IOS製品の日頃のメンテナンス特集



〜 IOSオイルやギアグリス、そしてドラググリスを使用してのメンテナンス紹介 〜


メンテナンス前にお読みください

1 現代のリールはメンテナンスフリーとメーカーが説明しており、なかなかリール内部までアクセス出来ない機種もございます
  また構造上マグシールドや防水ラインローラーなどその他防塵システムには禁油の注意喚起がなされている場合があります
  このような箇所にオイルを塗布するとリールの不具合を招くばかりか、メーカー保証対象外となることがありますので御注意ください
  しかしながら、メンテ可能な箇所にメンテを施すことで、明らかな巻きの質感向上や回転性向上が体感出来るのが弊社製品の特徴です

2 リールメンテは個人の知識と技量の個人差が大きく、紹介しているのはほんの一部であり、
  個人で出来る所のみ選択して実施してもある程度の効果はございます
  あくまでも参考程度とお考えください

3 一部コンテンツでは工具を使った分解が紹介されてますが、工具はできる限り精度の高いものを使用し
  リールの破損やネジを舐めてしまったり、怪我をされないようお願いいたします


「スピニングリール編」


外回り注油

 

ハンドル軸受両サイドのベアリングはリーリングの質感を左右する重要なパーツです
また万が一雨の場合に事前にオイルを塗布しておくことで、ベアリング内に水が極力侵入しないバリア効果があります
回転性を向上するならIOS-01、耐久性を向上させるならIOS-02を塗布ください
塗布量は1滴以内で十分です
ただしマグシールドベアリングへの塗布は禁油です





ラインーローラーへの注油

 

ラインローラーへの注油は回転性を維持する為に釣行前後にお勧めします
また万が一雨の場合に事前にオイルを塗布しておくことでベアリング内に水が極力侵入しないバリア効果があります
但し現行リールの中には純正ラインローラーの場合、注油が厳禁の場合があるので御注意ください
マグシールドやシマノの防水グリス仕様でないIOSラインローラーなどの通常のラインローラーについては
装着ビスを緩めてその隙間から、回転性を向上するならIOS-01、耐久性を向上させるならIOS-02を塗布ください
塗布する時に事前に砂汚れがないことを確認ください
著しい砂汚れがある場合はベアリングに入らないよう慎重に分解して各パーツを洗浄してから組み直してください
同時にベアリングの回転を確認し、場合によっては消耗品であるベアリングの交換を行なってください





ハンドルノブの注油

 

ノブの隙間から回転性を向上するならIOS-01、耐久性を向上させるならIOS-02を塗布ください
塗布する時に事前に砂汚れがないことを確認ください
著しい砂汚れがある場合はベアリングに入らないよう慎重に分解して各パーツを洗浄してから組み直してください
同時にベアリングの回転を確認し、場合によっては消耗品であるベアリングの交換を行なってください




メインシャフトへの注油

 

スプールが装着されるシャフトのことです
根本には通常ベアリングがあり、シャフトとの動きでローター回転やオシレートの動きを出す最重要箇所です
シャフトのオイルが切れると作動時に異音が生じたり、巻きが重くなったりします。
塗布の仕方はメインシャフトに回転性を向上するならIOS-01、耐久性を向上させるならIOS-02を塗布ください
場合によりパッキンが装着されてる場合はパッキンを外すか上にずらしてその下に塗布すると効果的です





スプールドラグのオーバーホール

 

ドラググリスは使用していくとグリス切れや汚れ、水分の混入など本来の性能が出なくなります
定期的にドラググリスのオーバーホールをすることで安定したドラグになります。
ドラグがスプール内にある場合はスプールを外してプレートを止めているリングを外し
プレートとドラグフェルトをパーツクリーナーで洗浄後、よく乾燥したのち、フェルトに薄く膜が張る程度にドラググリスを塗布します
その後IOSドラググリスを装着順に組み込んで終了です

またカーディナルのようにドラグがリールボディ内部にある場合は
カバーを開けたのち、ドラグつまみを一番緩めた後見えるドラグワッシャにスプールを回しながらIOSギアグリスを直接塗り込みます




ギアグリスの塗布

 


シマノの10ステラ以前はオイルインジェクションをドライバーで開けてピニオンギアとドライブギアが合わさる所に
米粒大のギアグリスを23箇所塗布ください
ダイワのモノコックボディ2018年以降のリールについてはIOSディスクレンチにてサイドカバーを開けて
ピニオンギアとドライブギアが合わさる所に米粒大のギアグリスを23箇所塗布ください
その後注意深く元に戻してサイドカバーを確実に締め込んで、ギアのクリアランスが正常か確認後にリーリングしてください

その他のリールのギア塗布は機種毎に専門的要素が加わりますので
文面では伝わりづらく分解整備も含めて個人の責任で実施してください