菌効果はありますが、過信せずに手洗いをかならず実施の上御使用ください
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3月 21日 |
「ABUカーディナルはつかえるのか?」

先日から暖かい日が続き
愛機カーディナルを持ち出し、新潟のS社長と、川を数日渡り歩く日々が続いた。
ちょうど今彼にお願いしている42mmハンドルのデザインと
新形状のハンドルノブのテストもかねての釣行は
えーここで来ないの!?という厳しい釣りの連続
確かに、平野で言う春はここでは名ばかりで
実際の渓流は、渇水で水温は6度
自分の目の前を通過したルアーのみアタックするイメージなので
ポイントの見極め、トレースコースとレンジ
どこでトイッチを始めるかなど、それらをセンチ刻みの如く地道に、
釣れないと腐らずにコツコツ攻略することが結果にも繋がる

渇水の湯川にて、ややこしいブッシュの奥にダウンで送り込むS氏

地味に愛機カーディナルでヒットを重ねるS氏
軽井沢でも、こんな綺麗なヤマメが釣れるから釣りはやめられない

2日目も二人ともカーディナルでヘトヘトになるまで川を巡った

私はもっぱら、ビンテージテイストのカーディナル3iを使用

新潟ではゲストを交えて、ゲストのリールはフルチューンバリステック
それにシルバークリークミノーとロッドの組み合わせ
ストリーム歴が浅いながらもタックルを駆使して安定の釣果を伸ばしていた

この日イワナ達は小ぶり、しかしとても綺麗な魚体をしていた

天気は雨時々みぞれとあられが降るコンデションで渋い渋いと連発の1日にも関わらず
カーディナルのトラブルは皆無
時折突風が吹き荒れる川でかじかんだ指でも容易にフェザリングでルアーをコントロールし
藪沢のアッブストリームでも、着水と同時に巻けるオートリターン機構
さらに、水深のある落ち込みでレンジを捉えつつも
ルアーを追従してくる魚のアタリをとらえる感度など
どんな時にも最高のパフォーマンスを発揮してくれた
フルチューン・カーディナルはまさしく頼りになる相棒である。
タックルデータ
ロッド スミス、ラグゼスボロン 各種
リール ABUカーディナル3 (フルチューン&ビンテージ処理)
ルアー Dコンタクト
ライン 山豊テグスのフラッシュ・レイズ2lb+フロロハリス・カモ 4lb
高視認オレンジ色はストリームでは必須、グリーン色は新緑で同化して見づらく
イエロー色は逆光で見づらいので私はオレンジ色を愛用
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3月 19日 |
「激アツブリーズのイベント」
新規開通した高速ICから1分のアクセスの良さと
アットフォームな雰囲気がウリの、管理釣り場がブリーズである。
先日は定例のイベントを開催。
巷ではコロナウィルス懸念で大規模イベントの開催がバタバタと中止となり
暗い話題が先行して、経済的にも人々の心に不安が募る今だからこそ
IOSのようなこじんまり&激アツのイベントをする意義がある
当日は土砂降りの豪雨で釣りにならないコンデションにも関わらず
待ってましたとばかりに、多くのお客様にお待ち頂き、IOSのイベントは大反響であった。
IOS常連率も異常に高く
今後も定期的に続けて行きたいエリアである。

話題のピシファン・フルチューンリールを終日手放さない原オーナー
165gという劇軽な自重と劇軽な巻きに、どハマりしてしまい
とうとう原オーナーの元へ嫁にいくことになった(涙)

早速アクリスタ ノブを装着し、仕事を忘れて釣りに没頭する原オーナー
予想通りの釣果にさらにどハマりしてしまった(笑)

翌日は成り行きで、お伊勢参りに行くことに!?
渥美半島からフェリーで渡り、プチ観光気分

お伊勢様と言えば、赤福!

そして、私がどハマりしたのが、伊勢うどん
モチモチの食感と溜醤油が絶妙、ありえない美味しさ
毎日泊まり込んで食べたい!!

帰宅したら、カーディナルの強化バネと
ダイワに聞いたら売っていいよ!と言われた18イグジスト&20ルビアス用の
サイドプレート外しの治具が着荷
近日中に販売します。
これでギアグリスを塗布出来ます!
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3月 10日 |
「ビンテージなABU カーディナル 3i」

ABU カーディナル3iのステッカーせっかく作成したので
塗装がボロボロのオリジナル・カーディナル3を
カーディナルの塗装屋、M factoryにて塗装を剥離し
18ステラなみのピカピカ・クロームシルバー仕様のはずが
塗装を剥がした時点で、オービス顔負けのビンテージぶりに、すっかりハマってしまった
まずは、待ち焦がれた早春の川で活躍させてみたい。
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3月 9日 |
「19セルテートという選択肢」

ツインパワーがハイブリットの樹脂ボディ化した現在
金属ボディの19セルテートも忘れてはならない
シマノツインパワーXD 同様、アルミボディと軽量ローターの組み合わせは
強靭なボディとバワフルな巻きを持ちつつも
軽量ローターからくる繊細な巻き感度も両立している
マグネシュームボディの18イグジストの軽快な巻きと比較して
自重は確かに重いが、ギアの作り込みはタフそのもの
今回はそんな気になる!? 19セルテートをフルチューンして内容を検証していきたい

金属ボディを持った感じはズシッときた
最近の軽量リールを多く整備していると、このズシッとした重みと剛性感が、
頼もしそうで、むしろとても心地よかったりする

リアカバーを止めているトルクスビスを外すと、ギア内部がぱっくりと見える
特殊工具なしでも、ギアグリス塗布等のメンテでアクセス出来るのは有難い
極厚で強靭なギアは歴代セルテートの最大の特徴
アルミの極厚ボディに収まることでタフさを象徴している

メイン部は勿論、ラインローラー はマグシールド、ラインローラー ダイレクトへ交換

ローターナットカラーを金属から含浸オイル樹脂へと変更することで
ヌメヌメセルテートをさらにヌメヌメにする

フルチューン後は、ギアにはしっかりとグリスを塗布して耐久性を向上しつつも、
ハンドルの重さでスコン!スコン!回るスムースで軽い巻き心地になった。
巻き感度と耐久性を併せ持つダイワの最高傑作の一つである
※ マグシールド機構は防塵、防水性を高める機構であり
キャンセルすることで耐久性が純正より劣る場合があります
またメーカー保証は受けられなくなることが御座いますので御留意ください
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3月 2日 |
「IOSチューンとキングサーモン!」
IOSチューンと言えば、イメージするのは1gにも満たない繊細な釣りのイメージがあるが
反面、マグロや石鯛や怪魚ハンター達から、IOSオイルやグリスの愛用者も多く(特に海外)
彼らをして、これ以上のものはないと言われ
真剣勝負の修羅場を多数経験してきた彼らの言葉は実に重い
通常、オイルやグリスはカテゴリー別に分けて使用するのが普通であるが
IOSの場合、1gの釣りから200gのマグロ用ルアーであっても
オイルやドラググリスはたった2種類
ギアグリスは1種類で対する、高性能ならではの懐の深さがある
今回の紹介するのは先日キングサーモンをヒットしてインプレ・コメント頂いた、IOSユーザー
文字通り世界中を飛び回る怪魚ハンターである彼から
美しいパタゴニアの画像が送られてきた
彼は、パタゴニア釣行を前に、ステラ4000とアンバサダー5500C
そしてカルカッタコンクエストのチューンをリクエスト
メインのオイルはIOS-02を、ドラググリスはでかくまドラググリスを
ギアへは IOSギアグリスを使用し、連日のハードな釣行を意識した耐久性重視のセッティングとした
結果は、千載一遇のチャンスをモノにした
彼の満足そうな笑みが証明している。





