
*******シャンパンゴールドの誘惑********
| 巷に多く出回るリール専用オイル ほとんどの方は見た目も変わらないので どれを使用していいか判らない方も多く迷ってる方も多いと思う |
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| 着目してほしいのはそのオイルのルーツだ 厳しい釣りの環境から必要に迫られて生まれてきたオイルがIOS-01だということ けして思いつきや儲け主義で作ったオイルではないということをお話したい IOSFACTORYがプロデュースする「IOSー01」このオイルの誕生を語る時は IOSFACTORY の前身であったOkabassJapanの時代だから今から20年前の話をしなければならないだろう |
今からおよそ20年前、行きつけの釣り具屋さんから始めてお金を頂いた。
メーカーで修理されたリールが未だ芳しくなく、その再整備が認められてのことだった。
勿論 当時は今のように整備を本業にするとは夢にも思わなかったが・・・・
今もそうだが当時も専門の整備書もなく、試行錯誤の連続で、自分のリールを題材に悪戦苦闘の毎日が続いていた。
しかもリールの整備と並行してどうしても行きあたるのがオイルやグリスの問題だった。
考えられるほとんどの製品を試した。
しかし・・・・さらさらの溶剤入りオイルでは揮発してしまい油膜が張らず、塗布直後 数投でオイル切れというものもあった。
しかも樹脂ボディを醜く変形させてしまう。
スプレーオイルもその傾向があった。
車のエンジンオイルでは粘性が高くて粘り過ぎてしまうし、添加剤はリールボディにシミを作る。
グリスについても外国の一流リールメーカーのグリスでさえ揮発や酸化してしまうのか、茶色くコールタール状になったりしてしまった。
国産のリールグリスは粘度は低いが、夏場にオイルと分離し流れてしまう・・・・。
壁に当たった。。。。
安心して使えるリールオイルやグリスがほとんど無いのだ。
無ければ自分で作るしかない・・・・。 本業のケミカルのノウハウが役に立った。
少なくても自分が満足する最高のオイルを作ろうと決めた。
極寒から夏場の炎天下の車中までリールオイルは想像以上に過酷な環境の中で、最高の性能を長期に渡り維持しなければならない。
添加剤を入れると粘度がどうしても上昇する。
ベースとなるオイルを探すのに数年を要した。ホームセンターから専門店まで探しまくった。
候補に挙がった数種のオイルからさらに絞り込みの作業が続く。
有機溶剤が入ってないサラサラしたオイルが理想だが、意外と見つからない。
ようやく満足のいくベースオイルが見つかったものの、これだけではパフォーマンス不足だ。
ベイトリールで遠投を一日していると明らかに飛距離が落ちてきた。
添加剤がどうしても欲しかった。
再び添加剤を探すのに数年を要した。
ジェットエンジンのオイルやスペースシャトルにも使用されているというオイルの添加剤はオイルよりも大変高価で、中には胡散臭い物も多くあった。
考えられるものはほとんど試したが、ほとんどのオイルは高温下のエンジンなどの様に金属で構成されている中で性能を発揮するように出来ている。
反面 釣りは厳しい自然環境の中、使用温度領域も広くかつ金属以外にも樹脂やゴムで構成されているリールの内外部で常に最高の性能を発揮しないといけなし、釣りという大変メンタルな要素も大きく絡む状況でストレスを感じさせてはいけない。実践ではリールやオイルごときに気を遣っている場合ではないことが多いし、それくらいの耐久性も絶対必要になってくる。
それと同時に問題となるのは添加剤とオイルの相溶性の問題だった・・・。
ベストと思った添加剤が混ざらないのだ。
中には分離して白濁したり、ゲル状になるものまで様々だった。
来る日も来る日も添加剤のことで頭が一杯になった。
コンビニでガラスに写った猫背姿の自分に愕然としながら、付き合っていた彼女にも愛想を尽かされながら、いつしか”いいオヤジ”と言われる年代に突入した。

「これじゃ市販のオイルと同じだよなぁ・・・・」
いよいよ諦めかけてた時に偶然立ち寄った専門店で一つの添加剤が目に留った。
その頃は分子間の重合技術も身につけていて、調合のノウハウもかなり向上してきた。
半ば閃きと半ば期待感でその添加剤を試した。
見事に綺麗なシャンパンゴールドに混ざった!!!
しかもゴムやプラスチックを侵さない。
このオイルは金属に触れると10分ほどで金属分子間に浸透し、摩擦抵抗軽減はもとより、しっかりした回転が持ち味のオイルと感じた。
ここでIOSオイルの添加剤について説明しておこう。
摩擦軽減剤(金属同士の摩擦抵抗を低温から高温まで、極限まで軽減させる)
防水剤(水にされされる機会の多いリールには必須)
洗浄剤(金属の摩耗した汚れ分を滞留することなく循環させる)
油膜強化剤(極圧性能を高める)
非ニュートン系添加剤(遠心力に逆らいシャフトに絡みつかせる)

早速フィールドテストを隠密に実施した。
時刻は深夜の公園や川で、極々親しいエキスパート達と連日連夜ベイトリールのキャストテストを実施。
初めてこのオイルを塗布してキャストした時のインパクトは今でも忘れられない。
連日ベイトリールでキャストしても、ベアリングからのいつもの悲鳴に似た異音は聞こえてこず、飛距離が投げる度に増していき、サミングのタイミングが明らかにキャスト後半もしくは着底前ギリギリまで遅らせられることが判った。
コツを覚えてからは過去に経験したことが無いほどの飛距離が出るようになった。
スピニングリールに塗布すれば、その金属同士が浮いた感じでしっとり軽くリトリーブ出来る。
しかもこのオイルは塗布した翌日以降に更にしっとりスムースな回転に化けるという嬉しいおまけ付きだ。
そのあまりの熱心さは、深夜公園というシチュエーションと異様な光景で警官に職務質問されるまでになったが、懲りもせずに適正な粘度セッティングを求めてテストの日々は続いた。
これは使えると確信した瞬間だったが。。。。
時代はサラサラのリールオイルが持てはやされていた。
早速メーカーに売り込みに行くも 「値段が高い」 「もっと粘度を下げられないか?」と、全く相手にされなかった。
見せかけの粘度では半日しか持たなくて、リールにも悪影響を及ぼすと力説するも解ってはもらえない。
一般のリールにはこの粘度がベストだと説明しても解ってもらえなかった。
しばらく平行線が続いた・・・・。
突破口は紛れもなく世のユーザーだった。
スピニングリールは勿論のこと、ベイトリールの愛用者も多い。
地元のエリア「宮城アングラーズヴィレッジ」にて 度々無料塗布会を実施した。
今では2時間待ちも当り前のIOSイベントだが、マネージャーも当時は懐疑的で、来場者も3人程度という今からみたらなんとものんびりしたイベントだった。
しかし、リールに塗布した瞬間からお客の目の色が変わる気がした。
ほとんどのお客様がそのスムースなリーリングとスプールの回転、キャスト性能に大変驚き、違いの判るエキスパート達はIOS-01を支持するようになってきた。
そんな彼らの口コミやイベントでの協力を得て、ユーザーが少しづつIOSオイルを支持するようになってきた。
ついにあれほど渋っていたメーカーからOKが出た。
念願のIOSオイルが世に出ることになった。
とっても嬉しかった・・・・。
彼らは琥珀色に輝くIOS-01に魅了されているが、この輝きに数十年翻弄され魅了されてしまっているのは紛れもない私自身なのである。

(IOSとは International Oil Special の略で、世界的特別なオイルという意味です)