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2月 21日 |
「ピシファン、IOSオイルで劇軽!?」

スタイリッシュなハニカムスプールが目をひく「ピシファン」というリールが注目されている
人気の理由は、11ベアリング仕様ながら、簡単なIOSオイルメンテだけでも
期待を良い意味で裏切る巻きの軽さと上質な巻き感。
シャロースプールを備えたラインキャパは実質、2LBで100mであり
1000番クラスでの自重が166gとなかなかの気になるスペックなのである
これからルアー釣りを始める新規ユーザーが一番ネックとなるのはリールが高いこと
そこそこの使えるリールを国産で揃えるとなるとやはり2万円前後はかかってしまう
ピシファンのよい所は
入門機らしからぬスタイリッシュなデザインと
価格からは想像できない精度の高い巻き感がアンダー1万円で手にいれられることである
一応ラインナップには2000番以上の番手もあるが、
価格なりのボディとギアの耐久性を考慮すると、
1000番クラスがこのリールを最も活かせるクラスと思っている
ラインローラー も2BBでそこそこ回るし、ドラグは正直悪いものの
国産の1万円代と比較してもひけをとらない性能でお勧めの一台である
国産メーカーではないものの、国内メーカーの中堅機種でさえ、国外生産の時代である
勿論、ピシファンでずっと乗り切れるほど釣りは甘くないと思うが
釣りの楽しみを知ってきたビギナー達のステップアップとして
さらに性能のいいリールを購入するきっかけになればと思っている
こういったリールとIOSオイルやグリスの相性はまさしくドンピシャ!
フルチューンすることで、尋常でない巻きの軽さとなるピシファンを
実際にバラして検証してみることにする

ハンドルは同クラスの20ルビアスより約+5g重いアルミマシンカット製
デザイン的にも悪くない、IOSノブ系全て装着OKが嬉しい(笑)

スプールは国産よりやや重め、スプールセンターにはベアリング仕様によりドラグ性能も悪くない

純正は高価なカーボンワッシャを採用、国産品へと交換

ローターナットセンターもベアリング化されている

ローター単体重量は20ルビアス2000番に匹敵する軽量!

ラインローラー も2BB仕様、ラインローラー
ダイレクト16,17を無理やり装着してみた(笑)

樹脂ボディ自重は怒涛の19.6g、しかしボデイ剛性は低く夏場が不安

フレーム剛性(硬度)は低いが精度はなかなかのもの
ギアは亜鉛ギアなので耐摩耗性は低いが初期馴染み性にすぐれる特徴があり
滑らかで軽い巻きを好むライトゲームにはむしろ歓迎されるギアである

巻きが重い原因のワンウェイローラークラッチ。
安易なピン抜き等の対応では巻き重の改善出来ず
今まで国産リールでは絶対ありえない調整(分解)をすることで超軽巻きとなる

ダイワと同等のS字カム方式を採用、この方式自体は昔からあったものだが
ダイワのリアルフォーに酷似しているのは否めない

回転は軽快そのもの、各部のベアリング精度はそれなり感は否めないし
耐久性は未知数であるが、アンダー1万円(最安6,350円!)のライトゲーム入門機としては
フルチューンしての拡張性も含めて、大変コストパフーマンスが高いリールである
反響次第では今後 Dステムやラインローラー の登場もやぶさかでない(笑)

※ 画像のIOSラインローラー はプロトタイプとなります。
現在ピシファンにはハンドルにはIOSノブが装着Okですが、
Dシステム及びIOSラインローラー
は装着不可です
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2月 18日 |
「リールの軽量化と引き換えにもたらされたもの」
最近少し、待てよ!と思うことがある
リールメーカーの軽量化の加速である
勿論、ある意味では軽さは絶対的な付加価値をもたらし
様々な恩恵をアングラーにもたらす反面、リスクもある
その広がりは、リール個々の特色まで排除するかのように
聖域とも思っていた、タフネスがウリのツインパワーまで一部樹脂ボディを採用してきており
その巻きは往年のどっしりとした巻きから軽快なバンキッシュのような巻きとなった。
ツインパワーの愛用者はどちらかと言えばタフネスを求めるユーザーが多いから
彼らの使用にギアの強度が耐えられるのだろうか ?
リールの心臓部とも言えるギア
軽量化を進めるあまり、剛性感が低下してしまうと
ギアの支持が安定しなくなり、巻きの質感に影響を及ぼしてくる
ロッドに装着した場合にも、バランスの問題から軽さが増すことで
ハンドリングがどうしてもブレることがある
リールにとって盲目的に軽量化をすすめることは正常な進化と言えるのだろうか?
確かに自重は数値的にとても判りやすい付加価値なのは判るが
単に魚を獲る漁でない、趣味性の高い釣りというものは
釣行前の準備から始まるプロセスそのものも楽しみの一つだから
ほとんどの人が心地よい巻き心地をリールに求める
“心地よい巻き心地をメーカーが忘れたら、リールはただの糸巻き機械になる”

150g台がアベレージになりつつあるフィネス・リールを使っていても
手には200gある機械式時計をしていたり・・・
人間というものは本当によくわからない動物である(笑)
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2月 15日 |
「20ルビアス・モアパワー感の苦悩」

さて、20ルビアスFC
LT2000S-Pのフルチューンの実際を紹介したところで
いよいよ実釣をしてみることにした。
結論からいうと巻きはステラ並にとても軽くて滑らかでスムース
金属的なボディ剛性と自重が軽い為かリトリーブ感度も悪くない
総合的にはリールの巻き味同様に引っかかり感やトゲトゲ感があるでなく
価格的にも大変うまくまとめているなあーという印象である
おそらく今年人気の売れるリールになると思う
勿論今どんなリールがお勧めですか? と聞く人がいれば
ほとんどの人が20ルビアスです!と答えるだろう。
それが万人受けする外さない答えだからである
しかし私は良妻賢母がとにかく苦手らしい(笑)
平均的にそつなくまとまっているより
平均点にはトータルで達しないけど、何かがトンガっていて
それに対して、この上なく魅力を感じてしまうのだから仕方がない
この万人受けするであろう、20ルビアスの一つだけ気になること・・・
恐らくそれは最近のシマノにも少し感じていることであるので
ダイワだけの問題でないのであるが、
同クラスの今までのリールと比較して軽量化を進めるあまりに、
巻きのパワーが弱くなっていないか?ということ。
恐らく私の勘違いだと思っているが
魚をヒットしてからの魚の寄りに時間がかかる気がする
因みに今でも人気の05イグジスト2004は
一つ上の番手の2506とギアを共用している。
さらに往年の名機TD- Z 2004も2506とギアを共用しているからシーバスにも楽々使えてしまうのである
言い換えればワンクラス上のパワフルなギアを2004はボディにぶち込んでいるのである。
数週間か前に石川にあるドリームレイクで、
05イグジスト2004 ハイパーカスタムを使い
シヤッドの早巻きでパワフルな釣りを楽しんできた
確かに05イグ、しかもハイパーともなれば癖が強いリールかもしれない。
しかしその際、良型のバスを相手にハンドルが固まって巻けなくなるような経験は一度もなかった
最近のリールは、軽量化を進めるあまり、ほとんど専用化されたギアとなり
場合によっては、2000番に1000番のギアが入っているリールもある
また、単純にギアの大口径化=パワーとはならない所がまた面白い所である
勿論、パワーなんかそんなに必要ないですというユーザーはそれで良いと思う
しかし、モアパワーを求めるユーザーは、ある程度重くてもワンランク上のクラスの
リールを選択する時代が来るのだろうか ?

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2月 10日
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「20ルビアスと18イグジスト 徹底比較検証 〜4/4」
今年のFショーで20ルビアスを回したことがある方なら
20ルビアスのスムースな巻き心地が印象的だったはずだ
私も初回から相当クオリティ高く仕上げてくるなあーと感じた
店頭に出回り始めた20ルビアスは個人的にはややギアのクリアランスがきつめに感じたが
それでも、スムースに巻けてしまうのは
ギアの精度が著しく向上したことに他ならない
今回はそんなスムースな巻きを支える脇役を紹介していく

ギアの支持ベアリングは18イグジストより-0.5mm厚み増しのシールドベアリングに変わった
より強靭な巻きを可能にする
※ 18イグジストも強化ベアリングチューンを実施中

スプールセンターは純正のメタルカラーからベアリングへ変更する

オシレーティングポストの支持の違いに注目
18イグジスト の巻きが20ルビアスよりスムースかつ上質な理由はこんな所に違いが
感覚的には18イグジスト の巻きのほうが軽く感じる理由!?

現状Dシステムは18系が、FC LT2500Sのみに対応する
FC LT 2000Sはシャフトの短さからDシステムが干渉する
試しに穴位置をずらしたプロトを作成、まもなく市販化予定

Dシステムの取り付けは付属の長いイモネジを使用する

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2月 9日 |
「20ルビアスと18イグジスト 徹底比較検証 〜3/4」
純正から少しでも巻きを軽くしたい時のヒント
それはグリスインタイプのハンドル支持の両サイドのベアリングと
メインシャフトにIOSオイルを塗布する
グリスとの相溶性もよく、巻きが軽くなっていく
専用治具(近日発売予定)があればサイドカバーを外して
ピニオンギアのベアリングにIOS-02を
ドライブギアには少量のIOSギアグリスを塗布するのもオススメ
メンテナンスの容易性も最近のダイワリールの特徴である
それでは、引き続き、フルチューンを通してFC LT 2000S-Pを解析していく


金属製のローターナットカラーを含浸樹脂製とすることで
より軽く、スムースなオシレートを可能にする(非売品)

スプールリング付近比較、20ルビアスと比較して
18イグジスト はツルツル、さすがハイエンド機種である

ロータ比較、自重はほとんど変わらず

マグシールドを外し、ざっとバラしてみた。
ON&OFFレバーは無くなりシンプルな構造

ギアは共に冷間鍛造。ピッチも同じ

ボディ自重比較、思っていたより変わらない
ON&OFFレバーを廃すことでワンウェイローラーのカバーをボディと一体化し
より防塵性を高めた所が興味深い
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2月 8日 |
「20ルビアスと18イグジスト 徹底比較検証 〜2/4」
今回は、エリアやアジングで最も使用頻度が高い20ルビアス FC LT2000S-Pについて検証していく
実売価格は25,000円?30,000円ちょいといった所
価格的に2〜3倍する18イグジストとどこが違うのかとは素直な本音だろう
個人的にも18イグジストFC LT2000S-P とフルチューンしてほとんど見分けが付かなかったらどうしようと
少々不安になってきた。
純正の状態はマグシールド搭載だけあってリトリーブは重め
だからと言って20ルビアスに罪はない
カテゴリー的に汎用リールとして様々な用途を考慮したリールの宿命とも言える。
早速バラしてみることにする

スプール比較、20ルビアスがわずかに軽量!

ラインローラー固定ビスは初期ロットらしく
取り付けビスが外れないほど緩みどめ剤で固着、無理は禁物
アルミのビスは容易にネジが切れて破損してしまうので注意
スプレーオイルをラインローラー の上の隙間に吹き付けて
浸透させた後ネジを緩めながら外すとうまくいく

IOSラインローラーはダイレクト 16,17系が20ルビアスには適合する。
つづく
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2月 7日 |
「20ルビアスと18イグジスト 比較検証」
ダイワのルビアスと言えば、TD時代の04ルビアスから続くダイワの代表的な中堅機種リールである
歴代の先進的技術を積極的に盛り込み
ハイコストパフォーマンス・リールとしてユーザーにも絶大な人気のあるリールである
今回紹介するリールは04ルビアスから数えて4台目となる最新20ルビアスである。
その人気ぶりは、今月リリースしたばかりと言うのに
毎日数台の20ルビアスをフルチューン依頼が殺到するという過去のルビアスの発売にはない過熱ぶり
個人的にも、うーんとうなるほどになっからいい! ※上州弁(笑)
20ルビアスについてリールチューンの目線で解析をしていく

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1月 28日 |
「18イグジスト 巻き質感強化チューン」
最近リールチューンの突っ込んだ話題がないので今回は少しマニアックな話題を一つ
ダイワ自慢のライト&タフ(LT)のコンセプトをさらなる強化するべく、
IOSでは2年の試作を経てギア支持軸のベアリングの肉厚化を伴う、
より剛性感溢れる18イグジストのチューニングを実践投入している
個人的にも1シーズン使い倒して耐久性等を確認しているがすこぶる良好、
今後リリースする20ルビアスにも展開していきたい
ベアリング肉厚化によるメリットはさらなる巻きの質感向上、巻きパワー感の体感など、
心臓部のギアをしっかりと支持する恩恵は想像以上に大きい。
具体的には18イグシスト LT
2000S-Pを例にとると
ドライブギアの両サイドの支持ベアリングを
オープンベアリングから厚み+0.5mmのシールドベアリングとすることで
よりがたつきの少ないスムースな巻き心地と
シールドベアリングならではの防塵性能が向上する
そのため、専用のステンレス製スペーサーを作成した
このスペーサーリングが今回のチューニングのキモになる
従来の0リングからステンレスのリングに入れ替えて
ギアのシム調整をしたのち組み付けることで
様々な方向からの応力に対して強靭かつスムースな
LTコンセプトをさらに引き立てるイグジストらしい巻き心地となる
分解を伴いベアリングの交換も必要となるが
それを実施するだけの価値あるチューニングであるので
お気軽に御相談ください



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1月 25日 |
「コルト SAAな!?オービス75A」
オービス75Aと言えば、ちょうどカーディナル3と同じくらいのサイズ感
そして、カーディナルが Scandinavia designなら
マカロニ・ウエスタン臭漂う、バリバリのmade in Italy
色からして西部劇でよく出てくるコルトSAAのボディに似ている(話題古いか?)
私が学生の頃はオービスと言えばフライタックルで有名であり
そのカタログの一番最後にボツんと、やる気なさげな感じで掲載されていたリールである
なのに、私は冒頭のフライリールに目もくれず
お魚が大胆に刻印してある、おむすび型したオービスのスピニングに釘付けとなった
理由は判らないがとにかく simple is modernなのである
しかし値段をみて愕然とした、とても学生の小遣いで買えるシロモノではなかった
もう諦めて忘れるしかなかった
時は流れ、最近はちょくちょくと中古を目にする機会があって
学生の頃の反動か使いもしないくせに、なんとなく手がいってしまうリールなのである
私は機会ある度にダイワやシマノの開発に言っていることがあって
どんなキャストしようがバックラッシュしないベイトリール や
全てがオートマッチック化してブラックボックス化していくリールを見ていると
機能を究極なまでに高性能化するほど、ユーザーに飽きられやすくなるよと言っている
逆にいえば高性能を進めていくことは、技術が進歩しているのだから当然難しくない
反面simpleでmodernなデザインコンセプトのリールを作る方がどれだけ難しいか・・・
同じ方向性のリールばかり作ってないで、部品点数も少なくて、
よりメンテナンスも身近なユーザーが深くリールと関われるリールもありじゃないの??と思う
釣りはその全てのプロセスが楽しみなんだから、リールとて実釣に使う以外にもイジイジとメンテナンスしたり
ニヤニヤと眺めたり、意味もなく家でクルクルまわす愛べきものじゃないの??と一人で激しく抗議している(笑)
こういったオールドリールを眺めていると、狩猟から発展した魚釣りとしての
人間が扱う道具としての本質が見えてくる気がする。
最後に、フルチューンオービスはカーディナルに近い巻き感度と
現行リールではあり得ないぶっ飛びリールということを付け加えておく(笑)

ロケットベールのオービス50A。
フェザリングもスプールリングの形状から極めてコントローラブルである。
もちろんオートリターン
ミッチェル同様、リターンの音が金属質にカシャリと心地よい。
これで酒が飲めるほどである。

当時のサンライズで78,000円!?18イグジスト 買える(劇)

ギアのゴロ感は無かったが・・・・

ラインローラー は錆びて回らずはお約束

チューニングとは面取りして、磨いてラインローラー をビュンビュン回すこと

ベールも磨き

オートリターンしないぞ!?オービス病を直すのもチューニング(調律)

オービス3兄弟、50Aはエリア、75Aはネイティブストリーム、100Aはレイクで
個人的にはロケットベールはローターブレが大きいのでノーマルでも良い派
ロッド装着の際にはリールフットが短いので、リールシートに工夫が必要
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1月 24日 |
「ベイトリール 探訪」
日本のリールメーカーといえばシマノやダイワを連想するが
どっこい、純国産の五十鈴リールというリールメーカーがある
個人的に古い付き合いもあり、先日はアンバサダーのリールローフットや
五十鈴リールのチューニングオイルについての詳細な打ち合わせ(ヨタ話とも言う)で
埼玉にある五十鈴リール川越工場にお伺いした。
そこでは、一貫してメイドインジャパンにこだわり、フレームからハンドル細部まで全て自社生産にこだわり
機械油香り漂う場内において、宝石の如く美しいリールが作られていた
ハンドルも一枚一枚プレスで抜いており
フレーム型も全て自社生産、フライス盤は汎用品で
職人技の超絶技で1つ1つ品質検査をチエックしながら
熟練工により丁寧に組み立てられている
現在の技術を持ってすれば、さらに効率良く作れるとも思うが
最終的に人が扱うリールだけに、機械に全ては任せられないこだわりがあると言う
よく見ると、ABU社のOEMをやっていたり
様々なOEMも手がけているのが、おびただしいプレス型からも見て取れる
どんなに技術が進歩しても組み立ては結局は人がするもの
これからもそれは変わらないと思った
(現在組み立てるリール好きなスタッフ募集中だそうです!)
帰り道はいつもお世話になっているキャスティング南柏店の小林さんに挨拶
小林コーナーのABUアンバサダーの数は私が知っているだけで国内最大規模
オリジナルから復刻まで今は無い無いと言われてる綺麗な2500Cも目移りするほどある!
カーディナル3や33も勿論ある!
さらにオービス50も75も100もある!
勿論1/23日の時点の在庫であるが、それにしても目移りしてしまうから困る
ちよっとしたミュージアム状態!
ここには嫁さんや彼女とは絶対来ないほうがいいと思いました(笑)
以前、ウチの嫁さんに付き合っている当時、「釣りが趣味です」と話して
結婚したら、「好きとは聞いてたけど、ここまで好きとは思って無かったあー」
とあきれられたことがあるが、そういうのが露呈してしまう恐れあり(笑)



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1月 23日 |
「ジャパンフィッシングショー2020 その4 」
今年も、みなとみらい・パシフィコ横浜で開催された、
ジャパンフィッシングショー改「釣りフェスティバル2020」
最終回は番外編です(笑)

私と180度違って真面目&誠実な人柄森田氏と
DS LT 1000S-Pの企画者でもある

森田氏企画の2020年復刻カーディナルはゴージャスなCDLシリーズ
勿論IOSカスタムパーツは全て適合する

最近はベイトフィネスがマイブームだと言うご存知Dコンタクト開発のギター好きな平本氏
年齢を感じさせないエネルギッシュな開発活動には脱帽!
御自身の作品を愛おしそうに語っていた
バスロッド並みかそれ以上にトルクのあるラグレスボロンは、玄人好みのアクションとして
私のDコンタクト用のメインロッドであり、4種類をフィールド別に使い分けている

ダイワ開発の野口氏とは旧知の仲
今回も20ルビアスやスティーズAir
twなど彼の手がけたものに外れは無い!(と思う)

ゲーリールーミスの回し者、ノースコンポジットのUSAスタッフとIOSロッドの企画会議
何を喋ってるかというと
「あのさーブランクスは性能唯一無二で良いんだけどさあー」
「ロット数も多いし高いんだよー」
「もっとさーロット少なくしてさー安くしてよー」
「オタクも大変なのはわかるけどこっちも大変なんだからさー」
「ゲーリーに言っておいてねー」
そんなことを適当に言いました(笑)

五十鈴リールの林社長とは、歳も近くてかれこれ20年来の付き合いになる
リールの納期が遅れに遅れて謝っていて少し凹んでた
いつも話題はもっぱら釣り業界の話は勿論、年齢を感じさせる健康話が多い(笑)

職業釣り師オヌマンこと小沼氏と、実は彼もIOSオイルやグリスの愛用者だったりする
彼の人柄と理論的かつ現場主義的な釣果実績で多くのファンを持つ
名実ともに真のフイッシング・プロである

夜更かししすぎによる寝不足で座り寝・・・・・
皆さまFショー3日間お疲れサマでした。
個人的にも大変楽しめました!!
今後はフィールドやイベントに舞台を移して皆さまとお会い出来ることを楽しみにしています
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1月 21日 |
「ジャパンフィッシングショー2020 その3 」
今年も、みなとみらい・パシフィコ横浜で開催された、ジャパンフィッシングショー改「釣りフェスティバル2020」
シマノリールのインプレに続いて、気になるライバルのダイワのリールについて
私なりの独断と偏見のインプレッションをしてみたい
まずは20ルビアス。
今回のブースで人気の大人気でようやく触れたリールである
一見するとセルテートをイメージするモノトーン調でシックな風合いは
要所にゴールドのポイントをあしらい、価格以上の質感があって好感がもてる
DS
LT1000S- Pと同様にボディ及びローターをザイオン素材とすることで
剛性感からくる、金属的な響きを伴う巻き感度は素晴らしく
自重は2004クラス比較で15ルビアスよりなんと-35gの軽量化の150g
マグシールド仕様はそのままに、ライバルの19バンキッシュC2000Sを明らかに意識したスペックと言えるだろう
エリアからアジングなどで活躍するもっともライトなFC LT2000Sを例にとると
ギア比5.1でハンドル巻き上げ長は67cmというノーマルギアは
FC
LT2000番台のP(ローギア)シリーズもしくはH(ハイギア)シリーズの間の
一番汎用性が高いギア比の魅力あるスペック
初動のレスポンスは15 ルビアスより-5g軽量化したロータを採用したこともあり
大口径ギアの恩恵も相まってあきらかなレスポンスの良さが確認出来た
肝心の巻き心地はFC LTのコンセプトそのままにシルキーな巻きとパワフルさを併せ持つ
そして優れたメンテナンス性も忘れてはならない
リールボディのサイドカバーを外せば容易にオイル&ギアグリスも塗布出来てしまうから
簡易メンテやヘビーユーザーにはこの上ない実用性の高いリールとなる
※ サイドカバーの専用工具はまもなく発売予定です
さてベイトリール はどうか?
ついにここまで来たかの、究極のベイトフィネスリール スティーズ Air TWである。
私がひそかに楽しみにしていたリールである
実機をみて、ここまで完成度を高めてきたことに唸った
1gキャストも楽勝と言われる超軽量6.6g28φのSVスプールは
スペックからは想像もつかないヤワなイメージが一切なくむしろ肉厚にさえ思えた
これはフィネスにありがちな弱さが感じられず強気に攻められるイメージを感じた
ベイトフィネスはいずれ8lbから6LBの時代にくることは予想していたが
バスは勿論、エリアからストリームまで本気でスピニングの範疇を脅かす如くの
ゲームチェンジャーになりうるリールである



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1月 19日 |
「ジャパンフィッシングショー2020 その2 」

今年も、みなとみらい・パシフィコ横浜で開催された、ジャパンフィッシングショー 改「釣りフェスティバル2020」
今回は例年より1割り増しの来場があり
特にファミリー層が多く来場しているというデータが公開された
イベントのネーミングをお祭りイメージとし、未来のアングラーになりうる子供達向けのアトラクションを増やしたことは大いに評価したい
さて、大人の関心は各メーカーブースの新製品
特にリールメーカーの動向が私はきになる所であり
まずはシマノのリールについて、私なりのの独断と偏見のインプレッションをしてみたい
まずはNEWツインパワーが興味をそそった
第一印象の見た目は黒っ!
持てば軽っ!
これがツインパワーなのかという印象
確かに15ツインパワーと比較すると、C2000 Sで-15g、4000XGで-35gという
従来の樹脂ボディのローターから金属ローターにしたにも関わらず
大幅と言っていいほどの軽量化となった
心臓部のギアはついに(笑)マイクロモジュールギアを採用
巻き心地は、自重の軽さもあって、常時ギアがしっかりと噛み合ってる感が伝わる
まるでバンキッシュを回している感覚だった
この感覚はマイクロモジュールギア独特の感覚で好みが別れる所であろう
ツインパワーと言えば、質実剛健で多少重くても、ギアもタフだし
ボディもタフなツインパワーだからという一時代を築いたステラとは明確に違うコンセプトがウリのツインパワー伝説はもう過去の話となるのか!?
メーカーの戦略もあると思うが
ラインナップが自重の軽さを優先していき
各リールの特色が薄れつつあると私は危惧している
お次はNEWベイトリール、SLX MGLである
剛性感溢れるハガネボディにサイド面にブランキングを施した第二世代マグナムライトスプールは
強靭かつ慣性モーメント比を10%ダウンさせて軽量ルアーのキャスタビリティを向上させている
価格も21,000円と、ライバルメーカーのタトューラSVTWを意識して大変リーズナブル
兄貴分の対バックラッシュ性能を向上させた超コストパフォーマンスのSLX DC(27,500円)も含めて
マイクロモジュールギアで無く通常のギア採用し
耐久力も向上しつつも巻きはとにかくスムースである
シマノのエントリーベイトリールクラスとしては一押しと言えるリールである


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1月 17日 |
「ジャパンフィッシングショー2020 その1 」
今年も、みなとみらい・パシフィコ横浜で日本最大のフイッシングショーが、釣りフェスティバル2020と改まり開催した
業界にどっぷりとハマってしまった私にとって会場は新旧のメーカーの開発の方やルアーメーカーのテスターの方々との
同窓会のようなものでありとても身近なものに感じる
そして、華やかなリール大手メーカーのブースで
今年一年を占うリールとの対面は毎年のことながら
さて、メーカーはどんなことをやってくるのだろうか?とか
へえーなるほどねえーと唸ることもある
そんなリールをクルクルと回していると、IOSのカスタムパーツは装着可能か?
チューニングの伸びしろはどこまであるだろうか?など
なんとも現実的な感情を抱くのもリールカスタムメーカーならではである
それでは、いよいよ実際のブースにお伺いして、私の独断と偏見なインプレッションをしてみることにする
続く・・・・
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1月 15日 |
「ハイパーデジギア2004」

「ギアの切削に14分もかかるんですよー!!」
開口一番ダイワの開発がぼやいた
イグジスト ハイパー 2004のドライブギアである
確かに、ステンレス製のピニオンと真鍮の組み合わせは強度が純正と比較して比べ物にならないくらい硬く強い
反面、加工の時間はかかるものの、精度は惚れ惚れするほど高い
なんとなくハイパーデジギアはゴロ感の代名詞のようなイメージがあるが
きちんと組み付けて、テメンテナンスをすることでIOSフルチューン・ハイパーイグジストの耐久性は
3年あたりが調子が出てくるといわれるほどであり
IOSに持ち込まれる05イグジスト
の半数近くがハイパーギアという、未だに人気が衰えないリールである。
巻きはシマノのステラと対局のサラサラした乾いた巻き感
私は管理釣り場なのにそんなにハイパーな巻きは必要あるのかと思っていたが
実際に現場で使ってみて、ハイパーな巻きは勿論だが
リールの自重からは想像出来ない、ボディ、ローターなどオール金属ならではの硬質的な巻き感度と
異次元の超軽巻き感にすっかり病みつきになった
なるほど大物攻略用にハイパーデジギアイグジストのユーザーが多数いるのも頷ける
使うシーンは、私の場合は、裾野、鹿島槍、安曇野フイッシングセンターなど
繊細なマイクロスプーンの巻きは勿論であるが
比較的大き目のルアーやミノーの攻略にオススメで
大物魚ならではの小さな違和感のアタリをしっかり捉えるのである
自重は現行リールと比べると50g近く重いし
ギアも2万円と高価であるので、一般受けはしないかもしれないが
年々樹脂化が進むリールへのアンチテーゼなのか
所有している05イグジスト 全てがハイパーというIOSユーザーも珍しくない
大物が多数ヒットが想定される場所に最適なリールである
いよいよ来週末の金曜から横浜で Fショーが開催される
私も土曜から山豊テグスやスミスのブースにお伺いしながらリールメーカー開発との再会を楽しみに
横浜に滞在するつもりであるので興味ある方は当日お気軽にお電話ください。

スムースかつ雑味の無いオシレートの要はローターナット・カラーの樹脂化
オイル含浸樹脂素材により、引っかかり感は皆無
ギアのゴロ感やシャリ感の軽減にも繋がる小さくとも大きな効果があるパーツ
サイズの違うものを選別して装着するので非売品となる

ハイパーデジギアの組み付けはギアの特有の癖があり、組み付けは難しい部類に入るかもしれないが
精度最悪のポケモンリールに比べたら優しい(笑)
アルミ製とは一味違う超軽巻きがユーザー病み付きに!?

ハンドル長は2004サイズなら45mmがベストマッチ!
軽量の社外ハンドルを装着すると巻きが重く感じる人はRCSタイプを強くお勧めする。
これはローターとの自重とハンドルとの重量バランスの問題
リトリーブは回転の円運動なので、シンメトリーが近いほど巻きはスムースかつ軽い巻きに近づく
以前、大変華奢な超軽量マシンカットハンドルを試作してTDに装着
これで完璧と思いきや、究極の巻き感度所か、巻き出しが極端に重くなってしまった経験があってから
ハンドルの自重とローターとの自重との関連に意味があると感じている
以前ブームだったショートハンドルも巻き出しの重さが違和感となり人気薄
但し今後のローターの軽量化とともにハンドル長も変化してくると思われる
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1月 14日 |
「ワイルドワン 名古屋 守山店のイベント」
IOSユーザーが全国の中でも多い名古屋
そんな彼らのラブコールに答える形で実現したワイルドワン 名古屋守山店でのイベントは
来場の方は新旧IOSユーザー様が多数来場
ラストまでお客様が絶えることなく大盛り上がり!!
予定より2時間オーバーしてのイベントとなった
場所柄、ソルトからエリアそしてバスと恵まれた立地にある名古屋らしく、様々なリールが持ち込まれて
スタッフ関口様や加藤様の人柄もあって終始和やかなムードの中イベントを終了した
これからも大切にしていきたいお店の一つである

ニコニコなユーザー様の盛り上がりと対照的な心配そうな眼差しの加藤スタッフ(笑)
初めての店舗のイベントならではの光景である

当日はソルトからエリア、バスまで数多くのリールが持ち込まれた

軽くスムースな巻きに思わず溢れる笑顔にイベントの緊張も和らいで!

劇軽になって大喜びのTD系大好きIOSユーザー様


スタッフ皆様も個人所有リールの変貌ぶりに仕事を忘れて巻き続けて・・(達)
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1月 10日 |
「カーディナル52&PENN 420SSも黙ってはいない!?」

さて、カーディナル52とPENN
420ss である
なんとなくデザインに惹かれる、味がある、
他の人が使ってないからという理由などで最近ジワジワとIOSに持ち込まれるリールである
釣りという趣味の特異性は、単なる性能至上主義では説明がつかない懐の広さがある
前述の2機種は、現行のトラウトリールが150g台が当たり前の時代に
どっしりとした重量感でその存在感を引き立たせており
それにも関わらず、フルチューンすることでエリアでも軽巻き仕様になって普通に使えてしまうから、みかけでは判らないものである
まさしく「軽ければいいって言うもんじゃないよー」と言っているかのようである
実際リールの絶対重量が軽くても、合わせるロッドの重さによりトータルで重くなっているタックルもある
スペックは比較対象の数値としては、大変便利かもしれない
しかしたった5gの差だからと、最大限軽いリールを盲目的に選んではいないか?
ギアは ?剛性は?巻き感度は?そしてもっとも大切なデザインと官能的な質感は?
人間だからスペックでは測れない、大切にしたい思いを無視すると
最終的にしっくりこなくて、手放すことを経験したユーザーはとても多い。
それは私達が単なるロボットではない証明でもある
そういう意味でも自重というスペック至上主義の昨今に対してのアンチテーゼとして、実に興味深2機種である。
それでは実際に分解しながら、考察してみたい。
まずはカーディナル52
カーディナルCシリーズの流れをくむリールである
ボディとロータは金属製、ギアはステンレスと真鍮の組み合わせにより
他のカーディナルと同様、メンテしながら使えば一生物の耐久性がある
IOSカーディナルハイパーが適合するラインローラー により
ライントラブルは皆無、飛距離も十分
巻き感度もフルチューンすることでエリアスプーンの巻きでもしっかり感度が出るほど
ストリームからエリアまで、万能選手のリールである
合わせるロッドは、メタルリングと銘木のリールシートが備わっている、ビンテージなロッドがよく似合う

次はPENN 420SS
どちらかと言えば、ソルトウォーターのリールのイメージが強いペンは
トラウトにも使える小型リールのラインナップもある
作りはさすがペン、こんなに頑丈なリールでいったい何を釣れと言うのかと思わせるくらい
質実剛健、ギアのレイアウトもサイレントストッパー機構もシンプル
それでいて、メンテ性も高い
こちらもフルチューンすることで大化けするリールになるから、チューニングとはつくづく面白い。
2台のリールは共にウォームギア方式。
巻きの力がとても弱いがそれがメリットとなって、水中のレンジがわかりやすいこともある
特にエリアなどのスプーニングに、サイレントストッパー仕様のオールドタックルを検討されている方にはオススメしたいリールである。


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1月 5日 |
「バリスティックFW
LT1000S-P 」

色々なリールを整備していると、どうしてこのリールは売れないんだろう?と思うリールがある
今回紹介するバリスティックFW LT1000S-Pもその一つである
ノーマルのバリステックは、価格の割には過剰クオリティな(笑)セオリーの後継機種
それに対して、FWは淡水専用で使われるのを前提としてマグシールドレス仕様のリールである。
ラインナップはバリスティックFW LT1000S-Pが一番小さく
その上のFW機種はFW LT 2000SS-XHの仕様が続く
共に自重は160g、ただしFWはノーマルバリステックと比較して
2,000円ほどお安く、実売で27,000円という
ダイワの中級機種でありながら
ローター、ボディ共にザイオン製による剛性感と
極厚なドライブギアは限りなくシルキーかつ強靭
ドラグ耐力は5kg、エリアは勿論ネイティブにも楽勝の剛性感
そして、グリスアップも可能なメンテナンス性の素晴らしさといい
フルチューンベースとしての拡張性など
これからエリアやアジングを始めようとするユーザーから
コストパフォーマンスの良いものを探しているユーザーへ
私が自身をもって安心して勧められるリールの一つである
しいて欠点を挙げるとすれば、手持ちの今までのリールとのレギュラー争いに悩むことくらい。
それほどまでに衝撃的なルーキー的存在である
しかし、同時期に登場した19バンキッシュの自重のスペック話題が
一人歩きした感もあって以外と人気がないFW LT1000S-P
今回は簡単メンテとカスタムを紹介していく

まずはラインローラー をカスタマイズ
ラインローラー ダイレクト16,17系が適合する究極の回転性と強靭な耐久性をあわせもつ
まさしくLTコンセプトのリールに適合するスペシャル・カスタムラインローラーである

ドラグはIOS Dシステム 18系が適合する
精度と剛性感を高めることにより LTコンセプトに適合する新しいコンセプトのドラグシステムである
特に初動からのシームレスな立ち上がりは各本面から高評価を頂いている



肉厚のザイオン製ボディカバーを止めている3本のビスを外してカバーを外すと
容易にドライブギアへとアクセス可能
野太いドライブギアへはIOSギアグリスを塗布し
その他のベアリングや可動部はIOS-01か02を使用状況により使い分けることで、
上位機種に迫る巻きの質感を体感できる
合わせてギアのシム調整も可能、
この方法はカルディア、タトューラ、DSにも共通する
今時のメンテを拒むリールが大多数の中、メンテによる効果を即体感出来るリールである

ハンドルノブは色調を合わせれば、ネイティブではマンハッタンのマッドブラックか
エリアやアジングでは黒檀ウッドノブがオススメである
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1月 4日 |
「ハーブの里Fエリア、イベント御来場ありがとうございました」
先日5日は長野県ハーブの里にて恒例の新年イベントを実施した
当日は多数の新旧ユーザーに御来場頂き
お昼休みも無いくらい多くのお客様に御来場頂いた
特に嬉しいのはほとんどのユーザー様が熱烈なIOSユーザーという事実
今年から時間を短縮してのイベント進行となるが
今後も定期的に実施していきたいエリアである

放流効果もあってか、池はほとんど全周お客様で超満員となった

イベント準備中からお客様がお待ちかね、熱心なIOSユーザー様に囲まれて楽しいひととき

アイビーライン 山村氏 IOSのDS
LT 1000S-Pのフルチューンを体感
息するのも忘れてリトリーブ!?

この日の目玉、早掛け大会で商品をゲットされた幸せなお客様達
今後も続けていきます!
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1月 4日 |
「あっという間の30年」
「もっと溶剤をいれて粘度を下げられないか?」
「3000円じゃ売れないな!」
練馬にあるスミス本社で私は自分の絶対的実績のあるリールオイルにもかかわらず
スミスの幹部からの手厳しい洗礼だった
私はそれが出来ない説明をしたが
話は平行線になり案件は持ち帰ることになった
当時オイルケミカルの化学企業に在籍していたので
ボツボツと趣味程度に依頼される整備の仕事を並行してこなしていたり
ほとんど来場が無いイベントも休みの日を利用してボツボツしていたりもしていた
まさしく、今から30年前の30歳ちょい前の
IOS FACTORYの前身であるOKABASS
JAPANの頃である
当時は国産のリールも外国製リールと比べるとまったく見劣りするものばかりで、
その後ようやくシマノから初代92ステラが発売となった
その後、国産リールは目覚しい進化と精度を上げてきて
高性能リールに高性能リールオイルは必須アイテムとなった
イベントがじわじわと盛り上がってきた矢先
スミスから1本の電話があった
小さなミニボトルで販売出来ないかと言われた
私はOKをだした。
記念すべきIOS-01の誕生である
イベントに出たお客達からの熱意が大手メーカーを動かしたのである
それから数年後、40歳の頃に会社を退職し
本格的にリールカスタムメーカーを立ち上げることになった
今年で56歳、気がつけば30年もの間国内外のリールと向き合ってきたことになる
相変わらず台所事情は大変厳しく、毎月しんどい生活が続いているが
こうやって続けられてきたのも、全てIOSでなくちゃ!という熱いユーザー様達のおかげ
これからもユーザー様の期待を裏切ることなく、期待以上の仕事をしていくつもりです
引き続きIOS FACTORYをよろしくお願い致します。
IOS FACTORY 代表 岡村 浩

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2020年
1月 2日 |
「トーナメントISO 3000LBDという選択肢」

リバーシーバスのエキスパートの間でトーナメントISO 3000LBDでないと釣りにならないというエキスパートアングラーが多い
言わずもがなダイワのレバーブレーキリールである
個人的に多くのお客様から質問やら実際に使ったフィードバックのからの評価も高い
最大の特徴は、その巻き感度にある。
その理由として、管理釣り場のマイクロスプーニングにおいて高評価のTD系の流れをくむ、
ウォームシャフト採用のクロスギア方式ということである。
よって、スイムレンジがわかりやすいことや川や潮目の流れを掴みやすい、
いかにもエキスパート好みのリールである
それを支える心臓部のギアは硬質なステンレス素材のハイパーデジギア!
負荷が加わるほどその差歴然のアルミを凌ぐパワフルな巻きと
レバーブレーキ力が大変強いストッピングパワーが持ち味のリールである
これは常に、トルクフルな流れと向き合う、リバーシーバスにおいて
必須アイテムとも言える リールではないかと思う
純正でも、その剛性感から素晴らしい巻きの個体が多いが
フルチューンを通して各部に手を入れて、時にはレス仕様とすることで後戻り出来ない麻薬的なリールとなる。
それでは実際の内容を紹介したい

メインのマグシールドはレス仕様に、ブレーキディスクは軽量なチタン製
ブレーキをかけると、金属が擦れるジャリ!ジャリリと音が・・・
好みが別れる所である
後にフルチューンの流れで改良したのは言うまでもない

心臓部のハイパーデジギア。
それを支えるザイオンボディの素材剛性や精度は金属じゃなければとの不安を払拭するほどに相当に高く感じた。
両支持のマグシールドベアリングは低トルクなステンレス製へと交換

このリールはワンウェイ・オシレーションなる機構か採用されている
これはレバーブレーキ作動の逆転時に、スプールの上下動がストップしてスムースにドラグが出る機構である
しかしその特性から指で強く押さえるとスプールがストンと落ちることがあるのがネック
このワンウェイ・オシレーション・キャンセルチューンは発売以来のIOS定番人気メニューである

ウォームギアのセンターに極小のワンウェイローラークラッチが仕組んである
斬新で素晴らしいアイデアだと思う、勿論希望によりキャンセルも可能

極厚のザイオンフレームにウォームギアが見える
ワンウェイ・オシレーションを採用するが為にウォームギア方式を採用したかと思うほどであるが
結果リトリーブ感度は素晴らしいものとなった

リアカバーを外すとドライブギアへ容易にアクセス可能
メンテ性も素晴らしい!

金属が擦れるガリガリ音のブレーキが苦手な人は、こんなチューンはいかが?
ブレーキディスクの突き当たりに、耐摩耗のドラグワッシャを配置することで
軽いタッチで強烈なストッピングパワー、そしてブレーキのサイレント性が向上する
茶色の純正のブレーキパットは現在、ベイトリール のブレーキブロックに採用される耐摩耗樹脂へと変わっている。
なんとなくレーシーなチューニングである

ラインローラー はラインローラー ダイレクト リアル用が適合する
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12月 28日 |
「ABU アンバサダー ハイギア仕様」
先日IOSの業務センターから1週間の休日申請がきた
ほぼ年間、毎日休みなくボトリングからパッケージングそして
受注、発送業務をこなし、さらに私からの無理難題を極力円滑に処理しているので、ゆっくりと休んでほしいと思う
私はというと、年末年始イベントや整備をするつもりである。
引き続き、最近特に依頼件数が殺到しているベイトリール ネタ
アンバサダーなどのオールドリールを使っていると
もう少しハイギアだったらいいなあーと思うことがある
特に近年のバス用ベイトリール に慣れているユーザーだと
ローギアは実釣で使いづらいかもしれない
特にネイティブストリームにおいてのアップストリームの釣りや
ミノーのジャーキング、そしてフローティングミノーを使ったある程度テンポが高い釣りには、
少しでもハイギアになれば雲泥の差の使い心地となる。
幸いアンバサダーの1500/2500シリーズ(左右巻)にはアベイルからハイギアセットが出てるので
フルチューンの機会にギアを変装してみるのもよいかもしれない
形状はピニオンギアを極細化する手法で
ギアの波面はマイクロモジュールに近いギアとなり
純正と比較しての耐久性が気になるが
信州犀川のブラウン相手に、過去10年以上ダウンストリームで酷使しているがまったく問題無し
きちんとセンターを出して組み付けて、ギアが馴染めば、なかなかの信頼性があるギアである

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12月 26日 |
「ゲーム・チェンジャーになるか?NEW タトューラSV TW」

初代17タトューラSVTWのデビューは、衝撃的だった
剛性感により巻いてよし、キャストよし、遠投は勿論、向かい風もスキッピングもスイスイ !
まさしくストレスフリー・バーサタイル(SV)コンセプトそのものであり
実売で2万円ちょいの価格ながら、フラッグシップに迫る数々の性能は
私のバス用リールを再構築するほどゲームチェンジャー的な存在だった。
そして今月2代目となる19タトューラSVTWが発売になった。
外見は一回りコンパクトになった感じで
スプールはシルバー色からブラックへと変更。
このブラックは上級機種に採用されているG1スプールと勘違いされがちであるが
あくまでSVの表記のみで激軽なG1スプールでないので念のため
その為、スプール単体の17と19との比較実測でその差は-0.5g
スプール径は33mmから32mmへ小径化。
自重も17から10g軽量化された。
ここまでは大きな変更は無いなあーと思うなかれ
気になる価格は17が28,500円、19は25,900円と
NEWモデルにも関わらず大幅にプライスダウン
今回は外見上のスペック比較となったが
今後は気になる中身とキャスタビリティについて詳しく見ていきたい

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12月 25日 |
「ABUアンバサダー&五十鈴リールロープロ化!?」

引き続き五十鈴リールネタである
クラシックスタイルのベイトは往々にしてリールフットが高く、パーミングしづらいと言われる
最近はアンバサダーのローフットフレームが売り出されたり
ユーザーの注目を浴びているローフット化
五十鈴リールにおいては、僅かであるが
ローフット化に出来てしまうという簡単なアイデアを紹介したい
やや盛り上がっている五十鈴リールのリールフットを
プライヤーなどにビニールテープを巻いて、フラットに曲げてしてしまう
これだけで数ミリのローフット化になる。
たかが数ミリながらパーミング性は明らかに変わる、一度試す価値はあるかも!?
但しフットに傷が付くリスクがある荒技なので御留意下さい
アンバサダーの場合は最初からフットがストレートなのでこの荒技は使えない。
私にとってアンバサダーのローフットは長年の課題でもある
やりますか? ローフットフレーム?

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12月 25日 |
「五十鈴BC-420」
翌日は、高崎にある「叶家」の美味しい蕎麦を頂いた
ここの十割そばと田舎蕎麦は、私なりの評価で全国トップにランクインするほど神レベル!
私の古くからの行きつけの蕎麦屋である
店外にいても、蕎麦のつけ汁の香ばしい香りが漂い
店に入れば、低速でゆっくり回転する石臼のそばの香りに翻弄しつつも
蕎麦湯は蕎麦粉を溶いて作っているという
まったく隙のないこだわりに蕎麦を愛してやまない主人が愛情を注ぐ蕎麦である
その後は、沼田にある岩魚センターへと出向いた
現場では新潟のいつものS田氏と待ち合わせ
彼監修デザインのカーディナル45mmハンドルのデザインについて打ち合わせ
ちょい釣りのリールはBC-420、しばしエリアスタイルでスプーンからミノーまで楽しんだ
私にとって相変わらずな冬のスタイルである。


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12月 24日 |
「そうだ!五十鈴リール」

とりあえず新規の開発案件もひと段落
新製品も出揃ってほっとした時に私は決まって寝込むことが多い
今回は副鼻腔炎からの細菌が高熱を引き起こしていたらしく
過労と寝不足が体の免疫力を低下させていたのかもしれない
寝込むこと10日間、不思議なもので寝てるようで起きてる感覚の時ほど
決まってとても良いアイデアが沸き起こる。
辛いけど私にとってはこれもいい機会ととらえて、今後の開発の重要なヒントが何件が浮かび上がった
ようやく熱も下がり、所用で、久しぶりに五十鈴リールの林社長と長話
最近、IOSに問い合わせが多い、日本最古のリールメーカーである
思えば林社長との付き合いもかれこれ十数年、私の猛烈な悲願であったライトルアーをメインに使う、
トラウト用の小さいベイトリールについてABUアンバサダー1500Cを例にして
あーじゃねーこーじゃねーと激論を交わした当時が懐かしい
そして“BC-420”を今から10年前にリリースする運びとなった
五十鈴リールの中にあって、420シリーズは手のひらサイズの金属の素材感が美しい宝石のようである
キャスタビリティはさすがに今時のベイトフィネスリールと比べると劣るが
それでも、IOSチューンにより3g台なら、苦もなく釣りになるレベル
効率優先、性能第一主義のスピニングのトラウトの釣りは勿論悪くないが
たまには、ベイトリールでの、ひと回りもふた回りも、回りくどい釣りも大人ぽくて悪くない
よくアンバサダー1500Cと比較されることが多いが
最大の違いは、レベルワインドのハイサイクルであると思っている
キャスト時にアンバサダーのレベルワインドの往復する頻度と比較して
五十鈴リールは圧倒的に往復のスピードが早いのである
ハイサイクルのメリットとしては、ラインがクロス気味に巻かれることで
スプールにラインが食い込みづらくなり、昨今流行の極細PEラインの使用には適している。
デメリットとしては、レベルワインドの往復運動が頻繁に早まることで
キャスト時のメカニカルロスが多くなってしまい、アンバサダーと比較して多少の飛距離の低下を招くことである。
それを少しでもカバーする為、五十鈴リールは各可動部にこれでもか !と言わんばかりベアリング化されており
これもフルチューンのキモとなっている。
さてそんな思い出深いBC-420/421をフィールドに持ち込んでみた
初日は群馬県の上野村にある冬季特設釣り場
先の台風により、甚大な被害を受けたが
驚異的な復旧により、例年に比べて区間限定的に解放
川沿いの道は、病み上がりで足元がおぼつかない私にとっても
ニーブーツでも釣りが出来るほど足場は整備されて釣りやすい
今回ストリームということで、IOS Wハンドルスワン 80mmを装着した手返し優先のBC-421 (左巻き)持ち込んだ
当日は山間の谷間らしく、朝夕は冷え込みがキツイものの
日中は小春日和の中快適な釣りが出来た。
この時期強い、ヘビーシンキング系ミノーでのヒットの大半は
40cmクラスのレインボー、ホーライとハコスチが半々のペースで釣れ続いた


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12月 6日 |
「ABUアンバサダー forエリアチューン」

季節柄管理釣り場に出向く機会が多くなってきた
スピニングの数釣りも悪くないが
ゆったりと、オールド・ベイトタックルでプロセスの深い釣りも悪くない
今回のリールはABUアンバサダー 2500C トラウトからバスまでオールラウンドなリールである
スプールは、流行の軽量スプール装着で、慣性力を抑えて1g台のキャストも悪くないが
私は急激に失速するのがどうしても違和感があるらしい
アンバサダーの場合、レベルワインドがキャスト回転時に作動する都合
その起動力を重めの純正スプールがフライホイールの役目を果たし
レベルワインドはその回転により、必要以上にスプールがオーバーランすることを防ぐ機能もある
よって遠心ブレーキのブロックが著しく小さいのはそのためである
アンバサダーの持ち味の一つ、終速まで伸びのあるキャストフィールは勿論フルチューンで3g台は楽勝。
飛距離に関しては軽量スプールだから遠投可能な万能選手というわけでもなく、
むしろ深溝の純正スプールのほうがバックラッシュの頻度が少ないのではないかと思えるほどだ
さらにストリームのベイトフィネスにおいては
ルアーの自重も4g以上と重く、コントロール性が重要視されるから
個人的に軽量スプールの出番はさらに無くなる
今回は個人的にエリア専用として入手した2500Cを実際にエリア用へとフルチューニングすることにした

ギアと軸類は徹底的に磨き込む 回転の質感に影響を及ぼすので気がぬけない
但し、場合によってはヘアラインは残す場合もあり
そこも精度の一部、アンバサダーならではのチューニング

ハンドルは、アンバサダー定番のIOSスワン。
1本1本、職人が丁寧に磨き上げ
アルマイトには表現できない、ステンレスバフ仕上げの光沢と質感。
アンバサダーがもっとも引き立つハンドルである

レベルワインドにはベアリングを組み込む社外品のポン付けカスタムパーツと違い、
純正ならではの精度の高い組み付けはキャスタビリティに影響する

ウッドノブは華やかな花梨でなく、黒檀をセレクト
ブランクから、同じ木目に近いものをペアでセレクトする
ノブはあくまでリールの引き立て役、そしてリールのカスタマイズの最大のポイントである

ブレーキブロックはIOSオリジナルブロック、柔らかめの耐摩耗性樹脂はブレーキライニングへの安定した密着性をもたらし、
精度の高い回転制御を可能にした
ブレーキブロック調整はラインカッターで容易にカット可能

アンバサダーでもっとも気を使うことは芯の出た回転の調整
遠投性能に影響するスプールの回転性は勿論
ダイレクトリール並みの軽やかなハンドリングこそIOSチューニングならではである。

シルバー好きの1軍コレクションに紅一点赤が加わった

アンバサダーの1ショット。
リール単体ではどうにもサマにならず
ロッドにセットしたら、リールに魂が宿るかの如くイキイキした表情をみせた
全く不思議なリールである
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